登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


May 2007
5月31日 ()
朝から雨が降ったり止んだり、雨が降りだすたびに、玄関のぎりぎりに置いてあるウォルディーズのサンダルの什器をお店の中へ入れる。雨が止むとまた外に出し、そんなことを繰り返しながら 『こんな日は、サンダルなんて、だれも見ていないよな・・・。』 なんて考えていると、2足売れた。あれっ?そういえば、什器ができてからサンダルが毎日うれているぞ?今日で8日目。


5月30日 ()
今日は、朝一番に信濃毎日新聞社の記者の方が、飛び込みで取材にこられた。その記者さんは、まだ新米(しんまい)記者さん。どんな記事になるのか楽しみ。今日は、1日中、お客さんが途切れることはなかった。だからお昼のお弁当も食べそびれてしまい、閉店時間にはお腹がペコペコになった。今日は、穂高店の常連さんがたくさん来てくれた。


5月29日 ()
昨今の社会情勢の変化に伴い、『山岳保険』という物が微妙な立場にたたされている。
山岳保険とは、自己で加入する損害保険の特約として登山中の事故に対しての損害(遭難救助・捜索費用も含めて)に対して補償される保険のことである。
登山者の中には『山岳保険に加入してるから・・・。』と安易に携帯電話で救助を要請するという事例が、ときどき問題になっているようである。
最近、保険会社にとっては、あまり加入者を増やしたくない保険になりつつあるのではないだろうか。今は、加入申し込み後、数日から1週間ほど審査日数が必要であり、事故歴があると加入を断られることもあるという。『山岳保険に加入してるから・・・。』そろそろ、その考え方のツケがまわってきたような気もする。
実は、B.C.穂高でも、損害保険代理店として、山岳保険の取り扱いができるように、資格を取得するための準備をはじめた。山岳保険に加入する場合、数年前なら、誰でも簡単に、一律保険料で加入できた。ことが難しくなってきたようである。ぼくが、代理店試験に・・・合格すればの話だが・・・、当店でも山岳保険の加入申し込みができるようになります。



5月28日 ()
お客さんからお預かりした登山靴を修理に出す前に、靴に付いた泥汚れを、きれいに落とすため、ブラシを店内の隅々まで探したけど見当たらず、しかたがないから、B.C.穂高から2軒となりの金物屋さんにワイヤブラシを買いに行ってきた。真鍮のワイヤブラシを1本購入し、その帰りにふと、景色を見上げると、常念岳をはじめとする、北アルプスの山々と青空が、とてもきれいだった。お店にもどり、デジカメを持ち出して、常念岳とJR穂高駅と、お店も入れて撮影した。お店は暗くて見えないけど、レンタサイクルの看板の隣にB.C.穂高はあります。










5月27日 ()
『登山靴の修理はできますか?』
と女性のお客さんがご来店された。
『できる限りのことはしますが、靴を見せていただけますか』
とぼくが答えると、
『じゃあ、車から持ってきます。』
と言い、車からご愛用の登山靴をもってこられた。スーパーのお買い物袋に包まれた登山靴をうけとり中から取り出してみると、かなり履きこんだ皮革製の登山靴だった。今回の修理のご依頼は、ソールの張替えだったけど、痛んでいる部分も多く、とくに破れて穴が空いている内張りや足首などの補修もおすすめした。そして、靴職人さんにお任せで補修することになった。ただし、登山靴本体の皮の状態は非常に悪く、カサカサな状態で、硬くなっているため、縫い針が通らないなど、修理ができない可能性もある。職人さんから『修理できない。』と言われるも覚悟した上で、登山靴をお預かりした。夕方に、涸沢ヒュッテのおやぶんと、上高地近くのレストランのオーナーご夫妻がはじめて、B.C.穂高にご来店された。むかしから、今でも、おやぶんとお話しするときは、緊張する。



