登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Oct.2008
10月31日 ()
昨日、設定したガーミンのコロラド300をご注文いただいたMさんが、お昼過ぎに来店された。さっそく、コロラドの取り扱い方法を実機を使ってご説明したが、あとで考えると、ぼくは、どうしても早口になり、自分で操作して見せているだけだったなので、ご理解いただけただろうか?しかし、こういう機器は、ご本人が自分で存分に試さないと使いこなせないものだから。ぼくが説明することは、システムや操作の基本設計についてだけ。


10月30日 ()
午前中、A&Fの営業担当のIさんが訪問されたとき、あさ早い時間なのにお店は、忙しく、ごあいさつまでに30分ほどかかかり、お客さんに呼ばれては、ぼくは、走り回るため、ゆっくりお話しすることはできなかった。今日は、ヒルバーグのテントの展示と、グレゴリーのバックカントリーバックパック2モデルのテストの依頼に来られた。ヒルバーグテントには興味があるため、ぼくは、両方ともお引き受けした。テントは、店頭で展示しながら、ユーザーの方にも使用していただけるようレンタルにもする予定。グレゴリーのBC用バックパックは、DYNAFITセンターで、山岳スキーをレンタルされる方にも貸し出しを可能にする。

午前中の忙しさも少し落ち着いたお昼すぎに、お客さまからご依頼されたガーミンコロラド300の初期設定とマップソースの転送作業を、2台つづけて作業する。1台の転送作業に約4時間かかるため、2台目が完了するころには、閉店時間になっていることだろう。1台目は、今日中に群馬に向けてお送りしなければならず、失敗が許されない。もう一台は、明日に受け取りに来られる予定である。何とか2台とも終えたのが夜の8時すぎ。1台は、無事に群馬へ発送できた。ガーミンコロラド300の『登山道ハイリマシタ』キャンペーンは明日1日で終了する。今月に、弊店でロック解除からマップの転送、初期設定まで、作業したのが、ぼくの1台も含めて12台。作業もだいぶ要領よくなり、慣れたもんである。現在、予約をいただいているのが4台で、2台は、初期設定をお願いされている。
お店のパソコンは1台のみで、NECの少し前の機種である。うちの奥さんは自宅で、デザインの仕事をしているため、かなり高性能な最新機種を使っている。たまに、お店のパソコンで作業すると『おっそいな~。』とぼやいている。もっと速いパソコンにすると、マップソースの転送作業も速くなるのかな?



10月29日 ()
弊店には、バックヤードが少なく、お店も1人で運営しているため、夏山シーズンと冬山シーズンの前になると、入荷した段ボールや商品と格闘することになる。バックヤードがあり、スタッフがもう1人いてくれたら、どれだけやりやすいだろう。また、登山ガイドにも出れるようになれば、ぼくが人生の目標としている、「仕事を遊びにするか?遊びを仕事にするか?」ということの実現に近づくことができる。
今日は、朝から店内を占領する大きな段ボールに入ったORの商品と格闘する。お昼までに値札を付けて2箱ぶんやっつけた。でも、午前中に入荷した4つの段ボール箱が、再び店内に積み上げられた。ふ~。


トップページNEWSコーナーにて、《 OUTLET ROOM本日の商品と、BCオークション開催について 》のご案内を開始しました。



10月28日 ()
あさ一番、アウトレットルームの小規模な模様替えを決行。丸太の師匠から送って頂いたテーブルを組み立てて配置した。アウトレットルームには、狭い店内に所狭しと商品が陳列されている。しかも、段ボールにメンズとレディスをわけて、山ズボンが放り込まれ、足の踏み場も無いくらいに、床に、ザックが並んでいる。店内の雰囲気は、昔の山屋のようになった。そして、今日設置した、丸太製のテーブルがレイアウトの中心的な存在になった。


