登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Apr.2008
4月30日 ()
ひまをみて、涸沢のレポートをまとめているが、なかなかパソコンの前に集中して座ることができないまま、閉店時間となってしまった。加工している写真の数が40枚でスライドショーのようなレポートにする予定。まだ時間がかかりそうだ。

午前中、お店の外の一角に枕木によるオブジェを作る作業をした。枕木オブジェは、とりあえず完成に近い。あと、DYNAFITテクニカルサービスセンターの正式ロゴの看板がメーカーさんから届けば、それに若干の装飾を加え、旧国鉄枕木とDYNAFIT看板に、白樺の木を植えると、外のオブジェが完成する。つづいて、5月中にお店の増築工事がはじまる予定である。



4月29日 ()
午前中は、昨日まで涸沢に行っていたあいだに溜まった雑務に追われ、お昼を過ぎたあたりから、燕岳や常念岳から下山されたお客さんで賑やかに、閉店時間前にDYNAFITのスキーを試乗されてきたKさんが返却に来られた。Kさんは、山岳総合センター主催の雪上訓練に参加されることになり、必要な装備を揃えられた。Kさんがお持ちになられた装備表には、びっしりと必要な装備がこと細かく書かれていた。BCマウンテンスクールでも、このくらいの装備&計画表を作らなければならない。とは、思いつつ・・・である。

先日、オープンした、閉店で管理させていただくことになった、穂高駅近くの登山者専用無料駐車場は、まだ準備が整っていなかった。今日は、ご利用者ノートと、利用カードを作った。ぼくが涸沢に入っている26日の信濃毎日新聞の紙面でもカラー写真入りで紹介され、留守番をお願いしていた登山ガイドの富山さんに、電話での問い合わせが殺到したようだ。今日も1件、愛知からマイクロバスにて登山に来られるグループさんからお問い合わせがあった。マイクロバスは、計算外だったけど、出入りには問題なさそうなので、OKした。



4月26日 () ~ 28日 ()
●BCマウンテンスクール 北アルプス 涸沢雪上トレッキング&エアボード

初日、あさ、5時にBC穂高に集合する。上高地には7時に到着。沢渡あたりから雨が降り出し、上高地も小雨が降っていた。ぼくは、今回のツアーで、脱ゴアテックスを宣言し、ダブル撥水レイヤードにチャレンジした。今日の雨は、テストにちょうどいい。そして、その成果も抜群だった。

2日目、快晴の涸沢は、バカンス。おそらく世界初ではないだろうか、北アルプスの聖地である涸沢にエアボードによる滑走をしたのは。エアボードはゲレンデで遊ぶものだと思っていたことが勘違いであったことに気がついた。エアボードは、オフピステ、バックカントリーの道具だったのだ。はじめてエアーも体験した。飛距離10m以上の大ジャンプを、安全に飛ぶことができるのもエアボードの魅力のひとつだろう。

3日目、朝一番、キーーーンというジェットエンジンの快音とともに現れた一機のヘリコプターに涸沢が静まりかえる。ヘリの爆音いがい何も聞こえないと言ったほうがただしい。そのヘリのパイロットは、昨年の墜落事故から復活した関根パイロットである。ゆっくり、楽しみながら下山した。

  • 2008 GW涸沢 フォトリポート
  • にまとめました。









    4月25日 ()
    昨日につづき、店内のレイアウトを整える作業。山積段ボール箱を順調に減らしていく。午前中、地元新聞社さんから登山者専用駐車場オープンの取材をお受けし、午後から中房の有明荘の売店準備に出張した。明日から、涸沢スクールのため、しばらく留守をする予定。なんとしても、有明荘売店と、BC穂高の売り場の調整をしなければならない。昨日から、お昼ご飯を食べる暇もなく、もくもくと働き続けた。そしたら、ズボンのウエストが少しゆるくなったような。なっていないような。やっぱ気のせいかな。

    明日から3日間、マウンテンスクール GW涸沢トレッキング&雪上訓練のため留守にします。お店は、富山さんという女性ガイドさんがお留守番です。富山さんは、ぼくがKスポーツ穂高店で働いていたころ、お隣のH社(登山用具メーカー)で働かれていた。ぼくは、28日に戻り5月2日までお店にいます。5月3日から、GW涸沢第2弾で再び涸沢です。



