登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


1.2017


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1月31日(火)



先週、BC穂高の移転を決め、お引越しの準備をはじめた。

お引越し先は、同じ安曇野市の旧穂高町有明地区で、今の店舗が
JR穂高駅前で距離は約6kmの場所になる。

穂高には、北アルプスに一番近い山際の道があり、その山麓線沿いの
道路を山麓線(さんろくせん)とよばれている。

山麓線沿いには、穂高温泉郷という地区があり、新BC穂高は
その一角となる。

ロケーションは、森の中の静かな別荘地に立つ元美術館

2015年まで『安曇野絵本館』として使われていた3回たての建物

建物の内外装は、プラスチックやべニア、ハリボテを一切使わず
木材と石と土と鉄や真鍮でこだわって創られた素敵な建物である。

敷地は車が20台駐車ができる駐車場兼お庭があり
建物はけっこう広い。

1階フロアにはいくつかに区切られた展示室と
ダイニングスペースにはカウンタキッチンやダイニングテーブルが
置いてあり、レストランにすると30席くらいのフロアがある。

ダイニングには暖炉があり、すぐ外に出ると広いテラスがある。

テラスにもテーブルが置いてあり20席ほどの空間となっている。

1階は半分が吹き抜けとなっていて、2階も展示スペースがあり

2階奥にはプライベートなゲストルームスペース。

3階には屋根裏部屋が2部屋。ここは子供部屋かな。

今のお店のスペースとは比べ物にならにくらい広く
そして、遊び心が充実している。

森の中も静かで小鳥と樹の揺れる音だけしか聞こえない。

この森には、リス、フクロウ、サル、モモンガなどが住んでいるという。

駐車場は半分をお庭にして、登山教室にも使えるだろうし
テントの設営教室もペグうちなどもできるだろう。

とにかく素敵な建物で、これからお引越し。


3月にプレオープン予定で
4月1日にオープンする。

美術館なので小さな写真展なども企画できるかも。






1月26日(木)



BC穂高のお引越しがきまり、お引越しのために急きょ
中古の軽トラを購入することにした。

インターネットで調べ、松本の中古車屋さんで
サンバートラックを注文した。

納期は1日

そして、今日のお昼に納車。

車はレストアされた20年前の軽トラ

エンジンは8000KMほどのほぼ新品で
なかなかきれいである。

これでも4WDでスタッドレスタイヤを履いている。

いい車が見つかった。

こいつには、お引越しの戦力になってもらいます。






1月25日(水)









1月24日(火)









1月23日(月)









1月22日(日)









1月21日(土)









1月20日(金)



松本にあるマルゼンという百貨店のような本屋さんには
洋書や参考書など平安堂には無い品揃えが魅力的で
定期的に本を探しに行く。

今日は、お店はお休みで雑用仕事のため松本に行ったとき
マルゼンで2時間ほど、いろいろ本を物色した。

たいていは、5冊くらいの本や参考書や雑誌などを購入する。

今日買った本は





ぼくが購入する本は、昔は、読みこむような活字だけのお勉強の本が多かったけど

最近は、あまり読む本というよりは、イメージからアイデアが生まれるような本が多い。









1月19日(木)



冬場は、WAX加工に時間がかかる。

水は冷たくなるし、暖房を付けていても、お手入れルームは
玄関なので、窓やドアから外気が吹き込み
気温も店内だけど10度以下になるためである。

水はお湯をまぜてぬるくしてもすぐに冷やされて
冷たくなってしまう。

冷えるとレザーも浸透性が悪くなりなかなか染み込んでくれない。

とくにWaxは気温に影響されるため、塗ってから浸透させるためには
夏場の何倍もの時間をかけて浸透させなければならない。

出来上がりは変わらないけど夏場の1.5倍の時間をかける必要があり
それだけ、お預かりする期間がながくなるのだ。


今日も2足のWax加工の1回目を作業した。

手は、冷え切って棒のようになり、感覚を失う。

これは、冬山登山より手には厳しい環境かもしれない。







1月18日(水)



冬山でも、夏山でも、登山では、体温を温めてくれるもの
カロリーの高いエネルギーにかわるもの。

最終的には、この2つのものが多いものが命綱になることがある。

人間の身体は、体温が36~37℃のたった2℃の間で体温を
維持しなければ生きていけない。

登山中の天候や環境によっては、その範囲を超えないように調整することが
困難な場合もある。

とにかく、カロリーが熱エネルギーを生み、熱湯を飲むことで
そのエネルギーの消費を助けてくれる。

夏山でも森林限界を越えると天候によっては低体温症の危険が伴う。

登山に出かけるときは、お湯を持とう。







1月17日(火)