10月27日 ()
あさから、賑やかで、楽しい一日だった。ノースフェイスのゴアテックスにダウンを封入した究極のジャケットを、レジカウンターの上にたたんで置いてあり、ぼくが、レジに戻ると、老夫婦がにっこりしながら「あの~、これを売ってください。」とおっしゃった。ぼくは、他のお客さまを掛け持ちで、お話ししながら仕事に追われていたため、その老夫婦がどのくらい、お店に滞在され、どんな感じで選ばれていたのか、まったくわからなかった。
ぼくは、おもわず「こんな、高価なジャケットを購入されるんですか?」と口走ってしまうほど、このジャケットは、他のダウンジャケットとは比べ物にならないくらい、軽く、しなやかで、美しい。着ている感じが無く、まるで、空気を纏っているようで、しかも、暑くなく、寒くなく、まるで、常温の空気に包まれたかのような着心地が快適で、しかも、高価である。その老夫婦が帰られたあと、常連の女性のMさんが来店されたとき、究極のジャケットを購入された老夫婦のお話をすると「そのジャケットはどれ?」とMさん。ぼくが、その究極のジャケットのブラックカラーのMサイズを持ってくると、サイズを確認して、Mさんが、試着された。「あら、これ、すごいわね。」とMさん。みるみる究極のジャケットのトリコになっていく。いつの間にか、2種類ある色を着比べている。そして「これ、いただくわ。」とMさん。ブラックのMサイズを選ばれた。メンズサイズのため少し大きめだけど、柔らかく、しなやかで、軽い究極のジャケットは、まったく違和感がない。究極のジャケットは、今日一日で。4着あるうちのブラックカラー2着が売れていった。2着残ったのは、ピンクレンガのようなカラーで、これも絶妙なカラーである。



10月26日 ()
あさ、出勤するため、自宅のドアをあけ、外の空気に触れた瞬間、異様な感覚に襲われた。まったく予期していなかった風と空気の匂いである。空は、どんよりとした、雪雲が一面を覆い、荒れた西風が吹きまくっていた。「今日は晴れるはずじゃ?」なんて考えながら、まだ、信じられず階段をおりる。家から見えるはずの北アルプス、常念岳、蝶ヶ岳、大天井岳、燕岳、有明山、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳など、どの山も厚い雪雲に覆われていた。

8時ごろ、燕山荘に電話をいれる。
燕スタッフがでて、「雪の降りはどう?」と訪ねると、「今降っています。風が冷たく吹雪です。」という。お昼ごろには、約30cmほど積もったそうだ。昨日から、燕岳にはじめて登られているMさんたちのことが気になったけど、お昼頃、無事に下山した。

昨日まで、気候も暖かく、この週末の天気は晴れの予報がでていた。ぼくは、山には行かなくても、昔パラグライダーをしていたころからの習慣で、常に、先の天候をなから無意識に読んでいる。雲の変化や、風向き、強さや、風の匂い、天気図の動きなど。昨日も、イメージしていた空の様子とは違うことに、違和感があったけど、晴れると信じていた。これが山なら、予期せぬブリザードである。ぼくは、完全に読み違えていた。この時期の雪は、霙まじりで、打ち付けるため、雪よりも体温を奪われることがある。北アルプスの稜線は、白く、また、雪山が戻ってきた。



10月25日 ()
OUTLET ROOM OPEN

昨日、来店されたKさんから『明日は、とうぜん、6時からやっているよね。おおたくん。』一瞬、ぼくは、うっかりしていたことに気がついた。アウトレットの期間中は、あさの準備のため、9時くらいからオープンする予定でいた。しかし、何の手も打たなかった今となっては、とうぜん、6時からの営業となる。

今日は、いつもどおり、あさ6時にオープンした。オープンしても準備が行き届いていないため、商品の補充や、売価をつける作業をしながら開店すると、あさ一番にKさんがご来店された。そのあとも、朝早い割りに、つぎつぎにお客さまが来店された。あさの6時から、開いている登山ショップは珍しいと思うけど、だいぶ浸透してきたのかも。きょうは、1日記憶喪失になるほど、忙しかった。
アウトレットルームの明日の商品は、毎日、あらたな商品を追加する予定で、『本日の商品』というお品書きを作った。

アウトレットルーム本日のお品書き 明日の商品は、茶色い皮の登山靴で、廃盤となってしまった42000円のレディスモデル。かっこいい皮の登山靴が、10000円。サイズが合えばお買い得です。



10月24日 ()
先日、Fさんが、来店されたとき、冗談のつもりで『Fさん、あしたお暇でしたら、出勤してください。』とぼくが言ったら『いいよ、ひまなら、手伝いに来るわ。』と言って帰られた。朝の10時ごろ、Fさんが、ほんとうに、お手伝いに来てくれた。届くはずの荷物が、運送屋さんの都合で届かず、しばらく、明日からのアウトレットルームの準備に手をつけることができなかったが、お昼のお弁当をしっかり食べて、午後は、Fさんをフルで働かせてしまいながら、ぼくは、Fさんにこきつかわれていた?


