登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Nov. 2012




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11月30日(金)


2年前に足が痛いご相談で登山靴を
フィッティングさせていただいたお客さまが
次の登山靴のフィッティングのためにご来店くださった。

そのお客さまは、2年前・・・・・・


最初にICIでザンバランを購入され
横幅が合っていないため足が痛く。

次にキャラバンなら大丈夫だろう。

ということで、買い替えられ、また
足が痛くなり、つぎにLOWAメリーナを
購入されたがまた痛かった。

お客さまいわく、すがる思いで
ぼくの元へフィッティングに来られた。

その時は、普通にシリオ662の
27.0cmをフィッティング。

それから、足の痛みは解消され
いままで快適に履いてこられた。

お客さまは年間50回ほど山に登られ
2年履かれたシリオもだいぶ傷んできたため
次の登山靴をフィッティングに来られた。

お客さまのご要望でLOWAの
ヌバックレザーに挑戦されると
いうことである。

ぼくは、内張りカーフモデルの
BANFF PROをフィッティング
させていただき、OKを出した。

お客さまは、念願のLOWAを 腕に抱え、笑顔で帰られた。


11月29日(木)


朝から登山靴のWAX仕上げ加工の
作業にかかる。

最近、WAX仕上げのご依頼いただいた
登山靴が、ぼくの腕2本の許容範囲を超えている。

1日6足くらいが限界ペースで1日2足のご依頼で
1日6足の加工になる。

高山は、シーズンオフだけど、低山は年中
夏靴が活躍する。

ヌバックレザーの登山靴のWAX仕上げ加工は
今年の6月からはじめて、ご依頼いただくペースが
増えている。

ぼく一人でできる範囲を超えれば、スタッフが
必要になってくる。




ハンワグ ヌバックレザー WAX仕上げ3回塗り加工 BC穂高



11月28日(水)


夏にシリオの662をフィッティング
させていただき、購入されたCさんが
冬山用にLOWA シルバーホルンを購入された。

Cさんは、夏靴ではLOWAは足の幅があわなく
シリオしか選択できなかった。

しかし、LOWAの冬靴はベストフィット。



11月27日(火)


特別営業・冬山教室付きご相談編


東京から、冬山用の登山靴を
フィッティングに来られたIさん。

まずは、冬登山靴をフィッティングを はじめる前に、どんな山に登る予定なのか
淡々と質問する。

冬山と言っても、レベルはいろいろ
あるためだ。

ぼくは、とにかく淡々と質問を
すすめていく。

ほとんどの方は、ぼくの質問に
対して、謙遜した言い方をされる。

でも聞いて行くと、冬の槍には
登りたい。

とか、

谷川に行く。

とか、

1月に富士山で訓練がある。

とか、

それを確認してから、フィッティングを
はじめる。

お客さまは結局、冬山装備をほぼ一式
揃えられ、ぼくの冬山特別教室をお受けいただき
約5時間のお買いものを終えられ東京に帰られた。



そう、ぼくの仕事は・・・・・


ただの靴屋のおやじではない。

登山靴のフィッティングといっても
お客さまの足だけ見ていればいい
というモノではないのだ。

お客さまの登山スタイルや趣向に
マッチした登山装備を選ぶコンサルタント。

とくに、初級の方、ステップアップする方
冬山にチャレンジするお客さまのための
スペシャルアドバイザーなのである。

登山靴のフィッティングには
毎日のように、遠方からもご来店される
お客さまがいらっしゃる。

でも、ほとんどの方は、ぼくのことを
登山靴屋さんだと思われている
ように感じるのは、ぼくだけかな?


じつは、BC穂高は、 北アルプスを夏~冬、オールシーズンで
楽しむために必要な道具だけを専門に扱っている
お店なのである。

だから、できれば、トータルに山のご相談
装備のご相談をいただきたいと思うのです。

実際に、最初は登山靴のフィッテインングから
つぎは、大型バックパック、テントをはじめる
ご相談、冬山のご相談へ繋がるお客さまもいらっしゃる。

そうしたお客さまのことは、ぼくは忘れないけど

登山靴だけ、購入されて、もうご来店されない
お客さまのことは、ぼくの記憶にも限界があるため
どんどん、記憶が薄れていってしまう。

年間300足、お客さまは陳べ12000人以上
になるので、覚えられない・・・。

だから、ステップアップするとき、

冬山にチャレンジするとき

山でテントをはじめられるとき

遠方からでも、ご相談に来てほしい。

と、思うのです。



11月26日(月)


