装備品名 | 用途・特徴 | 選ぶコツ | およその価格 | 基本装備-● あれば便利-△ |
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冬登山靴 | 雪道を歩くための登山靴 | 山域、時期、目的によるため、目的に応じたモデルを選び、尚且つフィット感重視 ★リーダーまたは、スタッフに相談。 |
50,000円~80,000円 | ● |
10本又は12本爪アイゼン | クランポン | 10本爪か12本爪、どちらでも良い。登山靴に合わせて、ワンタッチまたは、ベルト固定式を選ぶ。登山靴とのマッチングが必要。 ★登山靴持参で、リーダーまたは、スタッフに相談。 |
20,000円~30,000円 | ● |
ピッケル | アイスアックス | 最初の1本目は、一般縦走用 で長さ60cm~65cmを選ぶ ★リーダーまたは、スタッフに相談。 |
15,000円~30,000円 | ● |
ストック | 伸縮式ストック 2本 | レッキング用に作られた2段~3段伸縮式のストック。ワンタッチロック式がベスト。雪山では、急斜面でないアプローでのバランス確保のための必需品である。雪用リングに付け替えると歩きやすい。 | 左右セット1,000円~ | ● |
雪崩用品 | 雪崩ビーコン・プローブ・ショベル | 雪崩救助用品・雪山では必修。ビーコンは3アンテナを選ぶ。プローブは200cm以上。ショベルは雪専用のも | セット50,000円~ | ● |
GPS | ハンディーGPS | 雪山では必要。グローブをしていても、操作のしやすいタイプ。スマホは低温で使えなくなるため不向き。GARMIN社がおすすめ | 80,000円~ | ● |
登山用靴下 | パイル編みの中厚靴下・吸汗速乾素材 | 素材は、羊毛と化学繊維の混紡で、内側が擦れにくくクッション性のよいパイル編みになっているタイプ。厚さは、登山靴とのマッチングを重視する。最近は中厚又は厚手1枚で履く。登山靴とのマッチングが重要。 | 2,000円~3,000円 | ● |
ウインタージャケット | ゴアテックスなど透湿防水素材のジャケット | ゴアテックス素材が最適。吹雪に対応する大き目のフードがポイント。内貼りや中綿などが付かない、なるべく軽量なものを選ぶ。フードの形状が重要。 | 30,000円~80,000円 | ● |
オーバーズボン・ビブ | ゴアテックスなど透湿防水素材のアウターズボン | ゴアテックス素材が一般的ではあるがソフトシェル素材も防風防水性があり、使いやすい。 | 20,000円~40,000円 | ● |
ベースレイヤー | 吸汗速乾・伸縮性素材 | 汗で濡れても冷たくならずに、すばやく乾燥する化繊(ポリエステル系)またはメリノウールなどの素材で、動きやすく伸縮性に優れたジップTタイプ。目的により、素材や厚さ、保温性が選べる | 各 6,000円~10,000 | ● |
ミドルレイヤー | 吸汗速乾・伸縮性素材 | 汗で濡れても冷たくならずに、すばやく乾燥する羊毛・化繊(ポリエステル系)などの素材で、動きやすく伸縮性に優れたキャプリーン、レギュレーターなどのフリース、ウインドストッパー、ソフトシェルなどがおすすめ。重ね着をして温度調節をするため、なるべく薄い素材を選ぶとよい。 | 各 6,000円~ | ● |
ダウンウエア | 軽量ダウンウエア | 季節によって使い分けるが、なるべく軽くてコンパクトになる物が便利。インナーダウンと呼ばれる薄手のダウンジャケット。泊まりの時は、ダウンパンツ、ダウンシューズもあると便利。 | 20,000円~ | ● |
バックパック(リュックサック・ザック) | 登山用 50リッター以上 | 荷物の量によってサイズは決まるが雪山は荷物が多くなるため、日帰りでも50リットル以上必要。背面サイズ合わせが重要。余裕を持った容量を選ぶ。 | 20,000円~50,000円 | ● |
耳の隠れる帽子 | 防寒防水帽子 | ウインドストッパー、ゴアテックスなどの素材に保温性のあるインナータイプ。毛糸の帽子、フリースやソフトシェルなど。降雪時は、撥水する素材が有効。 | 3,000円~10,000円 | ● |
バラクラバ | 目出帽 | 厳冬期は顔を保護する。頭から首、顔周りの保温と凍傷対策のために必要。 | 3,000円~10,000円 | ● |