    4月24日 ()
    4月になると、登山ショップは、冬山シーズン用品から、夏山シーズン用品に入れ替えなければならない。山はまだ雪山で、GW期間の北アルプス登山は、春とはいえ、まだまだ、りっぱな雪山である。もちろん天候次第では雪が降り、晴天の時は半袖でもいられるほど暖かくもなる。いま、BC穂高の店内は、冬山装備と夏山装備、とくにウエア類は、フリースや冬ジャケットなどもありながら、今期の夏用に入荷した半袖のTシャツなどが混在して並んでいる。だから、店内は所狭しと商品がならび、並びきれない商品が段ボールにはいったまま山積になっている。

    今朝は、朝一で昨日加工した材木に最後の仕上げを施し、大工さんが到着するのを待って、取り付け作業をした。作業は、大工さんの手際よく、ものの1時間ほどで完成した。ぼくは1人もくもくと、商品の陳列に時間を費やす。やっと1箱、2箱、減ったかと思うと運送屋さんがまた、段ボール箱を持ってくる。昨日より、山積段ボール箱が増えて本日の作業は終了した。やれやれ。



    4月23日 ()
    今日、ぼくに課せられた任務は、店内のプチ改装工事の棚板の削りと塗装。午前中、お店の外で、板を削っていると、いろいろ仕事を思い出しては、ささっと処理をして、工事のことを思い出しては、板を削った。最後、夕方になって、いよいよ塗装だけになったけど、空が薄暗くなりかけてきたので、あわてて一気に塗装した。明日、朝一で、大工さんが来て取り付けてもらえる。あすの午後には、たまった段ボールの商品を並べることができるだろう。

    この日記を書いている今の時刻は、21:23 パソコンの右下の時計表示。この日記を書いているとき、お2人のお客さんがご来店された。お2人は、山岳会の山行で、GWにヘリスキーで栂池に行かれるという。そのときに、焼肉パーティーをされるためのコンロとフライパンを調達に来られたのだ。ご来店されたときの時間は、20時30分をまわっていた。普段なら閉店して自宅に戻っている時間である。さて、そろそろ帰ろうかな。



    4月22日 ()
    東京から、メーカーの営業の方がお2人で来店された。そのメーカーさんは、山スキーのブーツやウエア、クライミングシューズなど、マルチに扱うメーカー兼、問屋さんで、バックカントリースキー事業部の責任者Nさんは、元Kスポーツ店長。昔のKスポーツの話しで盛り上がった。Nさんは、従業員のあいだで言い継がれている神話など、ぼくよりたくさんご存知である。8000mのパイオニアであるO蔵さんが、Kスポーツで働いていたころ、ハーケンに直接、白いマジックで価格を書いて販売しているのを、社長のDさんに見つかり本気で怒られていた話など。O蔵さんもすごい登山家だけにおかしかった。もう1人の営業さんは、ノルディックウォーキング事業部の責任者の方で、ノルディックウォーキングの楽しさを、今日たまたま、自分の用事で出勤していたスタッフのノリちゃんに熱く語っていた。ノリもノルディックウォーキング経験者で、これからインストラクターを目指していくらしい・・・。ノリはたしか、エアボード選手権も目指すといっていたけど、まだ一度もさわったことがない・・・。


    4月21日 ()
    今朝、安曇野市穂高支所へ借地契約書を提出した。借地契約というのは、現在安曇野市で管理されている駐車場の一部(乗用車約30台)を夏山登山者の無料駐車場としてご利用いただくため、BC穂高で借地させていただくことになった。弊店のあるJR穂高駅をベースに、中房、一ノ沢、三股登山口より登山される場合、とくに縦走目的に登山される場合は、駅前(徒歩3分)にマイカーを駐車できれば電車、タクシー、乗り合いバスなどで移動する際に便利になると思う。


