登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Nov.2010


~・~ チャレンジ・冬山支援キャンペーン1 ~・~

冬山は、どこから、始めればいいのか?

そんな方のための教室を開催します。
BCプレミアム会員様は無料です。




12月 冬山講座 ~ 基礎編 ~



日程: 12月5日、12日、19日
時間: A 10:00~13:00 、 B 13:00~16:00
講習費:一般 1500円・プレミアム会員さま無料
教室場所:BC穂高内 机上講習
1教室の席数:6名様 ※全教室18名様限定

12月の教室
空席状況
教室時間A
10:00~13:00
教室時間B
13:00~16:00
5日
12日
19日

…空席3名様以下
×…空席ありません

≪冬山教室 講座内容≫

1、これだけ守れば、山で遭難しない3つの重要な原則

2、基本装備についての超基本

3、太田が使う冬山ウエアのスペシャルフォーミュラー

4、ツエルトはどんな時に必要か?

5、登山靴の歴史とアイゼンについて

6、手が凍傷にならないためのグローブの使い方

7、体感温度-50度でも快適なウエア

8、みんな間違えているピッケルの使い方

9、冬山の登山靴と夏山の登山靴

10、生き残るための非常食の考え方

その他・・・




10項目以上のテーマでお話しします。

この約3時間の教室でお話を聞くだけで
冬山の装備のこと、歩き方、遭難しない考え方
のコツを、すべて知ることができます。

登山ショップで太田が11年間働いてきた中で
道具を試したり、経験を通じて得た、装備のノウハウ
歩き方のコツをすべてお話しします。


教室が始まってから、終了する3時間後には、
ベテランの知識やノウハウを、あなたは知っていますので
これから装備を揃えるときの不安や迷いはなくなります。

また、装備の正しい使い方もマスターしているため
スムーズに冬山や雪山をお楽しみいただけます。

登山ショップの店員さんから、3時間もの時間
集中して、冬山についての基礎知識をすべて聞ける
機会は、めったに無いと思います。

1教室6名さまの座席しかご用意できません。

これから冬山をはじめる方で、最初に基礎知識を
聞きたい方は、お早めにお申し込みください。



こちらのフォームからお申込みください。

入力欄の その他 に、日程と時間帯 → 例 12月12日希望 とお書きください。




この講座に参加されたゲストの皆さまには★

実際の冬山で入門体験登山(八ヶ岳)から5月の
涸沢雪上訓練まで、ご参加いただける
ステップアッププログラムをご用意しています。


ステップアッププログラムは、実際の冬山で
基礎を学ぶことができます。

技術講習がメインですので、歩きは少ないです。



お申込みは、オンラインまたは
店頭にて受け付けています。

いずれも、1教室の定員は6名さまとなります。


↓↓↓こちらのフォームからお申込みください。↓↓↓


≪参加申し込み≫


入力欄の その他 に、日程と時間帯 → 例 12月12日希望 とお書きください。



~・~ チャレンジ・冬山支援キャンペーン2 ~・~

冬山装備品または、冬のウエアなどを
合計で3万円以上お買い上げのBC会員さまに
プレミアムメンバーズバッグ会員さまにご招待。


新規プレミアム会員さまには
BC社特製のメンバーズバッグを
無料でプレゼントします。

※冬装備品とは、登山に使う装備のことで
冬登山靴、ピッケル、アイゼン、スノーシュー
ウエア、サングラス、リュックなどが含まれます。

※冬のウエアとは、冬に着るウエア全般のことで
ダウンセーター、フリース、 アンダー、ソックス
パンツ、などが含まれます。


11月30日 ()


最後の定休日

BC穂高は、定休日がある月が1年のうち

10月、11月、1月、2月、3月の5ヶ月間

に設定している。

んんん、そうか、来月の12月は、無休なんだ。


今日は、お店の照明工事のため、朝8時に
出勤した。

珈琲コーナーが今、パタゴニアウエアコーナーに
なっていて、今までの照明器具では、暗いため
スポットランプを8台取り付けて、明るくする工事である。

工事中の間にも、お客さまがご来店されるため
いつものように、工事営業日となってしまった。



~~ 業務連絡 ~~


◆しげちゃんへ、パタゴニアのジャケットは12/3入荷予定
です。

◆勝野さん、NEMOのテントは、来春の予定です。

◆今週末(12/5)の冬山講習は、まだ、若干の空席があります。
プレミアム会員さまは、参加無料です。(プレミアムキャンペーン開催中!)



11月29日 ()


パタゴニアのダウンセーターの
フーディー(フード付)は2010年
秋冬から新しく登場した。

山でバリバリ使うなら、フードのない
ダウンセーターのほうがいいかもしれない。

でも、アウトドア街着や軽い冬山で
使うなら、お洒落なフーディーが
魅力的なジャケットである。

ぼくは、AUTUMN LEAFという
メンズの黄色いジャケットを購入した。

ユカは、PURPLEという紫色を
お気に入りで毎日着ている。

襟にフードがついていると
フードをかぶっていなくても
肩や首元が暖かい。




この夏、北穂の小屋のスタッフを経験された
みさこさんは、この冬から、また看護婦の
お仕事に戻られるそうだ。

今日は、夜勤にも着られるという

パタゴニアのダウンセーターフーディーを
お選びになられた。

看護婦さんのお仕事をがんばってください。




~~ 業務連絡 ~~


◆奈良の玉置さん、遠くから教室にご参加いただきまして
ありがとうございました。
奥さまのC4はいかがだったでしょうか?
奥さまと、ご一緒に楽しんでいただければうれしいです。

◆勝野さん、NEMOは現在問い合わせ中です。
パタゴニアのナノパフは明日の入荷予定です。

◆長野さんのGPS62SJは、シティーナビV11と
TOPOPLUSを組み込んで、SD8GBをサービスで
つけて本日お送りしました。マップはSDに転送です。

◆石川の山口さん、パタゴニアのナノストームは
明日の入荷予定です。近日中にお届けしますので
おたのしみ。

◆しげちゃんへ、KSPのPジャケットは、この間の
教室でのチェックポイントをちゃんと確認してから購入して
くださいね。
中綿裏地なしで、冬フード、ザラザラ素材、大きいポケットですよね。
わからなかったら、松本店からジャケットの品番を電話
くれれば、調べてアドバイスします。


◆BC CLUB会員のみなさまへ

日本全国に、登山やアウトドアの良いお店は、たくさんあります。

安曇野松本だけでも、モンベル、カモシカ、ICI、ブンリン
そして、BC穂高、各お店には、良いところや特徴があります。

カモシカには山道具の品ぞろえが充実しています。
モンベル製品は、豊科に完璧に揃っています。
山スキー関連は、ブンリンさんが充実しています。

BC穂高は、ますます太田セレクトショップを目指します。

多くの方に、山を快適に楽しんでいただくことだけを考えて
こだわっていきます。

BC穂高だけでしか味わえない、登山教室、ツアー、各種保証や
安心、サービスを確立していきます。

だから、いろんなお店の良いところだけを是非お楽しみください。

BC穂高もその一つとして、ご利用ください。

BC穂高では足りないところもたくさんあります。

そのかわり、他のお店より良いところを、これからも
たくさん作って行けるよう努力してまいります。

BC穂高では、どうしても、ご満足いただけないことで
他店で叶えられることは、「○○ショップで可能です。」という
ようなご案内をさせていただく場合があります。

時には、ホームセンターに売っているモノかもしれません。

だから、ご遠慮なく、いろんなお店の良いところだけを
お楽しみください。


太田



11月28日 ()


今日も、午後1時から講習会が
はじまった。

2回にわけて、5名ずつのご参加を
いただき、約3時間ずつ連続で開催した。

ぼくは、前回までの反省で、なんとか2時間という
教室の時間に間内に終了したいところではあるが
今日も3時間ほどかかってしまった。

ぼくは、6時間ぶっ通しで話し続けた。

2回の教室が終わったときぼくは、
もう、ヘロヘロになっていた。

教室にご参加いただいた皆様も、3時間もの
時間、硬い椅子にお座りいただき、休憩もなしで
すみませんでした。

教室の内容で、ご不明だった所があれば
また、お店で、ご質問ください。

すべて、お答えします。



11月27日 ()


神奈川のKさんが、これから徐々に
冬山にチャレンジされるということで
ピッケルとアイゼンをご購入された。

Kさんの登山靴は、シリオのワイドタイプで
10本爪アイゼンもワイドタイプで合させて
いただいた。
Kさんにも、プレミアム会員登録をいただき
できれば、12月中に冬山講習会にご参加
いただけるようお願いした。







LOWAの冬靴シルバーホーンを
フィッティングされたYさん。

先週の講習中に登山靴を見に来られたが
ぼくは、講習会に集中していたため、ご相談を
お聞きすることができなかった。

そして、今日、再びご来店いただき
じっくり、冬の登山靴をフィッティング
させていただいた。








人々の心の中には、物欲の神様が住んでいる。

その物欲の神様は、ときどき
心の奥から声が聞こえてくることがある。

それは、宝箱のようなお店に入ると
心の奥から、声が聞こえてくる。

ぼくのお店に入ったお客さまの中には
じっと耳をすまして、心の声を聞いている
人がいる。

その声を無視する人もいれば・・・

心の声を見極めて、目を輝かせて
人生を楽しんでいる人もいる。

ぼくは、人生を楽しみたい人を
応援するのが、仕事である。

お客さまが楽しまれているご様子を
見たり、感じることができたときが
一番うれしい。

きょうも、何度も、うれしい瞬間を
感じられた一日だった。



奥さまは、パタゴニアのダウンフーディーで

新規プレミアム会員さま登録を

いただいたKさんご夫婦。

NEMOのANDIというテントを
ご注文いただいた。

NEMOというテントははじめての

取り扱いになるため、入荷が楽しみだ。






11月26日 ()


冬山で着るウエアの考え方を
お話しします。

冬山で体感する気温差はどのくらいだと
思いますか?