グローブ | グローブ | 厳冬期は、薄手のインナー手袋、中厚、厚手、オーバーグローブ、ミトンなど、最低でもインナー3枚オーバーグローブ1枚で4枚は必要。濡れたら取り替えて使うため。オーバーグローブは、ゴアテックスなど防水素材。オーバーグローブは、もしもの時のために、できれば、2セット持ったほうが良い。 ★リーダーまたは、スタッフに相談。 |
3,000円~10,000円 | ● |
ロングスパッツ | ロングスパッツ | 雪が靴の中に入るのを防ぎ、ズボンの裾がひらひらしてアイゼンを引っ掛けることを防ぐ役割。最近は、スパッツレスタイプのオーバーズボンもあるため、ケースバイケース。 ★リーダーまたは、スタッフに相談。 |
5,000円~12,000円 | ● |
ゴーグル | ゴーグル | 吹雪や寒風、飛来する石やゴミ、紫外線から目を守る。吹雪での視界確保と目の周りの保温など。くもりにくいダブルレンズを選ぶこと。 | 5,000円~20,000円 | ● |
サングラス | スポーツサングラス | 危険を周りに知らせる時、自分の居場所を知らせる時、熊よけなどに使用する。 | 5,000円~30,000円 | ● |
水筒 500ml~2L |
ペットボトル 保温性の水筒 |
テルモス・保温性のある水筒、山専ボトルなら合格。プラス水やスポーツドリンクを入れた水筒、プラティパス、ペットボトルなど最低500ml2本 | 1,000円~6,000円 |
● |
ヘッドランプ | ヘッドハンド式 | 明るくてコンパクトがベスト。LED発光ダイオードタイプのヘッドランプ。 | 3,000円~5,000円 | ● |
コンパス | 方位磁石 | 特に軽量でコンパクトであればよい。あまり安値のものは、低温で中の液体が凍結したり、コンパスの中に気泡ができて見づらくなることがある。対応温度をチェックする。腕時計についているコンパスでもOK | 2,000円~50,000円 | ● |
地図 | 登山用マップ |
昭文社から発売されているエアリアマップは、山の地域別に発行されていて使いやすく、コースタイムや注意・情報が親切に書かれているのでおすすめ。国土地理院の地形図は、登山マップと併用で使うと尚わかりやすい | 250円~800円 | ● |
行動食料 非常食料 |
行動用を日程分と、非常用 | 行動用は、適量を。パンやおにぎりなど。夏場はあまり傷みにくい食料。冬場は、おにぎりは凍りつくこともある。非常用は、糖分の多いものと、保存のきく小さくて高カロリーな食料。 | 適当 | ● |
時計 | 生活防水程度 | 時計なら何でもいいが、電子コンパス・高度計・温度計など、機能満載の時計があれば便利。 | コンパス・高度計付 25,000円~ |
● |
ナイフ | 折りたたみ式の小型ナイフ | スイスのビクトリノックス・アーミーナイフが有名。あまり多くの機能は必要としないためシンプルなタイプがおすすめ。 | 2,000円~ | ● |
ホイッスル | 緊急用の笛 | 危険を周りに知らせる時、自分の居場所を知らせる時、熊よけなどに使用する。 | 500円~ | ● |
ライター | 100円ライター | 100円ライターで着火石タイプ | 100円 | ● |
トイレットペーパー | 水溶性 | 山からゴミは持ち帰ることが原則だけど、水に溶ける水溶性のロールペーパーなど必要量もって行く。モンベルで専用ロールペーパーもあり。 | 適当 | ● |
細引きひも | 2mm~6mm | ナイロンロープや、靴紐は何かと便利。 | 適当 | ● |
常備薬・保険証 | 適当 | 必要に応じて備えあれば憂いなし。 | 適当 | ● |
着替え | 下着・中間着・靴下 | 冬山では、着替えは必要ない。理由1・・・着替えないため。 | 不要 | × |
洗面用具 | タオル・歯磨きセット | とくにないが、タオルは乾きの早いものがベスト。バスタオルは不要。 | 適当 | ● |
レインカバー | バックパック用防水カバー | 厳冬期はあまり使わない。春や初冬は、あると便利程度でなくても良い。 | 2,000円~3,000円 | ● |
コンロ・コッヘル | ガスバーナーと小型鍋 | 自炊には必要。休憩のときに、おいしいコーヒーを入れたりするのに便利。 | セットで6,000円~ | △ |
ツエルト | 緊急用シェルター | もしもの時、山で野宿するときにあれば安心。軽量の緊急用がある。色はオレンジや黄色など、緑の森の中や、岩場で目立つカラー。冬は1人1個必ず携帯する。レスキューシートでは、あまり役にたたない場合がある。 | 10,000円前後 | ● |