登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


jun.2007
6月30日 ()
登山で言う『夏山シーズン』とは、梅雨が明ける頃の旧海の日(7/20)から8月いっぱいまでのことをいう。夏山シーズンが間近にせまり、あわてて登山靴のソールの張替えや修理などのメンテナンスに出されるお客さんが、ここ数日つづいている。今日もシリオの登山靴が2足、ソールの張替えのために持ち込まれた。この時期、メーカーさんには、全国からの依頼が殺到するため、期間がどうしてもかかってしまう。通常でも2~3週間はあたりまえ。今日お預かりした登山靴は、はたして、梅雨明けに、まにあうだろうか?


MT EQUIPMENTコーナーのバックパックに『グレゴリー アルペングロー30』を追加しました。



6月29日 ()
今日は、朝から雨の1日。『また今日も、暇な1日だろう。』と、余裕で開店準備をすませ。カウンターでお店のエスプレッソマシーンで入れた珈琲をゆっくり飲んでいると、取り寄せていた登山靴のサイズ合わせのお客さんがご来店。そのあと、何故だか?靴のお客さんが重なり、相変らず狭い店内を走り回ることになる。けっきょく、取り寄せも合わせて5足の登山靴のサイズ合わせを一気にさせていただいた。狭い店内で、店員がひとり、走り回っていると、お客さんのほうが、気を使ってくださり、ぼくが、一途にお客さんの足に登山靴のサイズをあわせていると
『あの~。お客さんですよ。』
とそのお客さんが、レジ前でお待ちいただいているお客さんを気遣ったお言葉をいただいたり。登山靴は、サイズ合わせも大切だけど、とくに初心者の方には、どうして登山靴は、つま先に1cmほどの余裕を作るのか、靴紐の締め方、履き方、歩き方、に至るまで、ご理解いただけるように説明しなければならない。だから、どうしても時間がかかってしまう。そんなわけで、他のお客さんにはお待ちいただくこともある。
・・・しかし、それは、たまに、何かの間違いで、忙しい時だけである・・・。



6月28日 ()
少ない年でも、年間3度は、ネパールトレッキングにお客さんを連れて行かれている、ぼくと同じ白馬登山案内人組合のTさんが、7月にネパールに行く準備のため、B.C.穂高にご来店された。ここぞとばかりに、ネパールのお話しをいろいろお聞きすると、Tさんのツアーは比較的標高の高い所に行くそうである。ただし、写真がメインの目的なので、高山植物やヒマラヤのスポットを数週間かけてまわられるそうだ。
『お客さんがたくさんになれば、助手は必要ですか?』
と、下心いっぱいのぼくの質問にTさんは、
『最近はお客さんが少ないからね。多くなったらね。太田君にたのむよ。』
と、ぼくの下心を100%満足させてくれるお言葉。Tさんは、ネパール行きに必要な消耗品類と、以前からどうしても気になって夢にまででてきたという、ジェットボイルというコンロをご購入された。そして、帰り際に、お店に展示していたオレンジ色の40リットルザックを見ながら
『さっきからこのザックが、とても気になる。また夢にでてきたらたまらないから、買っていく。』
といって、そのザックをぼくが取ってお渡しすると、中に詰めていた紙やビニールのあんこを取り出すようにぼくに指示。そして、Tさんは、そのザックもご購入されて、そのまま背負って帰られた。


