BC穂高 店長太田のほたか日記

登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


6.2018


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6月30日(土)




2012年に登山靴のフィッティングを専門にご予約制にて運営をはじめて
もう7年になる。
はじめの頃は、オンラインでのご予約システムも無く、店頭やお電話で
受付をさせていただいていた。

まだ、穂高の駅前の2Fだった頃は、完全予約制にしたかったけど
場所が場所だけに、ご予約も無く、登山靴のフィッティングが目的でもない
お客さまが常に来られる状況だった。

夏のシーズンは、飛び込みでも可能な限り登山靴のフィッテングが目的の
お客さまに限り対応していた。

しかし、当然ながら、ご予約のお客さまの対応をしているときは
お断りさせていただくこともあった。

ご予約制をはじめたのは、一度にお客さまが集中し、まともな対応が
できないことでの販売ミスを無くすことである。

遠方からご来店されるお客さまも多く、せっかくご来店いただき
登山靴のフィッティングをさせていただくなら、おひとりずつ確実な
対応をさせていただきたい。


昨年の2月に、穂高駅前から有明という別荘地の元ギャラリーに
移転してから、通りにも看板を出さず、完全予約制にさせていただけるようになった。

ここでは、フィッティングルームが1フロアと登山教室専用のスペースが
あるだけで、完全ご予約制にて理想的な環境を作ることができた。



本日ご来店のお客さまは、イタリアのブランドの登山靴によくみられる
症状で、つま先が痛く、親指の爪が黒くなる症状でのご相談である。

これは、写真にもあるが使われている材質の特性で、新品から数年使用すると
つま先のカップが潰れてきてつま先が狭くなり、爪が当たるようになる。

これは、この靴に限らず、イタリアのブランドの他の靴にもみられるようだ。


購入時はまったく問題なく快適に履けていたけど、昨年から下りでつま先が
痛くなりはじめ、いまは、履いた瞬間から痛い。

という症状なのだ。

この場合は、もう靴の形を元に戻すことはできないため、買い替えしか道はない。


画像手前の靴のつま先形状と奥LOWAの靴とつま先の厚さが違うのが
わかるだろうか?

手前の靴のようなつま先がへしゃげていたら要注意である。












6月28日(木)




今日は東京へ出張。

8:17 安曇野穂高バス停よりアルピコ交通の高速バスに乗車する。

新宿到着予定は12:30ごろ。

それまで持ってきたiPad Proでいろいろ調べ物をする。

最近、高速バスは無料WIFIが使えるようになったのでデータ量を
気にすることなく4時間ほどの時間を快適に過ごすことができる。


12:30に新宿到着。

まずは、ハンワグの新正規代理店となるYSインターナショナルさんの
展示会会場に訪問して、つぎにイワタニプリムスさんでLOWAの
来季商品を確認させていただいた。

帰りは、18:15の白馬行の高速バスに乗り込み22:30に
穂高神社前のバス停に到着。

滞在時間は5時間ほどなので、あまりゆっくりはできないけど
まあまあ充実した一日だった。














6月27日(水)




昨夜から、ザーっと雨が降り始め、朝になっても山沿いは
大雨が降り続き、残念ながら今回も雨天のため中止となった。










今日はフィッティングもなく静かな一日となったので

お預かりしているWAX加工の作業に集中できた。

お客さまの登山靴のWAXがけの合間に、ぼくの靴や
お店の展示用のWAX加工の見本の靴も順番に磨いていく。

展示用のTAHOEやTIBETは使用しないけど
WAX類は時間が経てば蒸発していくため定期的な
メンテが必要。

でも基本的には使用していないためメンテを繰り返すたびに
ぴかぴか度が増していく。












6月26日(火)




今日から2日間は登山教室のロープワークと岩場講習。


今日は屋内でもできるロープワーク教室なので天候には
あまり左右されないけど、明日は雨が降ると講習はできない。

今のところ、予報は雨。

あまり期待できない状況ではある。

そういえば、前回の岩場講習も雨で中止になった。

明日お天気は、どうなるだろう?













6月24日(日)




午前中は、白馬のACTでミーティング。

7月から10月にかけて山岳遭難者の捜索をする唐松沢の
状況と捜索に入るポイントを聞き、作戦会議。

遭難者の捜索するために沢に入る場合、通常道はない。

どこから、なら沢にアプローチができるか、GOOGLEMAPの
航空写真を見ながら確認する。

今回入る予定の唐松沢には、道らしき痕があった。

その踏み後のような道を下るか?

