登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Oct.2007
《 営業時間のお知らせ 》

BC穂高は、10月11日より冬季営業時間となります。

冬季営業時間 am 6:00 ~ pm7:00

●野沢菜ちゃあしゅうちまき弁当
竹皮の山小屋弁当は、冬の間も、ひきつづき販売しています。
山に、遊びに、食卓に、どうぞ。※ご予約いただけると助かります。







10月31日 ()
毎週水曜日は、アンドラッシュさんの英会話教室。先週からの1週間、お店の忙しさにかまけて、先週の教室後、アンドラッシュ先生から出された宿題にまったく手を付けていなかった。またく、ぼくは悪い生徒。
日本語と英語では、文法での解釈が若干違うため、今日の授業は、そこを重点に進められた。



10月30日 ()
登山靴メーカーのシリオ社から、先日の水漏れ不良品についての報告書がFAXされてきた。原因は、製造上の欠陥であるという。現在、イタリアの工場で調査を進めているとのこと。できれば、小売店の在庫分も含めて、全数回収して検査してほしいところではある。

【 シリオ SIRIO 社製登山靴の水漏れテストについて 】


今後のメーカーの対応を待たれるところですが・・・BC穂高では、現在お使いのシリオ社(2007年ご購入品に限り)登山靴の水漏れテストを、無料にて随時実施します。対象の登山靴をお持ちの方、当店でシリオの登山靴をご購入いただいた方は、BC穂高までお持ちください。また、当店での水漏れテストは、簡単な方法で行いますので1~2時間ほどでおわりますが、いちど登山靴を濡らすため、乾くまでに時間がかかります。場合によっては数日お預かりすることになりますのでご了承ください。そして、万が一、水漏れが確認された場合は、ゴアテックス社にて再度、耐水圧テストを実施するように対応させていただきます。

※遠方の方は郵送でも可能ですが、当店にてお買い上げ以外の登山靴の場合は、送料を実費にてご負担いただきます。



10月29日 ()
MSRライトニングアッセントのニューモデルが5台入荷した。2007年モデルでは、バインディングのバックルが3バックルに変更されて、ヒールリフターの高さと、かかと部分のデッキが補強された。ここ数年のスノーシューの進化は加速している。とくに、MSRとタブスは、山岳環境に適したモデルに力を入れている。軽量で装着しやすいバインディング、斜面でのグリップ力の強化、あらゆる雪質での浮力など・・・。
ぼくは、3年前まで、TSLというスノーシューを愛用していたが、MSRから最も軽量なアルミフレームのライトニングアッセントが出た時に、メーカーから送られてきた試乗機を試しに履いてみてびっくり。MSRの快適さとカッコよさに、迷わず購入してしまった。それ以来、プラスチックのカチャカチャ音がうるさいTSLは、道具箱の奥底に追いやられ、それまで、TSLスノーシューを多くの方に勧めていたぼくは、手のひらを返すようにMSR党になってしまった。
そして、今日入荷したMSRライトニングアッセント5台のうち、1台は、ご予約いただいていたお客さんにお送りした。入荷したMSRを箱から出してテーブルに並べている時に、たまたまご来店されたT君が22インチのオレンジをご購入。涸沢ヒュッテのスタッフのツン君が夕方ご来店された時、2006モデルの25インチに自分の名前を書いた預かり札を付けて、ご予約BOXに入れて、帰られた。








バックカントリーアウトドアスクール年越し燕岳登山教室の参加者募集!のお知らせ。



10月28日 ()
先日入荷したサーモスの山専ボトルFEK-800を購入した。500と800を迷ったけど、余裕の800という宣伝文句に負けた。今まで使っていたステンレスボトルは、カモシカで働いている時に買ったサーモスのFDM500。軽量構造のため、保温力がいまいち。厳冬期の使用では、朝熱湯だったのが、昼にはぬるま湯になっていた。この10月から新発売となったFEK山専ボトルは、冬山仕様の保温性重視に、グローブをしたままでも扱いやすいラバーグリップがにくい。今シーズンの冬山(行けるかな?)で活躍してくれること期待。

所沢から青木湖をカヌー基地にされているKさんから、先日お電話で、ちゃあしゅうちまき弁当3つをご注文いただいた。夕方、カヌーの帰りにKさんがご来店されて、お弁当をお渡しした。Kさんは、8月に来られた時の帰りに、たまたま1つしか残っていなかったお弁当をご購入されて、自宅に持ち帰り、食べたところ、すごくおいしかった。ということで、今回は、ご家族の分も買って帰られた。Kさんは、今シーズンのカヌーは終了のようで「来年またきます。」と言って電車で帰られた。