10月23日 ()
Hさんに依頼を受けたGPS COLORADO300の初期設定と、マップソースの転送作業をはじめた。ロック解除を行い、転送をはじめて約3時間。無事に転送は終わり、Fさんから依頼された設定は、文字の大きさを『大』にすること。

近年、科学の進歩とともに、我々は、歩んできた。テレビは薄くなり、携帯電話もコンパクトで薄く、多機能になった。ハンディーGPSも軽量コンパクトになり表示もきれいで、画面も大きくなり見やすく、精度もよくなった。とくに、新しく発売されたばかりのCOLORADO300は、画面表示も大きく、驚くほど鮮明で、地形がきれいで見やすい。おまけに、文字サイズや、マップ表示の詳細をお好みにカスタマイズできるのもありがたい。ぼくの、コロラドは、山の名前や地図上の表示が縮尺により、常時表示や、詳細度が変わるように設定している。また、ぼくのコロラド300には、日本全国の地形図が収納されていて、いつでも、どこでも、日本全国1/25000の地図を見ることができる。山には等高線が入り、コロラドは、影表示ができるため、地形の様子がわかりやすい。TOPOもV8になって、登山道が表示されるようになった。楽しいのは、全国の山の登山口や、登山道の分岐など、山の地形も詳細に読み取れるようになったこと。GPSは地図をペラペラ捲るように楽しい。



10月22日 ()
10年ほど使用されたというLEKIのアルミストックが、突然ポッキリ折れたと、勝野さんが折れたストックを2本ともお持ちになられた。勝野さんは、以前、車の車検場で工場長をされていたため、車関連に使用されている金属については専門家である。勝野さんいわく、これは、金属疲労だという。勝野さんは、某山岳会に所属され、リーダー的な存在で、海外遠征で8000mにもチャレンジするなどの登山家である。だから、勝野さんの山に行く使用頻度は、普通ではない。とはいえ、10年という期間で、金属疲労を起こし、簡単にポッキリ折れてしまうというのは、アルいミ怖い。

10数年前、ウレタンミッドソールを使用した登山靴が主流になり、経年劣化によるソールの破損が問題となったのが、約10年前あたりから。今では、山で、ソールが剥がれ、ガムテープなどをグルグル巻きにして歩かれている方は珍しくない。『ウレタンミッドソールは、3-5年が寿命です。』ということが常識的になり、ユーザー側の保管状況と装備の管理責任となっている。いっぽう、登山やトレッキング、ウォーキングなどに、LEKIのストックが使われるようになり、一大ブームとなったのが、10数年前である。そろそろ・・・・・・。『アルミシャフトのストックは、金属疲労が危険です。』なんてポスターが出回る日が近いのか? カーボンは、もっと寿命が短いように思うけど、はたして、何年くらいなのだろうか?金属疲労となると、使用頻度により、変わってくるだろ。ストックが突然折れると、時と場合によっては、大変危険である。金属疲労は、目に見えないモノだけに心配だ。



10月21日 ()
午前中、伝票を広げ、会計ソフトと格闘する。なんとか、監査の午後1時に間に合った。今日は、ユカにも助っ人を頼んで、今週末の25日(土)から11月9日(日)までオープンするBC CLUB会員様限定の『アウトレットルーム』のご招待&ご案内DMの準備をした。こちらも、かなりギリギリの作業。しばらく、寝れそうもない。


10月20日 ()
弊店は9月末が決算で、棚卸を終え、溜まっていた事務仕事を少しずつ片付けなくてはならない。今シーズンは、在庫もかなり増え、棚卸の用紙の枚数も、昨年の3倍くらいの厚さになってしまった。明日は、月に一度の会計監査の日。

涸沢キャンプで留守をしていたお店で、週末にガーミンのコロラド300GPSを3台ご注文いただき、1台は、オプションの入荷待ち。2台は、初期設定、ロック解除とマップソースの転送を依頼されている。マップソース転送には、パソコンを1台で、半日占領して行うため、夜に作業するしかないかな。



10月18日 () ~19日 ()
BC マウンテンスクール 涸沢キャンプ北穂高岳登頂 上高地~涸沢キャンプ~北穂高岳~上高地
参加/4名、リーダー/太田毅彦 BC穂高、キャンプ/涸沢キャンプ