本格的な捜索は、雪渓がある程度融ける9月の予定になっている。

遭難者は、行方不明になってから、もう1年以上経つので
いまはまだ雪渓の中に居ると思われるから雪が減るのを待つしかない。

捜索に入る前に唐松沢周辺をドローンで空撮して周囲の状況を
把握したい。

ということで、7月1日から環境省や白馬街の役場に入山許可と
ドローンの飛行許可をいただくための申請をした。

予定では、10回ほどに分けて調査する予定だけど
ドローンは強風に弱いためいつ調査するかは天気図を見ながら
風の弱い日を狙うことになる。


午後には、戻りご予約のお客さまのフィッティング。








お天気が良く気持ちいいのでオートバイで白馬往復。帰りは少し寄り道して300km走った。




6月23日(土)




今日は、7名のお客さまのフィッティングをさせていただいた。

そのうち5名はグレゴリーの大型パックのフィッティングだった。









ぼくの4年目のLOWA TAHOE ソール交換済み




6月22日(金)




登山靴のフィッティングのためにご来店されたお客さまは
右足の内側くるぶしあたりに手術のあとがある。

30年ほど前にお仕事中に事故で骨折されたときの手術痕で
皮膚の皮が動かなくなっているため、靴がすれると痛くて
出血することもあるそうだ。

お客さまは、登山靴を購入されるのが初めてのため
はじめは、不安がありそうなご様子だった。

スキーブーツでは、履いて脱ぐだけでその傷痕が痛く
血が出ることもあるという。

お客さまには、FITSのライナー(インナーソックス)を
履いて、その上に厚手のソックスを履いていただき

登山靴を試着していただいた。

最初は、靴紐を少し緩めで、傷跡が大丈夫か確認させていただき
そのあと、通常の力で紐を縛る。

お客さまは、ゆっくり足をひねったり足首を曲げたりして
傷跡に痛みが無いか確認され、ようやく笑顔がこぼれた。

『大丈夫です。』

そあと、しばらくフィッテインングルーム内を歩いていただき
いちど紐を締め直し、何度かご様子をお聞きするが

笑顔で、快適なご様子である。

お客さまは、LOWA TAHOEでぴったりフィットだった。

そして、WAXを塗ってぴかぴかにされるということで
WAX加工のセットもご一緒に購入された。










展示してあるWAX加工の見本のLOWA TAHOE PRO




6月21日(木)




東京の私立中学校の学校登山に引率されてこられた

日本ガイド協会のベテランガイドさんから
朝9時ごろぼくの携帯に電話が入った。

2人の生徒さんの靴の底が剥がれてしまい
お店に寄りたいという。

ことだった。

今は山梨あたりをバスで走っていて
穂高駅あたりを13:50くらいに通過して
14時くらいにBC穂高に立ち寄られるそうだ。

その中学校は、明日から北アルプス燕岳に100人で登る
学校登山で、今夜は中房温泉さんに宿泊される予定である。


BC穂高でできる対応としては、中1の子供だし
まさか、学校登山の子供に4万円の登山靴を販売できないので


『 奥の手がある。』


じつは、ぴったり保証返品の靴が何足かあり
けっこうサイズも揃っている。

それを、無償で貸し出すことなのだ。

14時ごろご来店されたので、子供たちの
サイズを確かめ、フィッティング。

返品とは言ってもほぼ新品のいい靴で
TAHOEとラベーナで対応できた。

ガイドさんから
『 料金をお支払いします。レンタル料金はおいくらですか?』

と尋ねられ

ぼくが無料です。

とお答えすると、ガイドさんがお困りになったご様子だったので

じゃあ1足500円で、ということで
有料で貸し出すことになった。

もしサイズが無ければ、新品をおろして
対応するつもりでいたが、二人とも
ベストなサイズがあり、ばっちりだった。

あくまで、子供への対応なので大人の場合は
しっかりお買い求めいただく。

ぴったりフィット保証の返品靴は、こんな時に
役に立つのだ。













6月18日(月)




お客さまからWAX加工のご依頼をいただき
加工をすすめてきたレネゲード ローカット ワイドモデルが完成した。

ぼくは、レネゲードを、約20年くらい前から愛用している。

履きつぶしては買い替え、履きつぶしては買い替え
を続けて、もう何足目になるだろう?