MT EQUIPMENTコーナーに『ステンレスボトル』を追加しました。



10月27日 ()
台風20号の接近と、前線の影響で、1日雨のお天気。お店には、登山に必要なモノがいろいろあるけど、不思議と売れるものが集中することがある。先日まで、ヘッドランプのお客さんが集中し、一時は見本まで売れて在庫がなくなってしまった。そして、ここ数日は、ダウンシュラフをお求めのお客さんが集中している。午前中、モンベルのウルトラライトストレッチの#5番、ノースフェイスの3季用BEELINEが2個。午後は、モンベルのウルトラライトストレッチ#2番のロングをご注文いただいた。今日でとうとう、シュラフコーナーの在庫が、モンベルのライトストレッチ#4、#5の2つと、インナーシュラフが1つだけとなった。


MT EQUIPMENTコーナーに『マックパックのバックパック』を追加しました。



10月26日 ()
南大東島の南方海上で発生した台風20号は、時速35キロのスピードで北西へ進んでいる。今後、発達しながら北上し、日本列島に近づくと、東寄りに進路を変え日本列島の南岸を東に進むとみられる。

安曇野は、朝から雨。北アルプスの稜線も、日中は気温が高く雪ではなく雨が降っているそうだ。お店は、昨日までの忙しさがうそのように、雨の音だけが聞こえる静かな1日だった。明日は、南岸を台風が通過する。


MT EQUIPMENTコーナーに『アバンランチビーコン MAMMUT PULSE BARRYVOX 』を追加しました。



10月25日 ()
当店で販売させていただいたシリオ社製のゴアテックス仕様トレッキングブーツが、新品にもかかわらず水漏れにより、ご迷惑をおかけしてしまったFさんの代替商品が今朝の宅急便で届けられた。Fさんのブーツは、いちど山に履いていかれたとき、水漏れのため、雨の中1時間ほどで靴下が濡れはじめ、3時間も歩くと、グジョグジョに濡れてしまった。そのブーツをFさんからお預かりして、メーカーのシリオ社経由でゴアテックス社に検査依頼を出し、不良品のため交換となったブーツの代品も、また当店の水漏れテストで再び浸水が確認され、2度目の交換となってしまった。2度目の交換品はジャパンゴアテックス社にて、水圧テストを終えて合格した商品をお送りいただくように、当店からメーカーに依頼。今日届いたトレッキングブーツには、ゴアテックス社のテスト報告書が添付されていた。「このブーツは、ゴアテックス社の耐水圧実験を実施し、水漏れは認められませんでした。」という内容を確認し、念のため、弊店でも水漏れテストを試みる。水をはったバケツにブーツをつけ、浮いてこないよう重石を入れ、待つこと1時間。恐る恐る、ブーツの中を覗き込むと、浸水している様子はなかった。バケツからブーツをとりだして、ブーツの中に手を入れて全体を確認すると、まったく濡れていなかった。よかった。


10月24日 ()
アンドラッシュさんは、オーストリアのお隣の国、ハンガリー共和国のご出身で、奥さんは日本人女性。ハンガリーでは、ヨーロッパアルプスを登る登山家で、ケイビングガイド(洞窟探検ガイド)などもされていた。今は、安曇野にお住まいで、BC穂高がオープンしたての春に、彼が奥さんのかずみさんと、初めてお店を訪れてくれた。
つい先日、アンドラッシュさんと会話しているなかで、ぼくが、「英語を話せるようになりたいなぁ。」という一言で、アンドラッシュさんが「OK エングリッシュ スクール はじめますか?」という乗りで、毎週水曜日の閉店後のお店で、19時から約2時間、ぼくと奥さんと茜空の3人で、英語が話せるようになるまで?習うことになった。 そして今日が、アンドラッシュさんの英会話教室2回目。アンドラッシュさんは、まず私たちに、文法の大切さを教えてくれた。そして、発音には、ブリティッシュスタイル(英国)と、アメリカンスタイル(米国)と、ジャパニーズスタイル(日本語英語)があり、ジャパニーズスタイルの英語では会話は伝わらないという。ぼくたちは、まず、発音と文法から学ばなくてはならないということである。そして、できるだけ、英語を聞いて話すことが大切なので、音楽や映画を見たり聴いたりする時間を作ることと、独り言でも、話すことをすすめられた。ぼくは、正直、発音する時に舌が全く思うように動かないことにショックを受けた。何はともかく、今日習ったことは、来週の水曜日まで、復習、復習。・・・である。



10月23日 ()
オープン初年度の夏山シーズンが終わり、ほっとひといきしながら、つくづく思うことがある。ぼくは、ご来店される登山客の方には「どちらから来られたんですか。」とお聞きするようにしている。そして、山のご案内や、ときには、いろいろ教わることもあり、その会話を楽しませていただいたりしている。さすがに、北アルプスの登山口のひとつである穂高駅。訪れる登山客、観光客は、北海道から沖縄、ときどき海外からも、日本全国から人が集まる所であることに驚かされる。

