登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


7.2016


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7月31日(日)


「ガルモントで足が痛い!」

という女性のお客さまがご来店された。

山の帰りに立ち寄られたということで
ご予約ではなくご来店された。

BC穂高は、登山靴のフィッティングは
ご予約制にて運営しているけど

ご予約なしでご来店されても、目的がご相談であれば
可能な限り対応させていただいている。

※ご来店の目的が店内の観覧というのはお断りをしています。

というのも、店内には、登山靴フィッティングのためのスペースと
その他ご相談のためのスペースしか無いためである。

両方は、登山靴のフィッティングができるようになっていて
ご予約でご来店されたお客さまと、ご相談にご来店された
お客さま専用となっている。


さて、ガルモントの登山靴で足が痛い。というお客さまだけど
どうも踵の靴擦れが問題のようである。

それが辛いため数か月前に横浜の某ショップでファイブテンの
アプローチシューズを店員さんにすすめられて購入された
靴を今回の登山で履いて歩いたら、なぜが底が剥がれたという。

それで、以前からYoutube動画もご覧になられている
ということで、突然ご来店されたということである。

お客さまのお話をお聞きすると、登山目的とは関係ない
商品を店員さんにすすめられて購入されているようだ。

ガルモントはマウンテニアリングブーツ(クライミング用)
その中には、緑のインソールや青いインソール

なぜか、一般登山なのにファイブテンのアプローチシューズ
しかもローカットである。

お客さまは、普通に一般登山道を歩いて、山小屋に泊まって
縦走したりしているだけ。

どうも、都会の登山ショップの店員さんは、お客さまをクライマーに
したいようである。

お客さまの足型にはLOWAのバンフプロがぴったりフィットだった。

あとは、歩く歩幅を改善していただくように正しい歩き方をチェック。

これで、快適な普通の登山をお楽しみください。








7月30日(土)


本日も、テント講習からはじまり。

BC穂高では、初心者の方にテント講習を受けていただく
ためにテントを販売しています。

テント講習を受け、テントの構造と基礎を学んでいただくことで
ただテントを購入したのではなく

安全にテントを使えて快適なテント生活を購入したことになる。

これは登山靴も同じで 『快適に登山を楽しんでもらうこと』


快適で安全な登山を末永くさらにピカピカで楽しみたい!!

お客様は、登山靴を買ったのと同時に10年間の快適な
登山も買った。やったー!

とならなければならないと思う。

Back-Country穂高は、快適な登山を売る
お店でありたいと思っているのです。








7月28日(木)


『モンベルの登山靴で足が痛い』

岐阜県からご来店のお客さまは、何度も登山靴で
失敗されているご様子で、いつも足が痛い登山だった。

モンベルの前はシリオの登山靴を購入されたが
シリオの場合、靴の横幅が広すぎて中で足が動いてしまう。

モンベルの靴は、甲の部分の靴ひもが締めづらく
いくら力いっぱい締めこもうとしてもなかなか締まらない。

それは、金具に問題があり、紐が締めづらいのが特徴なのである。


前にモンベルの登山靴担当の方に
『紐が締めづらいので改善してほしい。』

と要望したことがあります。

そのときの返答は『この金具は緩みづらい金具です』


という一言。

金具の紐を通す穴の内側を細くして紐をぎゅっと引っ張ると
その細い部分に食い込んで紐がロックされる構造なのだそうだ。

緩む前に、締まらない。

というのは、金具が原因なのである。

LOWAはそんなことはせず、甲の最後の金具までは
ぎゅっと締まり、甲の部分の最後の金具だけ
ロック式のフックが使われている。

それで緩むことは無い。モンベルの場合すべてのループが
ロックされる金具を使っているため、紐を引っ張ると
ロックされて、それ以上締まっていかない。ということである。


LOWA TIBET LLでぴったりフィットである。

お客さまは、歩き方にも足を痛めてしまう原因がありそうなので
歩き方の改善もお願いをした。









7月26日(火)