MT EQUIPMENTコーナーのクッキングセットに『JETBOIL』を追加しました。



6月27日 ()
北アルプス夏山のパンフレットを見ると、青空と高山の美しい風景は、まるでアルプスの少女ハイジ。そんな世界をひとめ見たくて、登山経験はなくても、北アルプスを登りに来られる登山客は、毎年多いようである。毎日のように、観光協会や役場に問い合わせがあり、B.C.穂高でも、電話の問い合わせや、訪ねてこられたりすることが毎日の日課となっている。そんな登山に関するご相談には、できる限り山小屋さんとも連絡をとりあい、登山案内所として、山のアドバイスに努めている。今日は、山小屋で働きたいという、九州から来られた男性(ぼくより2つ年下)がB.C.穂高にやって来た。その男性は、実は何度か、お店に来られて、リュックサックを購入いただいたりしている。もう1ヶ月ほどになるだろうか?最初にお店に来られた時は、ぶらっと安曇野に来られて、北アルプスに登りたいという相談をお受けした。しかし、彼が考えているような、ハイジの世界は、梅雨が明けた夏山のことで、5月6月はまだ雪が残る残雪の山であり、登山経験のない彼には、頂上を目指すのは無謀といっていい条件である。その時は、『合戦まで行って景色を見てきたら。』とおすすめした。すると彼は、そのとおり、合戦まで行って帰ってきた。その後も、安曇野近辺の山に登ったりしながら、適当な所で野宿して生活していた。前回お店に来られた時、ぼくが彼に『山で生活するんだったら、山小屋で働けばいいよ。』と言ったのがきっかけで、今日、再び訪ねてきたのである。 すぐに燕山荘さんに電話をかけ、事情を話して、彼を紹介した。燕山荘さんの良きおおはからいで、取り急ぎ、手続きをすませていただき、さっそく、今夜は中房の有明荘に部屋もご用意いただいたようで、明日、彼は燕山荘にあがることになった。一件落着。


6月26日 ()
わにのマークのクロックスサンダルは、輸入元でずいぶん前から欠品しているにもかかわらず、モンベルが輸入している兄弟メーカーのウォルディーズサンダルは、シーズンがはじまっても安定して供給されていたけど、トップシーズン間近になって、欠品が目立つようになってきた。ほとんどのカラーが現在入荷待ちで、次回の入荷は、7月中旬とのこと。なかには、8月末まで入荷しないカラーもあるようだ。そんな中、キッズサイズ13cm-15cmが入荷した。さっそく、茜空に履かせてみたところ、サイズはぴったり。色はマンゴーというオレンジ色とFSというショッキングピンクを見せると、彼女は迷わずFSを選んだ。







6月25日 ()
安曇野市観光協会が企画して、この夏の観光土産の『安曇野バンダナ』を製作中。制作を担当させていただいているのは、B.C.穂高ワークショップ。デザインは、もちろんユカが担当。午前中にデザインサンプルを3通り、印刷して役場の観光協会へ提出した。観光協会の担当のKさんが『みんなの意見で決めます。』ということで、安曇野市役所 穂高支所内の柱にセロテープで3通りのデザインプリントを貼り付け、役場の方たちが集まってきて投票がはじまった。ぼくは、ひとまず、お店にもどり、午後にもういちど、役場へ様子を見にいくと、まだ、いろんな人が集まって投票していたが、だいぶ大枠はきまり、あとは、色だしで明日決定することになった。


MT EQUIPMENTコーナーを作りました。まだ商品は少ないですが、ぼちぼち更新していきます。



6月24日 ()
朝から雨が降る日曜日。パラパラとお客さんが入れ替わり立ち代りご来店され、暇なような、そうでないような、ゆっくりした時間がすぎていく。
1ヶ月ほど前に、B.C.穂高で、軽登山靴をご購入されたNさんから、先日参加した『美ヶ原』Y登山学校での登山教室のとき、足が痛くなった。というご相談があり、登山靴とソックスを持参してほしいとぼくが伝えると、数時間後に、Nさんが登山靴をおもちになりご来店された。足が痛くなった症状をお聞きすると、登山靴の一番高い部分が、ふくらはぎの裏側にあたり痛くなり、おまけに、つま先があたり、親指の爪が痛くなったそうである。途中、講師にも紐が緩いと注意されたそうだが、Nさんの親指の爪は黒くなってしまっていた。念のために登山靴のサイズをもう一度チェックする。足の形や、サイズなどに全く問題がないようである。『やっぱり靴紐が緩かったからかしら?』というNさんに、登山靴の履き方と、紐の締め方を丹念にご説明した。そして、歩き方にもご注意いただくように、足の運び方や、歩幅、下りときの注意点などを、お店の段差を使ってご説明した。これで解決してくれればいいけど・・・。



