登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


12.2016


< ほたか日記 トップへ戻る > | < 次の月へ >



12月26日(月)


今年は店頭での25日でフィッティングの業務は終了しました。

オンラインストアは年中無休でご注文をお受けしている。

年内の発送業務は28日で終了し、年明けは3日から。

年末年始は


今年も、燕岳冬山登山教室のため、山にでかけます。

参加者は9名で隊長のぼくを入れると10名のパーティです。

では、みなさま、本年もありがとうございました。

また、来年もよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

BC穂高 太田 毅彦





12月25日(日)


小学6年生のあかねちゃんと、1年生のあゆみちゃんが
クリスマスケーキを作ってくれた。

あかねちゃんは、シフォンケーキやクッキーやドーナツなど
けっこう本格的に作ってくれる。

メリークリスマース



LOWA MOIUNTAIN BOOTS





12月24日(土)


さすがに今日はクリスマスイブ

週末のクリスマスイブに登山靴のフィッティングに
来られるお客さまはいない。

ご予約も入っていないため、家族サービス。





LOWA MOIUNTAIN BOOTS





12月23日(金)


今年の9月に購入した登山靴が"なんだか"おかしい?


登山靴のフィッティングのためご来店されたお客さまが
ご持参されたおかしな靴を確認すると

たしかに、不思議な現象が左右ともおきている。

ラバーソールが左右とも全体的にエッジ部分が割れている
状態だった。

3カ月ほど前にモンベルショップで店員さんにすすめられ
購入されたという靴は、何度かの登山でこんな風になったという。

ただ、ソールもグニャグニャで登山には向かない靴なので
山の使用に耐えられない作りなのか?

ということで、買い替えられることに決められたという。

こういった現象は、むかし、メレルのスイッチバックや
カメレオンという靴でもみたことはある。

いずれもチャイナ産の靴。

ウエアやリュックなどチャイナ産が主流になっているし
布モノに関しては品質はそう悪くないけど、登山靴に関しては
チャイナ産はぼくが知る限り品質があまりよくないように思う。


モンベルの靴


モンベルの靴





モンベルの靴






12月22日(木)



お預かりしている4足のWAX加工が完成した。

なんて美しいんだろう。


LOWA MOIUNTAIN BOOTS





12月21日(水)


午前中は、気合を入れてWAX加工の仕上げ作業に専念する。

WAX加工中は、集中するため、お店の玄関のカギをクローズ

そして、電話には一切出ない。

BOSEのノイズキャンセリングヘッドホンを耳にかけ
音楽を聴きながら沈黙の中WAX加工の作業はすすむ。

今お預かりしている登山靴は21足である。

仕上げまじかが12足。中間が6足。まだ手を付けられない靴が3足。

WAX加工はヌバックレザーにWAX加工を施すことが目的にお預かりしている。

ただ、中には、ドロドロの登山靴を泥が付いたまま届くことがある。

登山靴なので、新品でない限り、どろんこはある程度しかたがないが
WAX加工の作業場には、泥んこの靴を洗う場所は設定していないため

外にバケツをもって水でゴシゴシ洗わなければならない。

が、ここは安曇野、しかも12月。

厳冬期に入ったばかりだけど、氷点下以下の中でしかも屋外で
靴を水洗いすることは、無理がある。

寒いとか、冷たいとかは別にかまわないけど、水がどんどん凍ていく。

お湯を使っても無意味で、洗ているとどんどんシャリシャリしてくる。

表面が凍ると、汚れが氷の膜におおわれてきれいにならないのである。

なので、汚れた登山靴は、清掃することに時間がかかってしまう。

のである。



午後は、神奈川からご来店のご夫婦の冬山デビューに向けた準備の
登山靴フィッティング。

ご夫婦は、昨シーズン夏山用に登山靴を新調された。

お二人とも履いていた登山靴で足が痛く、その改善のために
買い替えられ、おふたりともLOWA TAHOEの信者になった。

フィッティングは、ゆっくり雑談を楽しみながら
4時間ほどかけて試し履き。

途中何度か靴紐を結びなおしながら、馴染みを確認させていただき
アイゼンも合わせて購入された。

冬山は、これからということなので、冬山講習にご参加されることを
おすすめした。




LOWA MOIUNTAIN BOOTS





12月19日(月)