今日、九州から北アルプス燕岳へ登りに来られた女性2人がご来店された。そして、明日からの登山に備えて、足りないものなどを揃えられて中房登山口の有明荘に向かわれた。「アイゼンは必要ですか。」というご質問に、すぐに燕山荘に電話をかけて問い合わせできるのも、ここが登山口であるためでもある。そんなこんなで、登山基地のショップでしか味わえない楽しさが、BC穂高にはあるように思う。



10月22日 ()
北アルプスの主峰である穂高連峰の稜線上の山小屋、穂高岳山荘の宮田八郎さんから、穂高初冠雪のたよりが届いた。メールに添付されていた画像は、ハチさんが撮影された写真でした。
今日の日記は、ハチさんより。



みなさまへ・・・・・・

地球温暖化が何かと話題の昨今、

今年の穂高もその影響か何なのか、

紅葉はその時期が2週間以上遅くなり、

初雪に至ってはその気配すらない秋の日が続いておりました。

それでもようやく一昨日から降り始めた雪は、今朝までに小屋の周辺で約30~40㎝程の積雪となり、

晴れ渡った今日は今年の初冠雪となったようです。

(“初冠雪”とは山麓から山が白く見えた日を云うそうで、確認はしておりませんが山から街があんなにキレイに見えたのだから、きっとあっちからも見えとるハズや ということで…)

いやぁ

毎年こうして雪が岳を白銀の衣で覆ってくれると何か嬉しくてしようがない。

で、ハチは(“ポチ”ではないですよ)いそいそとしまっていたピッケルとアイゼンを取り出し、

雪の稜線をかけめぐった(?)次第であります。

ひとしきり撮影を終えた涸沢岳の天辺で、

何ともなしに見つめる穂高がつくづくと愛おしかった…



そして思ったのは、

あぁ 自分は生かされとんねんなぁ という何かしら感謝の気持ちです。

ありがとう

と 何でか思ったのです。

あと2週間ほどで小屋を閉めて下山となります。

今年もいろいろなことがもろもろたくさんあったけれど、

あれやこれやそんなもの全てをこうして雪が覆っていって、

穂高はまた原始の姿へともどってゆきます。



十月二十一日 穂高小屋  八  拝














10月21日 ()
北アルプスは、薄っすらとスノーマウンテン。それを見て、わくわくしているのは、ぼくだけではないようだ。ご来店されるお客さんは「太田君、ゆきだね~。スキーだよね~。冬山だね~。」というような会話が、あいさつ代わりになっている。
BC穂高のCAFE BARマシーンは、イタリアンテイストなコーヒー豆を使い、カプチーノ、カフェラテ、エスプレッソなど、お好みで一杯ずついれたての珈琲を提供してくれる、すばらしいマシーンである。このマシーンは、通常一杯200円で自動販売となっている。お客さんやスタッフ(とくにぼく)が好きな時においしい珈琲を飲めるのがうれしい。
しかし、9月17日の日記にも書いたけど、このマシーンは、リースで業者さんからおかりしていて、そのリース料のかわりに毎月500gのコーヒー豆を3袋仕入れなければならない。しかし、その3袋が、消費しきれず、徐々にたまっていき、一時は、在庫が11袋になってしまった。このまま、増えていくと困ることになるため、1ヶ月ほど前から、珈琲を無料にして、お客さんになから無理やりお飲みいただき、ようやく、珈琲の在庫が少しずつ減ってきた。






MT EQUIPMENTコーナーに『スントコアとカシオプロトレック1300シリーズ』を追加しました。現品はまだ、入荷待ちです。



10月20日 ()
今月のはじめ頃、Fさんにシリオ社のトレッキングブーツのご注文をいただいた。Fさんのサイズは、3Eプラスの24.5cmで、サイズの在庫がなかったため、取り寄せにて数日後、サイズあわせをして、適正サイズを確認して、ブーツをお渡しした。Fさんは、その週末に雨の中、県内の里山を登ってこられた。その時、1時間ほど歩くとブーツの内に水が染み込んできて、3時間も歩くと、左右ともグジョグジョに濡れてしまった。というお電話を翌日Fさんからいただいた。Fさんがご購入されたシリオのブーツは、ゴアテックスブーティーが内臓されているため、製造メーカーが完全防水を保障しているブーツである。Fさんのお話によると、このブーツは不良品の可能性があるためお持ちいただくようにお願いした。そして、先週そのブーツをお預かりしたとき、Fさんにお断りして、まず当店で水漏れテストをして、水漏れが確認されればメーカーに返品して、新品交換させていただくことを、お約束した。
バケツに水をはって、そのブーツをつま先から水に漬けてしばらく放置。・・・約1時間後、ブーツを確認すると、ブーツ内は浸水していた。ブーツに入った水は、ほぼバケツの水位と同じくらいで、Fさんの言うとおりである。そのことをメーカーさんに電話で伝え、その日中にメーカーさんに検査依頼をだした。昨日、メーカーさんからテストの結果の連絡があり、水漏れを確認したため、代品をお送りします。とのことだった。

