登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Apr.2007
4月30日 ()
今日は、朝5時からお店の開店準備をして、6時ごろから、什器の棚板の塗装をはじめた。塗料はオスモのオークというカラーを使う。お店の壁や什器などの塗装はすべてぼくがやったので、なれたもんである。お店の壁はシックイで3種類のカラーを使い分けてある。什器には、クリアーを入れると5種類のカラーを使い分けた。棚板を塗り終えたころ、職人のTさんがやって来た。棚板をTさんと、山岸君とぼくの3人で分担して、お店の前の枕木をひいてある場所を占領して木工作業開始。オープンしてから毎日のようにお店の玄関で、いろいろ木工品を制作しているため、となりのレンタサイクル屋のオヤジさんは、『また、何か作りはじめたの?』とといった感じ。そして、夕方には、なかなか良い棚ができた。
某登山雑誌出版社、Yと渓谷社の社長さんが燕岳に登られた帰りに、当店にご来店された。『・・・こういうモノをこのお店に置いて、登山客の役に立ってほしい・・・。』というよなご要望やアドバイスをいただいた。参考にさせていただきます。



4月29日 ()
久しぶりに朝から晴れ模様。ゴールデンウィークに突入しているため、穂高駅は、観光客も多く、となりのレンタサイクル屋さんは大忙し。ぼくのお店は基本的に暇なので、となりのレンタサイクル屋さんとお客さんたちの様子を見ていると結構おもしろい。どこのお客さんも同じで、とくに団体さんは、人の話を聞いていない。ぼくがツアーガイドで、行程の説明をしたり、山の名前など、説明しても、説明し終わると、誰かが、『ガイドさ~ん。あの山の名前は・・・なんですか?』と、また同じ山の質問をされることは度々で、またいちから説明していると、他のお客さんから、『早く出発してください~。』なんて、ことは多い。だから、ときどき、聞こえなかったふりをする。
・・・・・・となりのレンタサイクル屋さんのオヤジさんも同じ思いをされているのだ。

お昼ごろから、以前勤めていた登山ショップの時の常連さんが立て続けにご来店されて、気がつくと閉店時間になっていた。いろいろご注文いただいた商品は、GWあけの発注となる予定。あけの平日が大変だなぁ。



4月28日 ()
北アルプス・燕岳(つばくろだけ)の山小屋である燕山荘(えんざんそう)さんからの山情報を衛星電話を通して連絡が入る。

『稜線の状況は、猛吹雪。気温はマイナス10度以下。風向きは西風。風速は、10メートル以上。視界が悪く、下山も困難な状況です。』(午前8時現在)

今朝は、早朝4時過ぎの臨時登山列車にて、約70名の登山者がタクシーなどで中房登山口にむかった。今日は、中房(標高約1500m地点)でも霙交じりの雨である・・・。

午後、モンベル社から、商品が届き、そのダンボールを検品後、車に積み込んで、お店は山岸君にお任せして、中房渓谷の有明荘へ納品してきた。商品を棚に並べていると、降っていた雨が雪に変わり、一時的に道路も真っ白になった。



4月27日 ()
有明荘から直接お店に出勤すると、職人のTさんが、道具類をお店の玄関前に並べて道具のお手入れをしていた。ささっとお店の開店準備をすませ、ぼくも工事の準備を手伝った。お昼ごろには工事がほぼ完成。完成祝いと言いながら、お店の生ビールサーバーの取っ手に手を伸ばす。お店の外のベンチは、『ぼくたちのビアガーデン』という名前をつけるほど、このに座って飲むビールはうまい。『ぼくたちの・・・。』という意味は、お客さんたちのことで、溜まり場になればいいな。という意味である。みなさんもどうぞ。


4月26日 ()
おもてに看板を制作するため、その支柱となる檜の柱が届いた。さっそくその支柱をに、こげ茶色のオスモを塗装する。この看板は、山にある道標をイメージしたデザイン。玄関の小さなお花畑に設置する。明日、職人のTさんと工事をする予定である。

閉店後、いよいよ今シーズンもオープンする中房渓谷の有明温泉・有明荘に商品を"どっさり"と車に積んでもっていく。この荷物のほとんどがモンベル製品で、登山やアウトドアグッズである。商品棚に商品を並べ終わると、ひさしぶりの温泉につかり、久々に合う仲間達と乾杯・・・。今夜は有明荘にお泊りだ。