本日のお客さまは、13時間をかけて、島根県からご来店された。

お客さまは、徐々に冬山を楽しみたいということで
冬靴のフィッティングのご予定でご来店されたけど

今期、LOWAのアルパインブーツはUK9.5より大きいサイズは
全モデル未入荷だった。

お客さまのサイズはUK10.0である。

ただ、夏靴もモンベルの靴で調子が悪いので、冬靴は来期にして
TIBET LLをフィッティング。

TIBET LLは夏靴ではあるが、オールレザーなので、ある程度の
雪山は楽しめる十分なスペックである。

この冬は、低山からTIBETで、はじめていただくことになった。


来期は、ちゃんと全サイズが入荷されることを願うしかない。



LOWA MOIUNTAIN BOOTS





12月18日(日)



名古屋からご来店のお客さまのフィッティング

お客さまは、LOWA マウンテンエキスパートEVOの
フィッティングをご要望されてご来店された。

お客様の足のサイズは、24.5cmで横幅は26.5

幅広の足である。

UK7.5は、26.6cm。横幅で合わすとこのサイズになる。

試し履きで時間をかけて、馴染みを見ながら1時間ほど歩いていただき
このサイズで確認した。

登山靴のフィッティングは、足を見てサイズを測り、足入れ感覚をみて
靴が馴染んだ状態をイメージしながら、フィッテイングする。


馴染んでぴったりフィットが理想なので、あとの1~2時間は
馴染んで正解なのかを確認するための時間なのである。




◇◇◇◇◇




冬山用のアルパインブーツは、LOWAに限らず、日本への入荷数は
夏靴よりは、限られているメーカーがほとんどだ。

しかも、LOWAは
マウンテンエキスパートEVOにしていもバイスホルンにしても
シルバーホルンにしても

オーダーしていた半分しか入荷してこなかったのだ。

入荷したサイズと入荷しなかったサイズがあり、今期のLOWA冬靴は
ほんとうに困ったものである。

年が明けると、日本でのLOWAを扱う輸入元が現行のタカダ貿易さんから
イワタニプリムスさんに代わる。

今期のアルパインブーツの日本への不振は、そのことも影響しているようだけど

末端のお客さんや販売店では、困ったものである。




LOWA MOIUNTAIN BOOTS





12月17日(土)



東京からご予約でご来店されたお客様の登山靴の
フィッティング

お客さまは、東京近郊の山を日帰り登山を楽しまれている。

お客さまは、今の仕事だと日帰りの山しか行けないという。

お話をお聞きすると、結構大変なお仕事なのである。

そのお仕事は、大きな会社の社員食堂のチーフ的なポジションで
受け持つ部署は、定食部門。

他に4部門合って1部門を3名ほどのスタッフで一日400食を扱うそうである。



しかも、勝負はお昼どきだけで、12時からの30分がもっとも忙しく
その30分で一日分のほぼ400食を提供するのが本番でそのための
準備や仕込みに十何時間を使うという。

一日の勝負は30分、早朝から出勤されてまず仕込み。

料理はできるだけ温かく出すことが求められ
食堂では11:30~1:30まで流れで営業しているが
勝負は12時からの30分ということである。

閉店後は、献立を考えたり食材の調達、できる準備をすませて帰宅。

休日は、絶対カレンダー制で、それ以外のお休みは、取れないそうだ。

山に行くのも、日帰りで行けるところに限られるという。

食堂は日本の中心で、主に官公庁の集まる場所にあり
おもに役人さんのための食堂なのだそうだ。


いろんなお仕事の方がいて、日本は成り立っているんだなぁと
あらためて思った。





LOWA MOIUNTAIN BOOTS





12月16日(金)