今回のスクールのテーマは、テント泊体験と、北穂高岳の岩場での安全な通過とルートの確認、注意事項、三点指示。おまけで、GPSは山で活用できるかテスト。

荷物は、テント山行の基本的な装備一式と、晩秋の高山での防寒着など各自が用意し、スクールで用意した食料を分担して担ぐ。テントと調理器具類は、リーダーが背負い、上高地からゆっくり涸沢キャンプ地に向かった。涸沢には予定通り到着。キャンプ受付を済ませ、皆で協力し合いテントを設営。さっそく、夕食の準備のための作業分担を決め、まずは、涸沢ヒュッテのテラスで、缶ビールと名物おでんで乾杯。

夕食の献立は、まつたけ、石焼焼き肉、マッシュポテトサラダ、ソーセージ、エビピラフ(α米)、キムチスープ。の予定だったけど、涸沢ヒュッテのおでんとビールで、いい感じのお腹になったため、まつたけ、マッシュポテト、石焼焼き肉でお腹がいっぱいになった。キムチスープの材料は、明日の朝食に持ち越すことになり、19時ごろシュラフに入り寝床についた。

19日午前3時起床。山の朝は、とにかく時間との勝負である。起きて朝食の準備から片付けて、トイレを済ませ、出発準備を整えるまで、約2時間かかる。起きてボーっとする時間はない。

出発時刻である午前5時の2分前に、全員出発準備が整った。いらない荷物をテントにデポして出発。空は、満天の星空とムーンライト。ヘッドランプで真っ暗な涸沢をゆっくり歩く。今回もすてきな、スターライトトレッキングを満喫できた。しだいに空は明るくなり、穂高が紅く染まった。穂高連峰のモルゲンロードの中にいる我々BC隊も、山といっしょに紅く染り、朝日にひとときの幸せをプレゼントしてもらった。

涸沢出発から、3時間30分、定刻どおり北穂高岳山頂に到着した。途中の岩場や鎖場などの安全な通過方法、すれ違う時のルール、落石ポイントでの歩き方などをワンポイントアドバイス。自分に対しても周りの登山者に対しても、常にスキを作らないポジションの取り方と、歩き方をみっちり。スクール生の方々には、自然との対話、危険を予測して、スキの無い行動、ルートの見分け方、周りのペースを乱さないマナーとルール。など、どんな時でも、事故を起こさない、起こされない、安全で楽しく、すてきな冒険をしていただけるよう、山の基本をマスターしていただきたい。

北穂高岳から下山後、涸沢キャンプを撤収し、お昼ご飯を昨日からの残り物ですませ、涸沢から下山。上高地に到着は18時をまわり、秋の日は短く、空は真っ黒で、上高地をヘッドランプで歩いた。空を見上げると、上高地の夜も満天の星空。









10月17日 ()
明日の涸沢・北穂登山教室で、スクール初参加のHさんが、お昼過ぎに来店された。Hさんは、テント山行の体験をされるために、今回の教室への参加を決められたそうだ。事前に、ご注文いただいていた3季用シュラフをお渡しし、持ち物チェック。必要のない荷物は、軽量化のため、お店に置いて行く。Hさんは、関西でパラグライダーをされていて、パイロット免許のとりたて。ぼくは、最近パラグライダーとは、縁遠く、忘れていたパラの空気を運んできてくれた。

明日から、1泊2日の登山教室。お天気はまずまずの予報。ぼくは、涸沢雨男である。できれば、晴れますように・・・。



10月16日 ()
今期、雪崩講習会の日程が決まった。弊店では、夏のお盆の時期から、雪崩ビーコンの問い合わせがポツポツ来るようになり、もうすでに、ピープスをはじめ、マムートなどの雪崩ビーコンを、20台以上販売した。いまも、カウンターの上には伝票を貼り付けたご予約のビーコンが数台並んでいる。

雪崩ビーコンを購入されるユーザーさんには、ベテランの方もいれば、初心者の方もいる。山岳会などに所属していれば、救助方法など訓練して技術を取得していくことができる。最近は、山岳会などに所属しない登山者層の割合の方がはるかに多く、バックカントリーの世界にも増えつつある。山岳地域での活動において大前提となるのがセルフレスキューである『自然の中では、困難なことが起きても現場で解決する。』という精神である。当然、救助を要請することも大切なことだけど、一刻を争う現場では、間に合わないこともある。われわれ、山岳ガイド、遭対協に所属していると、県や警察、ガイド協会などが開催する定期訓練や技術講習会に参加することができる。問題は、現代の登山者層で一番多い、団体に所属しない人たちには、そういった技術を学ぶ機会が少ないのではないだろうか。