ドイツのLOWA社が創る登山靴は、木型にしても品質にしても
日本人にぴったりの製品を提供してくれている。

そのLOWA社の製品を40年ものあいだ日本のユーザーへ
届けていただいていた輸入元のタカダ貿易さんはその歴史をみても
LOWAとともに歩んでこられた企業である。

今年の5月に、突然輸入元がタカダ貿易さんからイワタニプリムスさんに
バトンタッチされるということをタカダ貿易さんからお聞きして
なんだか寂しい気持ちがした。

LOWAの登山靴は、ショップとしてのBC穂高では、今後も販売を
続けることはできるけど、時代の移り変わりを実感させられた思いである。

タカダ貿易さんのLOWAブランド取扱いは2016年いっぱいで
2017年より、イワタニプリムスさんに移行される。

BC穂高では、2017年のオーダーはイワタニプリムスさんに
入れなければならなく、今、数字を調整している。

輸入元の会社組織が変わることで、日本でのLOWAを取り巻く
環境や製品は少しずつ変わっていくだろう。

ぼくは、ただ、LOWA社が最良の登山靴を作っているかぎり
快適な登山を楽しまれる方へお届けしていくことは変わりない。

これから、日本に輸入される製品構成など、ぼくの今までの経験上の
アドバイスや要望はイワタニプリムスさんに伝えていこうと思う。

タカダ貿易さんは、これからも、コロニルやハンワグでお世話になる
のは、変わりない。

快適な良い登山靴をお客さまにご紹介するぼくの業務は変わらない。

いつか、ドイツのLOWA社を訪問したいと思っている。そして
良い登山靴を作ってくれてありがとう。と伝えていきたい。









7月24日(日)



山岳テントデビューのお客さまがご来店。

グレゴリーの大型パックとテント、シュラフを新調された。

テント設営講習では、テントの構造といままでテントがらみでの山岳事故例を
もとに、危険なことを中心にご説明させていただいた。

山岳テントは、降雪時の事故がときどき発生してしまう。

無積雪期は、あまり事故は発生しないけど、降雪時の酸素問題で
命を落とす事故は過去にも数多く発生している。

それは、テントの構造を知らずに使っているとちょっとしたミスで
おこるため、テントの構造からしっかりと理解していただかなければならない。


はじめて山岳テントを購入される初心者の方は、テント講習を受講してほしい。









7月23日(土)



登山靴のフィッティングのお客さまは
スカルパの登山靴で足が痛い。

サイズを確認したところ・・・


ソックスを履いた状態で実寸が24.5cm
スカルパのサイズはUK5.0

サイズが小さいことが原因である。

普通に平地を歩いていても、つま先が当たり
登山中は休憩のたびに靴を脱がなくては耐えられないほど痛かった。

足の親指の爪は3回ほど生え変わり、いよいよ我慢の限界ということで
登山靴の買い替えを決意されたそうだ。

このスカルパを購入されたときは、山梨のあるショップさんで
店長というか社長というか、ショップのオーナーにフィッティングを
されたらしい。

しかし、かかとに指一本の典型的なミスで、サイズ違いの靴を
購入してしまった。

ちなみにぼくが知っているかぎり、同店では3人目である。

お客さまは、LOWAでぴったりサイズの登山靴に買い替えられ、足が痛い登山から
解放された。












7月21日(木) 東京出張 LOWA他 展示会



展示会の会場はいろんな場所で開催されるため
東京ではGoogleマップとiPhoneのGPS機能をフル活用

しかも、展示会は基本的に日帰りとなるため東京滞在時間も
5時間ほどしかなく、道に迷うとそれだけ限られた時間をロスする。

今年は、GoogleマップにGARMINのGPSウォッチをもって歩いたため
電車の利用と会場までの歩行がスムーズに行った。

ただ、都会より山の方が地図読みや現在地の把握が楽である。




7月19日(火)~20日(水) 穂高東中学校 燕岳 学校登山


今年の学校登山のサポート隊 メンバー4名


2日間の学校登山は、お天気に恵まれ
登った子供たちも全員無事に、元気に登山ができました。








7月18日(月)









7月17日(日)


登山靴のフィッティングに遠方からご来店される
お客さまの中には、「いつも、動画を観ています」といって
くださるお客様が最近多い。

YOUTUBEの動画は5年まえから制作しはじめた。

きっかけは、iPad2のカメラで動画を撮影してそのまま
iPad2のiMovieというアプリで編集してアップロード
できる。

ということをお客さんのI君に教えてもらい。

半信半疑、やってみたのがきっかけである。

そのころから、この日記を動画にするときが来るだろうと
なんとなく考えていた。

商品の説明や、登山に関するアドバイスもこれからは
YOUTUBEで動画で流せば、いつでも見られて役に立つだろう。

ということで、5年前にとりかかった。

ぼくが制作した動画で少しの方でも
観ていただいた方のお役に立てればいいな。とおもう。









7月16日(土)