ディナフィットの最新の
ブーツを購入されたTさん。

インナーブーツの熱整形を
始める。

最近の熱整形ブーツは、部分的な
整形や、ラバー、ナイロン、接着剤など
あらゆる材質のものが使われているため

従来のオーブンタイプでヒートすると
熱すぎて、いろんな箇所を破損してしまう
ことがある。

ブーツ用のドライヤータイプを使うと
温度が低すぎて、うまくいかない時もある。

そこで、苦肉の策。

ヘアドライヤーの温度がちょどいいことを
発見した。

とくにターボ付きはなかなかいい感じで
最適な温度でヒートでき、ブーツを傷めない。

10万円近くするこのハイテクブーツには
ローテクなヘアドライヤーが丁度いいという矛盾。



 BC穂高




 BC穂高





本日発信のメルマガより(抜粋)


Back-Country穂高
太田毅彦


先日、燕山荘の赤沼社長様が
ご来店されたとき・・・

ストックのゴムについて
社長のご意見をお聞きした。

「太田くん」

「ゴムを付けるか、付けないかは
そんなに問題はないんだよ」

「必要の無い所は使わない」

「ということが大切なんだよ」

「バランスの問題だね」

「森林限界を超えたら使っちゃダメな
所も多いのに、使ってる人が多いんだよ」

「ゴムなんて問題ではないね」

「ストックをもっと上手く使って欲しいな」

「というより、使いすぎかな」

「違うかね?」

雑談の中でのお話なので
それ以上はお聞きすることは
しませんでしたが

的を獲たお答えに
ぼく自身もホッとしました。


PS
燕山荘さんは夏山営業を終えられましたが
クリスマスより年明けまでの期間
冬季営業が始まります。

北アルプスで唯一と言っていいほど
厳冬期に北アルプス稜線を

冬山初心者の方でも
ベテランやガイドさんに
同行してもらうと登れる山です。

今年の年末には
BC登山教室で登山する予定です。

皆さんも是非、厳冬の北アルプスを
体験して下さい。

BC登山教室(冬山マスターコース)


Back-Country穂高 太田




11月25日(日)


燕岳帰りのお客さまで賑わう
BC穂高。

福島から燕岳を登りに来られた
ご夫婦は今月の4日に冬用テントとして
X-RIZEを新調されたお2人。

奥さまが背負って歩かれたオスプレーの
70リッターが背中が痛くて辛い。

というご相談。

『リュックを換えれば改善されますか?』

という奥さまの目は真剣なまなざし。

どう、応えて良いのか、一瞬迷った。

とりあえず、今のリュックを見せて
いただけるようお願いした。

オスプレーの大型リュックは、背面の
長さを調整するショルダーがこの大きさの
リュックにしては、細くて柔らかい。

調整もショルダーがただベルクロで
固定されているだけで、大型リュックが
歩くたびに左右に大きく揺れる。

それが、背中の痛みと関係あるのか
無いのか、わからないが、けして快適そうには
見えない。

グレゴリーの大型にも荷物を入れて
背負い比べていただくと、グレゴリーの
安定感に驚かれているご様子。

DEVA、バルトロと、ショルダーを
チェンジしたりしながらフィッティング。

女性でもバルトロがぴったりくる
こともたびたびある。

でもショルダーは、レディスのSに変更。

リュックを換えて改善されるのか
どうかは、実際の山を歩かないと
わからない。

次は、南アルプスを歩かれるという。

快適に楽しく歩けるといいな。


 BC穂高
小柄な女性にかぎり、女性モデルのDEVAより
男性モデルのバルトロ75にWS(女性用)ショルダーを
セットして背負った方が、背中にフィットしたり。。



夏に一度ご来店された女性の
お客さまが、両足の小指に水ぶくれを
作られ、足が痛いご相談に来られた。

お客さまは、スカルパの冬靴を
履かれていて、明らかにサイズが小さい。

そして、スカルパのその冬ブーツは
つま先が細く、アイズクライミングには
快適そうだけど、縦走には辛そうである。

お客さまはLOWAを履いてみられ
その違いを実感された。

しかし、小指を痛めている状況で
フィッティングはできないため
完治してからご来店いただけるようお願いした。


BC登山隊のメンバーが戻って来られた。
スペシャルな天候に恵まれ、みなさんご満悦。




11月24日(土)


連休中日、快晴の朝。

BC登山部のメンバーは、燕岳へ向かったグループと
常念へ向かったグループが早朝に登山口を出発した。








11月23日(金)


東京からご来店されたお客さまご夫婦は
GPSのご相談。

東京の山のお店の店員さんにも
GPSのことを聞いてみられた
そうだけど・・・?