    4月20日 ()
    おとといの夜、家で夕食の時間にテレビのニュースを見ていると、弊店でも昨年たくさん販売していたモンベル社が輸入しているウォルディーズのサンダル、同じようなクロックスサンダルがエスカレーターに巻き込まれる事故が多発していることについて、実際のエスカレーターによる実証実験の様子が映像で公開されていた。ぼくは、その映像に釘付けになった。サンダルは、上りのエスカレーターで、サイドの壁にひっかかるように巻き込まれている。同じく上りで、前の段が下がる時に下へ巻き込まれるという、かなり危険で、ショッキングな映像だった。そして翌日、それを受け入れたウォルディーズ輸入もとのモンベル社から「経済産業省からの通達を待つあいだ、子供用のサンダルだけでも店頭から引っ込めてください。」という連絡が入った。弊店では、おとといのニュースを見て、朝一番のうちに、すべてのウォルディーズサンダルを店頭から引っ込めてたあとだったので、そのことをモンベルの担当者へ伝えた。最近、いろいろな原因で、エスカレーターやエレベーター、遊園地などの遊具で、幼い子供が被害にあう事故が多発している。その原因のひとつがこのサンダル。いっぽうクロックス社では「事故はサンダルだけが原因ではない。」と主張しているが、普通の生活をおくっていて事故にあうということは、危険なサンダルと言われてもしかたがない。幼い子供を事故や犯罪などの危険から守れないということは、親や社会、運営する企業と、大げさにいうと国家の責任である。弊店は、登山用品専門店、アウトドアスポーツの楽しさと安全を売るショップとして、道具の安全性を見極めることも大切な仕事である。昨年から、エスカレーターによる事故の報道がされていたが、おとといの映像を見るまでは、エスカレーターや他、巻き込まれる可能性のある機械にたいして、あそこまで危険なモノだと想像もしていなかった。ぼくは、日本の社会を運営する企業の一員として責任を感じる。


    4月19日 ()
    あさ6時にBC穂高に集合。今日は、BC自転車クラブの走行会。とはいっても、集合したのはリーダーのKさんと、ぼくの2人。ぼくのわき腹の痛みがまだ完治していないため、今日は、Kさんの先導で、穂高から松本までのサイクルロードをゆっくり走ることにした。ぼくはこのサイクルロードを走るのは初めてなので、すこしわくわくしながらペダルをまわす。松本に入り、19号線手前のサイクルロード終点からは、松本市街地に入り、お堀の桜が満開の松本城に立ち寄り、薄川沿いの桜並木をぬけ、満開の桜で山一面覆われた弘法山(こうぼうやま)に登り、しばらく満開の桜と松本の街並みをながめて引き返した。帰りは浅間温泉から田沢の峠を越えて戻る予定だったけど、浅間温泉の長いだらだらした登り坂を軽いギアでペダルをクルクル回していると、心拍数が上がるに連れて、ぼくの左胸が痛みだし、Kさんにそれを伝えて、峠越えを断念した。浅間温泉終点の美須々交差点から国道19号線方面へ進路を変え、国道19号線をそのまま犀川沿いに北上し、アルプスパノラマロード経由で、10時ごろ出発点のBC穂高に戻ってきた。距離はおよそ50kmくらいで95%のロード走行だった。ぼくは、運動不足で、ひさびさの走行だったので帰り道は、お尻が痛く、足もぱんぱん。

    《 お知らせ 》
    ●BC自転車クラブでは、土,日の朝の走行会にご参加される方を募集しています。(平日のご要望もお受けします。)ぼくも含て、へなちょこ倶楽部なので、お気軽にご参加ください。ペースやコースは、当日参加された方の技量をみてリーダーがきめます。
    ご参加される方は、走行会前日の営業時間終了(19時)までに、メール又は、掲示板BBSにて、ご連絡ください。次の走行会はGW連休明けの5/10・11の予定です。

    ※安全のため交通ルールを守った走行と、安全に整備されたマウンテンバイクで、必ずヘルメットを着用して、楽しく街やトレイルを走りましょう。



    4月18日 ()
    ゴールデンウィークが近づき、ゴールデンウィーク登山のお問い合わせが多くなってきた。初めての方は「GWどこならいけますか?」ベテランの方は、ルートの詳細や雪の量など。BC穂高で現在状況がわかっている範囲内でご案内させていただいている。現在、北アルプスの各山小屋さんは小屋開けのため、順次入山されている。実際には、山に入る直前に山小屋さんに問い合わせてみると正確な状況を聞くことができるのだ。思い込みで行動することは事故のもと。初めて登る山は、誰でもわからないことだらけである。事前に下調べや、まめに人に聞いたり、お問い合わせることがとても大切である。