5月26日 ()
4月にプランターに種をまいて育てている、サルビア(赤い花)の小さな苗を、午前中にお店前の歩道の植え込みスペースに、植え替える作業をした。夏前には赤い花が咲き、お店の周りがまっかかになる予定である。植え替えはお昼前にひと段落すると、その頃からお客さんが途切れることなくご来店された。来週末の針ノ木岳で行われる新太郎祭に、参加されるという2人の女性の登山靴のサイズ合わせ。10本爪アイゼンの取り扱い方法や装着練習など、念入りに説明する。また、そのお2人と入れ替わりに、やまたみ登山教室に参加されることになり、これから登山をはじめられるというお2人の女性がご来店され、登山靴のサイズ合わせ、ゴアの雨具、ウエアなどをそろえられた。お2人の目標は槍ヶ岳。夏山シーズンに向けて、数回行われる登山学校にできる限り参加されるというお2人。これから始められる方への道具のチョイスやアドバイスは、登山店の店員にとって、責任重大である。これから山で、いろんなことを体験をされるなかで、失敗せず、うまく道具を使いこなせて、快適な登山ライフを楽しんでいただくため、失敗談なんかも交えながら念入りにご説明した。


5月25日 ()
あさからシトシト1日雨のお天気。こんな日は、ポカーンとした、ひま~ないちにち。ほんとうはこんな時間を利用して、お店のホームページを更新したい所だけど、インターネット環境をまだ整えていない。・・・・・・こんなときは、読書しかない。ひまを利用して、当店で次号から広告を出すことになったフィールドライフの『えい出版』さんから送っていただいた大量の雑誌や書籍を片っ端から読むことにした。まずは、山の雑誌から・・・・・。つぎにロードバイクの雑誌・・・・。ご来店されるのは、集金と飛び込みのセールスマンだけで、午後3時ごろまでお客さんはゼロ。3時ごろに女性のお客さんが、ウォルディーズのサンダルをご購入されたあとも・・・。このままひまーな1日で終わるのかな。なんて考えていると、5時ごろからお客さんが立て続けにご来店。登山靴を2人同時にサイズ合わせをしながらザックの説明。気がつくと閉店時間をすぎていた。お腹も空いたし、後片付けは明日にして、さっと閉店して帰ることにした。


5月24日 ()
昨日、Tさんが作ってくれたウォルディーズサンダル用什器にオスモで塗装して完成。するとタイミングよく、欠品していたウォルディーズサンダルが入荷したため、またさらにカラフルになった。
外国人バックパッカーさんがご来店された。地図を広げて英語でルートの説明を求められたがぼくは英語が話せない・・・。しかし、知ってるかぎりの単語を屈指して彼の質問に答えていくが、なかなかうまく質問に答えられず、良いアドバイスができないことが悲しかった。彼は、上高地の地図を購入して、岐阜の高山に向った。
什器完成初日、ウォルディーズのサンダルが3足も売れた。








5月23日 ()
昨日、来店されたTさんとお話しをしているなかで『ウォルディーズサンダル用の什器がほしいなぁ。』というぼくの一言で、朝からお店の横のスペースを陣取っての木工作業がはじまった。工場長はもちろんTさん。ぼくは お店を行ったり来たりしながら、少しお手伝い。日中の気温は真夏日、汗だくになりながらTさんの気合の入った作業はつづく。夕方の西日にうつりかわるころ、1日がかりの工事は完了した。できあがった什器は、理想どおりのできばえ。塗装はぼくの役目だけど、塗装する前にウォルディーズのATサンダルを並べてみた。Tさんありがとうございます。そして、おつかれさまでした。








5月22日 ()
午前中、キッズコーナーのディスプレイ用に注文していた桧の手作りカップボードが届いた。すぐに包装を解き、キッズコーナーに設置して、商品を並べてみた。午後は、POP作りに専念する。ぼくは、POPを手書きで作ることにしている。パソコンが珍しかったころならいいが、パソコンで制作した方が簡単な世の中になってきた今、手書きの方が味がある。お店の内装や什器も、手作りにこだわり、既製品を一切使わなかったように、お店のPOPも手書きがいい。そのあと、昨日の続きを読もうと、カウンターのベンチに座り、『グレゴリーブック』をパラパラめくりはじめると、お店の電話が鳴った。常連のKさんからだった。『これから初心者の女性を2人連れて行くから登山靴と、ザックとアイゼンよろしくね。』と電話が切れたとたん、次々にお客さんがご来店。登山靴の接客をしながら、ザックやズボンの裾上げ、B.C.CLUBご入会の説明など、ひと段落したときには、閉店時間を遠にすぎていた。閉店準備をしながら、取り寄せなどの発注をまとめ、散乱した登山靴をかたづけた。