6月23日 ()
ひとまず、梅雨の中休みだろうか、透きとおった青空としか表現しようのない大空と、くっきり、だいぶ黒くなってきたような気がする北アルプスのコントラストがきれいな朝だった。昨日から、奥さんと娘の茜空(あかね)は、三重のおじいちゃんちに法事で出かけているため、明日までぼくは1人暮らしである。あさ早めに目が覚めたぼくは、さっさとお店を開店しさせる。開店してすぐに、おとといから、観光で来られたという、3人組おばちゃんたちがご来店された。ワイワイした雰囲気で、冗談を言いながら、いろいろ自分へのおみやげをご購入され、おまけに3人とも、B.C.CLUBへもご入会いただいた。それをかわきりに、昨日とは、逆立ちをしたような忙しい1日がはじまった。
次々に登山靴のサイズ合わせとレインウエアの試着など、掛け持ちで狭い店内を走り回っていると、以前から山関係でお知り合いで、茜空が通っている森の子もご一緒になっている、Sさんご家族がご来店された。奥様が、『すごい人口密度ね。』と驚かれるほど、狭い店内が、さらに狭くなっていた。毎日、こんな様子だったら、俗に言う『はやっているお店。』と言えるだろう。忙しさも、ようやく一段落したころ、ぼくは、腹がペコペコになっていることに気がついた。カウンターに掛けてある時計を見ると、夕方の6時。あさ買っておいたお弁当は、そのまま夕飯になった。今日は『あっ。』という間に1日が終わってしまったような気がする。それが何より、B.C.CLUBメンバー会員さんが、100名を超えたのがうれしい・・・。



6月22日 ()
雨が降るあさ。8時30分ごろ、ぼくがお店に出勤すると、若い女性(ぼくより若いという意味)がひとり、お店の玄関の前で雨宿りをしながら、道行く人々に何やらチラシのような物を配っていた。ぼくが、お店の玄関前に到着し、ドアをあけようと、お店の鍵をポケットからゴソゴソ取り出していると、その女性が、
『すみません。お店の方ですか?』
とぼくに尋ねてきた。

『何を配ってるんですか?』
とぼくが尋ねると、
『これです。 号外を配っています。ご迷惑でしたらよそに移動します。』
『地球温暖化について1人でも多くの人に考えていただきたくて・・・。』

と言って、ぼくに差し出したのは、『豪快な号外 30秒で地球を変えちゃう新聞』と書かれた新聞だった。
その新聞をさっと確認して、
『そういうことでしたら、ここ(お店の玄関)を使ってください。』
『すこし、いただければ、お店でも配りますよ。』

と言って、30部ほど、あずかった。

お店がおわり、自宅にもどって下記のホームページをチェックしたところ、このイベントは、6月22日(今日)が最終日で、すこしゲーム感覚で、配ることに目標の数字があるようだ。そこは、どうであれ、おかげさまでぼくは、雨の暇ーな1日を有意義に、じっくりと地球温暖化について考えることができた。そして、環境に良いことだと思い込んで取り組んでいることの中には、実は逆に無駄なエネルギーを消費していたり、破壊していることも沢山あるということを学んだ・・・。バナナの皮で名刺が作れるというのは興味深い。


TEAM GOGO



6月21日 ()
週末にご注文いただいた、取り寄せの商品が一気に入荷した。すべて商品をチェックして、まずは、発送する物を梱包し、順番にお客さんへご連絡する。間違えないように、お預かり伝票をはりつけて、あとは、ご来店を待つだけである。夕方頃から次々に、ご連絡をしたお客さんが商品を取りに来られた。最終は、閉店時間過ぎのよる8時に、お母さんと娘さんがご来店。娘さんは、今年から3年間学校登山で山に登る予定。念のため、登山靴とゴアテックスレインウエアのサイズを確認させていただいて、お渡しした。


6月20日 ()
有明荘から朝帰り。午前中、フィールドライフに出す広告の校正がFAXで届いた。FAXだと、写真は真っ黒けで見えない。すぐに3箇所の修正依頼をFAXで返信した。夏号の発行は6月30日。あれだけの雑誌の出版とは、あと10日でまにあうのだろうか?