じつは、最大で+-60度にもなります。

2月の3000mの稜線でも
その時の気圧配置によっては
雨が降ることがあります。

冬山でも、暖かい日は、気温が
+10度ほどある場合があります。

そして、冬型の気圧配置で寒気が
日本列島に押し寄せると、北アルプス
などの山は猛吹雪になることがあります。

燕岳の稜線で、最低気温は、-20度
くらいまで、下がります。

そして、季節風(ジェット気流)の
関係で、稜線は、風速10m~50m
も吹きます。

人が行動できる限界の風速は約20m
くらいです。

でも、ときどき、30mの突風も
吹きます。

風は、体感温度を下げると言われています。

風速1mで体感温度が1度下がるそうです。

すると、-20度の気温に風速30mの
稜線では、体感温度が-50度になると
いうことです。

冬山は、これだけの温度差にみまわれますので
ウエアは重要な装備となります。

とくに冬山は、歩いていると汗をかくことも
凍傷になるほど、厳冬の寒冷にさらされることも
あるのです。

それだけの気温差に対応するウエアの着方を
我々は、レイヤーリングと呼んでいます。

レイヤーリングとは、あらゆる天候条件でも
体温を下げることなく、快適に過ごすための
手段です。

一番下には、薄いウールかポリエステルの
素材を着て、その上に、ミッドウエイトアンダー
を着て、薄手のフリースを着て・・・・

という順番も大切な要素です。


太田セレクトスペシャルフォーミュラーは
一番下からアウターまでが、6枚です。

そして、ボトムは4枚です。


その6種類のウエアを巧みに組み合わせることで
あらゆる状況でも、快適に歩くことができるのです。

なるべく、薄いモノを組み合わせるほうが
重ね着の幅が広がります。

とにかく、冬山のどんな条件にも対応する
ことが大切です。

たとえば、寒さに対応するアウタージャケットに
中綿入りを選んだとしたら、どうでしょう。

寒い状況では、ポカポカ暖かく快適です。

しかし、雪が降る暖かい日に、標高の低いところから
歩きはじめるとしたらどうでしょう?

アウターを脱ぐと、フリースなどが雪に濡れます。

だからと言って、中綿入りのジャケットを着て
登ると、汗で濡れてしまいます。

濡れた水分は、冬山では、乾きません。

そのまま、高度を上げていくと、やがて
-20度の稜線に辿りつきます。

もちろん、濡れた中綿入りジャケットや
ほかのウエアがバリバリに凍ります。

その時点で、行動不能な状況に
なるかもしれません。


手袋も同じことが言えるのです。

だから、あらゆる状況に対応するためには
中綿はダウンジャケットを別に持って行き
アウターはシングルのペラペラなウエアで
対応する方が、幅が広がるということなのです。


最近は、いろんなウエアがありますので
どれを、どう、組み合わせたらいいのか???

というあなたのために、毎週日曜日に
開催している冬山教室では、ガイドの太田が
実際に、冬山で体験した中からベストな組み合わせ
をご紹介しています。

太田の冬山ウエアの6枚を実際にお見せしながら
お話しさせていただきます。


教室に参加するだけで、プロガイドが使っている
レイヤーリングスペシャルフォーミュラー
知ることができるのです。

内容は、本やガイドブックには載っていません。
太田の実際の経験からお話し致します。

教室の時間は、約3時間です。

登山のお店で、3時間もの時間をかけて、スタッフから
装備のことをすべて聞ける機会は、あまりないと
思います。

参加は、BCメンバーズカード会員さまだけです。

12月19日までに、冬山装備を3万円以上
ご購入の方は、プレミアム会員さまへのご招待
特典が付きます。


参加費は無料(返金)になります。(プレミアム会員特典)


冬山教室は、12月の各日曜日に、1教室限定6名さま
だけ参加していただけます。

11月の教室は、すべて満席になりました。

冬山に興味がある方、これから冬山を始めようという方
のための教室です。



お申込みは、

こちらのフォーム


から、お申込みください。


各教室は、先着6名様で、締めきります。
場所の関係で、それ以上入れないからです。

冬山をはじめる気のな方、ベテランの方は
お申込みをおやめ下さい。

これから始めたいけど、わからない方のために
席を空けておいてください。

BC会員さまは参加費が1500円ですが
プレミアム会員さまは、無料です。


教室は、冬山のすべての装備に関して
バックカントリー穂高標準の
冬山装備表をお配りして、1つ1つ
詳しく、ご説明していきます。

だから、冬装備をトータルで理解いただく
ことが可能です。

太田の失敗談なども、あなたが失敗しない
ためにお話しします。


是非ご参加ください。



冬山教室に参加する


お申込みフォームのその他の欄に、参加希望日を
”12日”という風にご記入してお送りください。


11月25日 ()


今日は、ぼくが、むかし、山岳ガイドを本業と
していたときの出来事を話そうと思う。



太田 危機一髪 ~第一弾~




季節は、3月中旬、白馬栂池では、東邦航空の
ヘリスキーや、バックカントリーで白馬乗鞍岳が
賑わっている雪山シーズン真っただ中である。


当時のぼくは、旅行会社の雇われガイドや
先輩ガイドのサブを務め、ガイド経験を積んでいる
駆け出しの頃だった。

いつものように、Aガイドが企画して開催した
3月の雪山の白馬岳登山ツアーに、ぼくはサブガイド
として参加した。

今回のお客さまは、5名である。

うち男性3名、女性は2名だった。

1泊のキャンプのため、食料やテントなどの荷物が多く
ガイド2名という形態でツアーは開催された。

入山日。

初日にあたる今日は、白馬栂池スキー場から
歩いて、白馬乗鞍岳まで登り、すぐそばの
白馬大池という場所でキャンプを予定していた。

翌朝は、早朝から白馬岳を登頂して、登ったルートを下り
そのまま下山する計画である。

キャンプ地の大池までは、天候もよく、順調に到着した。

途中、ヘリスキーを楽しむ、スキーヤーやボーダー達を眺めながら
ゆっくり、白馬乗鞍岳まで登り、大池に到着した。
大池は、雪に埋もれて、ただ広い平らになっている。

テントを設営する場所を決め、その場所に荷物を下ろした。

そこは、山小屋のあるあたりで、今は雪に埋まっている。

キャンプに選んだ場所のは、小蓮華岳に登る登り口の傾斜がはじまる
麓あたりで、単純に風を避けるのに都合のいい場所だった。



そして、その夜に事件はおこった。


斜面と言っても本当に小さな丘のような斜面で
少し、雪を削り、壁を作りながら、小さな斜面を
背負って、テントを2張り設営した。

夜になるにつれ、降雪は勢いを増し、風も吹き荒れ
はじめた。

今回使用しているテントは、4~5人用のエスパース3季用と
ガイド用に持ってきたアライテントのゴアライズ2の
2張りである。

エスパースは、グリーンのカラーで床面積が210cm×210cmの
正方形で、3季用のナイロン本体にフライシートを
かけるタイプである。

ガイドが使うために持ってきたゴアライズ2は、ブルーの
ゴアテックス素材の本体で、シングルで使えるオールシーズン
テントである。

エスパーステントは、お客さまにご利用いただき夕食をそのテントで
振る舞った後、明日の登山に備えて、早めに休むことにした。


夜8時ごろ、我々ガイドの2人は、ガイド用に設営した
ゴアライズ2に移動して、少しお酒を飲んでから、シュラフに
潜り込んだ。

夜中も、降雪は止む気配も無く、ガイド2人は、交代で
2つのテントにかぶさった雪を取り払う作業をしていた。

その時はまだ、まさか、自分たちが、
あのような出来事に襲われる
とは、思ってもいなかった。


夜中の0時をまわった頃・・・


テントの上の斜面から、今まで降った50cmほどの新雪が
流れるように落ちてきはじめた。

雪は、テントにかぶさり、テントの斜面側が、少し雪で押し
つぶされるようになってきたのである。

それでも、雪かきをしながら、朝が来るのを待っていた。



0時30分ごろ、ドサッドサッという音とともに異変が起こった。



我々が寝ているテントは、あきらかに今までとは違う
大量の雪に押しつぶされてしまったのである。

斜面側のテントの天井部分がゆっくり、つぶされてきて
ギュギュッという音とともに半分ほど潰れた状態で止まった。

ぼくたちガイドは、飛び起きた。

幸い、テントは、斜面側が半分潰されたけど、動けるだけの
空間が残っていた。

ぼくは、雪がかぶった天井部分を手で押してみた。

雪の重さは、手の力だけでは、ビクともしないほどに
重たかった。

ぼくたちが置かれている現状が、どういうことか
すぐに理解できた。



しまった。テントが完全に埋まった。



ゴアテックスの生地は、ほとんど伸びない素材のため
そのゴアの生地の張りで、テントは、半分ほど凹んでかろうじて
止まっのだ。

テント内は、半分の空間がのこり、我々は、身支度を整えて
かろうじて、雪の外に出ることができたのはラッキーだった。



そして、隣に張ったエスパースのナイロンテントを見ると・・・



完全に潰された状態で雪に埋まっていた。

ショベルを持ち、5人が埋まっているテントを掘り出し
上に乗った雪を取り除いた。

暗闇にヘッドランプで斜面を照らしても
雪が舞っているだけで、何も見えない。
雪崩は、まだ、来るかもしれない。

急がなければならない。

風と吹雪は、ゴーグルがないと
目を開けていられない状況である。

折れたポールを持ちあげて、テントをひとまず立て直し
お客さまに身支度を整えるように指示をする。

テントは、すでに破れてる部分もあり
フレームも折れてしまっている。

登山靴を履かせて1人ずつ外にでていただき
斜面から少し離れたところに避難して、待機していただいた。

ひとまず、ガイド用のゴアテントを斜面から離して張り、
女性はそのテントに入っていただき、無残に潰れてしまた
5人用のテントを男性のお客さまとガイドの2人は、かぶる
ように、風をしのいだ。

やがて、朝が来て、完全に埋まってしまっている、昨日我々が
テントを張った場所を眺めた。

そして、一晩で80cmほどの雪が降り、太ももまでの
ラッセル状態となっていた。

我々は、登山を中止して、そのまま下山することにした。



この事件は、ガイドが選んだキャンプ設営場所が
間違えていたことにあった。



斜面を背負った場所にテントを張ったため、昨夜降った50cmほど
雪が、緩斜面とはいえ、その重さで、流れ落ちてきたのだ。

後で、考えると、笑い話なのか?それとも、教訓になったのか?