いっときにたくさんの降雪や積雪があったときに
いつも思い出す言葉があります。

むかし、山の大先輩から教わったひとことで

『ひと晩に40cm以上の積雪があったら3日動くな。』


という言葉です。

登山中に雪が降っていたり、山の中でひと晩に40cmほどの
積雪がることはあまり珍しくありません。

40cm積もったからと言って、必ずしも危険というわけでも
ありません。

でも、積雪40cm降ったら3日動くな!

という先輩からの教えは、雪山で常に意識をさせられています。

最近の積雪量や降雪時にどのくらい降っているのかを常に意識をして
30cmや40cmいっときに積もったときは、雪崩の危険を回避できる
ルートに切り替えたり、無理はしなかったり、とブレーキがかかります。

ひと晩に40cm降ったからと言って、まったく動かないわけではありません。

登山をするときはするし、下山もします。

でも、心には、常に危機感も持ちながら慎重であり謙虚に考えて
行動します。

40cm以上積もったら3日動くな!

という一言には、油断をするな。とくに大雪が降った後は
危険度が高いんだぜ。

というメッセージとなってぼくの判断を助けてくれているようです。







1月16日(月)



昨年の11月12月はYOUTUBE動画を
2本しかアップロードしなかった。

年末は、なにかと気持ちが慌ただしく、そんなときは
動画のイメージが全くわかないから仕方がない。

1月中旬にはいり、お正月や冬山講習が一段落したためか

『あれ、撮らなきゃ。これ説明しなきゃ。』

ということが頭をよぎるようになった。


しばらくは、思いついたことをまま、動画を撮影して
できれば、1日1タイトルをアップしていけたらいいかな。


動画を頻繁にアップロードしているときは、気持ちも落ち着いて
お店も登山教室も安定(暇)しているときである。






1月15日(日)



当店で購入されたLOWAの登山靴が昨年だけで
2件の盗難があった。

北アルプスの穂高の山小屋さんで1件と南アルプスの
山小屋さんで1件である。

毎年のことだけど、山で自分の登山靴を失くしてしまう
人がいる。

山小屋さんで履き間違えられたり、盗難というケースもある。









1月14日(土)



雪が積もった朝はなんだかわくわくするものだ。


安曇野の街にもようやく、本格的な雪が積もった。

とはいっても、積雪は30cmほどだけど、この冬も
暖かく降雪は例年より少ないようだ。



東京から、登山靴のフィッティングのお客さまが
12:30ごろご来店された。

お客さまは、鉄道で来られたため、交通の混乱に巻き込まれる
ことは無かったようだ。

登山靴のご相談は、今まで履いていたスカルパの登山靴で
歩くと必ずかかとに靴擦れがおこり、ひどいときは靴下が
血で染まるほどだという。

スカルパには、かかとにプラスチックのように固いラバーが貼られていて
そのラバーがかかと部分をしっかりホールドしてクライミング時のかかとの浮きを
防ぐような設計になっているため、普通に縦走登山で歩いていると

それがもとでかかとに靴擦れをすることがあるようだ。

この現象は、モンベル社の靴にもよくあり、足が痛いご相談のなかでも
わりと多い原因のひとつとなっている。











1月13日(金)



雪山の登山では、自分の身体がバランスを崩して落下しないために
使う重要な道具として、アイゼンやピッケルを使う。

ピッケルやアイゼンを上手く使えるかどうかは雪山登山を楽しむ上で
重要な要素である。

ただ持っているだけでは、使いこなすことはできない。

そのための講習会を2月に北八ヶ岳で開催する。

思いっきり滑って転んでピッケルとアイゼンの使い方を
マスターできる教室なのだ。

ピッケルの使い方に自信が無い方はぜひ参加して使い方を
マスターしてほしい。












1月12日(木)