4月25日 ()
夕方、MSRのスノーシューを見に来られた女性のお客さんは、バックカントリースキーヤー。自称スノーシュー博士のぼくは、MSRスノーシューの良さをお客さんに説明する。MSRにもいろいろ種類があり、材質や価格など選ぶことが出来る。とりあえず、連休明けに必要ということなので、一通りスノーシューの説明をして、MSRのカタログを手渡して、お客さんは帰られた。今シーズンもそろそろ終わりのため、メーカーには在庫が無い。B-C穂高(バックカントリーHOTAKAの略)には、在庫数は少ないけど、とりあえず一通りはそろっている。MSRスノーシューは、来シーズン現行モデルのまま1割ほどの値上げとなるため、今のほうがお得なのだ。


4月24日 ()
厚手の重厚なコットン生地にオイルを塗りこんだクラシックなハンタージャケットと、旅に出たくなるような渋めのスーツケースをご注文いただいたお客さんは、旅の支度をされているようだった。そのお客さんとお話しをしていて、ぼくが頭の中で描いた世界は、まるで寅さん。そのハンタージャケットを取り寄せることになり、ヨーロッパ製のそのジャケットは、サイズ構成が、36、38、40、42といった具合。取り寄せの場合、問題はサイズである。輸入元のA社に問い合わせてみた所、日本サイズで、Mだと38か40という微妙なご返事。お願いして、試着用に2サイズ貸し出していただけることになった。さすがA社、取り扱っている物もしぶければ、ユーザーへの対応もしぶい!


4月23日 ()
ひま~ないちにち。午前中に取り寄せなどの商品の手配をして、お店で1日、山のDVDビデオを見ながら珈琲を飲んだり、雑誌を読んだり、カタログをパラパラ見たり。まだ、お店にはインターネット環境が整っていない。整えば、こういう時間を利用して、ホームページを書き換えたりできるんだけど・・・。


4月22日 ()
奥さんに作っていただいたお昼のお弁当を食べていると、いつも静かな穂高駅前ロータリーが、騒々しくなった。パトカーが一台、駅のロータリーに止まり、警察官が改札を抜け、駅の中に入った。しばらくすると、パトカーが次々に穂高駅にあつまり、覆面パトカーも入れると12台も集まってきた。パトカーは、通行の邪魔など関係なく、パトランプを点灯しながら、まるで西部警察のように小さなロータリーを占領した。駅の周りにいた人や、となりのレンタサイクル屋のおやじさん、ぼくも、その様子を見物する。どうやら、警察がいちど取り逃がした窃盗犯を逮捕したようである。
ぼくのお店は、まだはじまったばかりだけど、穂高駅前には、いろいろ驚かされる。



4月21日 ()
グレゴリーの中型ザック(50リットル)を女性のお客さんにご購入いただいた。専用のゲージで背中の長さを採寸し、適正なサイズのザックを背負いながら、ショルダーベルトの角度や、ウエストベルトの調節をする。ここで、みなさん驚かれるのは、ザックにこんなに豊富なサイズがあり、自分の体形に合わせて、ショルダーベルトや、ウエストベルトが用意されていて交換できること。まるでセミオーダーのような自分の専用ザックとなる。グレゴリーの中型、大型ザックの接客は、店員のぼくもたのしい。


4月20日 ()
以前勤めていた登山店のときの常連さんが、次々にご来店くださる。ある常連さんから、登山靴が合わないとの相談があり、中敷などで調整すると、『良くなった。やっぱり太田くんに相談すれば大丈夫だわ。』といって帰られた。なんだか、登山店らしくなってきた。ような気がした。


4月19日 ()
午後1時過ぎに、東京と名古屋から、それぞれ別のメーカーの営業さんが、偶然同じ時間にお店に来られた。まもなくすると、1人のお客さんがご来店。登山道具をはじめて揃えられる方で、登山靴、雨具、ザック、ウエアの順にマンツーマンでアドバイスしながら装備品を決めていく。忘れ物がないかチェックしながらすべての装備品がそろってお客さんが帰られた。2社の営業さんは、ぼくの接客をまじまじと見ながら、1時間半ほど待たれていた。そのあとは、お客さんもなく、2社の営業さんと、ゆっくり商品について打ち合わせができた。