    4月17日 ()
    もうすぐ開催される、某マウンテンバイク100kmレースにエントリーされているKさんが来店されて、ハイドレーション対応のトレランリュックをいろいろ眺められていた。「グレゴリーのリアクター背負いやすくていいな~。」とKさん。リュックはグレゴリーのリアクターに、ハイドレーションシステムはキャメルバックとの組み合わせがベストチョイスのようだ。ぼくも、Kさんとリアクターを眺めたり背負ったりしていると、その気になってきた。MTB走行会やトレーニングトレッキング用によさそうである。いまBC穂高では、マウンテンバイクやトレラン(トレイルランニング)、山岳スキーなどのレースやトレーニンググッズ、ウエア、シューズ、サングラス類の充実をはかっている。今のところ、トレランやバイクで使えるハイドレーション対応のリュックやオークリーのサングラスが充実してきた。日々のトレーニングライフを満喫するためのグッズが今後も続々入荷してくる予定である。ぼくは、まだ肋骨の痛みが完全に取れないので、あまり体を動かせない・・・。


    4月16日 ()
    愛知から観光に来られたご婦人が、お隣のレンタルサイクルをご利用されるまえにソフトシェルジャケットを購入された。「愛知よりこちらは寒いわね。」とそのご婦人。お店のCafeコーナーでモーニング珈琲を飲まれたあと、隣のレンタルサイクルで観光に出発された。


    4月15日 ()
    Yさんからご注文いただいたDYNAFITのスキー板の入った箱がお昼過ぎに配達された。ビンディングを取り付けてお送りしなければならないため、箱ごと作業場に運び、作業台の上で箱を開封し、検品したあと、ビンディングの取り付け準備をはじめる。必要な工具を作業テーブルに並べ、取り付けるNAXOビンディングを箱からとりだして検品する。Yさんからお預かりしたブーツはソールが270cm。NAXOビンディングはSサイズ、専用ゲージをセンターにあわせてセットする。取り付けたあと、ブーツにあわせてビンディングを調整し、開放装置や他の動作に異常がないかチェック。板といっしょに取寄せた専用シールも滑走面に貼り付けてチェックする。同時にご注文いただいたアルミの12本爪のアイゼンもYさんのスキーブーツにあわせてセットした。一連の作業に要した時間は約3時間、途中お客さんが来店されたときは、短時間だが2度ほど作業を中断した。

    いま、スキーの取り付け作業やメンテナンス作業などで使わせていただいている場所は、BC穂高の店内ではなく、ビルのエレベーターホール一角である。お店の出入り口は、歩道に面した正面玄関とビル内のエレベーターホールに出入りする入り口の2箇所あり、その入り口からエレベーターまでの共有スペースで現在作業させていただいている。工具類などは、店内の工具箱に入っているため、お店と作業場を行ったり来たりに時間がかかってしまう。今計画中の増築工事が実現すれば、もう少し作業時間を短縮できる。そして、そこを山岳スキーのDYNAFIT社と共同で、国内唯一のテクニカルサービースセンターを設置する予定である。Yさんのスキーの取り付け作業をしながら、ぼくはメンテナンススペースのセッティングも考えた。センターといっても6畳ほどの小さなスペースに、作業スペースと、クライミングギアコーナー、マウンテンバイクの消耗パーツやウエア類コーナー、DYNAFITのフルモデルを展示するコーナー、その他山岳スキー用品一式を装備する予定である。できるだけ広くメンテナンススペースを確保したいため、無駄のないレイアウトを考えなくてはならない。壁面は、木と石で創る壁と、ビルのガラスウインドで、床は石畳にしたいところだけど、パーツ類や工具類を誤って床に落としてしまった時のことを考えると、ソフトなフローリングのほうがよさそうである。

    お店に面した歩道脇の植え込みスペースに、お客さんからいただいた、たくさんのチューリップの苗を植えた。歩道の植え込みは、県道ではあるが、ほとんど放置されっぱなしで手入れされていないみっともない状況であった。スイスやカナダなどの山岳観光地域では、お庭の手入れができないと罰金などということを聞いたことがある。お店前の植え込みスペースには、小さなモミの木、ローズ、チューリップをぼくが植えたため、小さなガーデニングとなっている。