そして今日、その代品のブーツが届いた。Fさんがご購入されたブーツと、全く同じモデルの同じサイズである。しかし、当店としては、このブーツをこのままFさんにお渡しするわけにはいかない。Fさんに連絡を入れて、お渡しする前に念のため当店で、その新品の代品ブーツの水漏れテストさせていただくようお願いした。そして、ブーツをバケツに漬けて、約2時間後・・・・・ブーツの中を、恐る恐るのぞきこんで見ると・・・浸水していた・・・。
ふたたび、メーカーさんに連絡して、今日また返品した。返品したブーツの箱に、このブーツは、製造工程上の問題がないか調査するようお願いし、他にも不良品が販売されている可能性を忠告したメモを入れて、今度は、代品を出荷する前に水漏れテストして、合格したものを代品として送ってもらうようお願いした。

Fさんのブーツに対しては早急な対応と、シリオブーツの品質面での不安が広がらないよう、しっかりした調査報告を待つしかない。


MT EQUIPMENTコーナーに『ibexメリノウールアンダー』を追加しました。



10月19日 ()
午後から雨が降ってきた。お客さんにご案内するため、北アルプス餓鬼岳小屋(がきだけごや)の今シーズンの営業期間を、電話で問い合わせたてみた。餓鬼岳小屋は10月24日の泊りまで。ということだった。ぼくは、もうひとつ質問をした。「いま、山は雪ですか?」
「朝から雪がちらついていましたが、今はミゾレですよ。でもこの雨が止めば、暖かくなるそうなので大丈夫ですよ。」麓の街は雨でも、山は、雪がチラついているそうだ。「山がすごく、きれいなので、早く来てくださいね。」と小屋のオーナーさん。餓鬼岳小屋は、ガイド仲間でも好評の山小屋で、みなさんにご案内したい山小屋のひとつ。オーナーさんにお聞きしたことを、そのままお客さんに伝えた。・・・今週末のお天気はなんとかなりそうだ。



10月18日 ()
エイアンドエフ社の営業担当のIさんから届いたメールに貼り付けられていた画像を見ると、今年の5月に開催されたOSJハコネ50K(トレイルランニングレース)の記事があった。ハコネ50Kトレランレースの正式名称は、第一回箱根エンデュランスラン50K。今、盛り上がりを見せている始まったばかりのレースである。55kmという長大なトレールを走ってゴールするだけの過酷さや、勝者のコラムなどレースのすばらしさを伝えている。その記事の最後に「ハコネ50Kに参加したランナーの愛用アイテム」という当日参加した選手からのアンケート結果が載っていた。回答者は約700名。ふむふむ、これはアウトドアメーカーさんやショップのスタッフには、注目の記事である。

シューズ
1位モントレイル
2位アシックス
3位バスク
4位ノースフェイス

キャップ
1位ナイキ
2位パタゴニア
3位アシックス
5位モンベル

インナーウエア
1位ワコールCWX
2位パタゴニア
3位ノースフェイス
6位モンベル
8位ユニクロ
9位アディダス

ウインドブレーカー
1位モンベル
2位ノースフェイス
3位パタゴニア

トレイルパンツ
1位パタゴニア
2位ワコールCWX
3位ナイキ
6位ユニクロ
6位アディダス

タイツ
1位ワコールCWX
2位ノースフェイス
3位4DM
4位ユニクロ

バックパック
1位グレゴリー
2位ノースフェイス
3位キャメルバック

サプリ
1位パワージェル
2位アミノバイタル
3位パワーバー

トレランで愛用されているアイテムで、圧倒的に支持されているブランドは、やはりそのスポーツの普及に力を注いでいるアウトドアスポーツブランドのようだ。シューズはモントレイルが堂々の首位、タイツはCWXとノースがほぼ同数、パックはグレゴリーが圧倒的、ウエア類は、パタゴニア、ノース、モンベル、ナイキなど注目のアウトドアブランドが占めている中、アディダスを超えた?ランクインで、タイツ4位のユニクロが気になるところ。


「OSJハコネ50K」デモビデオを見る。



10月17日 ()
北アルプス槍ヶ岳の東鎌尾根の稜線の山小屋、ヒュッテ大槍のスタッフが下山してご来店された。ヒュッテ大槍の支配人のMさんは、燕山荘冬季営業の支配人をされている。BC穂高では、数年前(ホライゾンオフィス)から冬季営業限定の燕山荘オリジナルウインターTシャツを製作させていただいている。今シーズンの冬季営業では、今年から燕スタッフになったO君も上がる予定で、O君は早速冬支度。12本爪アイゼンや、ピッケルなど冬装備を一式揃えられた。・・・冬の燕岳、行きたいなぁ・・・。年末年始に、行こうかな?