我々ガイドも含めて、雪に埋もれた7人の命を救ったのは
耐加重性が強く、伸縮性の極めて少ないゴアテックス素材の
テント、ゴアライズ2だった。

ナロンテントは、生地が伸びるため、雪の重さに耐えることなく
ペチャンと潰れてしまうことがわかった。

全身を雪の重さに押さえられるとまったく身動きがとれない。

お客さま5名は、自力での脱出が不可能だった。

ガイドの2人も、完全にテントが潰れていたら、同じく
雪に埋もれたまま、脱出することはできなかっただろう。

それ以来、ぼくは、ゴアテックステントの安全性について
冬山用にテントを購入されるお客さまには、必ずそのお話しを
している。


今日、新開発の冬山対応オールシーズンテントが
BC穂高に新入荷したので、この話をさせていただいたのだ。


ぼくが山で、失敗してしまった、恥ずかしい経験が
もし、あなたのお役にたてれば幸いである。


登山用テントメーカーのアライテントから
ゴアテックスをさらに進化させたX-TREXファブリクスの
新型テントが新発売されたのだ。

X-TREXは次世代のゴアテックステント生地として
ゴア社が開発した新素材で、軽量性、コンパクト性
が少しアップした。

そのテントの名前は、X-RIZEで1~3までの
サイズがラインナップされている。

シングルテントのため、設営時も簡単で、さらに
3枚の布を張り合わせたX-TREX素材は、耐摩耗
耐久性に優れ、ぼくたちを救ってくれた、強度を
持っている。

テントの仕様は、いままでのゴアライズと変わりなく
生地のみの変更で、50g~80g軽くなった。

あのとき、ぼくがゴアライズ2を使用していなかったら
今日、この日記を書いていることは、なかっただろう・・・





【コメント】


X-RIZEは、強いとはいえ
いくらなんでも
強烈な雪崩に襲われたら
耐えることは、不可能だろう。

しかし、伸縮性のある
ナイロン生地のテントより
耐久性にも優れている。

そして、なにより
このテントは耐風性に
優れている。

設営も単純で
悪天候でも簡単に
設営できることがすばらしい。

この新素材は、結露も少なく
柔らかく、軽量に進化したのだ。

冬場のテントには、X-RIZE
を使うといいだろう。

このテントは、オールシーズン型なので
もちろん、夏場も使える。


あ、そう、それともう一つ

冬山には

雪崩ビーコンの携帯を

わすれずにね!



11月24日 ()


くじら雲 ~ お当番日誌 ~

今日は、歩海(あゆみ)をつれてぼくは
くじら雲のお当番の日。

当番とは、保護者も、子供たちに交じって
遊ぶ日。

ぼくは、茜空がくじら雲に通いはじめてから
2年間は、まったく、くじら雲に足を運ばなかった。

理由は、お店の営業時間が、夏は4時からはじまり
それ以外の季節は6時からで、年中無休にしていたから
である。

今年の2月に突然の入院生活を体験し、その8日間は
ユカに生後5カ月の歩海をかかえて、お店番をして
もらった。

そのときに、くじら雲に通う子供たちのご家族に
茜空の送り迎えをしていただいたり、夕飯まで
ごちそうになったり、ぼくたちは、たすけていただいた。

退院した次の日、ぼくは、お店の営業時間を短縮した。

夏季以外の平日は、9時30分からの開店に変更することで
茜空がくじら雲に通う時間に合わせたのだ。

そして、火曜日定休日は、できるだけ、お当番に
出かけようと思うのである。




今日のくじら雲は、薪はこびと、おもち搗きの日だった。













































11月23日 ()


プレミアム会員のYさんがご来店された。

Yさんは、今年のクリスマス燕岳登山教室に
ご参加されるご予定で、準備中である。

Yさんは、先日の冬山講習基礎編を受講され
冬の登山靴、アイゼン、ピッケルを新調された。

今日は、グレゴリーの70リットルのバックパック
をご用意された。

Yさんの冬山登山は、もうすでに始まっている。




太田のお昼は、らーめん。




チャレンジ冬山支援プログラムの冬山教室は
今週末も開催する予定で、もうすでに満席と
なっている。

12月からは、1日1回の開催に変更した。

その理由は、1日2回は、きついからだ。

いくら、山の道具について、しゃべりまくることが
仕事で天職のぼくでも、1時から6時までほとんど
休憩なしに、ぶっ通しで、しゃべるのはつらい。

できるだけ、多くの会員様に、冬山の楽しさを
味わっていただくためとはいえ、道具のことを説明していると
ただでさえ、テンションが上がってしまうぼくは、聞いてくれる人が
目の前にいらっしゃると、ほんとうによくしゃべる。







冬山登山靴をフィッティングされたKさん。

あす、四阿山に靴慣らしに行かれる予定だ。

Kさんは、医療関係の薬やさんでお仕事を

されているため、冬場は、忙しくなるそうだ。







~~ 業務連絡 ~~

◆24日(水)は14:30から営業します。


◆ 12月18日(土)に白馬で、ピープスクリニック
雪崩ビーコンのピープス社(KEM)が企画する
講習会を午前中に開催します。

午後は、ACTが開催する雪崩に関する
専門家である若林先生の雪崩に関する研究内容を
お話ししていただけます。


参加希望の方は、太田宛にメールにて
ご連絡ください。


件名に【ピープスクリニック参加希望】

と書いてください。

参加は無料ですが、人数制限のためお早めに
お申込みください。


この1日で、雪崩のことや、ビーコンのことが
かなり解ります。

こんな学習ができるチャンスは、滅多にありません。

雪崩ビーコンを持っている方も、これから必要な方も
購入をお考えの方も、参加してください。





11月22日 ()


昨日の冬山講習会の1回目の
教室に参加された川西さんが
ご来店された。

川西さんは、来年の1月、2月の
雪山初級コースにご参加される
ご予定で、必要な冬山装備を調達された。

川西さん曰く・・・

「太田さんの口車に乗せられましたわ~」




新規プレミアムメンバーズバッグを
手に入れられた川西さん。

GWの涸沢バカンス 雪上訓練のおまけつき
どうぞ、ご期待ください。




~~ 業務連絡 ~~

24日の水曜日は、茜空(あかね)が通う
くじら雲のお当番(保護者も子供たちに交じって遊ぶ日)
なので、2時30分からの営業とさせていただきます。

◆柳町さん、プレミアムメンバーズバッグをまだ
お渡ししていませんので、とりに来てください。
(キープしておきます)

◆順子ちゃん、しげちゃん、教室は今週末ですよ。

◆南さん、珈琲うまい。ありがとう。アルパカポンチョは
茜空にぴったりです。

◆長○さん、GPSは、ナビゲータのV11が入荷しだい
転送してお送りします。今しばらくお待ちください。

◆今月のプレミアムプレゼントは、何にしようかな・・・?



11月21日 ()


今日は、冬山教室の講習日。

午後1時から1回目を開催する。

今日は、時間を気にしながら
すすめるが、2時間では、すべてを
お話しするためには、少々時間が短い。

考えた結果、12月の教室は、1日1回で
教室を3時間(間に1回休憩)で内30分を
質問タイム有りに変更することにした。
した。

1日1回のほうが、ぼくも、その時間に
集中できるので、いいと思う。


新規プレミアム会員にご登録のSさん。

パタゴニアの太田フォーミュラーセレクションの

キャプリーン&レギュレーターを駆使した

ベースレイヤーリングセットをこの冬に

お試しされる。




今日は4名さまのプレミアム会員さまが

新規にご登録いただき、メンバーズバッグを

プレゼントさせていただいた。

BCファンの会員様で、プレミアム
メンバーズバッグをまだ、手に入れていない方は
お早めに入手してください。


来年、マッキンリーにチャレンジされる予定の南くん。

LOWAのプラブーツを新調された。



午前中に、ご来店された神奈川の
山連盟のHさんがご来店された。

Hさんは、KSPのDさんが企画された
WPにご参加のため、神奈川から数名で穂高に
来られた。

昨日は、H社の敷地内にあるD館に泊まられ
そして、BCにご来店された。


Hさんは、P社のDSPという雪崩ビーコンを
ご購入され、ぼくがおすすめしたiプローブも
いっしょに購入された。

そして、Hさんは、これから、後輩のお買い物に
お付き合いされるために、松本のKSPM店に行かれた。



~~ 業務連絡 ~~

今日は、ありません。


11月20日 ()