5名のお客様の登山靴をフィッティングした。

まずはじめは、東京からご来店の女性のお客さまで
むかし、クラシックバレーをされていたときにできた
小指と親指の付け根の骨のでっぱりが気になる。

まずは、LOWA TAHOEでフィッティング。

幸い、骨のでっぱり部分はTAHOEがうまく守ってくれる

感じで、違和感もなく、約2時間ほど店内を歩いて確かめ

フィッテイング完了。










7月15日(金)




ふ~。

WAX加工のご依頼でお預かりの登山靴が4足。

何とか、連休までに完成した。

明日から、海の日の3連休は毎日フィッティングご予約が
入っているため、作業はできそうもなく

連休明けは、地元の穂高の中学校の学校登山の引率で
2日間の燕登山で、帰ってきた次の日は、展示会のため
東京へ出張となる。

なので、今日中に仕上げることができてよかった。









7月14日(木)




うちの娘がおたふく風邪にかかった。

学校を休んで赤十字病院に行く。

ぼくには、おたふく風邪で一生忘れられない
ことがあった。

ぼくが、子供の頃、、、たしか幼稚園児だった。

おたふく風邪にかかったぼくに
医者は、油っこいものは食べてはいけません。

と言った。

その帰りに、ぼくの家族は全員よりによって
お昼に食べるための
カップヌードルのカレー味を買って帰る。

お母さんは、医者の言う通り
ぼくには、カップラーメンを買ってもくれず
食べさせてくれなかった。

ぼくは、悲しかった。

生まれて初めて味わう孤独感である。

幼心にぼくは固く誓った。

おたふく風邪が治ったら
カップヌードルのカレー味を

たらふく食べてやる。

それ以降、ぼくは、スーパーで
カップヌードルのカレー味を見ると
あの時の記憶がよみがえる。

あれから40年

今でもスーパーでカレー味を見つけては
手にとっては、カゴに入れる。

そして、ぼくは、あゆみちゃんの先生に聞いた。

食べてはいけないものはありますか?

先生は言った。

『とくにありませんよ。』

・・・









7月13日(水)




『ブラシを間違えて使ってしまった!』

というメールが今朝3件届いていた。

お手入れセットに入っているブラシは、クリーニングブラシと
みがきブラシの2種類。

登山靴に着いた泥汚れをきれいにクリーニングするための
ブラシは、少し硬めのナイロンブラシで、みがきブラシは
馬の毛を使ったやわらかいブラシである。

WAXやクリームを塗り伸ばしたり、仕上げの磨きを
かけるための馬毛ブラシとクリーニングブラシを間違えて
使ってしまったというものである。

靴には悪影響はないが、クリーニングブラシは硬いために
クリーム類を塗り伸ばしにくく、上手く塗れないとおもう。

そんな方のために、ブラシの説明動画を作りました。









7月12日(火)











7月11日(月)














7月10日(日)




ヨーロッパから輸入される登山靴の多くは
メンズサイズとレディスサイズでモデルが分かれている。

弊社でフィッティングをするLOWA社の登山靴も
すべてのモデルがメンズモデルとレディスモデルで
構成されている。

レディスサイズは日本輸入されているものでは
UK3.5~UK6.5となり、メンズサイズは
UK6.0~UK11.5までとなっている。

女性の足で21.5cmから25.0cm
男性の足では、24.0cm~29.5cm
という構成となる。

ほとんどの場合、女性には女性モデルで
男性には男性モデルのサイズで合うようになるけど

中には、男性で23.5cmだったり、女性で26cmだったり
そのメーカーのサイズ構成では、合わないサイズのお客さまもいる。

今日の登山靴フィッティングのお客さまは、男性のお客さまがお2人
足のサイズが23.0cmのお客さまと24.0cmのお客さまの
フィッティングで、レディスモデルをチョイスしなければならなかった。