10月16日 ()
週末にご注文いただいた商品のサイズ合わせや、お引き渡しのお客さんで、息つく暇がなかった。昼食は、夕方4時すぎの少し空いた時間にサラッと食べた。そのあとも、フリースやアンダー、ズボン、ダウンなど、秋冬物のウエアのお客さんがつづいた。昨日の白馬岳に初冠雪というニュースのせいだろうか。皆さん、今週末の山行のために、慌ててご来店されたご様子だった。気がつくと、外は真っ暗・・・。


10月15日 ()
職人Tさんが、あたらしく、商品棚を作って持ってきてくれた。秋冬商品が入荷するなか、手狭になってきた店内のスペースを有効活用できるように改善、改善。
さっそく、Tさんが作ってくれた棚にオスモで塗装し、それが乾くまでの間、クライミングギア類を展示している棚を少し改造。次に、IBEX社のメリノウールアンダーが来週入荷する予定なので、そのスペースを作り、店内の一角に小さな、アウトレットコーナーを作った。


ガイド事務所ホライゾンオフィスから、登山ショップBC穂高へ。



10月14日 ()
昨日から燕山荘1泊で燕岳に登山されていたSさんとNさんが、帰りがけにご来店された。2日間、お天気もよくお2人は満喫されたご様子で、いろいろお話を聞かせていただいた。SさんとNさんのお2人は、地元大町のご出身で、同級生。だから、中学の学校登山で○十年前に、そろって燕岳に登られていた。しかし、当時は翌日の天候が悪いということで、学校側で、予定を変更され、燕山荘には宿泊せずに、日帰りで下山されたそうだ。だからお2人にとっては、燕山荘にお泊りすることが、○十年越しのリベンジだったという。そのお2人が、山での出来事や、燕山荘の赤沼さんのお話など・・・。楽しそうなお話を聞けたのが、ぼくも楽しかった。


10月13日 ()
穂高岳山荘の宮田八郎さんが長年支配人として、3000mの稜線で、撮影された穂高の映像が「四季穂高」というタイトルで、DVD(山と渓谷社)45分間に収められている。
昨日、ハチプロダクションさんから、八郎さんのDVDが3種類入荷した。そのうちの「四季穂高」を、はじめてお店のパソコンでみた。ぼくは、昔しから、穂高岳山荘と、八郎さん、東邦航空と、篠原さんの大ファンである。かっこいい人たちは、かっこいい。ただ、それだけだ。

「四季穂高」の映像は、穂高を愛する岳人には、たまらない映像です。BC穂高でも販売しています。








10月12日 ()
午前中に、M社から段ボール箱3つ分の秋冬用のウエアが入荷した。さっそく、入荷した商品を並べたいところだけど。狭い当店の現状では、このまま新しく入荷した商品の陳列は不可能である。まだまだ、これから、冬物商品が入荷することを考えると、大幅にレイアウトを変更しなければならない。今日は、お店も暇そうだし・・・。思い切って商品の入れ替え作業を開始した。
棚に陳列してある商品を抜き取り、ひとまず山積。そして、段ボール箱から、入荷したばかりの商品をビニールから出して並べていく。お店は散らかり放題。でもしかたがない。商品の入れ替え作業も盛り上がってきたとき、お客さんがご来店された。作業は一時中断して、お客さんからのご要望の商品を出したり、ご説明したり、普通に接客する。このあと、そこそこ忙しくなり、お客さんが途切れることなくご来店されるようになった。いつも、入荷した段ボール箱と格闘していると、不思議なもので、次々にお客さんがご来店されることが多いように思う。ほっとしたとき、閉店時間を30分過ぎていた。お店は散らかったまま。つづきは、明日の朝にしよっと。



10月11日 ()
お客さんへ、在庫のご連絡をする必要があり、エクセルで製作した在庫表をメールに添付して送信した?つもりが、添付するのを忘れていたようだ。お客さんからご連絡をいただいて、はじめて気がついた。すぐに再送信。