『どうも、信用できない。』

という。

そこで、ご来店されたとき
レジカウンターに電源が入った状態で
何気に置いてあるGPSを見ながらご相談。

山で使うには、map62。

ぼくは、コロラド300から
OREGONシリーズ、map60や
62シリーズをデモ機と称して使ってきた実績がある。

中でも、OREGONなどの液晶のタッチパネルは
ディスプレーがガラス製なので、割れやすい。

今までに3人ほど割れた液晶パネルの
OREGONを持って来られて、泣いていた。

山で使うなら、グローブをしたままでも
簡単に操作ができて、高感度アンテナ
割れないディスプレーのmap62。

お客さまご夫婦に、MAP62SCJのデモ機を
貸し出して、ぼくが穂高神社へのナビを設定し
実際に使っていただいた。

帰って来られたお2人は、これにします。

と元気に帰って来られた。

初期設定を依頼されたため
今日のところはお預かりした。


お客さまは帰られたが・・・

東京からわざわざご来店され
信用できる店員さんとして
選んでいただけたことが嬉しい。

GARMIN GPSMAP62SCJ ガーミン GPS BC穂高


BC登山部のツアーで明日から燕岳に
登られるサカさんご夫婦が、装備の調達に
来られた。

メインは、ワカンではあるが、登山靴と
アイゼンのマッチングもチェック。

ペツルシャルレのアイゼンは、ちょいと難がある。

靴によって、簡単に外れてしまう場合があり
奥さまの登山靴LOWAには相性が悪い。

サカさんはシリオをお使いで、試してみると
なんとか使えそうである。

ペツルシャルレのアイゼンは、むかしから
登山靴とのマッチングで、難があり、ぼくが
カモシカのスタッフの頃も苦労した。

サロモンの登山靴でワンタッチ式が相性が
悪く、簡単に外れてしまったり、材質が
悪く、スノープレートが壊れたり、リコールもあった。

いまも品質に疑問が残るため、当店では
一切販売をしていない。

おそらく、今後も販売することは無いだろう。

アイゼン 調整中 GPS BC穂高





11月22日(木)


明日から3連休。

でも、明日は1日雨の予報。

午後からお2人のお客さまの
登山靴のフィッティングは難なく
完了して、お手入れ講習も修了。

夕方、外気も店内も少し冷えてきた。


11月21日(水)


BCマウンテン倶楽部のKさんが
ワカンを購入するためにご来店された。

Kさんは男性で27cmくらいのサイズなので
ワカンはLサイズをチョイス。

Kさんにお試しの登山靴を履いていただき
装着方法を説明しながら、まずはぼくがベルトを
締めていく。

ベルトの締め方を一通りご説明して
つぎに、Kさんにやっていただいた。

Kさんは、はじめて足に付けたワカンを
まじまじ見ながら、ニヤけていた。


Kさんと、冬のテントで使用するシュラフに
ついて、いろいろお話しをした。


Kさんが帰られたあとで、モンベルの
在庫表を確認したところ・・・

ULスーパースパイラルダウンハガー#0

厳冬期の冬山仕様のシュラフが
メーカー在庫のこり13個となっていた。

この13個で今期終了のようである。

必要な方は、早めに確保しないと
無くなってしまう。

モンベル U.L.スーパー スパイラルダウンハガー #0 BC穂高


【お知らせ!】 今季、厳冬期用シュラフを購入される方へ

厳冬期の3000m対応の
モンベル U.L.スーパー スパイラルダウンハガー #0

...先ほど調べたら、メーカー在庫残り10個となっていました。

全国的に販売されている冬の人気シュラフなので
すぐに無くなると思います。

必要な方は、これを逃すと今期は買えません。
完売する前に購入してください。

→→→モンベル U.L.スーパー スパイラルダウンハガー #0

注文は、メールでもお受けします。
hataka@backcountry.co.jp


11月19日(月)


登山靴のフィッティングのために
埼玉県からご来店のお客さまは
LOWAのBANFF PROでぴったりフィット。

フィッティングがおわりお客さまの
登山靴が決まれば、つぎにお手入れ講習。

ご購入いただいたばかりのヌバックレザー
登山靴にWAXを塗っていく作業は、ぼくにとっては
気持ちが良い作業である。

これで、一安心。

もし、お客さまがせっかくのLOWAの
ヌバックレザーの登山靴にWAXを塗らずに
履かれると、登山靴が傷んでしまう。

お客さまには、WAXの塗り方を
しっかりマスターしていただき、いつまでも
良い状態で登山靴を履いていただきたい。



今年の北アルプスは、この時期にしては
雪が多いように思う。

先日も、BC登山部のメンバーが
合戦尾根を登って来られた。

第2ベンチ辺りから雪が多く、もう
年末並みに積雪があるようだ。

この冬は、年末のドカ雪になるのだろうか?



