登山靴専門店 バックカントリー穂高
登山靴の"革(レザー)"の栄養不足による"紙現象"が目につきます。
とくに一般の登山用具店では
と聞いて、それを信じて使っている方に多いです。
そのスプレーだけでは、ヌバックレザーは、革の繊維が知らずに傷んできます。
ヌバックレザーの登山靴はできれば10年位は、履いていただきたいものです。
しかし、そのためには、正しいお手入れが欠かせません。
ヌバックレザーの登山靴には必要な栄養分を与えて、保革しなければならないのです。
ヌバックレザーの登山靴をよみがえらせる方法をこれからご説明していきます。
山から帰ったら、できるだけ早めに、泥汚れ、砂などの汚れを洗い流してください。その後、足りなくなった防水性や栄養分などを補給し、いつもベストな状態を保つように心がけましょう。
では、これから、このコーナーで、ヌバッグレザーの登山靴のお手入れ方法についてお話ししていきます。
登山靴のお手入れをはじめる前に、必要なグッズをご用意ください。今回は、フルでメンテナンスしますので、防水ジェル、ヌバックローション、コロニル秘伝のワックス、専用のみがきブラシなどを準備します。
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登山靴の内側も掃除するために、インソールも取り出してください。
汗などで湿っている場合は、陰干しで良く乾かします。
登山靴の中に入ってしまった砂や小石、木くずなどは綺麗に取り除いて下さい。砂などが入ったまま、登山靴を履いてしまうと、登山靴の内張りが破損してしまい、穴が空いてしまうと、漏水の原因にもなります。
靴を逆さまにして、手で砂などを外に取り除きます。樹の枝や、植物の種などもしっかり取り除いて下さい。
靴の表面を、タオルやブラシなどを使い、しっかり、水洗いしてください。泥汚れには、カビの菌などの雑菌が含まれているため、放置していると、劣化を早めます。
泥汚れや砂埃は、水洗いできれいにあらいながしてください。
※革製品は、水に濡らしても問題ありません。大胆にバシャバシャ洗ってください。
ソールの汚れは、真鍮の柔らかいブラシを用意して、泥汚れをしっかり洗い流してください。
皮部分の泥汚れがひどい場合は、磨きブラシや、タワシなども有効です。皮の毛穴につまった泥もできるだけ洗い流して下さい。