レディスモデルは、メンズモデルに比べ、木型がやや細い。

その木型で男性の足の足首の太さや指の太さ、横幅が合えば
登山靴なのでとくに男女を分ける必要もないけど、木型が若干違う。

今日のお客さまはお2人とも、女性サイズではあるが
TIBET LLのWXLでフィッティングできた。

TIBETはレディスもメンズも木型以外のデザインはまったく同じで
サイズ違いによる金具の間隔は違うけど、男性が履いても、問題ない。





今日は登山教室2日目、地図読み講習を開催しました。





7月9日(土)



キャラバンのトレッキングブーツで足が痛い。

というお客さまがご来店されたました。 そのお客さまは
女性で昨年の10月にいちどご予約を
入れられたけど、急にお仕事のためトルコへ出張されることが
きまり、なくなくご予約をご変更されたお客さまである。

キャラバンの靴を購入されるとき、ご自身の足は横幅が広いと
思われていたのが靴の選択を間違えられた要因のようである。

幅広いキャラバンは、足が靴の中で動いてしまい、インソールや
くつ下でいろいろ試してみたけど、あまり改善されなかったようだ。


フィッティングは、まずお客さまの足を見せていただく。
サイズを計測して、ベストなモデルとサイズがぼくの
頭の中でチョイスされる。

まず、片足にBANFF PROを、もう片足にTAHOE PROを
履いていただき、紐をしっかり締めて、少し歩いていただく。

このときのお客さまのリアクションで、ほぼ決まる。

お客さまは、BANFFよりな感じである。

ぼくのイメージどおりであった。





楽しそうにお手入れ講習を受けていただいた。





7月8日(金)



人の足は、鈍感であり、敏感だ。

普段歩いている時は、体重の何倍もの重さを
受けながらも、無意識に歩いている。


膝も衝撃を和らげる役割を果たす。

靴の底が斜めにすり減っていたり
踵の外側だけがすり減っている靴を履いていると


足は、ゆがむ。

歩いている時に地面に対してソールが斜めに減っていると
足は斜めに着地をする。

足は鈍感なので、気にならない。

次第に、骨は斜めに矯正されゆがんでゆく。

人の骨や体は、矯正されて変形していくものである。

歪んだ足に、登山靴のような固めの靴でしかも
馴染んでいない登山靴は、足が真っ直ぐになるように
できている。

サイズも横幅も合っていても小指が痛い、親指の
付け根に違和感を感じる人がいる。

靴は真っ直ぐなのに対して、斜めにゆがんだ足を中に通す
からである。

ぼくの観察では、こういう足の方はけっこう多い。

右足と左足のゆがみ方が違う。

普段の動きによって作り出されるためである。

人は、左右対称な動きをしない。

野球をするとき、ゴルフでもテニスでもバレーでも
右半分と左半分は異なる動きがつながってひとつの動作になる。

だから、歩いている時も右と左は規則正しい動きを
しているようだけど違う動きをしている。

踏ん張る足と前に出る足。

なのに、靴は左右対称に作られている。

だから、右と左ではどちらかがぴったりくると
反対側は、ちがう違和感を感じるものである。

その違和感の感じ方で、どうゆがんでいるのか
がはっきりわかる。

新品の登山靴は正しい歩き方を教えてくれる。








7月7日(木)



普段の歩き方で、足がゆがんでいる人が多い。

人によっては、足先が内側であったり外に開いていたり
外半分に重心が乗っていたり、内側に重心が乗っていたり

人それぞれである。

真新しい、登山靴はまっすぐなゲージのように
足のゆがみを教えてくれる。

足がゆがんでいると、真新しい登山靴を履いた時
違和感を感じる。

それが、履き慣れるにつれ、その違和感を感じなくなる。

良い登山靴は、靴が足に合わせて変化するのである。

ぼくも、真新しいTAHOEを履くと

数回は、右足の外側、土踏まずから
小指の付け根にかけて、痛くなる。

それが、ある日突然に、まったく感じなくなる時が来る。

それが、良い登山靴であり

TAHOEはさらに、何も履いていないような履き心地にまで
なっていく。

ぼくのフィッティングは、その先を見ながら
お客さんの足と靴のマッチングを想像する。

お客さんは、今の靴を確認しているだけだけど
ぼくは、何か月後の靴を確認している。

という感じ。









7月6日(水)