MT EQUIPMENTコーナーに『夏山登山基本装備表』を追加しました。



10月10日 ()
旧体育の日の今日は、さすが秋晴れの晴天となった。BC穂高では秋冬物の衣類などが、まだ一部しか入荷していないため、ご来店されるお客さんも見るものが少ない。今週末から本格的に入荷する予定なので、またしばらく、商品の陳列やダンボール箱との格闘で、忙しくなるだろう。夕方までは、ご来店されるお客さんも少なく、ぽかーんとした1日だった。こんな日は、パソコンの前にじっくり座りこみ、ホームページのメンテナンスに集中する。先日、このホームページの装備表をご覧いただき、それを参考に装備を揃えられたというお客さんがご来店された。現在の装備表は、ぼくが3年まえに作ったもので、以前勤めていたお店の商品画像を使っているため、今のお店で取り扱っていないモノや廃盤のモノもある。気にはなっていたので、この際すべて書き直すことにした。ぼくが選んだおすすめ商品だけの画像に替えていき、ハイドレーションやスポーツタイツも基本装備の「あると便利なモノ」の仲間に入れた。小物類も、すべてアップできるには、あと数日かかりそうだ。

連休の日曜日。晴天と紅葉の唐松岳に登られたOさんがご来店された。そのとき撮影したデジカメの写真の現像をインターネットで申し込み、BC穂高の近くのスーパーで受け取られたそうだ。そしてそのできたての写真を見せていただいた。八方から唐松は紅葉も見頃で、不帰や白馬三山が、迫力で写されていて、すばらしい写真だった。ぼくは、Oさんが帰られるとき、BBSにアップしてもらうようにお願いした。



10月9日 ()
食生活の改善生活は、気がつくと1ヶ月になっていた。炭水化物の量は、1日300g~400gをキープしている。1ヶ月前の体重は、68kg。現在は64kg。炭水化物を減らすことで、約4kgの体重が減ったことになる。お店のお客さんからは「あれっ、やせたんじゃない。」と言われるようになった。しかし・・・肝心のお腹まわりの贅肉は?というと、あまり変わっていない。ように思う。目標体重は、58kg。めざせウエスト76cm。

掲示板に書き込んでいただいた、「井上靖 撮影ポイント」という言葉が、気になってしかたがない。涸沢ヒュッテの親分からいただいたパネル写真はほんとうに貴重なものである。ぼくも、涸沢に行って、撮影ポイントを探してみたくなった。いつか、同じ岩の上に立ち、撮影しようかな。ぼくは場所をイメージするため、お店のパネル写真を観察する。この場所に井上靖氏が立っているこの岩は、今もこのままの姿であるのだろうか。


MT EQUIPMENTコーナーに『アライテント ビバークツエルト1』を追加しました。



10月8日 ()
連休最終日は、朝から雨のお天気となった。10時ごろから3時すぎまで、燕岳や常念岳から下山してきた登山客でお店は、一時的に身動きが取れないほど、込み合ってしまった。 そんな中、登山靴と、バックパックのお客さんを掛け持ち、相変わらず狭い店内を走り回りながらのフィッティング。忙しく走り回る、ぼくの声もだんだん大きくなってしまう。お店が狭いため、ぼくが話す内容は、他のお客さんにも、すべてまる聞こえ。ぼくの一言一言に対して、周りのお客さんも反応されるのが気配でわかる。
ぼくが靴のサイズの合わせ方や履き方などを、ご説明していると、周りで他のお客さんが・・・ざわざわ・・・
「登山靴には、横幅にも4段階でサイズがあります。横幅をあわせるために、長さを大きくすることでごまかすと、土踏まずの位置がずれたりかかとのカップが大きくなるため、靴擦れをしたり、足が痛くなる場合があります。」
・・・ざわざわざわ・・・
「○○ゴ○ーのザックには、女性用のサイズでXSからLまであるので、完璧にぴったりのサイズを選ぶことができます。」
すると、横にいたお客さんの話す声が・・・

コソッ「・・・ちょっと、ほんと?ザックにサイズがあるなんて知ってた?そんなこと、東京のお店の人、だれも教えてくれないわよねぇ。」・・・ざわざわ・・・

「靴のサイズが合わないと、足が痛くなるだけでなく、それをかばうために、膝や腰に負担がかかり、悪くする場合も・・・。」・・・ざわざわざわざわ・・・
そして、しまいには、
「ちょっと、すみません。私も足が痛くなるんですけど・・・。」
と周りにいたお客さんの1人が、ぼくに訴えてくる。
「じゃぁサイズを見ますから、しばらくお待ちください。」
とぼくが言うと、わたしも・・・わたしも・・・ということになり、忙しさが、さらに倍増する。
しまいには「は~い、次の方どうぞ~。ここに座って、靴を脱いで足を見せてくださ~い。」ということになってしまった。