LOWA 登山靴 TAHOE PRO ローバー タホー  BC穂高








【クリスマスSALE】→BC Onlie Shopへ

グレゴリー バルトロ65 特価(在庫わずか)

グレゴリー バルトロ75 特価(在庫わずか)


11月18日(日)


11月に入り、連続的に冬型の気圧配置で
寒気が流れ込み、北アルプスでは雪が降り続いている。

北アルプス燕岳の山小屋・燕山荘さんは
こんどの週末3連休まで営業されるため
スタッフは、毎日雪と格闘の日々が続いている。

先日、燕山荘の赤沼(社長)さんが、ワカンを
調達に来られた。

赤沼さんは、ここ数年、ワカンを毎年この時期に
1~2台購入されている。
マジックマウンテン トレースライン アルミ ワカン カンジキ BC穂高
燕山荘のスタッフの話では、この時期は
雪が降ったらトレースを付けに行く。

雪が少ない時期のトレース付けはワカンの
爪を傷めてしまう。

そして、1シーズンラッセルすると、爪を留めている
リベットがいくつか壊れてしまい、修理をしながら
使っているそうである。

ワカンが壊れる?1シーズンで?

その話をお聞きしたとき、衝撃的であった。






LOWA 登山靴 BANFF  BC穂高
東京からご来店のTさんご夫婦は旦那さまの登山靴フィッティング
グレゴリーバルトロ75のフィッティングに来られた。







11月17日(土)


BCマウンテン倶楽部の冬山講習3回目の
開催が決まったのは、おとといの午後。

倶楽部のメンバーさんからの指定で日程を
決定した。

最終的に6名の倶楽部員の皆さまがお集まりに
なられて、楽しい雰囲気で冬山の講習会がはじまった。






BCマウンテン倶楽部 冬山講習 BC穂高



BCマウンテン倶楽部 冬山講習 BC穂高



11月16日(金)


STARBUCKS COFFEE スターバックス BC穂高


最近、おいしい珈琲を飲むために・・・

というよりは、美味しく珈琲を飲む
ためにスタバに行くことがある。

ここ安曇野には、スタバが1軒あるが
普通の街中ではない場所にある。

それは、高速道路のサービスエリア
長野道、上り線の梓川SAの中にあり
そのスタバがいちばん近い。

おいしく珈琲を飲むという目的には
自宅から、お店までの交通手段やプロセスも
重要な要素である。

珈琲を飲みに行こう。

と決めたら、車を走らせることになる。

そこで大切なのは、アプローチである。

快適なスピードで車を走らせて、到着したら
簡単に車を駐車させることができて
車を降りてもストレス無くお店に到着すること。

そして、店内があまり混雑せず、珈琲を
注文して、テーブルに着くまでがスムーズなこと。

それが、国道19号線のショッピングセンターに
行くとお店に付くまでにイライラしてしまうことがある。

そうすれば、美味しく珈琲を飲むという
目的が果たせない。

高速道路の梓川サービスエリアは
安曇野インターから入って、5分ほどの
距離である。

スーッと高速に入って5分間の時速100kmの
ドライブ後に、サービスエリアの広いスペースに
車を止めて、小さなスタバで珈琲を購入するまでが
とてもスムーズなのである。

サービスエリア内は、旅行やドライブなど
非日常な人が多く、スタバの外テーブルはいつも
静に心地よい音楽が流れている。

いまのぼくには、ここが丁度いい・・・

おそらく、珈琲を飲むために高速へ乗る
という人はあまりいないだろう。

でも、美味しく珈琲を飲む。

いい時間を過ごせる。

それらを満たしてくれる、
ここのスタバのコーヒーショップが
ぼくは好きだ。

珈琲を飲むスタイル。

珈琲の飲み方にしても、昔と今では
変わっていく。

喫茶店というお店がずいぶん姿を消した。

ぼくの世界は、いったいどうなのだろうか?