『登山をこれからはじめたい。』という女性のお客さんがご来店された。まずは燕岳に登りたいけど、1人では不安で、どうすればよいですか?と、訪ねられた。とりあえず、あたってみるため、少しお時間をいただき、お名前と連絡先だけお聞きした。さて、どうしようか考えた・・・。ひとまず、燕岳の山小屋『燕山荘』さんに電話で相談することにした。『もしもし、燕山荘の林です。あら太田さん。』といつもの口調で電話にでられたのは、燕山荘の林さんだった。林さんに事情をお話しして相談したところ、7月10日に学校登山があり、林さんも引率されるとの事。『それに後ろからついてくればいいよ。』とうれしいお言葉。すぐに、お客さんに電話で連絡した。あとは、燕山荘の林さんにおまかせした。ぼくの仕事は、小さな冒険をはじめる方のお手伝い。今日は、まる。



6月19日 ()
中房登山口にある有明温泉・有明荘の2007年のオリジナルTシャツが出来上がってきた。素材は、モンベルのウイックロンに奥さんのユカがデザインした新作。さっそく、閉店後に泊りがけで納品に行く。有明荘に到着するとひとまず、温泉にザブーン。


6月18日 ()
奥さんが、『この漫画おもしろそうだよ。』といって、本屋さんで『岳(がく)』という漫画単行本の1巻から4巻まで買って、4冊を抱えてお店に届けてくれた。『岳』は、北アルプスで活躍する長野県警察山岳救助隊と民間の救助隊員をモデルにした山の物語。ぼくは、さっそく1巻から読みはじめる。主人公は、『島崎三歩』という民間の山岳救助隊員である。彼の生活は、山でのテント暮らしをしているクライマー。彼は、頼もしく、性格が素敵で、クールな山岳救助隊員。三歩と他の救助隊の仲間、そして三歩に救助される遭難者たちの背景や出会いの物語のよう。読みはじめると、すぐにハマってしまった。 今日は、閉店時間までに、1巻の半分ほどを読み終わった。(注・お客さんがいない時だけ読んでいる。)つづきはあした。


6月17日 ()
お天気の良い午前中は、お客さんたちはみんな山に行っているのか、暇ーなので、奥さんに留守番を頼んで、トレックのチャイルドトレーラーを、ぼくのフューエルに取り付けて、茜空(あかね)を乗せて、ご近所のサイクリングにでかけた。お天気の良い安曇野の田園風景を眺めながらのサイクリングは、ほんとうに気持ちが良い。茜空もけっこう楽しそうに乗ってくれた。午後3時をまわったころから閉店時間ぎりぎりまで、お客さんがつぎつぎにご来店。あいかわらず1人で、何人ものご相談を受けたり、商品の説明をしたりしていると、時間のたつのも忘れてしまう。ぼくは、こんな時間が好きである。若い女性(ぼくよりは若いという意味)のお客さんに、グレゴリーのザックのフィッティングをさせていただき、女性用でライムグリーンのきれいな37リットルザックSサイズをご購入いただいた。その女性は、この夏から本格的に山登りをはじめられるという。ザックの背負い方や、パッキングの仕方など、時間をかけてゆっくりと説明した。まずは燕岳(つばくろだけ)。また、これから、山に登って、わからないことや、不安なことができれば、いつでも相談にきてくれればいい・・・。
昨日から、爺が岳に登られた2人のお客さんが、帰りに寄っていただいた。無事に登られたようで一安心。忙しそうに狭い店内を走り回っているぼくに気遣っていただいたのか、『行ってきました。よかったです。』と言い残されて、すぐに帰られた。



