■撥水加工と復元 1

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『撥水はっすい』というのは、防水(ぼうすい)という意味ではありません。こちらを参照してください。(撥水加工と防水加工)
ゴアテックスに限らず、あらゆる撥水加工を施された素材は、紫外線・磨耗などの影響をうけて『撥水性能』は低下していきます。
レインウエアーの防水性能が低下し水漏れしているときは、ユーザー自身で補修することは困難な場合があり、ショップやメーカーに依頼して修復する必要がありますが、撥水加工の低下については、市販の撥水スプレーなどを使用すれば、その性能を復活させることは容易にできます。


これから撥水加工をします。
水を全く弾いていません。まるでワックス切れの車のように"べったり"としています。
ではこれからNIKWAX TXダイレクトスプレーをかけてその効果のほどを試してみたいと思います。
従来の石油系の撥水スプレー缶は、乾いた状態で、スプレーしますが、NIKWAXは水溶性のため湿った状態にかけたほうが、生地の中まで浸透して定着させるため、効果が長持ちします。


全体にムラなくかけます。
全体にかけます。このときあまりかけすぎないように注意してください。
NIKWAXには、他に水に浸けおきして撥水処理をするタイプがあります。
■NIKWAX TXダイレクトスプレー 300ml 撥水 1,200円(税別)


塗布したあと。
ニクワックスは、乳白色の液体です。塗布したあとはその乳白色の液体が残っています。そのまま乾かすとムラになり仕上がりがきれいになりません。塗布した後は、水を絞った布で全体にのばしながら拭き取ります

拭き取り。
拭き取りは、やさしく。あまり力をいれる必要はありません。全体のムラがなく、乳白色の液体がなくなればOK。


日陰干し。
レインウエアーは、表の生地にナイロンを使用しています。ナイロンは、紫外線にあてると劣化を早めてしまいます。保管するときもそうですが、乾かすために干す場合も必ず直射日光を避けて、風通しの良いところで干すようにして下さい。それでは、完全に乾かします。


熱処理。
十分な洗濯と乾燥を行ったあと、乾燥機や、スチームアイロンで熱処理をします。こちらも必ず洗濯表示に従ってください。スチームアイロンを低中温(140〜160度)をかけます。ゴアテックスは、生地に直接アイロンがけができますが、直接当てると生地が照かることがあるため当て布をします。熱処理をすることにより撥水性分がよく定着します。
これで完成です。






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