    4月14日 ()
    G3のアルピニストクライミングスキンというシールに使われているトップフィックスには、U字型のフックが2つリベットでつけられている。そのU字フックは、いろんなスキー板のトップ形状にも対応できるようフックの角度を板にぴったりあわせることができる。テール側のクリップも独自のクリップ金具とベルトで気持ちよく装着できるのだ。接着面の赤とスキン表面のG3ロゴプリントがかっこいい。滑走面への接着材の強さもほどよく、薄くて軽量。完成度の高いシールである。今日、Hさんのテレマーク板にG3アルピニストクライミングスキンを合わせてカットした。


    4月13日 ()
    BC穂高に来店されて偶然、生まれ育だち、子供のころ生活していた場所が100mほどしか離れていないということが判明したユージくんが来店された。ユージくんは、ウインドに展示していたスントの腕時計を調達されたあと、コーヒーを飲みながらゆっくり話した。

    ぼくが生まれ育った金岡団地が老朽化のため、近いうちに建てかえられるそうだ。ぼくたちは詳しいことをなにも知らないため、いろいろ話しながら想像を廻らせる。なんといっても、ぼくたちが通った中学校は、日本一のマンモス校になった記録があるくらい人工密集度の濃い団地の街である。おそらく日本一規模の団地軍といっても過言ではない。その街全体を建てかえるということは、想像を絶するような壮大な計画が進められているにちがいない。5階建てのコンクリートの団地はどのように壊すのか?そのあとどのように建てるのか?今の住人はそのあいだどうするのか?

    団地は姿を消し、人々は地下帝国を築き、地上はすべて緑地帯になったらすばらしい。団地は、高層ビルとなり、鉄腕アトムのような未来都市を築き、空中道路を人が移動していてもすばらしい。駐車場がすべて、地下駐車場になり、駐車場のかわりに公園になってもすばらしい。さて、堺市はどんな計画で未来都市を築くのか、楽しみである。ユージくんは、GWに実家に帰られるそうなので、彼に未来都市計画の情報収集をお願いした。



    4月12日 ()
    先週、MSRライトニングアッセントというスノーシューをご購入いただいたKさんが来店された。「スノーシューはきました?」とぼくが訪ねてみると、先週の日曜日に白馬栂池で試されたということだった。今日は、スノーシューやスキー、春山登山に着るためのアウターシェルを見に来られた。春山登山やスノーシューでは、ゴアテックスのレインスーツでも快適に使えるが、山岳スキーや冬山では、激しいブリザードにも耐えることができるウエアが必要である。そのため、モンベル社のアルパインジャケットとアルパインビブをおすすめした。そして、Kさんは、来シーズンより山岳スキーを始められるということで、ご相談をお受けしたため、ひとまずDYNAFITの試乗機をお試しいただくようにご提案すると、Kさんは、明日栂池で試乗されることになった。デモ用のブーツをKさんの足型に熱成形し、板はガッシャブルムという短めの板をご用意させていただいた。


    4月11日 ()
    ぼくの周りで、チャイルドトレーラーがにわかブームになりかけている。しかし、長野県は安曇野にかぎらず、道路は車のものというのが常識で、自転車や歩行者には使いづらい道ばかりである。自転車で走って気持ちいい道ほど、歩道や自転車道路が整備されていない。自転車でも気持ちいい道路は、車でもきもちいい。だから通り過ぎる車のスピードも速く、びゅんびゅん危なっかしくて、子供を走らせたくない。しかも、児童の通学路になっている道でさえ、歩道の整備が完璧ではない。そして、ぼくも所有している、チャイルドトレーラーは、道路交通法的には、人力車として扱われるらしく、車道を走ることになっているそうだ。自分だけならまだしも、幼い幼児をトレーラーに乗せて車がびゅんびゅん走る車道を走るのは親としては考えられない。公園や歩道、サイクリングロードなど、安全に歩いたり自転車で走ることができる道は貴重である。人や自転車のための道が増えるなら、多少の税金も惜しくはない。ガソリンの値段がもっともっと高くなって車の数が減るのなら・・・それも悪いことではない。


    4月10日 ()
    雨の1日。4月ともなると、スノーシューの季節も終盤をむかえる。今日MSRライトニングアッセントWS仕様が2台ご購入いただき、別に1台予約で、とりおきBOXに入ったため、昨年末に40台ほどあったMSRスノーシューがのこりが2台となった。もう来シーズンまで在庫を置く必要が無いため、取寄せは可能だけど売り切れ御免となっていく。
    いま、BC穂高で充実しているアイテムは、30本ほどあるオークリーのサングラス。オークリーサングラスは、ただかっこいいだけでなく、目に飛び込んでくる、あらゆる物質から目を保護するために作られたアイウエアである。ぼくは毎日、ウインドを眺めながら、物欲と戦っている。おまけにオークリーのアパレルカタログには、MTB用のウエアがいろいろ載っている。ぼくの物欲は、いつ、注文書を作成してしまうかわからない非常に危険な状況である。