6月16日 ()
昨日、登山靴の棚を設置した。大工さんに作っていただいた棚をグラインダーでランダムに削り、サンダーで磨いて、オスモで塗装。昨日は設置しただけだったため、今日は早朝出勤で、棚に登山靴を陳列していく。今まで、床に登山靴の入った箱を並べていたけど、お店もすっきりして、ようやく堂々と『登山用具屋です。』というかんじになった。

靴の陳列もひと段落し、開店時間を少し過ぎたころ、
『これから燕岳に登りたいんです・・・。』
という2人のお客さんがご来店された。そのお客さんたちは写真を撮るため、安曇野に来られた。出発前の天気予報では、北アルプスの天候は、雨の予報だったため軽登山の用意はしてきたけど、アイゼン、ピッケルは置いてこられたという。しかし、安曇野についてみると、ドピーカンで、北アルプスも綺麗に見えている。天候を再度確認したところ今日明日は晴れ。『それなら山に登りましょう。』と、予定を変更されて、燕岳に登ること決められてそうだ。そして、山小屋(燕山荘)に電話で問い合わせた所、『アイゼンピッケルをご用意してお越しください。』と、B.C.穂高を紹介されたためにご来店された。
ぼくも、ご相談を受けて燕山荘さんに電話で、登山道の様子を問い合わせた所、登山道は現在、夏道と冬道がミックスしたルートとなっているため、夏道の鎖場にまだ雪がびっしりついている所を通過しなければならない。現在、そこのトラバースが危険箇所となっている。という事だった。そのお客さんたちは、冬山経験者がお1人で、もう1人は、雪山を歩くのは初体験であり、重たいカメラ機材を背負って、そこの通過にはリスクがあると判断し、予定を変更することにした。つぎに、爺が岳の種池山荘さんに電話で問い合わせてみた所、柏原新道は登れると判断した。これから柏原新道を登り、今夜は種池山荘に泊まって、明朝、爺が岳付近で撮影されることに決定。アイゼン、ピッケルをご購入いただき、そのお2人は、扇沢の登山口にむかって行った。












6月15日 ()
B.C.CLUBメンバーズ会員の募集をはじめてちょうど1ヶ月。今日までに72名ものお客さんにB.C.CLUBのメンバー会員になっていただいた。そして、現在お配りしている仮のメンバーズカードは、ぼくがパソコンでプリントアウトしたカードの元を名刺サイズにカットして、ラミネートで加工している。仮ということは、本カードというものが今後できてくる予定になっている。B.C.CLUB会員様特典もこれからもっと楽しく増やしていきたい。・・・まだB.C.CLUB会員になっていらっしゃらない方は、お・は・や・め・に。


6月14日 ()
遠く木曽から、先日の新聞記事を見られたというお客さんがご来店された。この夏はじめて奥穂高岳にチャレンジされるため、ガイド登山がよいか?ツアー登山はどうか?というご相談もおうけした。ぼくは、『ツアー登山の手軽さとわずらわしさ。』『ガイド登山の楽しさと料金的なことなど。』良い面と悪い面を比較してご説明した。とりあえず、必要な夏山装備も一式必要ということで、基本的な装備表をチェックしながら、ひとつずつ選んでいただく。ザックは取り寄せになってしまったけど、かなり完璧な装備品がそろったので、お客さんもご満足なご様子。そんなお客さんの初登山。ぼくもお供したいけど・・・。