愛知から、ご来店されたプレミアム会員の
Sさんは、これから、お仕事が忙しく
なかなか、山に行くことができないそうだ。

でも、Sさんは、これからの雪山シーズンに
むけて、前向きに、装備を揃えられている。

きょうは、LOWAの冬靴である
マウンテンエキスパートのUK5で
ぴったりフィットだった。

その冬靴にアイゼンをセットし、MSRの
最新のライトニングアッセント22インチの
スノーシューをご購入いただいた。

~~業務連絡~~
Sさんへ、ぴったりフィット保証書を
お渡しするのを忘れてしまったので
お郵送しますね。



バックカントリー穂高では、昨年より
登山靴のぴったりフィット保証を実施している。


お客さまには、より快適な登山をお楽しみ
いただけるように、日々、登山靴のことを考え
お客さまにとって快適な履き心地の登山靴見つける
努力をつづけている。

BC穂高では、お客さまが、登山靴のメーカーや
好みの色などを選ぶことは、ほとんどできない。

あくまで、ぼくがお客さまの足型にぴったり
の登山靴をさがして、それを履いていただく
だけである。


だから、ぼくのお店では、登山靴をお探しの
お客さまのご希望に添えない場合もある。

きょうがそんな日だった。

お客さまは、冬にも履けて、夏にも
履ける、マウンテンブーツをお探しで
シリオの71モデルのサイズを3サイズ
取り寄せて、今日試し履きされた。

お客さまは、26cmの足で、足型は
それほど、広くはない。

しかし、このマウンテンブーツという
カテゴリーの登山靴は、よくある足が痛い靴の
ご相談が多い靴でもある。

シリオの71というモデルの26.0がぴったり
サイズであるが、お客さまの足には合わなかった。


マウンテンブーツとは、スカルパやボリエール
ガルモントなどのクライミングシューズメーカーが
出しているアルパインクライミング用のブーツがそれである。

つま先が細く、タイトな足型で、岩場での
グリップ力や安定感は抜群の靴であるが
登ったり下ったり、3日間も縦走するような
山歩きには向いていない靴でもある。

BC穂高のぴったりフィット保証対象の登山靴は
日本中の里山から、アルプスまで、オールラウンドで
歩き回れる履き心地の良い登山靴のみに限定した販売を
している。

メーカーも、登山靴のナンバー1、2のLOWAと
シリオ社に限定している。

別に、スカルパやボリエール、ガルモントの靴が
悪いわけではない。

ただ、日本人のほとんどの足型にぴったり合わないだけ
なのである。

ぼくが、今までの経験で、シリオとLOWAの登山靴で
BC穂高がセレクトした登山靴は、100人中98人の足に
対応できるラインナップである。

でも、目的に応じた登山靴はほかにもあるので、それらは
今のところ、BC穂高では、扱いきれないのが事実なのである。

お客さまには、シリオやLOWAのマウンテンブーツが
足に合わなかったので、ぼくは、カモシカスポーツに
スカルパが置いてあることを電話で確認し、お客さまに
試し履きに行かれることをおすすめした。

時には、豊科のモンベルショップにお客さまを案内することも
あり、今回のケースでは、初めてカモシカスポーツをご案内した。

お客さまが求めている物が、ぼくのセレクト外の商品の場合
それらを扱うお店をセレクトして、ご案内することも
ぼくの仕事の一部だろう。

お客さまが、いい靴に出会えるように・・・


11月19日 ()


バックカントリー社がある穂高駅前商店街は
穂高駅から国道147号線まで真っすぐ伸びる
メインストリートに面している。

BC穂高は穂高駅のすぐそばにあるお店で
国道147号線に一番近いお店が、テラシマさん
というお花屋さん。

BC穂高から横並びに、隣の隣の隣の・・・・・
というお隣さんである。

そのテラシマ花屋さんのヒロミさんがご来店され
パタゴニアのアンダー上下とR1フリース
をご購入された。

お花屋さんでも、山道具屋さんでも、これから
安曇野は、厳冬期に入るコンクリートのお店の中は
暖房を付けていても体は冷える。

ぼくは、ダウンジャケットを着ていても
仕事はできるが、お花屋さんは水も使うし
腕を、まくったままお仕事をされる。

これからの冬場、ヒロミさんも、パタゴニアの
太田フォーミュラセットでお仕事着にされるそうだ。





テラシマのお花屋さんのヒロミさんは、
明日、ジュニアサッカーの試合を見に行くそうだ。




ぼくは、もう、すでに、毎日、パタゴニアの
フォーミュラセットで仕事をしている。

キャプリーン上下にR1プルオーバーで
その上に、横浜のKさんから、最近もらった
パタゴニアのダウンベストを着て毎日お仕事を
している。

もう少し、寒くなると、ダウンセーター
の季節になる。

そして、年が明け、春が来て、5月くらいまで
ダウンセーターは、手放せなくなるだろう。

安曇野では、じつに、半年たっぷり、ダウンセーター
の季節を楽しめるのだ。

なので、ダウンセーターも着替えが必要なのである。

今年は、フード付きの黄色に、スペシャルエディションと
作業着にブラックの3枚を購入した。

そして、何といっても、先日3枚購入した
あの、R1タイツに期待している。

そして、R2ジャケット、R3ジャケット
レトロジャケットも3枚仕事着として購入した。

贅沢なようだけど・・・

ぼくが、むかし、紳士服の三峰で働いていたときに
買っていた仕事着から考えると、贅沢でもない。


インポートのスーツやネクタイ、シャツ、ジャケット
ブレザー、ウールのパンツ革靴・・・などから考えると
パタゴニアのほうがはるかに安上がりである。

当時は、ワイシャツだけでも、毎日クリーニングに出し
換え用に、30枚ほどを必要としていた。

袖口がほつれてきたら、廃棄して、新しいシャツを購入
しなければならなく、スーツを着ていても、お店はお店
なので、段ボール箱とも格闘する。

シャツ1枚が、R1くらいの値段するし、スーツは
冬のジャケットやオーバーズボン並、靴も登山靴くらい
だったように記憶している。

ネクタイも30本、スーツは10着、靴も5足
おまけに、フォーマル、ブレザー、コート、革コート
カシミヤのセーターなどなど、きりが無かった。

そう考えると、Jプレスやポロのブレザーより
ダウンセーターのほうが、はるかに安い。


バーバリーやアレグリのコートよりも
山の冬ジャケットのほうがはるかに安い。

使い捨てのシャツやネクタイに比べ、キャプリーンの
アンダーは、毎日取り替えてきても、7年くらいは
平気で着れる。

おまけに、アンダーは、肘や膝が多少破れていても
自分にしかわからない。

服屋さんとして考えれば、ちょっと上質なビジネススーツや
フォーマルなウエアより、パタゴニアの方が長持ちして
はるかに単価もやすいし、暖かいのである。

と、、、自分に言い聞かせて・・・

でも、スーツを購入するより、パタゴニアのウエアを
あれこれ、物色するほうが、いまは楽しい。





ガーミンGPSMAP62SJのデモ機



バックカントリー社では、ガーミンのGPSの
最新モデルが出ると、まず、自分用に・・・

いやいや、お客さまのためのデモ機をご用意している。

デモ機は、けしてメーカーさんから支給される
ことはなく、弊店の負担でご用意している。

だから、このデモ機を用意した時点では、なんと、赤字なのだ。

しかし、ぼくが、いじくって、使って、その
使い勝手がわからないと、お客さまを楽しませる
ことは、できない。

使って確かめたものだけをお客さまにおすすめすることが
バックカントリー社のポリシーなので、日々テスト、テスト
テストである。

GPSMAP62は、オレゴンより画面解像度が
少し、低いが、60よりは、はるかにきれいで見やすい。

ぼくは、オレゴンのタッチパネルのまどろっこしさ
があまり好きではないので、どちらかというと
コロラド300のロックンローラーホイールのほうが
すきだ。

オレゴンシリーズの問題点は、電池の持ちがわるいこと。

とくに冬山では1日(8時間)も持たないときがある。

その点が、60シリーズのほうが省エネで
山よりな機種である。

これは、ぼくにとっては、重要な要素ではないかと
思うのである。

山中で、行動しながら、電池交換は面倒である。

途中で電池が切れたら、そのまま、雨蓋行きになる。

今日は、お2人がデモ機を見に来られて
1台は、ご注文いただいた。

登山にGPS、お仕事にGPS、ご興味のある方は
最新の62SJを確かめに来てください。



11月18日 ()


夏に息子さんと初のテント泊登山
されたおとうさん。

この冬は、スノーシューを楽しまれる という。


今季は、山岳スノーシューのナンバーワン
MSRのライトニングがモデルチェンジ
された。





パタゴニアのR2ジャケットで
あたたかくスノーシューを楽しんでください。




ガイドの赤沼さんが、スキーのビンディング
のご注文のため、板を持ってご来店された。

赤沼さんは、スカルパのF1というブーツを
お使いだけど、今期のディナフィットのニューモデルの
マウンテン5というブーツを履いてしまい、心が動いてしまった。


スカルパF1より、約300g軽く、歩くモードの時の
足首の曲がり角が大幅に広がり、おまけにスキーモード
での滑走性も向上する。


スキー歩行での急勾配を登るとき
足首が前に曲がる方が、安定した
歩行ができる。

ディナフィットのマウンテン5は、足首の
曲がる角度が、F1とは比べ物にならない。




新しく取り付けるビンディングは
F1とマウンテン5の28.5cmの
両方で履けるようにセッティングするように
いい授かった。



~~ 業務連絡 ~~

◆北海道のLOWA娘さんへ
ソールの張り替えが完了し、本日発送しました。

◆埼玉のKさん、GPSが戻って来ました。
故障ではなく、コンパス校正で解決だそうです。
本日、お送りしました。

◆パタゴニア気合いのREDジャケットが入荷しました。

11月17日 ()


ぼくが購入したパタゴニアのダウンセーターの
フード付きの黄色をはじめて着て仕事をしていた。

まず、上田からハイブリッド列車で長野から小谷
を旅してきた男性のお客さまが、ぶらっとご来店された。

「その黄色いダウンありますか?」

とお客さま。

「その奥にありますよ。」

と聞かれたことにだけに答えるぼくは
いつも、こんな感じである。

お客さまは、試着したあと、サイズを
もう一度、ぼくに確認し、購入された。

夕方、池田にお住まいの若い女性の
お客さまがご来店された。

ダウンのジャケットをご覧になられていて
ぼくが着ている黄色いジャケットを指さして

「それありますか?」

その小柄な女性は、メンズのXSでも
サイズはばっちりだった。

この黄色いダウンジャケットは
外を歩いていたとき、ミツバチが
飛んできて、袖にとまった。

そして、花粉を集めるような
しぐさをして、しばらく服にとまっていた。




2010 太田 セレクト Patagonia



Patagonia Men's Down Sweater Full-Zip Hoody
¥34,650 (税込) 製品番号 84700
Autumn Leaf (624)







【コメント】


このダウンフーディは、これから
厳冬期に入る安曇野や松川村、大町の
人たちに、ぴったりのジャケットだ。

フードは、コードで絞ることができるため
かなりフィット感抜群で、普段生活でも
重宝する。

最低気温-17度。

冷え込んだ大町の朝にぴったりだ。

この黄色い暖色系カラーは、気持が明るくなり
心も体もあたたまるようで、冬を楽しめるだろう。

松川村の寒さは、ピーンとした寒さだ。

池田の朝にもおすすめで、三郷のあなたにも
このジャケットは、暖かく包み込んでくれるだろう。





11月16日 ()