昔ながらの小売という業種を
やっている。

しかもクラシックなスタイルを好む
登山専門店である。

ぼくは、そういうことに
鈍感なのかもしれない。


 BC穂高
外で、遊びたいね。



11月15日(木)



お客さまからお預かりしている登山靴の
WAX仕上げ加工は、お預かりしてから
約10日~14日間かけて、1足ずつ加工していく。

お預かりした登山靴は、新品以外は
まず、クリーニングからの作業となる。

クリーニングは、しっかり水洗いをして
タオルで拭き取り、LOWAのシューズクリーナーで
汚れを落とす。

1日乾かして、1回目のWAX加工。

これは、Youtubeの動画で流している
作業工程をそのまま加工する。

2日間、自然乾燥で乾かして2回目の
加工は、BIWAXを塗ったと秘密のWAXを
塗って、磨く。

再び乾燥させて、仕上げWAXを塗って
しっかり磨くことで、ピカピカのヌバックレザーが
誕生する。

その後は、お手入れセットに入っているWAX類を
塗って、定期的なお手入れをしていただくことで
ヌバックレザーが10年以上もしなやかな状態を保つことができる。

WAX加工をしなければ、3年も履けば、見ていられないほど
傷んでしまう。

今日は6足のレザーブーツのWAX仕上げ加工を
完了して、お客さまの元へ、ピカピカの登山靴を
お送りした。






LOWA ローバー 登山靴 手入れ WAX ワックス加工 BC穂高
LOWA PINTO はWAX加工でとても美しくなる。



LOWA ローバー 登山靴 手入れ WAX ワックス加工 BC穂高
ザンバランのレザーブーツもピカピカ



LOWA ローバー 登山靴 手入れ WAX ワックス加工 BC穂高
LOWAレネゲートもWAX加工でピカピカになりました



LOWA ローバー 登山靴 手入れ WAX ワックス加工 BC穂高
シリオ662のヌバックレザーもWAX加工の基本は同じ



LOWA ローバー 登山靴 手入れ WAX ワックス加工 BC穂高
シリオ664は4Eタイプです。



LOWA ローバー 登山靴 手入れ WAX ワックス加工 BC穂高
LOWA BANFF PROは、内張りもレザーで、やさしく足を包んでくれる履き心地



11月14日(水)


先日、LOWAを輸入されている
タカダ貿易さんの社長の息子さんの
岳志(たけし)さんがBC穂高を初訪問された。

そのときに、LOWAの登山靴を扱うBC穂高と
タカダ貿易さんで、今後共同で広告を展開したり

BC穂高がよりLOWAのフィッティングに
力を入れられる環境にしていくための打合せを
した。

BC穂高では、シリオも扱っているが
LOWA専門店という肩書で運営していく
方針であることを伝えて了承いただいた。

バックカントリー社は、数年後に
東京、神奈川、大阪、兵庫に登山靴専門店を
出す予定で準備をすすめている。

でも、それを可能にするためには
LOWAという登山靴が無ければ
不可能である。

岳志さんとは、今後、仕事を通じて
長いおつきあいになるはずだ。







LOWA ローバー 専門 登山靴 BC穂高



11月13日(火)


今日はお店の定休日。

バックカントリーマウンテン倶楽部の講習会を
お店の講習会場で開催した。

講習会の内容は、冬山の基礎講習として
冬山の心構えから、装備について約4時間の
講習会で、ぼくが講師である。

BCマウンテン倶楽部は設立が2009年4月で
いまで3年半ほどになる。

最初15名でスタートした登山倶楽部だけど
いまでは、会員数が30名を超えて徐々にでは
あるが増え続けている。

倶楽部の運営は、お店とは切り離し、倶楽部は
倶楽部として運営されている。

ぼくも倶楽部の一員として、あまり山行には
参加できないが、講習会やミーティングで倶楽部員の
皆様と関わりあっている。

今年も数名の新しい仲間が加わり、冬山に初挑戦の
倶楽部員も数人いるため、シーズン前にリーダーさんが
スムーズに山行計画をたてることができるように

新人さんの教育をやっている。

教育というと、なんとも堅苦しいが
ぼくの仕事のほとんどは、初心者の方が
スムーズに山を楽しめるためのアドバイス。

今日は、3名の倶楽部員さんが参加された。






冬山 登山教室 装備 BC穂高



冬山 登山教室 装備 BC穂高



11月12日(月)


1階のお店の改装工事の打合せや準備で
2階のお店は午前中ほぼ、休業状態。

それでも、お客さまがパラパラご来店される。

立山で夏シーズンにお仕事をされていた
女性3人が下山されて、帰り際に寄って
お買い物をされた。

北アルプスは、ほとんどの山小屋さんは
今年の営業を終えられて、スタッフさんは
それぞれ、実家や次の職場へ向かわれた。

まだ、立山では、11月末まで営業される
ホテルや山小屋さんがあるため、もう少し
初滑りのお客さまをお迎えする。

他には、燕岳の燕山荘さんが11月24日まで
の営業、西穂山荘さんは北アルプス唯一通年営業で
冬シーズンに入られる。

短い夏が終わればあっという間に秋が過ぎて
長い冬がやってくる。

毎年同じことの繰り返しだけど
年々季節のめぐりが早く感じるのは何故か?