音が聴こえない障害をもっていても登山を楽しまれる
ことはできるが、音が聞こえないことで不利なこともある。

大自然の中では、自然が発する音、動物の音、人が発する音

音からいろんな情報や状況を受け取ることができる。

時には危険を察知したり、自分の位置の確認、周りの状況を
音を聞いて判断したりする。

もちろん、目鼻口肌でもいろんな情報を察知しているが
五感には、聴くという感覚も重要なのである。

しかし、身体に障害をもち、五感という機能の一部を使えない
という人もいる。

今日、聴覚に障害をもち、音が聞こえない
男性がご来店された。

ご相談内容は、BC穂高で開催している登山教室に参加できるのか

というご相談である。



どこまで聞こえないのか、店内でぼくの声やホイッスルを
使って、確認させていただいた。

講習中にぼくが見える場面では、ぼくは大きなジェスチャーで
伝えることはできるけど

登山教室では、岩場の講習や懸垂下降など、10m以上離れた場所や
岩場での死角に入ってぼくが声で危険や状況を伝えることがある。

その声やコールが聞こえないために危険があるとしたら
と考えると、その危険を回避するための方法を考える必要がある。

岩場講習や懸垂下降の講習中は、ぼくは、ビレーというロープで完全確保を
しながら、ぼくは一定のポジションに居てロープの操作をしながら安全確保し
皆さんの動きを見ながらアドバイスしたりしている。

聴覚が使えない人に対しては、今のやり方では完璧ではない。


さて、どうやって岩場講習や懸垂下降講習を安全に行うか?

考える必要がある。

安全確保とは別のロープを付けていただき、それで合図をするか?

ぼくが何時も見えるポジションでぼくも移動しながら講習をすすめていくか?



・・・・・・別のロープで合図かな?







1月9日(月)



子供たち明日から学校の3学期がはじまる。

冬休み最後のお出かけは
草津温泉へドライブ。

メインは、草津熱帯園。

爬虫類や両生類の動物は、子供たちは
以外に平気なようでびっくり。

ぼくは、ヘビは苦手だけど、カメレオンは
見ていて楽しい。

ワニもたくさんの種類がいたけど、ほぼ動かない。

草津のローカルな動植物園だけど、なかなか楽しめた。


草津熱帯園
ぼくと同じ年のおサルさんがいた。そうか、サル界では、ぼくも長老なのか。




草津温泉




1月8日(日)



今日は、今年初めの登山教室は、冬山基礎講座

あさ7時から開催する机上講習のテキストを一部改定するため
あさ6時からパソコンの前で編集する。

6時40分に改定が完了して、参加される10名様分の
テキストを10ページ分印刷する。

印刷中はギリギリで完了した。


講習終了後は、いつもの蕎麦屋さんで今年初めの大ざるを
間食した。


Kawasaki ZRX 400




1月7日(土)



ぼくは、16才の高校1年生ときにオートバイの免許を取得した。

 

16才の免許取り立ての最初は、原付のスクーターから50ccのミッション式
250cc~400ccへと、バイトをしながらオートバイをステップアップした。

当時中型免許までが教習所で取得できる二輪免許だった。

当時大型という排気量が400ccを超えるオートバイは
試験場で飛び込みにて取得する方法しかなく

400ccまでのオートバイで当時は充分だったこともあり
面倒そうなので取得しなかった。

高校3年の18才になって4輪の免許を取得した後も
オートバイと車が遊び相手で、2輪車はヤマハのフルカウルの400ccを
4輪車は、親父が見つけてきた古い真っ黒のクラシカルなクラウンを
ピカピカに磨いて乗っていた。


23才のとき、大型トラックや大型バスに乗る仕事のため
大型自動車免許を取得した。

大型自動車は、試験場で3回目の試験で合格した。

その頃は、すでに4トン車のワイドで超ロングボディーの
トラックに乗る仕事をしていたため、試験場の8トン車が
小さく思えたので、けっこう余裕はあった。

ただ、試験場の乗り方がわかるまで2回試験に落ちた。

最初は丁寧にやりすぎて、メリハリが無く
2回目は、調子に乗りすぎた。

3日目の試験は、その中間で走ったら合格した。


そのノリで二輪の大型も取りに行けばよかったが
大型トラックを仕事とはいえ、乗り回すことが当時は楽しかった。


免許の取得試験は、車の場合助手席に試験官が同乗して、コースを指示してくれるため
コースを覚える必要はない。

しかし、自動二輪の試験の場合、試験官は2階建ての小屋から
見ているだけで、コース上には、自分しかいないため、その日のコースを
完璧に覚えなくてはならない。

それがとても高いハードルに思えて、雲の上の存在だと思っていた。

いまでは、自動二輪は、過去の中型を普通二輪とよび、大型も教習所で
取得できるようになった。

結局ぼくは、20代後半までオートバイに乗っていたが
それ以降約20年4輪車しか乗っていなかったのだ。

最近、無性に2輪車に乗りたくなり、再びオートバイを所有することにした。

昔は、一度に1台しか所有していなかったが、20年間の穴埋めのため
これからの20年は何台かのオートバイを手に入れていきたいと思う。

そして、さらにその後の20年、70才を越えたら
ハーレーの3輪車をブイブイと乗りたいと思っている。

 

その頃は、どの街に住んでいるだろう?