ピープスDSPのシーズンがやってきた。

雪崩ビーコンは、雪山に入るとき
雪崩に対する備えのために携帯する
電波送受信機器である。

もし、誰かが、雪崩によって埋まって
しまっても、この雪崩ビーコンがあれば
捜すこともできるし、捜してもらえる。

雪山では、雪崩に巻き込まれた人の
命を救うため、このビーコンの携帯が
極めて重要なのである。

もちろん、雪崩に埋まった人が、電波を
発信していなければ、捜すことはできない。




ピープスDSPは、世界ナンバーワンを誇る雪崩ビーコンで
その性能をぼくは、目の当たりにした。
※今年の4月ピープスクリニックにて




これから、雪山シーズンがはじまると
山岳スキーやスノーボードで山に入る
人々が増えていく。

いまでは、雪崩ビーコンの携帯が常識と
なっているが、まだ、携帯していない登山者
も多い。

バックカントリー社は、2007年オープン以来
雪崩ビーコンとGPSの普及に力を入れてきた。

これらの電子機器は、人の命を救う道具である
ことは明確である。

雪崩ビーコンのメーカーは、ピープス、マムート
BCA、アルバ、オルトボックス、ぼくが知る限り
世界には、この5社しか選択の余地はない。

その、各社のビーコンはそれぞれ、コンセプトが
違っている。


ピープスは、前後左右のアンテナを同じ受信距離に、して
深さをサーチするアンテナは他のビーコンと比べて
一番深く、真円に近い受信範囲トータルバランスに優れている。

マムートは、前後のアンテナの受信距離が他社より長い。
そして、左右のアンテナをその半分くらいにしている。

bcaはアンテナをクロスして、受信角度を規制する
ことに重点を置いている。

アルバはよくしらない。

オルトボックスS1は、クリニックの時に、重大な欠陥と
呼べる問題があることが指摘された。




Iプローブは、あまり注目されていないようだが
実際の現場で、プロービングしてみると、その
必要性を知ることができる。





iプローブは、ポールの先端に受信アンテナを 装備している。

アンテナからの情報は、手元の受信ビーコン に送られ、2m以内で小さな音、50cm以内で
大きな音で知らせてくれる。

ビーコンである程度のピンポイント捜索から
すばやくプローブに移り、ビーコンから50cm以内に
近づくとシグナルが鳴る仕組みになっている。

埋没者を確実に特定できるスピードは
他のプローブの比ではない。

iプローブの先端が50cmに近づいたところで
埋没者に当たらなくても、掘りはじめれば
いいのである。

これは、ぼくもノリちゃんもそうだったけど
目の前でiプローブの有効性を見せつけられ
なければ必要性を感じることは難しいだろう。




~~ 業務連絡 ~~


◆南さん、LOWAプラブーを捕獲しました。

◆みきちゃん、足治ったかな?





11月15日 ()


昨日は、チャレンジ冬山のセミナーが
最終的に夜の7時をすぎてしまった。

午後から2回という時間割に無理があったのか。

1教室2時間という時間が短かったのか。

お話しする時間がかかり過ぎたのか。

12月からのセミナーは時間割を改善した。

1回目は、11時からで
2回目は15時から。

これで、次の教室まで時間がずれ込むことは
ないだろう。

1月のセミナーは、内容が変わり、気象や読図
になる予定で、これもまた、山を楽しむ上で
知っておいた方がいい内容である。


昨日は、セミナーが終わって、お店を閉店した
その足で、穂高温泉郷の常念坊という温泉旅館で
ACT(アクト)という、NPOの民間救助隊の忘年会に向かった。

ACTは、夏は、山の行方不明者の捜索、救助活動
冬は、雪崩事故防止活動、雪崩の情報の発信、救助活動など
人命救助を目的としたNPO団体である。

ぼくは、一般会員として、ACTに参加し、できる限り
協力していきたいと考えている。

昨日の夜、忘年会の席で、理事長の元村さんから

「太田くん、人命救助犬を1頭育てられないか。」

というお話をされた。

子犬のジャーマンシェパードを購入し、専門の訓練所で雪崩や
捜索現場で活躍できる警察犬をACTで育てたい。

その犬を、ぼくに預かれ、ということである。

そのためには、大型犬を育てられる環境が
必要になる。

はやく、土地をさがし、家を建てなければならない。

ということか。

穂高で、いい土地見つかるかな・・・




新規で、BCプレミアム会員様にご登録いただいた
ひろこさん。

パタゴニアのボルカニックブルーの冬ジャケットを
選ばれた。

オークリーのカスタムフラックジャケットのアイコンに選ばれた
アクアカラーと偶然にも同系色である。












~~ 業務連絡 ~~


◆群馬のEさん。靴の履き心地はいかがですか?

◆糸魚川のIさん。ドライ用の溶剤はばっちりです。

◆ダウンジャケットの襟首の黒くなる汚れは、洗髪用の
シャンプーで洗うといいそうです。


11月14日 ()


今日は、バックカントリー社が
開催する、冬山講習~基礎編~
の初回の開催日。

13時に1回目の参加者のみなさま
があつまり、セミナーがはじまった。

2時間を予定していたセミナーは
1時間もオーバーしてしまい、2回目
の開始を30分遅らせてしまった。

装備については、登山靴の歴史から
現代の登山装備に関するテクニックを
お話しさせていただいた。




冬山の基本装備のすべてを、一通りご説明する。

冬山に入る場合、まず最初に装備について

あるていど、理解していないと


失敗することがある。

冬山のでの失敗は、取り返しのつかない

危険を伴うことがあるため

BC穂高では、最初に、装備のことを

最優先でお勉強していただいている。

たとえば、ツエルトを持っていても

使い方がわからなければ、意味が無い。





皆さまには、BC冬山講習用の装備表が配られた。

この表を使うことで、自分が持っている装備に
不備が無いか、照らし合わせることができる。

もし、わからないことがあれば、また、お店で

ご質問いただければ、ご返答させていただきます。






冬の装備を一気にご説明する。
わからないところは、ご質問いただき
ぶっ通しで、あっという間に、3時間がすぎた。

ほんとうは、1時間に一度くらい休憩をいれるべきだったかな。

講習中に、女性の登山のご相談のお客さまが
ご来店された。

申し訳ないが、講習中ということもあり
ゆっくり、お話できないため、あらためて
ご来店いただけるようにお願いした。

来週も講習会は続くため、ぼくにご相談いただける方は
できれば土曜日か日曜日の午前中にご来店ください。


~~業務連絡~~

◆元Sさま、28日ご夫婦でご参加おまちしています。
プレミアムの件も了解です。
先日、知人の方がご来店されましたよ。

◆Yさん、パタゴニアの冬ジャケットの
気合いのREDカラーを1頭捕獲しました。

◆LOWA の夏用革登山靴タホーのUK10.5cm
を確保できそうです。必要あらば、ご連絡ください。

◆ダウンのミトンが入荷しました。
たしか、どなたか、必要ではなかったかな?

◆通販でGPSをご注文いただいたNさん
午前中であれば、その日にセットアップしてお送りできます。









11月13日 ()


いよいよ、冬山シーズン。

立山バックカントリーもはじまり
ボードやスキーをキャリーに積んだ
立山行きの車が何台か、駅前を通って 行った。

蝶ヶ岳から日帰りしてこられた
お客さまは、12本爪のアイゼンを
購入された。

弊店では、ブラックダイアモンドと
グリベルの12本爪を扱っている。

両方を並べて、お客さまに
違いをご説明すると

「どちらが、おすすめですか?」

と、お客さまに聞かれて。

「どちらも、おすすめです。」

お客さまはグリベルをお選びに
なられた。




マムートのバックカントリーパックを
ご購入されたお客さま。
プレミアムメンバーズバッグ会員様に
ご登録いただいた。



うちの娘の茜空(あかね)は、来年の
4月から小学校に通うことになる。

歩海(あゆみ)は、来年の春は、まだ1才なので
まだ、2年間は、くじら雲には、通えない。

このあいだ、火曜日に、くじら雲の
お当番で、長峰山登山について行ったとき
園児たちと遊びながら、山頂を往復した。

紅葉がきれいで、落ちていた天然の小さな梨?
を食べた。

少し苦いが、味も見た目も一口サイズの梨である。

これが、けっこうおいしい。


くじら雲の園児たちは、ほんとうに元気で
みんな、1日1日を大いにあそんでいるのだ。




11月12日 ()


オークリーのKさんが営業に
来られた。

最近、オークリーのサングラスの
補充をしていなかったので、Kさん
おすすめのサングラスを6本ほど
注文させていただいた。

Kさんのお話によると、オークリー
のスタッフに、穂高出身の方がいらっしゃる
らしく、実家に帰ってこられたときに
BC穂高にご来店されたことがあるそうだ。

そのオークリーの方は、ご来店されたとき
パタゴニアがあるので、見に来られたそうだ
けど、奥に行くと、オークリーの什器があり
驚いたそうだ。

BC穂高は、場所がら取引先のスタッフさんが
山に来たり、滑りに来られた時に、寄って行かれる
ことが多いようだ。

モンベルのスタッフさん、Kスポーツの店員さん
A&FのAさんやIさん。マムートのお嬢様・・・

お気軽にどうぞ。


ガーミン社から、GPSMAP60シリーズの
後継モデルである

GPSMAP62SJ 日本版

が5セット入荷した。

まずは、ぼくが使ってみます。

ということで、BC社3台目の
ガーミンGPSデモ機をセットアップ。

転送スピードが、いままでの何十倍か・・・

あっという間に、2.2GBのマップデータが
転送された。

これだけでも、この機械は、すごい。

と思った。

今までは、セットアップに6時間ほどかかって
いたのがうそのようだ。

セットアップは、1日2台が限界だったけど

5~6台は即日セットアップができそうである。




GPSMAP62は、マップの影表示が
できるようになり、コンパスが
3軸にアップグレード。

内蔵メモリーが4GBを搭載する
ことで、本体へマップを書き込む
ことができる。

SDスロットルも搭載しているため
かなりのメモリー領域を確保されている。






操作ボタンの配置は、MAP60とあまり
変わらず、使いやすいボタン操作で
タッチパネルのように誤動作でイライラ
することがなくなった。

カーソールの移動もスムーズでこのあたりは
MAP60とほぼ同じである。






本体のサイズや、重さは
液晶パネルのサイズは
あまり変わらないようだ。

ディスプレイは
160x240ピクセル カラーTFT
日常生活防水(IPX7)
単三乾電池2本(約20時間駆動)
外部センサは、別売ハートレート
スピード/ケイデンスセンサーに
対応している。






価格は、MAP60の最終価格と
同じで

本体税込価格 89,250円

TOPOとセットでもなんと

107,000円

今ならSDカード8GBを1枚プレゼント。


分割手数料は、ジャパネットオオタが負担します。
2回までなら・・・


ということで、冬山の装備の一つとして
史上最強の安全ハイテクマシーンはいかがですか。

もう、ホワイトアウトも怖くない?