5月21日 ()
B.C.穂高では、グレゴリー社のバックパックを多く取り扱っている。今日、グレゴリーの輸入元であるA&Fさんから『グレゴリー・ブック』という本が送られてきた。お店は終日ひまなので、カウンターのベンチに腰掛けて、その本をパラパラめくりはじめた。まず、この本の第一印象は、掲載されている写真が、とてもかっいい。であった。古き良きアメリカの、ぼくが憧れる世界そのものなのがうれしい。これは、じっくり読みたくなってきた。いちど本を閉じ、最初のページにもどったぼくは、隅々まで文章をじっくり、読み始めた。その名のとおり、ウェイン・グレゴリー氏のダイアリー的な本で、グレゴリーのパックへのこだわりと、平行して、当時のアメリカやバックパッカーたちの姿を、イラストや写真をたくさん使って表現されている。半分ほど読みおわり、またさらにグレゴリーのパックに興味がわいてきた。こだわって創られた道具を販売する専門店であるかぎり、ぼくも道具の販売にこだわっていきたい。








5月20日 ()
ぼくの友人の関口君は生坂村(安曇野市のとなり)で果実葡萄園『テュダ農園』を経営されている。ぼくも毎年、収穫時期の9月になると幾度と無くテュダ農園に行き、ぶどう狩りを楽しませてもらっている。テュダ農園の特徴は、巨峰系の種無し葡萄がメインで、粒が大きくて、甘い。他に何種類もの品種をいちどにくちにできること。とにかく、珍しい葡萄がたくさんある。
今日、関口君がお店に来てくれた。おまけに、開店のお祝いにと、大切な葡萄の木を1本くれるという。テュダ農園さんに植えられている葡萄の木1本のオーナーになるという。これは楽しみ。収穫時期には、ぶどう狩りをしたり、その前に、葡萄収穫までの間、剪定作業や草刈、袋かけ、といった作業も関口君に教えてもらいながら体験ししていこうかな。なんて、考えた。ん~ん。これは、やはり、たくさんでやった方が楽しい。『B.C.クラブ』のメンバーさんもぜひ参加してください。



5月19日 ()
雨が降ったり止んだり、晴れたり、曇ったり、はっきりしないお天気。今日明日は、こんなお天気が続きそうである。

ぼくは、3年前に勤めていた登山店を退職して、その年にガイドの資格をとって、プロの山岳ガイドとして再スタートした。当然、登山のガイドなので、山に登ることが多くなり、それまでぶくぶく.。o○していた?ぼくの顔や体は締まり、顔の色も黒くなった。奥さんにもよく言われるけど『顔つきも体格もお店を辞めたら全く別人になった。』そうである。先月、ぼくのお店がオープンした時に、地域新聞社の市民タイムスさんの紙面に、記事としてぼくが写ったお店の写真が掲載されたとき、お店の紹介のところに『・・・店長の太田さん・・・。』と書かれていた。その記事を見られた元Kスポーツ穂高店の常連さんの中には、『顔が違うから別人?』だと思われていた方も多いようで、ときどき、そういう常連さんが、ご来店されてはおどろかれる。今日、ご来店いただいた、常連さんのご婦人もそのお1人で、『ひさしぶりですね。とうちゃんは元気にしてますか?』と、以前のようになれなれしくと話しかけると、『はぁーぁ???』という表情で、ぼくをまじまじと見たあとに、『ヴぇ~ぇ~ぇ。』とおどろかれた。他の常連さんたちとも、『太田て書いてあったけど、太田くんじゃないよね。顔が違うから・・・。』なんて話されていたそうだ。だから、常連さんが初めてご来店されたとき、ぼくは、わざとなれなれしく話しかけるようにしている。ぼくの顔をまじまじと見ておどろかれる。その表情がたまらなく、最近、これがたのしいのだ。