普段履きで毎日履き続けると2年ごとに買い替えになります。

北アルプスの山小屋のご主人も何人かご愛用されていて
最近ではオバマ元大統領も履かれていました。

LOWAの中ではオールドモデルですがゴアテックス&
ヌバックレザーは充分な装備です。












6月17日(日)




今日は補助ロープの講習である。

簡単ではあるが、不安定な藪漕ぎなど、ロープを使って
安全確保をしながら登っていく練習である。

この講習には、参加者の方にも多少の危険を伴うことから
細心の注意を向けながら講習をすすめていく。

なので、ぼくの口調も少しきつくなることがあり
それが、危機感と緊張感と集中力を引き出す。

今回も無事に講習は終了。

登山は楽しく爽快で達成感も味わえるスポーツっである反面
危険な行為でもある。

最近は、山岳会などに所属しない登山者が増えていて
こういった練習や訓練を受ける機会も少ない人も多い。

もし、登山を楽しむ中で、こういった経験や知識の必要を
感じることがあれば、ぜひ一度受講してもらいたい。














6月16日(土)




懸垂下降教室を開催


これらの技術と知識と経験は、登山中に何かのアクシデントに
遭遇した時に必ず役に立つことになる。

それは、登山だけでもないかもしれない。

災害時の脱出や救出など、日常でも起こりうる緊急事態に
対応できるほうがいい。

登山教室は、そんな講習内容になっているのです。










6月14日(木)




数年前より、無人航空機(ドローン)を山岳遭難者の捜索や
救助活動に活用する取り組みが、各地の救助隊ではじまり

バックカントリー社でも、それらの取り組みに支援活動していくという
方針でまず、ドローンというものを研究するために

DJI MAVIC PROというコンパクト設計で高性能なドローンを
昨年の今ごろ、操作の練習用に購入しました。

4月5日に知人が伊豆の海でカヤックで遭難し行方不明になるという
事故が発生してしました。

その知人の捜索にぼくも何度か伊豆に行き、このMAVICを飛ばして
陸からでは見れない岩の影や海岸、無人島などを空中からの捜索を行いました。

その後、航空局から視界外飛行や人口密集地での飛行など捜索活動に必要な
許可を得て本格的にドローンを使った災害支援のための運用に向けた準備をはじめました。



株式会社バックカントリーの社会貢献活動の一環として
山岳遭難災害対策支援事業 準備委員会を立ち上げました。
運用準備に向けた取り組みはじめてまいります。


今後、山岳遭難防止災害支援に向けた取り組みをご覧いただけるように
していこうと考えています。
もしよろしければ、チャンネル登録してください。


Backcountry rescue 新チャンネル










6月13日(水)




快晴だけどバイクで走ると少し肌寒い陽気。

中綿入りのジャケットを着て丁度いい。

なかなかバイクで遠出ができないけど、安曇野は
通勤で走っても気持ちいい。

今日はご予約が無いため、近所を少し走ったあと、
ちょい仕事を終え、帰宅。



バイク専用のYOUTUBEチャンネルを作りました。
よかったら登録してください。

BACKCOUNTRY BIKE 新チャンネル










6月12日(火)




グレゴリーのバルトロシリーズは、背負う方の体形に合わせ
セミオーダーのようなカスタマイズができる。

パーツは3つに分かれ、本体、ショルダー、ヒップパッドに
それぞれのサイズを組み替えることでフィッティングすることが
可能なのである。

今日は、先日フィッティングさせていただき本体が取り寄せとなった
お客さまのバルトロ75が入荷してきたため

そのフィッティング時の組み換えの様子を動画撮影した。











6月11日(月)




アメリカのヨセミテ国立公園に行くための準備のため
長野市からご来店されたお客さまのリュックのフィッティング。

お客さまは、無線機にも詳しく、フィッティング後に
電波のことやドローンの飛行距離を延ばすための方法など
いろいろ教えていただいた。













6月10日(日)




足が痛いご相談とフィッティングのために女性のお客さまが静岡から
ご来店された。


足が痛いという登山靴はシリオのPF530というモデルで
サイズは23.5cmと表示してある靴である。

お客さまの足のサイズは、中厚手のソックスを履いた状態で
ゲージで計測すると22.8cmである。

靴のサイズは23.5cmと表示してあるけど純正のインソールの
裏側を確認すると24.0cmの表示がある。

靴の内寸を計測すると25.3cm

この靴だと、実寸で24.0cmの足に理想的なサイズである。

となると、このシリオの靴は23.5cmと24.0cmが
サイズ表示が違うけど靴のサイズは1cm共通であることがわかる。

足が痛いお客さまの症状は、購入当時からかかと周辺が痛くなり
購入当時の2年前は大丈夫だったけど、最近つま先が下りで当たり
爪が黒くなる。という。

シリオの靴によくありがちなのが、馴染んで来たら足が動いて痛くなる
症状である。

それは、新品の革が硬いときは、足の動きを押さえていたけど
だんだん馴染んで柔らかくなると底の形状から足が動き始める。

ただ今回は、サイズが1.2cm大きいのが原因だろう。

普通の登山店では、店員さんはお客さんから言われたサイズを
持ってきて、履かせて、お客さんが決めなければならない。

そうすると、新品の時は良いかな?と思っても実際に山で履いて
馴染んできたときに、足が痛くなる場合がある。

お客さまもそんな感じで購入されたという。

この靴は大きすぎるため、快適な靴を目指し、LOWA TAHOEの
UK4.0でフィッティングさせていただき、ご購入された。

今度は、ばっちり快適に歩けるはずである。











6月8日(金)