冬山講習2回目の開催日・・・参加4名


教室で約6時間の講習会がはじまった。

講師はぼく一人なので、講習会というか講演会。

6時間、ぼくは思い存分冬山登山のことについて
しゃべりまくった。


講習後に参加者の中の3人は冬山装備をそろえるための
ご相談で、冬靴のフィッティングやアイゼンの調整、ピッケル選びなど
楽しい冬山を目指して心が一つになる瞬間である。

女性のお客様が、購入されるアイゼンの調整のとき

時ちょうど、やんなきゃな~と思っていた、グリベルアイゼンの
女性サイズの調整の仕方の動画撮影までさせていただき
楽しい時間を過ごした。












12月15日(木)



妙高から外人さんがPIEPS DSPのエラーを何とかしてほしい。

ということで、ご来店された。

BC穂高はPIEPSのサービスセンターになっているので
なんとかなるかもしれない。

と思い、来られたご様子である。

エラーがでるというDSPをお預かりして、まずはファームウエアの
アップデートを試してみる。

アップデート後に、プログラムがセルフチェックを実行する。

E25と表示された。

アップデートでソフトは新しく書き換えたがエラーが表示されるということは
ハードの問題である。

この持ち込まれたDSPは、オーストリアで購入されたそうだが
モデルとしては、DSPの初期モデルで10年以上前に製造されているモデルである。

エラーは、通信系の回路でトラぶっているようだ。

このビーコンは、基本的に日本では修理ができない。

外人さんは、明日から妙高を滑る予定なのでお困りのご様子だけど
このビーコンは故障しているので修理が必要である。

オーストリアに帰ってからメーカーに修理依頼をするか、買い替えるか
どちらかが必要ですよ。

そのことだけお伝えした。


このモデルは一番初期で15年は経っている。

メーカーでは、寿命や買い替え時期など明確にされていないが

電子機器としては、10年くらい、、、そろそろ限界なのかな?









12月14日(水)



お電話でこんなお問い合わせをお受けした。

サイズが20.5cmに合う冬山用の登山靴を探しているという
女性からである。

もちろん大人の女性なのだけど、いろんな靴を試し履きしたけど
お店に置いているのは22.0cm以上ばかりで、どれもブカブカだという。

最近、7才のあゆみちゃんの靴を購入した時、たしか20cmを購入したような・・・

お問い合わせの方は、足の実寸なのでもう少し大きいけど、
サイズとしてはどうしてもキッズサイズとして分類されてしまうようだ。

とりあえず、いろいろ当たってみるということで
ご用件はお受けしたが、さて、冬山の登山靴でキッズサイズ相当という案件だけど
登山靴メーカーさんは、作っていないだろう。

ひとまず、ハンワグとLOWAをあたってみることから始めようと思う。





12月12日(月)



最近、食事に炭水化物を控えるようにしている。

主食は、葉っぱ系の野菜とトマトと豆腐がメインの食生活。

慣れるとお腹もあまり空かなくなってきた。

体重は1ヶ月ほどで約5㎏ダウンした。

体重は減っても、運動もしないとな。





12月11日(日)



Wax加工で美しく変身したLOWAの登山靴は
持ち主のもとへお送りする前に必ず記念撮影。


BC穂高のパソコンには、今までここを通り過ぎた
LOWAの登山靴の晴れ姿の画像データがたくさん保存されている。

みんな、それぞれに表情が違って見えるのが不思議。






12月10日(土)



登山靴のフィッティングの合間にTIBETのWax加工の
仕上げの作業をする。

いま、預かっているWAX加工の靴が10足を超えている。

いちどに加工は2~3足ほどで、毎日やっても通常の3週間に
間に合わない。

なんとか年内には今預かっている靴だけでも完成させて
お渡ししたい。







12月7日(水)