    4月9日 ()
    昨年のオープンにあわせて、お店の外に設置していただいたジュースの自動販売機を撤去していただくことにした。お客さまへのサービス用にと思い、ビルのオーナーさんからも許可をいただき、歩道に面したビルの共有スペースに設置したけど、あまり意図した通りには機能していないように感じていた。たまに自分で、缶ジュースを購入し、飲んだあとゴミ箱に空き缶やペットボトルを捨てる時に、違和感も感じていた。じつは、お店では、SIGGボトルや携帯箸など、資源の無駄遣いを無くす意図の商品もいろいろ並べられている。おまけに、店内には「マイボトルを持とう。」というSIGGのPOPまで貼ってある。最近よく目にするトートバックもエコブームに乗って販売されているモノにも少し違和感を感じることがある。やはり、登山ショップで、缶ジュースやペットボトルなどを販売していてはいけない。という結論に達したのである。お店の照明器具もオープン後、徐々に見直し省エネタイプに改善してきたため、電力の消費量は1年前より半分以下になった。自販機は、明日撤去される予定。撤去した場所には木を植よっと。


    4月8日 ()
    関東にお住まいのNさんは、昨年の夏、BC穂高がオープンして間もないころから、何度かご来店されている。お仕事は美容師さんをされている元気なお姉さん。昨夜から安曇野入りされていて今朝、旦那さまと来店された。Nさんご夫婦は、登山靴を新しく買い換えられるためフィッテングすると、旦那さまは、ご自身で思っていたご自分の足のサイズと、ぴったりフィットの登山靴のサイズの違いに驚かれていた。それは、いつも足の幅が少し広いため、横幅をあわせて長さを大きくしてフィットしていない靴を履かれていたためである。広いといってもシリオの3Eサイズでぴったり。Nさんもシリオの3Eがぴったりフィットしたため、ご夫婦そろってシリオのヌバック革の登山靴で歩かれることになった。お2人の登山靴がきまり、お帰りの時「太田さん、お腹空いていませんか?」とNさんから言われ、時計をちらっと見ると、お昼の1時を過ぎていた。Nさんが来店されたのは10時前だったような・・・。試し履き中に何度か、他のお客さまもこなしたけど、あっという間の3時間でびっくり。Nさんご夫婦が帰られたあと、いつのまにか、ぼくの奥さんが届けてくれていたお弁当を食べた。


    4月7日 ()
    待ちに待った、プリムスのイータパワー EFトレイルが4台入荷した。初回出荷ロットのみ、通常オプション販売される予定のイータパワー専用インシュレーションバッグ(保温用バッグ)が付いている。ちょうど、ガイドの赤沼さんや、DYNAFITスキーデモ機を試乗するために来店されていたIさんと興味津々、入荷した中の1台を箱からとりだして展示用に組み立ててみた。コンセプトは、低燃費で熱効率よくお湯を沸かすというジェットボイルに似ている。Iさんは、以前からバーナーセットをお考えのご様子で、今年注目の新製品で入荷したばかりのイータパワーの現物を目の前にして、さらにお悩みが増えたようだ。このイータパワーはカタログ値で、1Lの水を約2分半で沸騰させるという。しかも燃費が良いため、ガスカートリッジを少なくできるのが軽量化のポイント。そして、鍋のテフロン加工がいい感じで、これならどんな料理でも焦げ付かさずできそうだ。





    4月6日 ()
    ●第4回山岳スキー日本選手権大会 白馬栂池

    第4回を迎える山岳スキーレース日本選手権大会のスタッフ兼観戦に行ってきた。BC穂高は世界の山岳スキーレース会を引っ張るTLTビンディングのDYNAFITのテクニカルサービスセンターとして来シーズンよりレースサポートも行っていく。それに加え、チームBCとしても、山岳スキーレースに参戦していく準備をすすめている。今日は、そのために大会の流れを見学することが目的である。