いいえ、そんなことはありません。

自分の足さえ見えなくなる
ホワイトアウトは、ものすごく怖いです。

これで、もし、GPSが無かったら・・・


冬山はとくに、GPSがグループにひとつ
あると必ず役に立つ時が来ます。




~ ~ 業務連絡~ ~


◆小松さん、ズボンの修理ができました。

◆富山さん、登山靴の修理ができました。

◆しげちゃん、あさは、さ湯と果物でしたっけ?

◆信越トレイル中村さん、27日お待ちしています。
お時間があれば、2時間ほど(午後1時~3時まで)の
机上講習会を開催したいのですが、いかがでしょうか?(無料です。)




●11月6日の立山の積雪状況



11月11日 ()


ポイントカードシステムの
業者さんが、あさ、打ち合わせに
来られた。

BCメンバーズカードは
ポイントを貯めることができる
ポイントカードに進化させる予定です。

現在、メンバー登録いただいている
会員様は、ゴールドポイントカード
(ポイント10%)

新規会員様は、ポイント5%となる予定
です。

実施は、おそらく年末になる予定なので
それまでにBC CLUB会員にご入会
されると、いまならゴールドポイントカード
がもらえることになります。

もちろん、新規会員様でも、ポイント取得に
応じて、ゴールド会員様へ、その上のプレミアム会員様への
アップグレードが可能です。

そして、バックカントリー社からのDM発送は
すべて、メールが中心で、メールアドレスを
ご登録いただくと、いろんな特典が受けられる
システムへと移行します。

昨年は、1000人の会員様にDMを2回郵送させて
いただきました。

そのときにかかった手間と印刷物、郵送費にかかった
コストは、3ケタにもなりました。

それは、はっきり言って、改善が必要でした。

今後は、その無駄にばらまいてしまったコストを
BCファン倶楽部の会員様だけに還元していく方向で考えています。

BC穂高をご利用いただいている会員様、ツアーに
ご参加いただいている会員様、お友だちをご紹介
いただいたりしている会員様へ、お楽しみいただける
サービスへ移行していきます。

現金割引がポイントカードに変わることで
ご利用いただいた会員様のお買いもの履歴が残るように
なります。

現在は1300人の会員様にご利用いただいています。

その中でも、BCファン倶楽部の皆さまだけに
特別なサービスを充実させることが可能になると
考えています。

現在、60名様ほどのプレミアム会員様のご登録を
いただいております。

今後も、200名様向けに、インビテーションさせて
いただきます。


現在の会員様総数から、プレミアム会員様は
260名さまにご登録いただければと考えています。

ポイントカードシステムが導入され、ご利用履歴が
残るようになれば、総ポイント取得から、ゴールド会員様
プレミアム会員様へ、インビテーションさせていただく
ことが可能になります。

ポイントは、一時カードに溜まりますが、プリペード
カードと同じなので、次回のお買い物時には、1ポイント
1円の現金として、ご利用いただけます。

BC穂高を継続的にご利用いただける会員様には
ポイントプレゼントや、ポイント還元セールなど
お得なサービスも実施していきます。

その準備を急ピッチで、今すすめています。

準備が整い次第、会員様に新ポイントカードを
お届けします。

お手元に、ポイントカードが届きましたら
そのカードをご持参いただき店頭にてポイントカード登録を
してください。

ご登録時には全員の方に、500ポイントをプレゼント
させていただきます。

ポイントカードでは、お買いもの履歴に応じたサービスを
ご提供させていただきますので、ポイントカードが届いてから
お買いものいただ履歴を、貯めることができるようになります。

BCファンの方には、今からでも、ポイント貯金を
していただけるように考えています。

ポイントカードが届くまでの間、ポイントを保留にし、
ポイントカード発行時に、ポイント換算させていただく
ことが、可能です。

その場合、現金割引の代わりに、レシートに印をして
保管していただき、ポイントカードがお手元に届きましたら
ポイント換算させていただきます。

本日より、ポイントカード発行前は、お会計の時に、
割引かポイント貯金か、お選びいただける
ようにします。

BCマウンテンツアーズの登山教室や講習会に
ご参加いただいても、今日からポイント貯金が付きます。

ツアーの場合、プレミアム会員様には
ポイント還元していきます。

また、総取得ポイント履歴が残ることで、会員様一人一人に
平等なサービスや還元をしてけると考えています。

この日記をご覧いただいている会員様で
ポイントカードのについて、アイデアやご意見など
がありましたら、ぜひこちらにお送りください。

是非、会員様のご意見を反映したサービスを
していきたいと考えています。

お問い合わせフォームからコメントを送る



ブラックダイアモンドのスキーを
さっそく、ご購入いただいたNさんの
スキーをお預かりした。

あす、作業台やスキーの什器を
有明の倉庫から、お店に搬入する
予定。


先日、取り寄せさせていただいた
パタゴニアのMsダウンセーターフーディーの
ブルーカラーのXSサイズが入荷した。

夕方、ご注文いただいた女性のお客さまが
ご来店され、さっそく試着された。

サイズは、ほぼ、ぴったりで、お客さまも
大喜びされている。

お客さまは、試着したまま、お会計を済ませ
そのまま着て帰られた。


冬の登山靴をご購入予定の男性のお客さまが
ご来店された。

そのお客さまは、現在カモシカで開催している
岳楽多市で、12本爪のアイゼンを安く購入された
そうだ。

そのアイゼンを見ていないけど、ガラに登場した
アイゼンということで、少々心配ではある。

モデルがわからないので、何ともわからないが
登山靴とのマッチングを確かめなければならないので
次回ご来店時にお持ちいただくようお願いした。

通常、12本爪のアイゼンなどで、普通に販売している
モデルは、毎年、数が足りなくなる傾向にある。

回転率の良いアイテムは通常、ガラ行きにはならない
はずなので、何か問題があるのだろう。

むかしガラで、防水処理をしていないため
水がしみるサロモンの冬靴や、サイズ調整に
難があったサレワのアイゼンなどをを売っていた。



~ ~ 業務連絡 ~ ~

◆愛知のSさん、MSR揃いましたよ。

◆まいちゃん、ダウンJK確保しておきますか?

◆神戸のNさん、OR忍者バラクラバ入荷しました。
2枚確保しておきます。

◆Kさん、だから、シ リ オだって。



11月10日 ()


冬モノの商品が大量に入荷した。

ブラックダイアモンドのスキー
ピッケル、アイゼンなど。

年内は、これで充分だろう。

パタゴニア製品もこの冬分の
在庫は確保しているが、人気の
R2やR1、ダウンセーターは
もう、あまり余裕がない。

昨日の燕岳は、猛吹雪だった
と、下山してきた登山がえりの
方たちが、そう言っていた。

もうじき、安曇野にも、雪が降る。

ぼくは、この冬に備えて、パタゴニアの
暖かいウエアをたくさん購入したので
安心だ。



雪山初心者でも、冬の燕岳に登れる
登山教室は、ただいま、参加受付を開始
しました。

クリスマスは、残席わずかです。

お申込みは、おはやめに。


~~業務連絡 入荷のお知らせ~~


◆ディナフィットの超軽量山岳スキー
ブーツ TLT5が入荷しました。

◆TLTビンディングも入荷しています。

◇ディナフィット スキーウエアはまだです。

◆LOWA 冬靴 シルバーホンUK7.5~8.5まで入荷です。

◆MSR スノーシューのモデルチェンジ
ニューモデル全種類入荷しています。いつでもどうぞ。

◆パタゴニアWS 冬ジャケット入荷しています。

◆BD10~12爪アイゼン、ピッケルも揃いました。

◆シリオの冬靴 22.5cm入荷しました。
14日お待ちしています。

◆BDのスキーが入荷しました。載せ換え用の
ビンディング持ってご来店ください。

◆パタゴニア ダウンセーターフーディー
ブルー 明日入荷です。

◆順子ちゃんのパタゴニア R1 P/O FOG
明日入荷です。

◆横浜のKさん、シ リ オ

◆南さん、LOWAのプラブーツは、今のところ
確保できそうですが、品薄らしいです。

◆Sさんのオークリーのカスタム入荷しました。

以上、業務連絡でした。
お心当たりのある方は
ご来店ください。

お待ちしています。



11月8日 ()


女性のお客さまから、パタゴニアの
メンズダウンセーターフーディの
ブルーのXSサイズをご注文いただいた。

お店には、在庫が無く、パタゴニア社の
在庫表にも、このカラーのXSサイズは
在庫が乗っていない。

お客さまは、どうしても、このモデルで
このカラーがお気に入りのご様子。

ぼくは、深呼吸をして、パタゴニア日本支社
へ電話をかけた。

パタゴニアは、代理店からの問い合わせにも
フリーダイヤルを使われている。

日本ではアウトドア関連のメーカーや問屋さんで
販売店用にフリーダイヤルをご用意されている
企業は、パタゴニア1社だけである。

プルルルル・・・


ぼくがかけている電話は、けして、ただの
在庫確認ではない。

どちらかというと、交渉なのである。

はじめから、電話に出られたパタゴニア社の社員の
方に、パタゴニア社の直営店や、ネットショップの
在庫から、抜き取って、今店内でお待ちのお客さま
のために、BC社に納品してもらうための交渉なのである。