5月18日 ()
登山用具の中で、ショップにトラブルや不具合などによる相談が持ち込まれるアイテムで1番多いのは、だんぜん登山靴である。2番目は、ストック。3番目にリュックサックやレインウエアなどなど・・・。これは、ぼくの経験上の順位なので統計など取ったわけではない。1番にあげた登山靴の多くは、サイズやフィッティングの悩み。ときどき、靴紐のホツレやソールの剥がれなどによる相談もある。2番目のストックは、長さ調節の不具合というのが圧倒的に多く、そんなお客さんたちは、そのストックの構造をわからないままご使用されているようである。
今日、持ち込まれたストックは、長さ調節をするジョイントパーツの不具合により、ストックのポール部分をいくら回しても固定されず、どれだけ回しても止まらない。お客さんからお預かりしたストックのジョイント部分を抜いて、ポールを固定するためのパーツを手でくるくる回してみると、回転に少し抵抗がある。ほとんどの原因はこれ。そして、ジョイントパーツをはずして、ネジ部分を専用のブラシで磨いて元に戻すと、くるくる正常に回るようになった。ポールを回して締めるとキュッと、しっかり固定もできるようになり、お客さんにお手入れ方法などを説明して、そのストックを手渡した。



5月17日 ()
お店の郵便ポストに『山と渓谷社』さんから封筒が届いていた。封を開けてみると今月号(6月号)の山渓雑誌が入っていた。『もしや・・・。』と思いながら、期待もしながら、中をペラペラめくってみると、ニューストピックの欄に弊店のことが記事として紹介されていた。先日同社の社長さんが来店されたことを思い出した。そのときに社長さんからアドバイスをいただいたとおり、登山者への忘れ物やトラブル時のお助けグッズを揃えていますよ。


クライミング講習会、参加募集!
6月の第1週の週末(2日3日の土日)にクライミング(初歩)の講習会を開催します。場所は大町運動公園人工壁、講師は、赤沼ガイドとぼくの予定。講習内容は、初歩的なザイルワーク、結び方、安全確保、懸垂下降など。土曜日は午後半日、日曜日は午前半日の講習です。講習費8000円、ご希望の方は、土曜日夜のお食事、赤沼家築150年以上の邸宅にお泊り付き。参加ご希望の方は、メールにてご連絡を。
(はじめてロープをさわるという方でもオッケーです。



5月16日 ()
お店のオープン前に、中房の有明荘に商品の納品と、諸々打ち合わせに行ってきた。今シーズンから、穂高駅ではBC穂高が早朝4時から朝食・お弁当営業、中房の有明荘では朝7時から朝食営業をはじめる。どこの山に行っても、登山を始める前の早朝に営業しているお店はコンビニくらいしかなく、山に来てもコンビニのパンやお弁当、というのが当たり前になっている。有明荘、燕山荘も、BC穂高も、日本アルプスの玄関口として、安曇野に到着されてからの日本アルプス登山を“すてき”に演出できればなぁ。なんて考えています。


5月15日 ()
BC穂高(バックカントリー穂高の略)で、今いちばん売れている商品は、WALDIES. ATサンダル。驚くほどの軽さと履き心地の良さが人気になっているようだ。メーカーでも在庫がほとんどなく、当店もサイズはバラバラ。6月中旬には再入荷する予定で、キッズサイズなども揃う予定になっている。ご予約受け中です。








5月14日 ()
B.C.穂高では、今日から『B.C.CLUB会員カード』の発行をはじめた。プラスチック製の本カードは製作中だけど、手作りで作った仮カードでスタート。そして、あさ一番のお客さんが、栄えある会員さま第1号、2号に輝いたのは穂高在住のご夫婦。ご入会申し込み用紙にご記入いただき、会員特典などのご説明と、特典(割引)の代わりとして、お買い物袋をご提供しない(包装無し)旨をご説明し、会員番号1番、2番のカードをお渡しした。その後もう1人のお客さんが、会員にお申し込みいただき、今日で『B.C.クラブ』の会員様は3名となった。この調子で会員様が増えていくといい。