LOWAのバックパッキングブーツに使われている
ソールはビブラムのマサイというラバーが使われている。

マサイソールは、重い荷物や長時間の歩行に最適なクッション材や
ソールパターンとなっていて、つま先にはクライムゾーンがあり
岩場などの難所でも最大限のグリップ力と縦走登山に快適な柔軟性を持っている。

山を歩く頻度やフィールド、癖などにより、ソール交換時期は
人それぞれだけど、一般的には3年~5年での張替えを推奨している。

今日持ち込まれたLOWA TAHOEのソール交換は
2回目のソール交換で、2年でこのくらい減っている。

ソールは、パターンの角が丸くなったらグリップ力は半減する。

とくに岩場などでグリップ力が発揮できないと危険も伴うため
早めのソール交換で安全な登山を楽しめる。

BC穂高では、ソール交換のご依頼は、オンラインにてお申し込みをいただき
郵送でご依頼いただくようになっている。

交換時期がわからない方は、こんな感じでソールの写真を撮って
お問い合わせフォームから送信していただければ確認して
アドバイスをさせていただいている。









12月5日(月)



マムート社のパルスバリーボックスという
雪崩ビーコンは、W-LINKという通信電波を使い
バイタルデータの送受信が可能になっている。

ただ、日本では、その周波数の使用が禁止されているため
使用できない。

メーカー側で、規制のある国に出荷される場合、適合するように
設定されているため日本に正規輸入されている機器はその機能は
使えなくなっている。

ただし、ユーザーが海外から個人輸入で持ち込んだ機器は
日本のマムート社で確認されていないモノはその購入された
国の基準で設定されていることになる。

日本の電波法は、使用が認められていない電波を発信することを
法律で禁止されていることから、海外から輸入されることは違反ではないが
その電波を発信すると違反となる。


アップデートのため今日持ち込まれたパルスバリーボックスは
海外から個人輸入された機器だった。

マムート社では、日本の法律に適合していない機器をアップデートすることも
アフターサービスすることも行っていない。

もちろん、日本では、日本の法律に不適合な機器だからである。

サービスセンターとして、アップデート作業を任されている
弊店でも、日本で不適な製品に手を加えることはしていない。

持ち込まれた並行輸入品のバリーボックスは、日本のマムート社で
適合するための設定を有料(1万円ほど)で行っているため
メーカーへ持ち込んでいただくようにコメントしてお返しした。






MAMMUT PULSE Barrybox W-Link周波数設定


周波数の設定:
地域 A / W リンク周波数:868 MHz[= 薄灰]
EU および EFTA 加盟国

地域 B / W リンク周波数:915 MHz[= 濃灰]
米国、カナダ、ニュージーランド

W リンク未許可[= 黒]
日本、ロシア、インド、中国

不明[= 白]


12月4日(日)



この冬、第一回目の冬山基礎講座の開催日。

教室は定員12名様で満席。











12月3日(土)


大気の自然現象には、『放射冷却ほうしゃれいきゃく』というちょいと難しい
現象がおこるのである。

これは、ドイツの物理学者マックスブランク博士の法則論である
ブランクの法則により解明されている。

地表の熱が放射により奪われて気温が下がる現象なのだが
晴れているときに冷え込むという不思議な現象なのである。


冬はあさ晴れていると、暖気運転が必要。










12月2日(金)



LOWA TAHOE PROのWax加工の仕上げである
最後の工程は、防水コーティング。

コーティング剤をふりかけて、しばらく乾かせ、あとはブラッシング。

画像は、コーティング剤をふりかけときの様子である。 このコーティング剤は、今のところ市販はされていないため
Wax加工を弊店で行うときにだけ使用している。

ゆくゆくは、市販パッケージにできればな~と思っている。










12月1日(木)



ときどき、LOWAのローカットシューズも
Wax加工のご依頼をいただく事がある。

今日、レネゲードワイドLO GTXのWax加工が完成した。

Wax加工前とは全く別物の姿になり、出来栄えは良い。











< ほたか日記 トップへ戻る > | < 次の月へ >