だから、ぼくの話す流れは、いつもの在庫の問い合わせ
とは、違うアプローチからはじまる。

「はい、パタゴニア日本支社の○○です。」

「バックカントリーの太田と申します。」

「はい、いつもお世話になっております。」

「今日は、お願いがあり、お電話をさせて
いただきました。」

「はい、なんでしょうか?」

「実は、いま、女性のお客さまがご来店
されておりまして・・・」

「○○○の商品を大変お気に入りに
なられたのですが、あいにく、当店に在庫がありません。」

「○○商品をお客さまが必要とされているのですが・・・」

「はい、わかりました。お時間を少々いただいて明日ご連絡
させていただきます。」


パタゴニア社は、こういった問い合わせに対する対応が
まるで、ディズニーのキャストのようで、安心して
交渉ができる。

もちろん、在庫がなければ、それは、それで仕方無い
ことだけど、パタゴニアのスタッフは、ぼくたちの
立場、ユーザーさんの立場で、運営されている。

正直、ぼくは、販売店の社長だけど、そんなことは
関係なく、ただのパタゴニアファンのいちユーザーの1人
である。

だから、注文したパタゴニアの製品が段ボール
いっぱいに届くと、自分のモノではないけど
わくわくして、うれしくなる。

そして、お店では、たくさんのパタゴニア製品に
囲まれて、仕事ができることがとてもうれしい。





11月7日 ()


あさ一番にご来店された女性2人は
八ヶ岳の山小屋であるオーレン小屋の
小屋番のお仕事を終えて、下山された
お2人である。

「なつから、ずっと、このお店に来たかったんですよ。」

という、お2人。

うれしいお言葉である。

お買い物をして、これから、お2人で
戸隠に行かれるそうだ。



来週から、年末まで、ネパールに
いってきま~す。

「はい、いってらしゃい。」



昨日、ご友人と3人で、燕岳に登って
下りて来られた南くんたち3人がご来店
された。

南くんは、今年の7月にキリマンジェロに
登頂してこられ、来年の6月にマッキンリーを
目指すという。

南くんはキリマンジェロのときにも
BC宛にメールをいただき、このページに
レポートコーナーを作ることになっている。

マッキンリーでも、よろしくお願いします。





燕岳のお帰りに、ご来店いただいたMさんも
プレミアム会員にご登録いただいた。




昨日、ご購入された登山靴を、もう2回、2日間、山に履いて
今日は、お手入れ講習に来られたお2人。

このパターンは、ぼくも楽しませてもらえる。

遠方から来られる方は、是非、ご購入された登山靴で
ここの近場で、履いて試して、お手入れ講習をすまして
お帰りいただける2泊3日計画くらいで、ご来店ください。

山から戻られたお2人に、登山靴のお手入れ講習をしながら

「履き心地は、いかがですか?」

と、恐る恐るお聞きすると・・・

「いいです。」

と、お2人とも、にっこり笑顔でお答えいただいた。






11月6日 ()


登山靴のぴったりフィットご予約を
いただいたNさんご夫婦がご来店された。

お2人は、愛知から、早朝に出発され
あさ6時過ぎには、ご来店された。

お2人は、M社のトレッキングシューズを
ご購入され、何度か山を歩かれたが、お2人とも
どうも足に合っていないようで、足が痛い。

というご相談をお聞きすることになった。

M社の靴は、まず、つま先が細く、靴紐が
締めづらいのが特徴で、詳しくはわからないが
ぼくのお店では、足が痛くなるご相談が多い
タイプの靴である。

当然、他社製の靴でも、足に合わないご相談が
あるが、その中には、ある共通点があることに
最近、ぼくは気がついたのだ。

お2人のM社の登山靴はサイズがけして
間違っているわけでもなく、足型に不一致な
わけでもない。

不思議な現象ではあるが、足が痛くなる。

お2人とも、順番にフィッティングさせていただき
LOWAとシリオの登山靴を履き比べて旦那さまは
シリオ足の持ち主で、奥さまはLOWA足の持ち主。

ぼくが確認して、ぴったりフィットな登山靴が決まった。

お2人は、これから、登山靴の履き心地を確認されるため
京ヶ倉を登りに行くご予定で、出発された。




来年は、北アルプスにもチャレンジ

ぼくが、できる限りのアドバイスで
サポートします。



BCセミナーにもご参加いただいている
会員さまのHさんは、最近、お勤め先の
方が所属される山岳会にご入会された。

その山岳会では、年末年始に、北アルプスの
爺ヶ岳から鹿島槍を登山される計画に参加される
ということで、急遽、冬山装備を揃えなければ
ならなくなった。

Hさんは、とりあえず、冬靴をLOWAのシルバホルン
をご希望だけど、Hさんの足のサイズがUK9.5と
大きいため、取り寄せるしかない。

輸入元のタカダ貿易さんは、あまり、在庫を持たない
ため、9.5というサイズの冬靴があるのかは、微妙
である。

今日のところは、ピッケル、アイゼン、パタゴニアの
アンダーウエア類をご準備され、靴は、週明けに
メーカー在庫確認待ちとなった。

Hさんたちは、明日、爺ヶ岳へ下見に行かれるそうで
爺ヶ岳も、もう積雪があるため、初のアイゼンおろし
になるのかな。



この冬、冬山チャレンジのHさん。



神戸からご来店のNさんご夫婦が
LOWAの冬靴であるマウンテン
エキスパートをご夫婦でフィッティング
のためご来店された。

お2人は、実は、昨年に登山靴を購入される
ご予定だったけど、当時は、在庫が無く、1年
お待ちになられた。

マウンテンエキスパートは、厳冬期の冬山にも
対応する保温性に優れた登山靴で、軽量ライトな
履き心地と、歩きやすそうなブーツである。



Nさんご夫婦?

いや、大きい旦那さまですね。



今日は、チャレンジ冬山キャンペーンで
3名さまのプレミアム会員さまが誕生された。






11月5日 ()


ぼくのアンダータイツは、8年ほど
前に、カモシカに勤めていたころに
社販で購入したタイツが6枚ほどある。

パタゴニアのキャプリーン3MW
タイツが3本はいいとして・・・


のこり3本は、アイダー社のストレッチ性が
まったく無いタイツで、これを履いて、歩いていると
ウエストがどんどん下がってくる。

オーバーズボンの下では、パンツもタイツも
ずれてしまい、何とも気持ちが悪い。

とても、山に履いて歩く気になれない。

このタイツを履く度に、こんなものを
販売していたことに反省する。

パタゴニアのC3は良いとして、アイダーの
タイツは、もう、そろそろ履きたくない。

ここ、安曇野では、11月から4月までの
6ヵ月のあいだ、普段の生活に、タイツを
欠かすことはできない。


最近、入荷したR1のタイツがとても
暖かそうで、ぼくの心をくすぐる。

C3は膝が少し破れていても履けるため
思い切って、R1タイツを3枚注文する
ことにした。

そして、そのタイツが今日入荷し、ユカに
見せると、彼女も欲しそうである。

今日、パタゴニアの営業のHさんと
お電話で話したとき

太田さんがご注文されたR1タイツは
ぜんぶ太田さんが使うんですか?

と、ご質問された。

そのときは、あまり意味が
よくわからなかったが、電話を切った あとで、良く考えると・・・


普通(東京で生活している人)には
わからないだろう。

R1のタイツを3枚同時に購入することは
ありえ無いのかもしれない。

冬山でもスキーでも、タイツは1本あれば充分で
冬山に着替えは一切持って行かない。

たしかに、そうだろう。

しかし、ぼくたち寒冷地での生活している人たちは
これからの冬場、朝晩は-10度の世界で生活しなければ
ならない。

断熱性に優れたマンションでも、窓のサッシに
霜が付き、凍っていることがある。

もし、酔っ払いが、外で寝てしまったら・・・

まさに、厳冬期なのである。

だから、ぼくたちは、毎朝、毎晩、暖かい
タイツを履き続けるのである。

そして、日中に履くタイツと、寝るときに
履くタイツがあり、2日間履くとしてもお洗濯用を
含めると、最低でも1週間に6本は必要なのである。

ちなみに、アンダーシャツもそのくらい必要で
やはり、キャプリーン3が気持ちいい。

ぼくの山のウエアの半分は、パジャマなのである。

そういえば、北アルプスの穂高のとある山小屋さんの
オーナーさんから、定期的に下着やタイツなどご注文
いただくことがある。

「太田くんのおすすめの山用アンダーを上下10セット
送ってくれ。」


それほど、暖かい山用のアンダーウエアは
いちど使ってしまうと、もう手放せない。

普段の生活に欠かせない存在なのである。

ぼくは、とくに、キャプリーン3の上下が
お気に入り。

だけど・・・

暖かくて気持ちよさそうな、R1タイツを見てしまうと
ますます、ひ弱な自分になってしまった・・・

これからの厳冬期に立ち向かう勇敢な方には
このR1タイツをおすすめしません。

ぼくのように、軟弱な方だけに、このR1タイツを
お試しいただければと、思います。




冬の燕岳 登山ツアーの募集を始めました。

この冬は、2回にわけて計画してみましたが
参加人数を4名さまから6名様に設定しました。

最近、参加申し込みが、皆さんギリギリになり
開催できたツアーが、中止になるケースが増えています。

ツアー開催日の2週間前には、最少人数に達していないと
ツアーを中止せざるを得なくなります。

中止の決定以降に、お申込みいただいても
立て直すことは、ほとんど不可能です。

ツアーへ参加をご希望のゲストの方は
できるだけ、お早めにお申込みください。

燕岳登山ツアーには、プレミアム会員さま
のご優待サービスをご用意しています。

お申込みいただければ、ご案内させて
いただきます。

もし、ご参加される場合、事前に、キャンペーンに
ご参加して、プレミアム会員さま登録をおすませ
いただくことをおすすめいたします。







11月4日 ()


シリオとLOWAの冬靴のラインナップが
だいたい整った。

冬登山靴も、BC穂高では、もちろん

登山靴のぴったりフィット保証

である。

最近、冬靴フィッティングのご予約が
立て続けに入ってきた。

北アルプスの稜線は、真っ白な冬山に変身した。

ぼくも、はやく、ぶよぶよのお腹を引っ込めて
登山ガイドに変身しなければならない・・・


BC社は、4期の決算が終了し、5期目に入った。

今期の事業目標は、安曇野に、パタゴニアの人を
増やすこと。

そして、毎日 燕岳登山ガイドツアーを開催すること。

それには、ガイドスタッフが3人必要なのだ。

山のガイドができる方、登山ガイドを目指す方
弊社で働いてみませんか?

