登山靴専門店 バックカントリー穂高

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登山靴のお手入れについて 重要!




 

革(レザー)の登山靴は、お手入れをしないと

3年しか持ちません!





登山靴のお手入れ
この2つの登山靴は同じモデルのヌバックレザーです。
左:Before(お手入れしていない状態) 右:After(お手入れした状態)


『保革・栄養不足の革製の登山靴は、3年しかもちません!』

登山靴の"革(レザー)"の栄養不足による"紙現象"が目につきます。


段ボール紙が水に濡れた後乾くと、バリバリになってしまうのと同じような感じです。

とくに一般の登山用具店では

店員「スプレーだけでいいよ。」


と聞いて、それを信じて使っている方に多いです。



そのスプレーだけでは、ヌバックレザーは、革の繊維が知らずに傷んできます。



ヌバックレザーの登山靴はできれば10年位は、履いていただきたいものです。



しかし、そのためには、正しいお手入れが欠かせません。



ヌバックレザーの登山靴には必要な栄養分を与えて、保革しなければならないのです。



ヌバックレザーの登山靴をよみがえらせる方法をこれからご説明していきます。



登山靴 ワックス



■登山靴のお手入れ方法をご紹介します。
(ヌバックレザー編)


ここでご説明する靴の種類は、
登山靴の種類/ LOWA TAHOE PRO (トレッキングシューズ)
革の種類/ ヌバックレザー(2.4mm)
カラー/ ブラウン

・靴の種類や状況により、お手入れ方法は、若干変わります。


■まずは準備をします。


山から帰ったら、できるだけ早めに、泥汚れ、砂などの汚れを洗い流してください。その後、足りなくなった防水性や栄養分などを補給し、いつもベストな状態を保つように心がけましょう。

では、これから、このコーナーで、ヌバッグレザーの登山靴のお手入れ方法についてお話ししていきます。

登山靴のお手入れをはじめる前に、必要なグッズをご用意ください。今回は、フルでメンテナンスしますので、防水ジェル、ヌバックローション、コロニル秘伝のワックス、専用のみがきブラシなどを準備します。

→→お手入れセットはこちら


レザー登山靴手入れ



■靴紐を解きます。


汚れを落とすときや、ワックスなどを塗りこむときに、靴紐は解いてください。

夏山登山教室



■インソールも取り出します。

登山靴の内側も掃除するために、インソールも取り出してください。

汗などで湿っている場合は、陰干しで良く乾かします。

 

学校登山

 

■靴の中の砂や木屑を取り除きます。

登山靴の中に入ってしまった砂や小石、木くずなどは綺麗に取り除いて下さい。砂などが入ったまま、登山靴を履いてしまうと、登山靴の内張りが破損してしまい、穴が空いてしまうと、漏水の原因にもなります。

学校登山



■靴の中もきれいに。

靴を逆さまにして、手で砂などを外に取り除きます。樹の枝や、植物の種などもしっかり取り除いて下さい。

 

学校登山

 

■靴の表面の泥や砂を水洗い。

靴の表面を、タオルやブラシなどを使い、しっかり、水洗いしてください。泥汚れには、カビの菌などの雑菌が含まれているため、放置していると、劣化を早めます。

泥汚れや砂埃は、水洗いできれいにあらいながしてください。

 

※革製品は、水に濡らしても問題ありません。大胆にバシャバシャ洗ってください。

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■ソールは真鍮の金ブラシを使います。

ソールの汚れは、真鍮の柔らかいブラシを用意して、泥汚れをしっかり洗い流してください。

 

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■汚れ落としには磨きブラシも使います。

皮部分の泥汚れがひどい場合は、磨きブラシや、タワシなども有効です。皮の毛穴につまった泥もできるだけ洗い流して下さい。

学校登山

 


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