■やっぱり!お洗濯。

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CONTENTS
●やっぱり!お洗濯
・撥水加工と復元1
・撥水加工と復元2
・撥水加工と復元3
・上手な保管
・メンテナンスグッズ

代表的なゴアテックス素材をはじめ、登山用に作られたレインウエアのほとんどが、防水・撥水加工された透湿素材を使用しています。その優れた性能は、登山中の身体の安全を守る為になくてはならない重要な装備の一つです。いつもお世話になっているレインウエアも簡単なお手入れと、正しい保管の仕方で、その高機能を維持し長く快適に使うことができます。
それでは、これからゴアテックスレインウエアのお手入れ方法、保管方法を順番にご説明していきます。



まず、レインウエアの洗濯表示を確認してください。

洗い方:洗濯機で粉末洗剤をお使い下さい。石鹸のご使用はお避け下さい。
塩素漂白:できません。
アイロン:スチームアイロンを中温でお使い下さい。
ドライクリーニング:塩素系、石油系のいずれでもできますが、すすぎにはきれいなすすぎ液をご使用下さい。
絞り方:絞らないで下さい。
干し方:日陰でつる干しをして下さい。

洗濯表示にしたがいましょう。
ゴアテックスは、洗濯機やドライクリーニングなどどんな洗濯もできますが、ファスナーやボタンに使われている素材によっては、洗濯方法が指定されている場合もありますので、必ず洗濯表示にしたがって下さい。



準備をします。
まずは、お洗濯。このレインウエアーは、わたくしが5年間愛用している日頃あまりメンテナンスをしていないゴアテックス製の雨具です。最近、撥水性もだいぶくたびれてきました。この際、きれいになっていただきましょう。
ゴアテックスは洗濯機でも洗えますが、生地の痛みを考えると手洗いでソフトに洗うのがベスト。洗剤は、NIKWAX テックウォッシュ(洗濯洗剤)を使います。私もこの洗剤を使うのは初めて。生地の撥水能力を守りながら洗濯ができる特殊洗剤です。
写真をとるため、桶には中がよく見えるクリアボックスを使います。半分(1着あたり18L前後)くらいまで温水を入れます。ドロ汚れやホコリなどきれいに洗い流します。


先に部分洗い。
特別なことはありません。普通の洗濯と同じです。
まず、汚れのひどい部分に洗剤を直接つけます。


ひどい汚れを落とします。
やさしく"ゴシゴシ"部分洗いをします。


テックウォッシュを適量。
部分洗いができたら、桶に全体を浸けて、洗剤を適量。使用方法にしたがい、お湯は18Lを超えていないので洗剤100mlを注ぎます。ちなみに今回、テックウォッシュ1Lボトルを使用していますので、1ボトルで10回洗えるということになります。
■NIKWAX テックウォッシュ 1000ml(洗濯洗剤) 1,760円(税別)


じゃぶじゃぶ。よく洗います。
洗剤を注いだらよくかき混ぜながら、全体をよく洗います。少し"ぬるっ"とした感じでよくあわ立ちます。
洗濯機の場合:弱流(ソフト)にセットし、ベルクロやファスナーをすべて閉じて洗濯してください。そして、脱水は厳禁


15分間浸けおき。
よく洗ったら、15分間つけておきます。よく汚れが落ちているようです。洗濯水がだいぶ黄色くなりました。


洗剤をしっかり濯ぎます。
洗剤は排水に流し、洗剤が残らないように、全体をしっかり濯ぎます。NIKWAXは、環境にやさしい洗剤ですが、排水はきっちり排水管へ流しましょう。


日陰干し。
濯いだあとは、絞らないでください。そのまま日陰に吊るして干します。つづいて、撥水加工をします。撥水スプレー缶(石油系)を吹付ける場合は乾いた状態ですが、今回使用するNIKWAX TXダイレクトスプレー(撥水)は、生地が濡れている状態で、スプレーするため、しずくが落ちない程度になったら次へ






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