11月11日(日)


静岡から登山靴とグレゴリーの大型パックの
フィッティングにご来店されたお客さまは
7月にLOWA TAHOEを購入されたお客さま。

2足目の登山靴として、LOWA メリーナを
新調された。

グレゴリーのバルトロ75は、セールの
レッドMをお選びになられた。

午後3時ごろ、BC登山部に所属されている
マキさまが旦那さまと山の帰りにご来店され
LOWAの冬靴を試し履きされて新調された。

マキさまは、むかし、Kスポーツで購入された
シャルレペツルのアイゼンをお使いだけど、この
メーカーのアイゼン特有の不具合があり少々心配である。

LOWAの冬靴にも合わせてみたが、どうも
しっくりこない。

旦那さまの登山靴では、問題は無いようで
女性のサイズになると、その不具合が出る現象のようだ。

マキさまは、そのアイゼンをお持ちになられたので
装着してみるが、やはり、不用意に登山靴のかかとの部分が
アイゼンのかかとから外れてしまいそうな感じはありそうだ。

とりあえず、シャルレは旦那さまが問題なければ
お使いいただき、旦那さまのBDのアイゼンをマキさまが
お使いになられるということで、対応されるという。

安全面に直結する道具のため
だめなら早めに買い替えるなりしていただきたいと思う。

シャルレのアイゼンは、いつも、何かしらの
不具合があるのは、ぼくがカモシカに勤めていた頃から・・・

当時は、サロモンの冬登山靴に限り、ワンタッチの
金具が外れる不具合からはじまり

アンチスノープレートが新品の状態でクラックが
入っていて、数回の使用で、バキバキに割れてしまう。

これは、リコールになった。

ベルト式タイプが何故か、アイゼンとプラスチックの
ベルトとの間に、動きの悪いリングを付けられていて
そこが壊れる不具合。

これは、リコールの対象外とされた。

今でも、登山靴のソールのかかと部分を
押さえるピンが3本あることから、アイゼンを
装着した状態で、かかとが約1cmほどの遊びが
出来てしまい、左右に動く。

これで、リングを付けているベルトに遊びが
あるため、ベルトが緩みやすい症状があるのだ。

ぼくにとって、ペツルシャルレのアイゼンを観察すると
何かしらの不具合を見つけることは容易いことである。







LOWA 登山靴 MOUNTAIN EXPERT GTX LADY BC穂高
BC登山部のマキさまのLOWA マウンテン エキスパート
今季から、冬山本格始動。



GRIVEL G12 BC穂高
LOWA マウンテンエキスパートに
グリベル G12アイゼン装着のための調整中

グリベルのG12は爪の形状が芸術的で美しい。

さすが、イタリア製だけのことはある。






11月10日(土)


BCマウンテン倶楽部は、BC穂高を拠点に
活動する山岳会である。

倶楽部は、お店の運営とは別の団体として
活動しているが、ぼくもBC穂高というお店も
密接に関係している山岳会である。

活動は、ゆるゆる登山を中心に夏はトレッキング
冬は、山スキーやスノーシュー、軽い冬山を楽しんでいる。

現在、会員は30名ほどで、年々増えてはいるが
活動はマイペースで、あまり規則などにも縛られず
自由な活動がほどよく自然体でいられるのがいいと思う。


きょうは、そんな倶楽部の新人さんのために
これから突入する冬山シーズンに向けた講習会を
お店の講習スペースで開催した。

講習は約4時間にわたり。

冬山の基本的な準備に必要な事に重点を
おいてお話しした。

でも、4時間しかなく、話したいことの
すべては、話せる時間が足りないので
それは、またおいおい話していきたいと思う。

ビデオは、講習のはじまりのほんの数分を
撮影したもので、こんな雰囲気で講習が進んで
行きました。





11月9日(金)