6月13日 ()
今朝は、9時前に開店準備を整えて、お客さんを待つ。昨日、お電話で朝9時にご来店されることをお聞きしたためである。普段も9時ごろには、お店に来て開店準備をしているところ。しかし、今日は、9時までに準備をすませた。お客さんは、時間どおりご来店された。そして、先月から入荷待ちで、ご予約いただいていたLODGE(ロッヂ)のダッチオーブンが先週入荷したため、それをようやくお渡しできた。そのあともコンスタントにお客さんがご来店されて、閉店30分前にようやくおちついた。


6月12日 ()
今日は、暑ーい1日だった。ぼくは、オープンしてから今日まで、ライケル、ローバー、ファイブテン、メレルなど順番に、お店ではず~っと、商品テストのために、登山靴を履いてお仕事をしていた。山に行かなくても登山靴の履き心地などテストはできる。その他に登山用ウエアも毎日身につけている。ひどい時は、晴れているにもかかわらず、新製品のゴアのレインウエアを羽織って1日中、店をウロウロしていることもある。今日は、ほんとうに暑かったから・・・。今日からぼくは、ウォルディーズのサンダルを、素足に履いてお仕事をすることにした。

先日の記事のページを見つけた。信濃毎日新聞社ホームページ~山小屋ネット~



6月11日 ()
ぼくは、事務仕事が苦手。ついでに整理整頓も手薄なため、納品伝票は溜まり放題。領収書などもごっちゃごちゃ。オープンしてから今までは、会計士さんがすべて、ぼくのズボラをカバーしてくれていた。しかし、そろそろ限界が近い。今日は、暇ーな月曜日。『よし、やるぞ。』とパソコンの会計ソフトを開いて悪戦苦闘する。わからないことがあるたびに、会計士さんへコール。何度も何度も電話をかけていると、『がんばってますね。』の一言に励まされた。


6月10日 ()
今日もあさから雨が降ったり止んだりのお天気。午前中は、観光客らしいご婦人客が、お店の玄関に吊るしているタオルマフラーをポツポツと買っていかれた。
1人でお昼のお弁当を食べ終わったころ。ご婦人がご来店された。ザックコーナーを見ながら
『いま使っているザックのサイズが合っていないので、肩がこってしかたがないの。その代わりになる、いいザックはあるかしら。』
と、店員のぼくにご相談された。
『どんな感じで肩が痛くなりますか?』
と訪ねると、
『重くてすぐ肩がこるので、おそらくサイズが合っていないのよ。』
とそのご婦人。
『では、とりあえず、そのザックを見てみますので、つぎにご来店されるときに、そのザックをお持ちいただけますか。』とお願いすると、
『あれ?もしかして??調節が悪いのかしら???見てくださるの?』
『もちろんです。』
『では、こんど持ってきます。』
と言って帰られた。

そのあとは、入れ替わり立ち代りに、お客さんがご来店。先日の信濃毎日新聞の記事をご覧になられてご来店されるお客さんもちらほら。そんな中にときどき、穂高店のときの常連さんも来られる。カウンターをはさんで、いろいろお話しをしていると、気がついたときは外がまっ暗だった。



6月9日 ()
あさから雨が降ったり止んだり、不安定なお天気。ときどき、すさまじい雨と、強烈な雷がなりが鳴り響く。普通ならこんな日は、ひまーな1日になるところだけど、今日は違っていた。今朝の朝刊(信濃毎日新聞社)で、中信地区という地元コーナーに、B.C.穂高の紹介記事を掲載していただいたためである。しかも、大きめのカラー写真入り。その写真には、たまたまカウンターの隅に置いてあった、ウォルディーズのサンダルが写っていた。そのためか?今日はウォルディーズサンダルが、雨の日にもかかわらず売れた。なかには、サンダルを見て『これだぁ。』とささやいているお客さんもいた。
そして、今日の雨は、閉店時間になっても降り続いていた。あしたは晴れるかな。