5月13日 ()
バックカントリー穂高のお隣には、しなの庵というレンタサイクルショップがあり、おやじさんご夫婦と息子さんの3人と、忙しいときはアルバイトの方も3人ほど参戦して、運営されている。今は息子さんが、お店を任されて店長さん。その店長さんには、うちの娘と同じ年の娘さんがいて、ときどきお母さんがお店に連れてこられる。ぼくのお店にもときどき、奥さんが茜空を連れてきて大暴れ。今日は、隣の娘さんと茜空がバッティングした。子供用キャリーつきの電気自転車にも乗せてもらったり、おちびさんたちも大はしゃぎ。しばらく両店は、おちびさんたちの遊び場となった。
ようやく、尾西食品のアルファー米2食パックがケースで入荷した。これは、われわれガイドご用達。キャンプ山行のときの必需品である。白飯と五目ごはんの2種類をさっそく棚に並べた。あとは、山岳グルメシリーズのチキンカレー、野菜カレーが入荷まち。



5月12日 ()
今日は少し遅れ気味にお店に出勤する。開店の準備をしていると、オイルランプをご注文いただいたお客さんがご来店された。そのランプは、取り寄せにて先日、お店の在庫にするランプ達といっしょに入荷していた。ランプは、バラの状態でダンボール箱に丁寧に梱包されている。それをいちど取り出して、取り扱い説明をしながら、試しにお客さんの前で組み立ててみる。そのランプは、山笠が付いた吊り下げ式の灯油ランプで、形がとにかく美しい。今組み立てたランプは、再び分解して、丁寧に箱に戻してお客さんにお渡しした。そのお客さんは、そのままダンボール箱を担いで帰られた。(当店は灯油を燃料にする舶来のオイルランプも扱っています。)そのランプは、まったく同じ物がお店のカウンターにも吊るしてあり、ぼくもお気に入り。その後、立て続けにお客さんが見えられて、登山靴やザックなどの接客をしたあと、広島から観光で来られたという女性のお客さんがグレゴリーのディバックを購入された。お帰りの際、お店で記念撮影までぼくも写り、穂高駅から広島に向けて帰られた。


5月11日 ()
先日、登山靴を取り寄せさせていただいていたお客さんがサイズ合わせに来られた。お客さんに試し履き用のソックスを手渡し、登山靴を箱から出し、中敷を床に置いてそこにお客さんの足をのせていただく。いつもこの瞬間が緊張する。ここで長さや幅のサイズが靴に合わなければ、サイズ違いや、別モデルの手配のやり直しである。今日はぴったりサイズだったので、そのまま試し履きをつづけることができた。けっきょく、足にピッタリということでお客さんは大喜びでご購入いただいた。バックカントリー穂高では、弊店でピッタリフィットの登山靴をご購入されたお客様に、弊店オリジナル『HOTAKA』と折柄が入った登山用ソックスを差し上げています。今日のお客さんにもオリジナルソックスのカラーをお選びいただいて、登山靴につけてお持ち帰りいただいた。


5月10日 ()
午前中は青空が広がって、よい行楽日和という感じ、だったけど。午後から風がでてきて時には突風が吹き荒れる大荒れのお天気に急変した。
ご注文いただいていたモンベルのシングル4人用テントが入荷したため、ご注文主のAさんにご連絡した所、すぐに受け取りに来られた。Aさんは、そのテントのコンパクトさと軽さに驚かれていた。



5月9日 ()
観光協会さんで、制作するバンダナとTシャツのデザインから製造までのご注文をいただいた。現在、デザインを担当しているYucaが、現在安曇野のシンボル的な山のバンダナデザイン製作中のため、いそがしくなってきた。
雪崩ビーコンのナンバーワン機種(私の勝手な意見)であるPIEPS DSPが、来シーズンより、輸入元がH社からK社に変わることになったため、弊店で取り扱うことができるようになった。これはうれしいことで、ぼくも冬山では、PIEPS DSPを携帯している。できればこの調子で、フランスのEブランドも輸入元が変わらないかな・・・。



5月8日 ()
たてつづけに2足の登山靴の接客がつづき2足とも取り寄せとなった。みなさん、足の形やサイズが違うため店内の在庫で合わない方は取り寄せとなってしまう。お客さんの足にぴったり合った登山靴が見つかるまで(時間がかかってしまうけど・・・)さがします。