ハーレーの3輪車に落ち葉マークをつけて、杖をシートの脇にさして
革ジャンを着て、ツーリングしたい。

なんてことで、とりあえず、今は中型二輪免許しかないため
400ccのオートバイを一台目として手に入れた。

春になったら、大型免許を取りに行き、1000cc前後のオートバイを
手に入れ、あとちょい乗り用に250ccも手に入れる予定。

できれば、3~5台のオートバイを常に持ちたいと思う。

好いバイクに出会えることをめざして。



Kawasaki ZRX 400




1月6日(金)



登山靴を購入されるお客さまの中には
魚釣りを含めハンティングのために登山靴を必要とされている
お客さまも多い。

今日、フィッティングさせていただいたお客さまが
そんなお客さまである。

2月~9月は渓流釣り

年に2回ほど、鉄砲撃ちハンティングのために山に入られる
という。

いままでは、ローカットの靴で山に入られていたそうだけど
下りがどうしても不安定で、山道にどんな靴がいいのか
インターネットで検索されていたら、弊店のYOUTUBE動画に


たどり着き、お仕事の出張の合間を利用されてご来店された。


LOWAには、実は、ハンティングというカテゴリーでも
既存のバックパッキング用の登山靴をふくめ、ハンティングに
特化したモデルもリリースされている。

日本では、スポーツハンティングというカテゴリーは
海外に比べ消極的な感じがするけど、年に数人のハンターが
LOWAの登山靴をフィッティングに来られる。





燕山荘 2017年 元旦 おせち




1月5日(木)



先日の登山教室のとき記録のための静止画や動画の撮影に
用いたカメラは、100%iPhone7PLUSで撮影した。

その動画を編集して、YOUTUBEにアップロードしてみたけど

iPhoneとは思えないほどきれいな映像である。

動画は、ハイビジョンの60pで撮影している。

そういえば、iPhone7PLUSは4K30pの動画撮影が
可能である。

おまけに7から防滴(ある程度防水)が追加され、5.5インチの
PLUSはバッテリーの持ちもいい。


冬山で一日撮影しまくっても、バッテリー残量は60%以上残っている。

だから、夜の間に携帯バッテリーで充電していれば次の日も
電池切れの心配なく使えるのはありがたい。





iphone 7 plus




1月3日(火)



お2人のお客さまの登山靴フィッティングがありました。

昨日、燕岳登山教室を終えて帰ってきたぼくは、なんと年末年始
ぶっ通し。

お休み無でお仕事をしていることになる。

しかし、年末年始のお仕事は、快晴の北アルプスを満喫してきたため
さわやかな気分でのお仕事である。





実は、燕岳登山教室のとき、ぼくは風邪をひいたのか?

のどをやられて声がでなくなっていた。

風が強い北アルプスの稜線で、参加者10名の安全を守るため
ぼくの声のかわりに役に立ってくれたのが、以前から愛用している
FOX40というオレンジのホイッスル。

山ではホイッスルは必需品であるため

もういちど、ホイッスルの研究をしようと思い立ち

山で、3つのホイッスルを注文した。

今日、1つめのACMEのステンレス製のホイッスルが届いた。

ホイッスルは、音を鳴らすときにコツがある。

ただ吹いても大きい音が鳴らないことがある。

ホイッスルを鳴らすためにも練習やコツをつかむ必要があり

ぼくももうちょっと練習しようと思う。


燕岳 冬山 イルカ岩


1月2日(月)






1月1日(日)


新年あけましておめでとうございます。


本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。





◇◇◇◇◇


12月30日より登山教室

12/30は、穂高の宮代ゲートから約13km歩いて中房温泉へ

12/31は、合戦尾根を燕山荘へ

そして、本日 1/1 燕岳山頂を目指す。


燕岳 冬山 イルカ岩


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