    今朝、奥さんは、MTB走行会にでかけ、ぼくと娘の茜空は6時に、MTBチームを見送り、車で白馬栂池に向かった。今日は、子持ちの観戦である。7時すぎ、栂池高原スキー場に到着。DYNAFITのメーカー担当のIさんと合流し、スタッフ証を受け取り、他のスタッフさんや選手たちとともに、ぼくは茜空を連れてゴンドラで山頂駅にあがり、レース準備のお手伝い。空は快晴の青空。最高のレースコンディションである。10時20分にレーススタート予定だったが、選手1人のスキービンディングにトラブルが発生し、スタートを数分遅らせた。ビンディングはTLT。DYNAFITメカニックのIさんが速攻で分解修理し、完了するとすぐに、総勢約40名の選手がスタートラインに並び、一斉にスタートした。前半登りは接戦が繰り広げられたが、折り返し、滑りでは、ゼッケン4番が、ぶっちぎりの圧勝で勝利した。50番は女性のトップ。ぼくは、4位までの選手がゴールしたのを見て、茜空をつれて、会場をあとに、お店に戻ってきた。











    4月5日 ()
    今日から週末の早朝マウンテンバイクの走行会をはじめた。第一回の参加は、KさんとYさんとぼくの3名。穂高駅を出発し、明科の娘の茜空が通う幼稚園の前を通り、少し登ったところからのシングルトラック。ぼくは、実は、先週のマル秘エアボード練習のとき、ジャケットのポケットに携帯電話とデジタルカメラを入れたまま、Kスキー場の急斜をエアボードで滑走したときポンポン跳ねるエアボードでポケットの中の携帯やデジカメで、胸部を激打してしまい、肋骨のあたりを打撲してしまった。病院には行っていないため正確な症状はわからないけど、この痛さから推測するとおそらく・・・・・だろう。少しの振動でも苦しいため、とても今日の走行会には参加できなかった。なので、今日のところは、KさんとYさんがマウンテンバイクで明科のトレイルを走る姿を撮影するため、ぼくだけ車で参加させていただいた。お2人は、1本走り、8時ごろには、お店に戻ってきた。そのあとは、通常通り営業。早朝は、まだ寒いけど、日中の春の陽気が暖かい。

    糸魚川からご来店されたご夫婦のお客さま。お2人とも登山靴のフィッテングとリュックサックを新調された。糸魚川には登山ショップがなく、片道2時間、はるばる穂高駅を目印にBC穂高へ来られた。お住まいは、少し遠いけど、ご購入いただいた登山靴を2~3回履いてから、そのまま登山靴をお持ちいただくようにお願いした。そのときに、登山靴の履き心地に問題があれば、調整させていただくことと、お2人の靴は、シリオ社のヌバックという革の登山靴。革靴はお手入れが大変だと思われているため、簡単で楽しくなるお手入れ方法を、伝授させていただくことにした。

    《MTBトレイル走行会のお知らせ》
    ●明日も朝6時穂高駅前集合で、マウンテンバイク走行会を開催します。ご参加される方は、ご一報いただくか、6時までにBC穂高前でお待ちください。明日のコースは生坂トレイル予定。安曇野近郊でマウンテンバイクをお持ちのトレイルをゆっくり楽しく走ることがお好きな方で、少し早起きすることができる方がいらっしゃれば、お気軽にご参加ください。時間は、コースにもよりますが2~3時間程度の走行です。目安としては、9時ごろには解散します。ぼくも、怪我の痛みが取れたら奥さんと交代で参加しようと思っています。