上田から登山靴のフィッティングに
来られたお客さまは、LOWAのBANFFという
カーフのモデルをご希望されてフィッティングが始まった。

昨年までは、そうでもなかったが、今年の春から
LOWAの登山靴をご希望されるお客さまが増加したように
感じる。

とくに、LOWA TAHOE、TIBET、そしてBANFF
というヌバックレザーの登山靴モデルに集中している。

今年のフィッティングの統計では約10%ほどの方が
シリオの3E+か4Eがぴったりだった。



LOWAを輸入されているタカダ貿易さんの
岳さんが営業のために訪問されたとき

来期の新モデルや、今後の意向について
お話しを聞かせていただいた。

来期も、当店では、お客さまの足型にあわせた
快適な登山靴であれば、メーカーを問わず
販売していく予定である。

LOWAの登山靴は、今でもドイツかイタリアで
生産されていて、登山靴としての出来は抜群である。

ぼくも長年履いていて、LOWA以外に履く気が無いため
気にいっているLOWA中心になることは間違いない。





11月8日(木)


パタゴニアのキャプリーンとレギュレーターを使った
レイヤーリングのお話しをします。

ぼくは、この2つのを組み合わせたレイヤーリングで
日常の生活も、冬山を過ごしています。

もちろんこれだけがレイヤーリング方法では
ないけど、ぼくには、効果的です。

まず、足には、キャプリーン3か4
レギュレーター1のタイツで、使い分けます。

ボトムのアウターは、昔はゴアテックスパンツを
履いていましたが、今は、パタゴニアのソフトシェルで
BACKCOUNTRY GUIDE PANT を履いている。

スフとシェルは、約20%ほどの通気性があるため
ゴアより蒸れにくく、汗を残さずいつもタイツがドライに
保たれるため、その後の森林限界から稜線で快適さを確保してくれる。


ソックスは、スマートウールのハイキングから
ミディアムクルーで、冬山ではいちばん厚手の
ヘビークッションを使います。

トップには最もに近いアンダーにキャプリーン1
を着て、その上にメリノ2、そしてキャプリーン3
を着ます。

この3枚のキャプリーン1、3とメリノ2が
ベースで、ミッドレイヤーには、レギュレーター1か
レギュレーター2を使い分けます。

冬の北アルプスでは、レギュレーターの1と2を
重ねて着ることも寒さを防ぐのに効果があることもあります。

アウターには、ダウンセーターとアウタージャケット

これは、必要に応じて着るように心がけています。

この組み合わせは、冬山にいるすべての人に有効では
ないけど、ぼくには、そのレイヤーリングは快適です。


ここ何年、冬の間は、下界にいるときも
北アルプスの稜線を目指しているときも
変わることはありません。

このレイヤーリングがぼくにとっては冬の自然な
ウエアであり、暑ければ1枚ずつ脱ぎ、寒いとは1枚ずつ
重ねて着るのです。







11月7日(水)


昨日のよる。


娘の茜空(あかね8才)がはじめた
女子サッカーの練習のため6時30分に
穂高西小学校の体育館に茜空と歩海(あゆみ3才)を
連れて行った。

ぼくと、歩海は、基本的には見学だけど
ぼくと歩海は、室内シューズに履き替えて
マイサッカーボールをもって横でせっせと練習する。

サッカーに限らず、ボールというモノを触るのは
何十年ぶりであろうか・・・

サッカーは、子供のころ、学校の体育で
練習した程度なので、けしてサッカーが
上手なわけでもない。

多少は、ボールを蹴ったことがある程度。

だから、ぼくも必死で練習しないと
子供たちとは言え、付いていけない。

子供たちの練習を真似ながら、ぼくも
ボールを転がす。

足が練習のイメージ通りに動いてくれないので
ボールもすぐに変な方向に転がって行ってしまう。

はやく、ボールを思い通りに操れるように
なりたい。

とおもう。

しかし、サッカーをはじめたのは、娘の茜空。

野球ならちょっとは得意なんだけど。。





11月5日(月)


雪崩ビーコンのピープス社から新しく
発売されることになっているVECTERは
まだ、日本に入荷していない。

このVECTERというビーコンは
史上初のGPSを搭載した全く新しいコンセプトの
雪崩ビーコンである。

ほんとは、昨シーズンにサンプルができあがる
予定だったけど、じつは、いまだに製品クラスの
サンプルも日本には入っていない。

輸入元へは、オーストリアのPIEPS社から
ファームウエアの調整中という連絡がはいっている
そうである。

輸入元では、まもなく、入荷するものと予測している。

じつは、まだ、だれも本当の製品版のこの モデルを触ったこともないのが現状である。

はたして・・・


11月4日(日)