6月8日 ()
お昼頃から、雷雲が行ったり来たり。北の町では、氷が降ったそうだ。
登山店では、お客さんから登山靴のサイズやフィッティングに関する悩みやご相談を持ち込まれることが多く、今日も女性のお客さんに、ご愛用の登山靴をご持参いただき、サイズの確認をさせていただいた。その登山靴はマインドルというブランドの革靴で、サイズはぴったりだったのでひと安心。そして、登山靴をご持参いただいた、もうひとつの目的は、お手入れの仕方の実演講習である。クリームやブラシなどで簡単なお手入れ方法を説明しながらお手入れ完了。新品のようになった登山靴を見てお客さんは大喜び。そして、お手入れに必要なクリーム類をご購入された。



6月7日 ()
先日、修理のご依頼をお受けした登山靴は、女性用のねんきの入った皮革製の登山靴。この登山靴をおもちになられたとき、『ソールの張替えをお願いします。』とのご依頼だったけど、足首や内張りの革が、かなり痛んでいる状態で、穴があいたり、中のパットが見えたりしていた。その女性は、『この登山靴がいちばん履きなれていて、これからも履き続けたい。』とおっしゃっていた。そこで、ぼくが、傷んだ部分も補修されることをおすすめすると、その女性から『お願いします。』と即答がかえってきた。このかなり痛んだ登山靴は、靴職人さんにお任せで、できるかぎりの補修、修理をすることになった。そして、今日、完璧にリペアされた登山靴が、当店に戻って来た。ぼくも、みて、びっくり、のできばえ。内張りは新しい革に張り替えられ、パットがむき出しになっていた足首もきれいに新しく取り替えられている。所々ほつれていた糸は縫い直され、ソールも靴紐も新品に交換されていた。靴職人さんの完璧な仕事である。これなら、あと10年は履けるだろう。さっそく、ご依頼いただいたお客さんに、修理完了のご連絡をした。








6月6日 ()
カリマーの何十年モノか?ねんきの入ったキスリングザックを背負った若い女性が、ご来店された。その女性は、ぶらっと、安曇野にひとり旅。お泊りは、定番のユースホステルだそうだ。そして、グレゴリーのテールメイトをご注文いただいた。


6月5日 ()
北アルプスにある山小屋のスタッフの方が、山小屋さんのオリジナルプリントTシャツの商談のために、ご来店された。Tシャツの件は、商談が成立し、正式にご注文いただき、さっそく工場に制作を依頼した。
北アルプスの輸送ヘリコプターの相次ぐ事故により、今シーズンはじめから、北アルプス各山小屋への物資輸送が、困難な状況が続いている。とくに、先日の東邦航空の事故については、関係各山小屋、山岳救助隊など、多くの関係者にとってショッキングな事故として受け止められている。ぽくも、あらためて空を飛ぶことの怖さを実感させられた。『今後、安全確認をするまでは、物資輸送を行わない。』という東邦航空の方針は当然のこととして、各山小屋関係者も納得されていることだが、ヘリによる物資輸送に頼っている現在、人力による物資輸送を、急遽はじめなければならいことは、山小屋にとっても大変なことである。しばらくのあいだ、山小屋の食事や待遇などに、変更があってもしかたがないことである。北アルプスの山小屋を利用される登山客の方には、ご理解とご協力をお願いしたい。



6月4日 ()
今朝も早めにお店へ出勤。週末にさっさっとしかお掃除ができなかったため、今日は入念にお掃除と開店準備をする。開店間もなく、先日ご注文いただき、取り寄せていた、ウォルディーズのターコイズブルーの大きなサイズXLを受け取りに来られた。そのお客さんは、XLサイズを試しに履いていただくと、サイズがピッタリだった。そのお客さんは、もうひとつ、ライムグリーンもご購入された。お昼頃、マウンテンバイクに乗ってこられたご夫婦がメレルの短靴(ウォーキングシューズ)を見に来られた。ご希望のモデルは、メンズは入荷しているため、旦那さんのサイズは在庫があり、レディスタイプが、当店でも入荷待ちだったため、メーカーさんに入荷予定を再度確認したところ、なぜかレディスサイズのみ、今期の入荷が無くなってしまった。とのことだった。