4月18日 ()
香港から来られたと思われる観光のお客さんが、モンベルのフリースと、ソフトシェルジャケットを購入された。あいにく、ぼくは国際社会に取り残されているため、言葉は日本語とジェスチャーのみ。ほとんど通じないけど、ジェスチャーとカタコトに日本語交じりの英単語で説明する。やっぱり、英会話教室に通ったほうがいいかな。


4月17日 ()
お店の商品は、登山靴を除いて、毎日少しずつ増えている。オープンした日から考えると、かなり充実してきたように思う。とくにザック類は、グレゴリー、ゼロポイントをメインに各サイズが揃ってきた。小物類もだいたいこんなもんだろう。あと、登山靴とクライミングギア、ウエアがはやく揃わなかなぁ。


4月16日 ()
月曜日は、週末にご注文いただいた商品や売れて品切れになった商品をメーカーに在庫を確認したり、注文したりする作業で、午前中はけっこう忙しい。


4月15日 ()
春は、ツバメが巣を作る時期。ぼくがお店をはじめる前は、お店の玄関ドアの上に巣が2つあり、ツバメの格好の住みかとなっていた。ツバメの巣は、工事のときに2つとも撤去させていただいたけど、ここ数日、その巣を探してか?ツバメが玄関前をウロウロ飛びまわっている。ごめんね。


4月14日 ()
穂高駅前は、ぼくが考えていた以上にインターナショナルな世界である。ぼくのお店のとなりには、レンタル自転車のおみせがあり、日本人の観光客はもちろんのこと、毎日のように外国人観光客の団体さんなども利用されている。レンタル自転車屋さんのお兄さんは、英語がぼくよりははるかにご達者で、外国からのお客さんに自転車の取り扱い方や観光案内まで、ジェスチャーや英語で丁寧に説明されている。世界の穂高駅前で商売するには、英語くらい話せるようにならなければ・・・。


4月13日 ()
日本ガイド協会に加盟している『信州松本山岳ガイド協会 やまたみ』というNPO法人グループが企画運営する登山学校の開校式が松本で行われた。昨年より、ぼくもそのガイド協会に所属している。そんな訳もあり、今日の開校式でぼくが講師ということで、お店から登山装備一式をもちだして、道具の選び方という講座を任されてしまった。開校式は6時30分より始まり、今期入校された生徒さんは約30名で、松本在住の方や安曇野、長野市、塩尻からも参加されている。我々スタッフ勢には、槍ヶ岳山荘のオーナーや上高地西糸屋のオーナーも来られていて、そんな方々の前で講師として皆さんの前でお話するのは、何ともお恥ずかしいかぎりである。ぼくには、はじまる前から心配してることがあった。それは、道具のことを話し始めると時間がいくらあっても足りないことだった。開校式は約2時間の予定で組まれている。ぼくの持ち時間は、約30分。ぼくの出番が回ってきて、頭の先からつま先まで、装備品の選び方について熱弁していると、結局50分もかかってしまった・・・。


4月12日 ()
ぼくのお店の玄関は、ぼくがくる前は、燕の住みかとなっていた。玄関の上の庇の下には、2つの燕の巣があり、申し訳ないが、オープンまえの工事のときのまだ燕がいない時期に撤去させてもらった。ところが、最近、燕が以前、巣のあった場所にやってくるようになった。


4月11日 ()
●毎日新聞旅行 ツアー 野伏ケ岳(1,674m) 参加者24名 ガイド2名 添乗員2名
~ 白山中居神社・和田牧場跡・野伏ケ岳1,674m・下山 ~













4月10日 ()
●毎日新聞旅行 ツアー 野伏ケ岳(1,674m) 参加者24名 ガイド2名 添乗員2名
~ 岐阜県 イトシロにてホテル前泊 ~


ガイドのお仕事で午後から赤沼ガイドと岐阜の白鳥という所に行く。午前中はお店で仕事をして、午後2時ごろ赤沼さんが車でお迎えに来てくれた。お店はノリにバトンタッチ。『あとは、たのんだ。』
夕方5時半に現地全泊の宿に到着した。添乗員さんとご挨拶を交わし、軽く打ち合わせ後、温泉に入って夕食タイム。ここで今回のツアーのお客さんたちにご挨拶をして赤沼さんから簡単な明日の行動を説明した。