福島からご来店されたMさんご夫婦は
今までに何度もBC穂高をご利用されている。

今日は、冬用のテントや冬テントに
便利なアイテムをご相談に来られた。

冬山でのテントは、悪天候にさらされる
こともあり、設営が容易で、耐久性などに
優れたX-RIZEというモデルをおすすめした。

X-RIZEは、ゴアの後継素材で、従来のテント用に
使われていたゴアテックスをさらに通気性や軽量性を増して
開発された最新のテント用透湿防水素材を使用している。

X-RIZEはシングルテントのため保温性を
気にされる方が多いようだが、冬用のダブルのテントは
けいして保温性は無い。

結露を防ぐためと、酸素の供給のため、冬用の
外張りは、通気するナイロン素材を使用している。

テント本体の素材も通気性があるため、テント内から
抜け出た湿気を含む空気は、外張りも通り抜けて
テント外に放出される。

だから、保温性に関しては、シングルでも
ダブルでも、さほど変わりがない。

冬のテント内は、常に空気が外気と
入れ替わる構造になっている。

だから、どちらかというと
冬のテントは

シングルでも、ダブルでも、外気温だけ
寒いのである。

外張りタイプのテントが、ダブル構造なのは
結露してバリバリに凍りつくことを
最小限に防ぐためで保温性のためではい。


シングルだと結露が気になるところ。


ゴアテックス系の素材は、結露しにくく
結露しても、テント内でコンロを付ければ
一瞬で、テント内側はドライになる。

設営は、シングルのほうが簡単に立ち上がる
ことは、冬場の悪天候時にはありがたい。

他にも、ゾウ足やアイゼン、グローブなど足りないモノを
補充され、Mさんご夫婦の冬のご準備は整った。






ARAI TENT X RIZE 2 アライテント X ライズ 2
ご購入されたX-RIZE2テントを設営教室。



11月3日(土)


セールのためか?たまたまか?


あさから、お客さまが多い。


冬山チャレンジの燕岳登山教室に
一番に申し込まれた Nさん(女性)がご来店され
足りない冬山装備をご相談されて補充された。

あすは、北八の天狗岳へ日帰りで
登られるというお話しをしていたら

たった今登って来られた長野で看護婦さんのOさんが
下山後の帰宅前に、お店に寄られた。

「天狗に登って来たのよ。おおたさ~ん。」

というOさんには、登山道の雪の様子などを
詳しくお聞きした。

夏に登山靴をフィッティングさせていただいた
Oさんは、どんどん逞しくなってゆく。

このまま冬山にも突入しそうなOさん。

「え、雪の上は、どこにテントを張ってもいいんですか!」

と、Oさん。

雪上の張り綱を固定する方法をさっそくご質問。

雪の上でテントを張るときに使うアンカーの
作り方を簡単にご説明した。

こんど竹ペグでアンカーを作る教室を開催しようかな?




11月2日(金)


今日から、冬ものを中心にアウトレットセールを
開催しています。

大量ではありませんが、旧カラーや旧モデルなどが
2割から半額で、店内に出しています。

ドロップ品は、どれも、あまり数がないため
お早めにご覧ください。






11月1日(木)


ブラックダイヤモンドのアイゼンは
ここ数年、1年中入荷する。

輸入元のロストアローさんが
1年中在庫しているためである。

グリベルのアイゼンは、11月から12月末まで
しか、輸入元のマジックマウンテンさんに
在庫がない状況がここ数年つづいている。

グリベルを買うなら年内のみ。

今季は、グリベルのニューマチック(ベルト式)の
プラパーツが形状と長さ調節するピンが形状を変更。

そのためか?生産が追いついていない。そうである。

ということで、輸入元の担当者さんのお話しでは
入荷が遅れているそうだ。

昨年も、速攻で無くなってしまった。

BC穂高には、とりあえず6台入荷した。

のこりは、12月の予定だそうだ。






GRIVEL グリベル アイゼン クランポン エアテック
12本爪のグリベルのエアテックは、程よい爪の長さで
初級の方でも扱いモデルである。

ベルト固定式で、どんな登山靴でもマッチングが良く
簡単に着脱ができるのが特徴。

ちなみに、ぼくが雪山で使っているのがこのエアテック。



GRIVEL グリベル アイゼン クランポン エアテック
この黒いプラスチックパーツが、今季より形状を変更して軽量化された。

カッコよくなった。ともおもえる。



GRIVEL グリベル アイゼン クランポン エアテック
登山靴のサイズに合わせるため、長さを調整するためのピンの形状が大きく変更された。

これで、ピンが抜け落ちる危険が解消されている。




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