ちなみに、登山ガイドの求人をハローワークに
出そうかな。

なんて、思ったけど、ハローワークで登山ガイドさん
見つかるのかな?

ちなみに、ぼくは、ガイド駆け出しの頃、オフの
アルバイトを探すため、ハローワークのお世話に
なっていた。

そこで見つけた、サントリーの配送センターで
徹夜のフォークリフトでのピッキング作業と昼間は
アルペンルートの車の回送、ダスキンマットやモップの
交換員を掛け持ちしながら、ガイドにも出動。

当然、寝る時間など、ろくに無く、慢性寝不足状態で
24時間労働は、あたりまえ。

48時間連続労働も序の口。

最高60時間連続で働き続けたことも
3回ほど、あった。

さすがに、フラフラで、家に帰るとパタンキュー。

はやくお店を作らなと、体が持たない。

状況に身を置き、真剣に考えたおかげで
はやく、お店の準備をはじめることができた。

脱カモ(サラ)3年で、ろくな資金も無く
今のお店をオープンさせることができたのは
ほんとうに奇跡だったのだろう。

ハローワークで見つけたアルバイトの掛けもち
で、子供を抱えた家族の生活を維持することが
できただけでも、非常に助かった。

BC穂高がオープンした当時は、けして、準備が整って
いたわけでもなく、とにかく、無理やりオープンした
という感じだった。

そういえば、山小屋さんへの卸しという行商の
ようなこともやっていた。

その時は、うちの奥さんのデザインの才能に助けられた。

いまは、ホームページをリニューアルしてもらっている。

開店から、3年半という長いような短いような・・・

オープンしたときから、ぼくのお店改造計画は
はじまっていた。

まず取り組んだことは、什器の入れ替えだった。

最初の什器は、工務店さんにすべて任せた結果
当初の計画とは、かなりかけ離れた貧弱な什器に
なってしまった。

重厚な什器を主張して、絵を描いて写真まで見せたが
工務店の専務さんには、ご理解いただけなかった。

その工務店では、とにかく、安く、安く工事や材料を
すませることが美徳になっているようだ。

だから、使っている大工も発想も3流以下である。

ぼくは、工務店選びに失敗した。


そして、オープンして2年目には、最初の工務店から
納入された什器や内装のほとんどは、取り除かれていた。

2年目に、ビルのオーナーに交渉して、今の珈琲コーナーを
増築させていただいた。


こんどは、工務店などには、頼らず、すべて、自分で内装工事をした。

これが、かなり、理想的で、素敵な出来栄えになり
この頃から、お店の雰囲気はガラッとかわり、什器のすべては
丸太の師匠にお願いするようになっていた。

そして、外のウッドデッキが完成したのをきっかけに
3年目にして、玄関の大改造計画を、丸太の師匠に相談し
無理を聞いていただき、秋には着工された。

さすが、丸太の師匠は、ぼくの理想以上のお店の
入口を表現してくれた。

工事は、丸太の師匠の約1年がかりのミッションとなり
小さいながらも、存在感のある、かっこいいお店へと
大変身を遂げた。
この夏に、屋根のウッドデッキとメイン看板が取りけられ
工事は、ほぼ完成した。

普通、お店の玄関は、お客さまが入りやすいような
雰囲気づくりに設計されるものだろう。

BC穂高は、その逆をめざした。

そう、一見入りにくいお店を目指したのだ。

それは、お客さまが、これ以上必要無いくらいに
繁盛している。からというわけでは、けしてない。

たくさんの観光客や、いろんな人が出入りすると
それはそれで、お店は多少繁盛するが、そんなことは
コンビニや100均に任せればいい。

登山専門のプロショップとして、大切なことは
山のご相談や、山好きな人がご来店されたときに
楽しく、リラックスしてお買い物や、ご相談ができる
お店にしたかっただけである。

また、子供服や、こどもグッズもすべて取り除かれた。

お店が、登山という専門の道具だけを扱うお店には
金物や、刃物なども展示している。

たとえば、アイゼンやナイフなどの刃物は、子供たち
がおもちゃにして遊びたくなる品物がいっぱいである。

それを、いちいち、遊んでいる子供や親に注意するのも
たいがいいやになったのだ。

アイゼンやピッケルなどは、人の命を守る道具なので
ぼくにとっては、神聖などうぐである。

だから、まったく関係の無い大人も子供も、それらの
道具類、カラビナやハーネスもそうだけど、無闇に触って
遊んだり、落としたりされたくないのである。


だから、弊店の業務の目的やサービスに関係の無い人には
なるべく、目に入らないお店であり、できれば、入店されたくない。

登山に興味がある人、登山が好きで、BC穂高が好きな
お客さまには、存在感のある、ドアを開けるのがわくわく
するような、お店になれば良いと願っている。

なんと、自分勝手な店主だろうか。


今年の夏に、パタゴニアの正規代理店の契約も
ぼくの夢が叶った出来事の一つだった。


さて、次は・・・



ぼくがまだ、登山ガイドの駆け出し
だった頃、赤沼ガイドのツアーでご一緒
して以来、このお店がオープンしたときも
真っ先に、駆けつけてくれたM先生。

たしか、第一号のお客さまだった。

そして、パタゴニアの取り扱いがはじまった
とき、第一号のご注文をいただいた。

その地点で、プレミアム会員さま、第一号だった。




ご夫婦で、山を楽しまれているMさん。

ご夫婦で、BC穂高をご利用いただいている。

今日は、パタゴニアのジャケットをお散歩用に
ご購入いただいた。

いつまでも、BC穂高をよろしくお願いします。






11月3日 ()


千葉県から、登山靴のお手入れ講習のために
ご来店されたお客さまは、6月19日にLOWAの
TAHOEをフィッティングされたお客さま。

お客さまは、東京のKスポーツで足首が痛くなる
不思議な、登山靴を店員さんにすすめられて、購入された。

お客さまの試練は、そこから、始まったのである。

どういうわけか?

お店で試し履きされたときは、痛くなかったという。

しかし、ご購入されたあと、実際に
山を歩くと、足首が痛く、縦走のときには
涙が出るほど、痛さを我慢して歩かれていた。

半年ほど、我慢され、いつかは、良くなることを
期待して、履いていたけど、我慢の限界が来て
BC穂高にご相談された。

お客さまのC社の登山靴をばくが試しに履いてみると
お客さまの言うとおり、痛くて涙が出そうになった。

お客さまは、LOWA足の持ち主で、TAHOEに
買いかえられてから、はじめてのご来店である。

ぼくは、いつものように、
お手入れ講習を始める前に
お客さまに

「履き心地はどうですか」

とお聞きすると・・・

満面の笑顔で

「ばっちりです。」

笑顔をいただいた。





パタゴニア製品のお買い上げキャンペーンの
あとは、チャレンジ冬山支援キャンペーンを開催しています。


冬山用品をご購入され、これから冬山を
はじめられるお客さまを支援していくことを目的に
セミナーやプレミアムメンバーズバックプレゼントを
実施しています。

同時に、BC社の指名として、パタゴニアの人を増やすという
目的のために、ひきつづき、パタゴニア製品をお買い上げの
お客さまを特別扱いして、プレミアムへのご招待をさせて
いただくことにした。

プレミアム制度の目的は、BC CLUB会員さま総勢1300名様の中から
BC穂高を最もご利用いただいている上位20%の会員さまへ、特別な
サービスをさせていただくためのプレミアム制度にしていきたいので
引き続き、プレミアム会員さまへのご招待は続けていきます。

もちろん、お買い上げ金額を設けていますが、ご招待させていただく
会員さまには、例外もあります。

とにかく、BC穂高を愛して下さっている会員さまを大切に
していきたいという気持ちで、ご招待させていただきます。




来年の春に、ご夫婦になられるカップルさん。
プレミアム会員さまの特権として、山のご相談は
いつでもどうぞ。




14日に倶楽部のメンバーで
燕岳に登られる新入会されたばかりのKさん。

年末のBC燕ツアーにもご参加予定で
夏から、冬山装備を揃えられてきた。

今日で、冬装備は、仕上げです。

使い方は、雪山講習から現場で
みっちりとやりましょう。


昨日の燕岳の気温は -10度。吹雪のため
体感温度は、-30度近いだろう。

とうぜん、冬山フル装備でないと、対応不可能である。

これから、燕岳に登られる方は、冬装備フルコースで
お出かけください。

冬登山靴、目出帽、グローブ、ピッケル、アイゼン、防寒着、帽子
サングラスまたはゴーグル、かんじき・・・


すべて、マウンテンショップBC穂高で揃います。



11月1日 ()


パタゴニアのメリノウールアンダーを
今日初めて、着てみた。

今朝は、真っ白になった北アルプスの稜線が
麓からもきれいに見えているけど。

けして、冷え込んでいるわけではない。

むしろ、春のような陽気という感じで
気持ちいい。

メリノウールは、今まで、モンベル、マムート
アイスブレーカーなどを試してきたが、パタゴニア
のウールは、試したことがなかった。

着心地は、どのメーカーも良いが、今日初めて着た
パタゴニアのメリノも抜群の着心地で、暖かく
肌さわりも、気持ちいい。

とくに、飛びぬけて良いか?

と言えば、そんなことはない。

他社のメリノと比べても普通だけど
軽いというのは、優れているかな。

ただ、パタゴニア。

というだけで、ぼくは、気にいった。




靴のお手入れ講習のお客さまは
台風の中、常念岳に登られて、明日から
燕岳に登られるという。