4月9日 ()
市民タイムスの効果は絶大で、ぼくのお店の記事を見たお客さんが次々に訪れる。お昼頃、いつも静かな穂高駅前が、なんだかザワザワした雰囲気になった。テレビカメラを持ったカメラマンが行ったり来たり、うろちょろしている。どうやら、ドラマか、何かの撮影のため俳優(お笑い?)の片岡鶴太郎がやって来たようだった。駅から出てきた鶴太郎は、すぐにタクシーに乗り込み、走り去っていった。撮影クルーたちもタクシーを見送り、すぐに撤収して、バスで行ってしまった。


4月8日 ()
工事のとき、お店の玄関のすぐ横に、枕木をひいた自動販売機のスペースを作った。そこは、登山に来られたお客さんが、ザックを降ろしたり、一服できるようにするための場所。今日は、そこに工事のあまり材で作ったベンチを設置した。小さなビアガーデンのようで、『まずは、穂高地ビールの生ビール試飲と。』


4月7日 ()
ばたばたと、忙しく気がつけば夕方になっていた。ここ穂高駅前は、夕方のお客さんの引けが早いようで、さっきまでの忙しさがうそのようにお店の前の通りは静かになった。今日は、神戸からNさんご夫婦もご来店された。


4月6日 ()
先日、取材を受けた地元新聞紙の市民タイムスに当店の記事が写真入りで掲載された。思っていたより、大きくとりあげていただいていることにびっくりした。うん、これを見て、お客さんが来てくれるかな。


4月5日 ()
商品が少し入荷した。その中に、女性用の登山靴が含まれていた。箱から出してさっそく棚に飾った。


4月4日 ()
お店の電話は、以前事務所として使っていた自宅の電話番号をそのまま移動する予定。しかし、NTTの工事が遅れていて、まだ、お店に電話がつながらない状況である。そのため、インターネット環境もなく、このホームページも当分の間、このままのホライゾンオフィスのまま続けていくしかないようだ。今日は、朝から気温も低く、お昼前後に雪が舞っていた。そんな中、安曇野の地元市民タイムス紙の記者さんが、お店の取材に訪れた。午後からは、内装工事で残った材料を使って、お店の外にベンチを作って設置した。今日も、充実した1日だった。











4月3日 ()
Tさんと、山岸君と、ぼくの3人で、昨日は、小さめの木のベンチを2個、今日は、雑貨屋さんにありそうな、木と鉄のハンガーラックを制作した。作業は、お店の玄関先を占領して電動工具を屈指して3人とも真剣な顔をして・・・・・。道行く人々は、不思議な光景に驚いているご様子。明日は、何を作ろうかな。


4月2日 ()
新店舗オープン2日目。昨日、ぎりぎりでオープンはしたものの、商品の陳列、ディスプレー、プライス付け、ポップ制作、など平常の状態にするまでには、まだまだである。お店には、ガイドの仲間や先輩、奥さんの実家の家族、取引先さんからいただいた、お祝いのお花や、観葉植物などで華やかになっている。

お店の営業時間は、10月11日~7月9日は、あさの10時からよる7時(無休)
7月10日~10月10日までの夏期間は、あさ4時~よる8時です。



4月1日 ()
マウンテンショップ BC HOTAKA OPEN!!

オープンの30分前に、なんとか、営業できるスタイルが整ったのは、昨夜から徹夜で応援にかけつけてくださったTさんのおかげだった。ぼくひとりでは間に合わなかったかもしれない。準備最終日の昨夜まで、『あとは、掃除をして商品を並べるだけだから・・・。』なんて甘く考えていたぼくは、Tさんと2人ががりで、なんと10時間にもおよぶ格闘となるとは、夢にも思っていなかった・・・。

定刻どおり、2007年4月1日、午前11時00分に、ぼくのお店である「マウンテンショップ バックカントリー ほたか」は開店しました。
とは言っても、冬から春、夏への切り替え時期のため、オーダーしていた商品の半分ほどは、今回のオープンには、間に合わなかった。とくに登山靴がまったく入荷しなかったのだ。並べてみると商品の数は少なく、棚も少し空いている。今後、早めに、オーダーしてある商品が入荷してくることに期待するとして、営業を開始した。