足が痛いご相談の場合、悲しいかな。そのほとんどの方は、サイズが合っていなかったり、足型に合わない登山靴を履かれている場合が多いのである。今日、チェックしたお客さんは、7人中4人が、???と、目を疑うような、サイズの登山靴を履いていらっしゃった。バックパックは、背中のサイズがでたらめで、なんとか、背負うための調節の仕方を、ご説明すると

「背負い方?そんなもん、あるんですか~。だれも、おしえてくれな~い。」

と驚かれる始末である。

BC穂高は、北アルプスの山麓にある、プロの山岳ガイドが運営する登山ショップ&登山案内所です。山や道具に関することなら、何でもご相談に来てください。



10月7日 ()
今日も登山のご相談に来られるお客さんが1日途切れなくつづいた。だから、閉店のころにはしゃべりすぎて、ヘロヘロになっていた。そんな閉店前の夕方に、外国人のきれいな・・・。というよりかわいい感じの白人女性がお2人でご来店された。背中には50リッターくらいのバックパックを背負っていた。当店で、手袋や絵葉書などをご購入されてたあと。かわいく「ありがと。バイバイ。」なんて手を振りながら、お店を出ようとしているときに、お1人が、棚の上にポンと置いてあった、穂高連峰のパノラマ写真のポスターを見つけた。そして手にとって丸まっていたポスターを広げてみて「ハウマッチ?」と聞かれた。そのポスターは、磯貝さんからいただいたもので、売り物ではない。登山案内の時に時々使っていて、先ほどのお客さんに案内して、そのまま置きっぱなしだった。・・・返事に困ったけど、まあいいや。という気持ちになり「This ポスター ノーセールス。でも・・・プレゼント。」と言って2種類あった2枚とも、1人ずつにあげちゃった。そしたら、すごく喜ばれた。

●涸沢ヒュッテより紅葉情報。涸沢の紅葉見頃は、10月10日ころになりそうです。








10月6日 ()
今日は、登山のご相談に来られるお客さんがつづいた。「装備のチェックをしてください。」とリュックに詰めた荷物を、持ち込まれた男性は、当店のホームページの装備表をご参考にされて揃えられたという。そんなことをお聞きすると、うれしいけど、ホームページ製作にも責任があることを実感させられる。初めて登山される方のご相談は、装備、服装についてと、計画の立て方、行動中の注意点などが多く、中には「何を相談していいのか?もわからない。」という方もいらっしゃる。
はじめて登山される方から「私で大丈夫でしょうか?」とご質問されることがある。そんな方にぼくは「下調べと準備をしっかりすれば、大丈夫です。」とお答えする。時には装備をご持参いただいて、登山計画とあわせてチェックさせていただくこともある。
これからの季節、気温も、ぐーんと下がる北アルプスなどの高山では、夏は雨に濡れた程度ですむことも、秋山では、雨が猛吹雪に変わり身動きがとれなくなることもある。無理は禁物。



10月5日 ()
登山をはじめることに決めて、先日、BC穂高にご相談に来られたときに、登山道具を一式ご注文いただいたTさんが、お仕事の合間をぬってご来店された。Tさんの初登山は、10月下旬に雨飾山(1963m)という長野県と新潟県の県境の山に登られることに決まったそうだ。雨飾山には、長根県側では、小谷温泉、新潟県側では、根知の梶山新湯というところに登山口があり、小谷温泉側の登山口から登られるご予定で。ご友人と登られるそうである。しかし、Tさんと同様、ご友人も登山をまだ始めたばかりだという。Tさんには、道を間違えることのないように、歩きながら常に地図とコンパスを確認するように地図の見方などをご説明する。それに、当日の服装、水と保温水筒のテルモスに熱湯を入れて持っていくなど、装備品のアドバイス。天候は、10月下旬ともなると、気圧配置によっては、雪が降ることもあるため、天候に注意するように伝えた。
初登山には、誰でもわからないことがたくさんある。これから経験を積んでいかれるTさんには、ときに小さな失敗もすることがあるだろう。しかし、大きな失敗をしないように、ぼくの経験も踏まえてアドバイスさせていただいた。山の中で判断に困ったときに思い出していただければいい。

BC穂高の看板やテーブルを見た常連のNさんが、ご自宅用の本棚を丸太工房に特注でご注文されて、早1ヶ月。今朝、大きなダンボールに包まれた、特大の桧の本棚が、和歌山からトラックで運ばれてきた。