5月7日 ()
お店をオープンして1ヶ月がすぎた。オープン当時からすると、だいぶ商品も充実してきたが、小物類やパーツ類がまだまだ不足している。GW中に、お客さんから、『・・・ありますか?』と聞かれて、『しまった。』と心でつぶやきながら、『申し訳ございません。』とあやまったことが何回かあった。お役に立てなかった商品は、ザックのチェストベルト、ピッケルカバー、アイゼンのサイズ調節用ビス。連休があけた今日、それらのパーツ類や小物などを手配した。








5月6日 ()
朝から雨で、静かなGW最終日。昨日から作り始めた商品棚兼用工具箱は、今日完成した。電動工具やペンキ類の道具類はすべて、NEW工具箱におさまって、通路もすっきり片付いた。お客さんが来店されるたびに、できたての工具箱をとくいげに見せて・・・いるぼく。


5月5日 ()
お店の外のエレベーターフロアには、大工道具類をとりあえず置かせていただいている。ここはテナントビルの共有スペースのため、いつまでもこのまま放置はしていられない。そこで、店内に置く工具箱を制作することにした。工具箱といっても店内に置くからには、商品の陳列もできたほうが便利なので、商品棚兼用で使えるデザインにすることにした。また、トッカン工事のはじまりである。


5月4日 ()
山の店・B.C.穂高のおとなりには、創業30年というレンタルサイクルのお店がある。昨日は、約200台の自転車がレンタルされたそうである。お客さんが重なると、B.C.穂高の玄関前にも自転車とお客さんが歩道を埋め尽くすほどである。とにかくお客さんが途切れない。快晴のゴールデンウィークに安曇野をサイクリングなんて・・・・・・。考えただけでもわくわくする。


5月3日 ()
ゴールデンウィーク後半初日。GW期間は、あさ4時にオープンB.C.穂高は、まだ暗いうちからの営業となる。表の看板に掛けてあるオイルランプに火を燈し、まずは珈琲を一杯。ロータリーには、中房登山口へ行くバスは、マイクロが5台待機している。4時52分にJRの臨時列車が到着すると、数人の登山客が、お店をぶらっと見て、バスに乗って行かれた。


5月2日 ()
明日、上高地から涸沢へ、そこで1泊テントを張り、次の日に涸沢岳へ登られるというお客さんがご来店された。カウンターで珈琲を飲みながらお話しをしていると、そのお客さんは、毎年ゴールデンウィークには涸沢に入って、奥穂や北穂などに登られているという。この時期の上高地から涸沢、穂高連峰は白銀の世界で、日本とは思えない美しい景観がひろがっている。そのお客さんは、ガスボンベや食料などを購入されて帰られた。


5月1日 ()
あさから雨模様。午前4時に出勤し、開店準備。今日明日は、GW期間とはいえ平日なので、6時ごろから通勤通学の人たちがお店の前を通って駅に向かう。穂高駅前には登山客もなく、開店準備ができたところで、お店の看板作業にとりかかった。看板にする板にペンキで文字を入れていく。筆で看板を書くのは、かなりひさしぶり。
神奈川から来られたというご夫婦が、B.C.穂高にご来店された。いろいろお話しをお伺いしていると、奥さんから、登山靴で歩いていると足の裏がコルという相談を受けた。もっと詳しく聞いてみると、どうやら足裏の土踏まずあたりが痛くなってくるという。『それは、おそらく登山靴のサイズが大きいのかもしれません。』なんてアドバイスしていると、『車から登山靴を取ってくるので見てください。』ということで、登山靴の中敷を出してサイズを合わせてみると、やはり0.5mm大きいサイズを履かれていた。最近の登山靴の場合、足へのフィットを考えて、足裏の凹凸が立体的に形成されている。そのため、足のサイズに合わないサイズを履くと、かかとのカップの大きさ、土踏まずの位置など微妙にずれてしまい、変な所を圧迫されて痛くなることがある。応急措置として有効な手段のひとつとしては、中敷の厚さをかえること。中敷をキャラバンのソルボスパイクに変えてみて、試しに履いていただくと、驚いたご様子で『あれ、良くなった。』とお客さん。こうゆう会話から、いろんな悩みや疑問などの相談にのれるのも、当店のような小さなお店ならではなのである。ぼくは、こんなお店が好きだ。