    4月4日 ()
    MSRのライトニングアッセント22インチを、今日はじめてBC穂高にご来店されたお客さまのKさんからご注文いただいた。最初は、MSRでも違うモデルを購入されるおつもりで、レジにそのモデルをお持ちになられた。ぼくの「それでいいですか?」という何気ないご質問に「他におすすめはありますか?」というKさん。ぼくが最もおすすめするモデルは、MSRの中でも、ぼくも3年まえから愛用しているMSRライトニングアッセント22インチ。ぼくは10年ほど前は、TSLスノーシューをおすすめしていた。ぼくもそのころはTSLスノーシューを愛用していて、当時は、TSLがもっとも快適なスノーシューだった。しかし、3年ほど前にメーカーさんから現在のMSRライトニングアッセントのデモ機をお送りいただいたとき、ためしにガイドの仕事で使い、その快適さに帰ってきてすぐに注文した。そしてそのとき一緒にガイドしていた赤沼さんも、そのデモ機を交代で使ったため、ぼくに釣られるように25インチを注文された。赤沼さんもそれまでTSLをお使いになられていたが、TSLにはかかとを固定する装置に、不具合(それはいまだに改善されていない)があるため苦労されていた。ぼくや赤沼さんにとって、MSRの快適さは比べ物にならなかったのだ。それ以来、ぼくは、TSLスノーシューを使う気になれず、MSR1本でここまできている。弊店でもスノーシューは、MSRのリフター付きモデルしか販売していない。
    TSLのほうが、価格もやすく大量に販売しやすいことは事実である。それに比べ、MSRのスノーシューは少し高価である。とくにライトニングアッセントはスノーシューで4万円オーバー。ぼくがおすすめして、お客さまに価格をお知らせすると、みなさん一度驚かれる。だから、本当のよさをお分かりいただける方しか購入されないモデルである。MSRは他のモデルも快適だけど、Kさんにその違いをご説明させていただいたとき、当店の在庫が切れていたにもかかわらず、ライトニングアッセント22インチを、ご注文いただいたことがとてもうれしかった。Kさん、来シーズンのスノーシュー教室にも是非ご参加ください。



    4月3日 ()
    白馬から登山靴をお買い求めに来られた女性のTさんは以前、来店されたとき、プリムスのバーナーを某登山店のセールでお求めになられた。が、そのバーナーの自動着火装置の具合が悪く、セール店ではない別のショップで見ていただき、これは不良品です。と言われたが、そのショップで購入したわけではないため、対応してもらえなかった。と話されていた。無論セール店でも対応してもらえない。そのことをお聞きしたとき、Tさんに「お持ちいただければ、不具合を確認して、できる限りの対応しますよ。」といって、お持ちいただくようにお願いしていた。今日Tさんが来店されたとき、そのバーナーをお持ちになられ、不具合をチェックすると、すべて正常に動作していた。ためしに、サンプル用のガスカートリッジを装着し、着火してみると、普通に点火した。お店に展示している同モデルと比べてみても外観にも異常はなく全く問題はない。Tさんにそのことを動作確認をしていただきながら説明すると、不思議そうにぼくの操作を眺めていた。ということで、Tさんのバーナーは不良品ではなかったのだ。ただ、標高の高いところや、気温の低い時、風の強い場合、自動着火装置では点火しにくいことがあるため、ライターも必ず携帯して、併用して使われるようにご説明させていただいた。最近はどのバーナーにも標準で装備されている自動着火装置は、どんな状況でも、必ず点火できるはずだと思い込まれている人も少なくない。標高の低い平地で風のない店内などでは、どんなバーナーでも、ほとんど100%、自動着火装置は正常に働き気持ちいいくらいに点火できる。そのときに、自動着火についてしっかり説明しないと、とくに初心者の方には、いろんな状況が変化する山岳地域でしかも空気の密度の違う高山では、使いこなせないことがある。ぼくは、専門店の店員さんであるかぎり、説明が必要な方には、できるかぎり詳しい自動取り扱い説明装置になりかわり、お客さまが、戸惑わないようにしっかり説明していかなければならないとおもう。


    4月2日 ()
    昨日の工事のとき、オークリーサングラスを展示するための手作りショーウインドも完成した。さっそく、オークリーのサングラスをケースから出して展示する。新しくできた壁と棚には、メレルのフットウエアコーナーをつくり新入荷してきたカジュアルシューズとトレッキングシューズを展示した。木の香りがぷんぷんしている。お店の雰囲気は格段によくなった。


    4月1日 ()
    ○BC穂高オープン1周年の日

    朝から内装工事。BC穂高記念すべきオープン日。だけど、1年経っても相変わらずお店の内装工事をしている。そして5月には増築工事の計画まですすめている。山岳スキーメーカーのDYNAFITのテクニカルサービスセンターとなるテックルームを作るためである。現在のお店には、そのスペースを確保できる余裕がなく、ビルのオーナーに無理なお願いをして共有スペースにまでお店を広げることができるようにお願いをしている。なのでまだ決定ではない。工事は、夕方までかかり、そのあと片付けに10時ごろまでかかった。