10月4日 ()
棚卸がおわると、仕入れの解禁となるため、オーダーしておいた秋冬商品が毎日大きいダンボール箱で入荷する。しかし、本格的に入荷するのは10月半ばをすぎたあたりからとなるようだ。今日も大きいダンボールが2箱届いた。ぼくは、入荷した段ボール箱を開けるときが大好きで、いつもわくわくする。とくに季節の変わり目は、新商品が多く、開けるのが楽しみだ。今日届いたダンボールの中には、ウールの暖かそうな山シャツ数枚と、ダウンのジャケット、ベスト、ご注文いただいた商品と、補充した小物類が少し、別のダンボールには、カリマーのザック類や昨日ご注文いただいたショルダーバックも入っていた。やはり、本格的な入荷は、まだこれからのようだ。段ボール箱は、とりあえずエレベーターホールに山積。・・・空のダンボールは、そろそろ背丈くらいになってきた。








10月3日 ()
カリマーのショルダーバッグを見たいので取り寄せてほしい。という女性のお客さんが、カタログを手にご来店された。
BC穂高は、登山専門店としては、日本でもトップクラスの小さなお店ではないだろうか。現在は、登山アウトドアブランドのほとんどを取り扱いしているけど、数あるブランドやアイテムのなかで、小さいなりに、当店の基準で選んだブランドやアイテムだけに絞って在庫している。しかし、足りないものもたくさんあるのは事実。当店に在庫が無い商品は、取り寄せに頼らざるを得ない。今日も入荷した3つのダンボールに入った商品を、取り寄せと店在庫に振り分けて、ご注文伝票を確認し、札を貼り付けて、入荷のご連絡をする。という作業が日課となっている。しかし、取り寄せの場合、ユーザーにとっては、マイナス面もいくつかある。たとえば、カタログと現物のギャップや、細かいサイズがわかりづらいこと。時間がかかることなど。BC穂高では、お客さんが気楽に取り寄せができて、失敗しないように、取り寄せ商品のキャンセルやサイズ交換をできる限り対応させていただいている。ご来店いただいた女性のご希望アイテムを、念のためにメーカーさんに在庫を確認。「では、取り寄せます。現物をご覧になられて、お気に召さなければ、キャンセルもできます。」とご説明して、入荷した時のご連絡先をお聞きした。



10月2日 ()
中房温泉のスタッフのOさんがオートバイに乗ってご来店された。Oさんいわく、ここ信州には、バイク用品、とくにアパレルを置いている専門ショップがほとんど無く、松本のレッドバロンというバイクショップにヘルメットやグローブが少し展示してあるだけ。あっても、オートバイ専門メーカーの、いかにも革ジャンや、ツナギにブーツなど。
「バイク屋には、いかにもというウエアしかない。」というOさんは、バイクツーリングにも使えて、山やキャンプにも使えるようなオールマイティーなアウトドアグッズやウエアを少しずつ揃えられている。これからのウインターシーズン、オートバイには過酷な季節がやってくる。オートバイのウインターウエアには、とにかく暖かいことが優先で、コンパクトでしかも軽いモノ。防水性はもちろんのこと。そしてオートバイの走行に耐えてる丈夫さが要求される。
こんな時に、強い見方になってくれるのが、総合アウトドアメーカーと言っても過言ではない、モンベル社の豊富なラインナップである。高所登山ウエアから、自転車、オートバイ、カヌーやフィッシング、キャンプ、などなど、いろんなアウトドアスポーツを統合してくれる。Oさんとぼくは、モンベルの2008冬カタログを見ながら、真剣に検証する。Oさんは、アウタージャケットを、高所登山にも耐えるゴアウインドストッパーを使ったダウンジャケットに、下はオートバイ用ウインターパンツあたりに絞られているようである。



10月1日 ()
つい昨日まで「暑い、暑い。」と言っていたことが、懐かしく思えるほどに10月に入り、めっきり涼しくなった。さすが衣替えの10月1日。道行く人は、もう秋の洋服に暖かそうなマフラーを巻いていたり、ウールのジャケットやセーターなど。ぼくも今日は、1日フリースを着て仕事をしていた。BC穂高は、9月30日が決算日のため、朝からお昼すぎまでかけて棚卸。
棚卸も一段落したころ、ガイド仲間のKさんがご来店された。そしてKさんの第一声が「テレマークのビンディングいつ入る?1セットほしいんだけど。」だった。ぼくは正直Kさんの一言がうれしかった。夏山が終わると、山男はただ静かに、雪を待つだけなのだ。戸隠のガイドのYさんからも、スノーシューのイベントについての電話をいただいたり。まだ、夏覚めやまぬ、ただ少し涼しくなっただけなのに、ぼくたちは、もう雪の心配をしながら、わくわくしている。秋冬の商品は、今週末あたりから徐々に入ってくる予定で、スキーやスノーシュー関連の商品も中旬ごろから入荷する。早~くこ~いこ~い冬将~軍。