登山靴のフィッティングは、お客さまの足の形を見て
どのモデルがぴったり合うのか、サイズをどう合わせていけばいいのか
一瞬でぼくの中でイメージができあがる。

あとは、そのイメージを元に、確認させていただく作業である。

足型を見て、登山靴をためし履きさせていただくとき、サイズと横幅
と足の形により手順が変わる。

お客さまには、ご自身の足に対する先入観というモノがあり
それが正確な場合もあるが、ちょっとちがう場合もある。

人は、ご自身の足について、あまり他人と比べたり真剣に考える機会があまりなく
自分の足が幅広なのか?どうなのかということ、自分の思い込みやもある。


たまに、わたし外反母趾がひどくて、というお客さまの足を見ると
とくにそんなこともないお客さまも意外に多い。

登山靴のフィッティングというモノは、今まで誰もどのお店も
確率してこなかったため、今現在はBC穂高にしか存在しない。


ほとんどのお店は、お客さまが選ぶものでお店側は
お客さまが選ぶお手伝いをしている。という姿勢を守っている。

登山靴のフイッティングという言葉も、ぼくが作っているようなもので
ある意味ぼくの自己流であり、それが登山靴のフィッティングに関しては
ここ15年間では、ぼくが一番経験を重ねている。と思う。











7月4日(月)



月曜日は、週末のフィッティングで売れていった登山靴の
サイズ補充と、お手入れセットや登山靴の通販の商品出荷のために
3階の本社で発送準備のお手伝い。

午前中は、在庫チェックと注文書の作成。

午後は、段ボールと格闘。
一週間でいちばん時間のたつのが速い一日である。









7月3日(日)



今日は天候が悪いからなのか、飛び込みでの登山靴フィッティングの連続となった。

ご予約も満席で、第一フィッティングルームはフル稼働しながら

良いタイミングで、飛び込みフィッティングのお客さまが
ご来店された。

フィッティングルームは2カ所しかないため、ご予約が満席で
飛び込みで登山靴を求めて来られた場合、お一人は第2フィッテイングルームを
使い、それ以上のお客さまは、時間をずらしてご来店いただくか、お断りしている。

今日は、ご予約のキャンセルが一件あったため、本当ならお断りとなったかもしれない
神奈川からご来店されたお客さまのフィッティングもできた。











7月2日(土)



フィッティングがはじまる前の、あさの準備体操に
WAX加工をはじめる。

仕上げ磨きの登山靴が2足。

WAX加工の中でいちばん楽しい作業である。

いままで地道に塗り進めてきたヌバックレザーの
表面が一気に輝きを増す。










7月1日(金)



グレゴリーの営業担当の宮川さんがお店に来られた。

先日、東京に出張した時にサムソナイトジャンさんを
ぼくが訪問して、来期のモデルなどを見せていただいた。

そのときに、7月1日に長野に来られるということを聞きし
うちのお店も見たいということだったので、今日の午前中の
時間をあけておいた。

グレゴリーというブランドは、数年前までA&F社が何十年もの間
日本の輸入総代理店として、グレゴリーブランドの普及活動をされて来られた。

そのグレゴリーがアメリカでブラックダイヤモンド社に買収されるという
出来事はまだ記憶に新しい出来事である。

そのタイミングで、日本でのグレゴリーの総代理店は
新規に設立されたブラックダイヤモンドジャパン社が引き継ぎ
2年足らずで、グレゴリーはサムソナイト社に買収された。

昨年より、日本での取り扱いは、サムソナイトジャパン社の
グレゴリー事業部がひきつぎ、現在に至る。

A&F社からBDジャパンそして、サムソナイトジャパンへ
グレゴリーブランドの移行とともに動いて来られた人たちがいる。

グレゴリーブランドを日本で支えているグレゴリー事業部の人たちである。

海外から輸入される海外ブランドは、日本のディストロビューターに
よって、ユーザーが手に入れやすい環境をつくり、情報提供とサポート
などずっと努力をしている。

しかし、メーカー本体が海外で売買されると一気に体制がかわる
ことがあり、いままで、そのブランドに携わって来られた会社や
人たちの手から離れてしまうことがある。

幸い、日本では、その人たちが新しい環境で活躍される場が
用意されていて、転職という形で、新体制の中で活躍されている。

ぼくたち小売店は、取引会社が代わるだけで、人生まで変わらないが
ブランドと生きる人たちは、ブランドの本体の体制次第で宙に浮いた
状態がいつ来るかもしれない。

そんな、社会もあるんだなぁ。










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