6月3日 ()
●クライミング講習会(初級偏) 参加者5名、講師3名 ~大町運動公園・人工壁~

クライミング講習2日目。今日はより実践的な流れで講習する。まず、赤田ガイドとぼくが、人工壁の屋上までリードで登攀。赤沼ガイドが2人をビレーする。トップが屋上にフィックスを固定して、参加者5名がアッセンダーで安全確保しながら次々に登攀。最後は、赤沼ガイドがビナやスリングなど回収しながら登攀し、全員屋上から懸垂で下降する。次に、赤田ガイドによる、大キレットを想定したルートを安全に通過するための練習。使用する道具も最小限で、スリング2本、カラビナ2枚のみ。フィックスロープを張ったトラバースから、登攀、再びトラバース、クライムダウンの一連の流れをくり返し練習し、お昼の12時で、今回の講習会は終了した。

ぼくは、1時ごろお店にもどり、2日間お留守番をお願いしていた山岸くんと交代する。A&Fさんから荷物が届き、そのダンボールには、赤沼ガイドへ、グレゴリー社から贈られるスポンサー品として、クラス最高モデルである、マカルプロ(75Lザック)のLサイズが入っていた。ぼくも、ほしい・・・。














6月2日 ()
●クライミング講習会(初級偏) 参加者5名、講師3名 ~大町運動公園・人工壁~

今日から2日間、毎年恒例行事となりましたクライミング講習会。今回も築150年以上の古民家、赤沼邸にお泊り企画である。今回の参加者は5名で、初めて参加される方もいれば、何回目かの参加の方もいる。
あさ8時前にお店に出社する。今日は早めの出社だ。ささっと掃除機をかけて、30分ほどで、開店準備完了。まずは、店内に設置されている自販エスプレッソ珈琲マシーンに、100円玉を2枚入れてマイルドエスプレッソ(レギュラー)をおとし、まだ薄暗い店内のカウンターに座り一服。しばらくすると、山岸くんが久しぶりの出社。そして、クライミング講習会にご参加されるFくんとSさんご夫婦も到着した。10時すぎに、お留守番をお願いした山岸くんを残して、講習会場に向かう。途中、大町駅で参加される1名、ガイドの赤沼さんと合流した。人工壁に到着するとまずは、各自持参したお弁当で昼食をとり、講習がはじまった。
はじめてハーネスやザイルをさわる。という方もご参加されているため、まずは、ハーネスの正しい装着方法から、ザイルの結び方は、基本的なエイトノット(8の字結び)、インクノット、ダブルフィッシャーマンズノット、ブーリン、などをくり返し練習し、次にエイト環を使った懸垂下降の手順を地上で練習する。そして、実戦練習。5mほどのピッチをクライミングして、懸垂下降で降りる。練習を、ワンポイントアドバイスしながらくり返し練習した。最後は、地上15mの人工壁屋上まで、クライミング、そこから懸垂下降で本日の講習は終了。近くの温泉に行ったあと、赤沼邸の囲炉裏を囲んで夕食懇親会。赤沼ガイドが打ったプロ級の手打ち蕎麦が、とてもおいしかった。














6月1日 ()
今日の安曇野は、レンタサイクルに乗った修学旅行の中学生が走り回り、おまけに皇太子殿下と、まさこ様までご訪問されて大騒ぎだった。穂高駅前ロータリーでは、何やらテレビ番組の撮影で、ガッツ石松家族が現れ、レンタサイクルで走り回り、B.C.穂高には、隣町から穂高に遠足に来られた、幼稚園の園児を連れたお母さんたちの団体さんがやって来て。店内をちびっ子たちが走り回り、朝から、もうなんだか、わからなくなった。今日、おとなりのレンタサイクル店には、名古屋や山梨などから4校も修学旅行が集まり、学生さんたちに350台あまりも自転車を貸し出されたそうだ。いや、すごいわ。