『 トレッキングポール 』


登山用のストックは3段伸縮式。
■ストックは、バランスの補助程度。
ストックは、もともと雪山で使われていましたが、今では、無雪期のトレッキングでも使用されるようになりました。ストックは、必ずしも必要な装備品というわけではなく、山登りの基本は、2本足で歩くことが原則です。ストックの役割は、『バランスの補助』程度が正解です。
ストックに頼りすぎても帰ってバランス感覚が悪くなる場合もあります。特に、岩場や、鎖場など手を使う(3点支持)場所では、前もってストックはバックパックに収納して両手の自由を確保して歩きましょう。

グリップの形状は、ストックタイプと、T字型のステッキタイプがあります。平坦な道で使用する場合はT字型のステッキタイプも使用できますが、山登りには、ストックタイプ(写真)のグリップ形状がおすすめです。また、手の衝撃を和らげるアンチショックタイプ(バネ入り)もあります。

■ストックのトラブル。
数ある登山用品のなかで、一番トラブルのご相談が多い道具のひとつがこの伸縮式トレッキングポールです。いちばんは『伸縮機能部分の不具合』です。
原因は、雨の日にストックを濡らしたまま収納し、長時間放置したため、ストックポールの内側や、伸縮ジョイントネジが錆びて動きが悪くなったものがほとんどです。ポールをいくら回転させても固定しなかったり、長さ調節がやけに硬く動きづらいという症状です。ストックの内側は、塗装されていないため濡れて放置すると錆びやすいため、濡らしたらすぐに乾かすようにしましょう。また動きが悪くなった場合ポールを抜いて金ブラシなどで錆びを落とすとまたスムーズに伸縮しますので試してください。

おすすめは、LEKI(ドイツ) マカルーシリーズ、モンベル。





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