ドイツのLOWA社のヴェルナー社長さんはもう何十年もLOWA社を
率いて世界中にLOWAの素晴らしい靴を広められてこられた。

そのヴェルナーさんからぼくに贈り物が届いた。


ウェルナー社長さんは、アジアのマネージャーさんと昨年の10月に
日本視察のために来日されたとき、イワタニプリムスの加藤社長さんたちと
BC穂高にご来訪された。

そのときに、日本でのLOWAにたいする期待など
お話をさせていただいたり、ぼくのお仕事をご説明させていただいたり
社長さんのフィッティングをさせていただいたりと

楽しい時間を過ごさせていただいた。

この贈り物の靴には、感動的なメッセージが刺繍されている。

もちろん、この位置に刺繍するには、靴を作る前に刺繍を入れる必要があり
ぼくのために特別にお作りいただいた靴である。

大切に飾らせていただきます。






























6月7日(木)




福島からご予約にて登山靴のフィッティングのために
ご来店されたおふたり。

フィッテインンぐが終わり、記念写真をパシャ。











6月6日(水)




ときどき発生してしまう痛ましい遭難事故。

道迷い遭難は、これさえ心得ていれば命を落とすことはない。


GWごろの山は、昼間は夏のように暖かくても
まだ山の季節は冬。

標高1000m以上の山地には、まだ雪渓や残雪もあり朝晩は冷え込む。


道に迷いビバークするには、充分な防寒着などの装備がないと
寒さで体力や体温を消耗してしまい、天候が悪いと低体温症など
一晩で命を落としてしまうことがある。

でも、道迷い遭難は多い。


GWに発生した親子が行方不明になった事故は、捜索に1ヶ月かかり
6月になり、ようやく発見された。

そんな痛ましい遭難事故をできるだけ減らすことができるよう

道に迷ってしまったときの正しい行動について解説した
動画をアップロードした。










6月4日(月)




BC穂高から徒歩2分のご近所にある『ぶたのしっぽ』さんは
宿とレストランを併用して営業されている。

じつは、ここの旦那さんは、むかし燕岳の山小屋『燕山荘えんざんそう』
さんの元スタッフである山男。

ぼくが、少しの間、所属したことある有明山案内人組合の忘年会など
でお世話になっていた。

それが、昨年の2月に今の絵本館にお引越しすることになり
徒歩2分の立地もあり、このカレーのとりこになったことから
ランチでお世話になっている。


いつも、お昼が近くなると、このカレールーの香りが漂ってくるような
錯覚にみまわれ、吸い寄せられるようにお店に向かう日々。

今日も、この香りに誘われて、おいしいカレーをいただいた。










6月3日(日)




今日は3名のお客さまの登山靴フィッティングをさせていただいた。

おふたりはご夫婦で福井県からご来店された。

もうおひとりは静岡県からのご来店。

なんとお仕事は、ヤマハのオートバイ部門のスタッフさん
ということをお聞きして、ぼくは興味津々いろいろ質問攻めを
してしまった。

むかし、若いころYAMAHAのバイクを乗っていて
そのバイクがおそらくぼくが今まで一番乗りこなせた
思いでのバイクである。


オートバイの日本市場は下降の一途で、東南アジアも成熟期に
入ったという。 これからは、もっと大きな大陸で、国民がみんな歩いている国を
開拓されているそうだ。











6月2日(土)







ハンワグのベルグラーのWAX加工のご依頼をいただき
約3週間で加工が完了した。

この靴は、クラシカルな製法に見えるが、中身は最新の
靴と同じように軽くて履き心地やフィット感は抜群である。

重そうに見えるけど、片足750gは、登山靴として
けして重くない。 どちらかというと軽いほうである。

レザーは上質なヨーロピアンレザーを使用しているため
この仕上がり具合である。











6月1日(金)




茨木から大吉さんご夫婦がご来店された。

大吉さんは、何度か、北アルプス登山の下山後に
「ぶたのしっぽ」に立ち寄られたけど、ランチ営業時間の
14:00までに間に合わず・・・

なかなかおいしいカレーを食べることができなかったそうだ。


今日は、ご夫婦で2足目となる登山靴のフィッティングと
山岳テントのご相談のため朝の9:30からご来店された。


登山靴のフィッティングとテント設営講習でお昼の12時が来た。

本日の第二の目的である「ぶたのしっぽ」さんのランチ営業がはじまった。

このあと、登山教室へのご入会手続きは、午後の部にするとして
ランチ休憩にすることになった。













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