『雪崩ビーコンを持っている。』だけでは、自分の命も、仲間の命も救うことはできない。まず、雪崩に巻き込まれないためにどうするのか。埋没するときにどうするのか。埋没してしまったらどうするのか。捜索時に現場で誰がどう動くのか。混乱した雪崩の捜索現場で、沈着冷静に且つ手際よく全員が完璧に行動し、救出した生命を維持できる安全な所まで搬送する。『掘り出したけど・・・さあ、どうする?』では、救える命も救えないのだ。ただ、雪崩ビーコン持ってる。だけでは、本来の目的であるセルフレスキューを達成することができない。ということである。


BC MOUNTAIN SCHOOLコーナーに、雪崩講習会の日程を更新しました。



10月15日 ()
北アルプスの紅葉の人気スポットとなっている涸沢の紅葉もピークをすぎ、徐々にではあるが、確実に原始の氷河期へと向かっている。
BC穂高も徐々に冬物に入れ替えがはじまり、段ボールと格闘する毎日である。これからのBC穂高のお店のレイアウトの予定は、10/15から11/9まで、CAFEルームを、OUTLET ROOM として、昨シーズン2007の冬物を中心に、旧モデルとなった冬ウエアや、スキー、リュックや雨具、トレッキングブーツ、その他小物類などなど。お店の肥やしのようになっているモノを在庫処分価格で、ささやかに並べる予定である。いま、そのご案内のためのパンフを製作中。そのあと、11/10からCAFEルームを、DYNAFITサービスセンターとして活動するためのDYNAFITの全モデル、デモスキー、センターだけで販売する商品や、メンテナンスパーツ、スキーメンテナンス台などが並ぶ予定となっている。今朝は、CAFE ROOMのお掃除を入念に行った。什器の配置を換えてみたりした。また、少し、改造が必要かな。



10月14日 ()
朝一番に、くじら雲の看板の仕上げ作業をした。ちょうど終わって、さて、次は何を作ろうかな?何て考えていると、ポツポツと雨が降り始め、今日の野外作業は終了した。

穂高のリゾートホテルにお勤めのFさんが来店された。Fさんは、先週の日曜日に、日帰りで、水晶岳、鷲羽岳に登ってこられた。という?普通に歩けば、日帰りでは無理なコースで、通常2泊は必要なコースである。『11時半から歩き始めて、降りてきたのが9時をまわっていましたよ~。』と、Fさん。一瞬、ぼくは、何のことだか理解できなかったが、もう一度Fさんに聞き返すと、理解できた。Fさんは、夜の11時30分に大町から登りはじめ、水晶、鷲羽を登頂されて降りてこられたのは、次の夜9時だった。ということである。じつに約22時間、歩きとおした行程である。この時期、裏銀座とよばれるこのルートの山小屋は、営業を終了しているため、山小屋もなく、めったに歩く人もいない。Fさんが、歩いていた22時間、だれ一人出会わなかったという。『そんな無茶な。』と思われる方もいると思うが、Fさんは、Fさんなりに綿密な計画と、過去に2回のアタックを試みたけど、時間切れで途中で撤退された経験もある。当然、山小屋の営業が今シーズン終了していることも計算されていた。荷物は軽量化のため必要最小限で、とにかく、転ばないように慎重に歩かれたそうだ。ぼくは、Fさんのチャレンジに感動した。Fさんは、まるで、鉄人のようである。

今週末のマウンテンスクール・涸沢キャンプ・北穂高岳のお申し込みに、o-nさんが来店された。o-nさんも含め参加される予定の4名さんは、テント泊がはじめてのご経験となる。いま、ぼくの頭の中の大半は、夕食と朝食のお献立。テント泊の場合、食糧はみんなで担ぎ上げるため、なるべく少ない量で、無駄なく、おいしく、楽しく、いろんな物を食べたいものである。・・・乞うご期待♪



10月13日 ()
プロ野球の読売ジャイアンツが、2年連続V2となる、リーグ優勝を果たした。ぼくは、最近プロ野球にはあまり関心が無く、テレビの野球中継も観戦しなくなった。今シーズンのセリーグは、前半、阪神タイガースが最大13ゲーム差で首位を独走していた。後半、原監督率いる巨人がじわじわと、攻め寄り、リーグ終盤にとうとう阪神を追い越し、首位にたち、巨人はそのまま失速することなく優勝したのだ。

ぼくは、幼い頃、読売巨人ジャイアンツの背番号1にあこがれて、少年野球チームに入った。王貞治が引退後、しばらくプロ野球には興味がなくなり、やがて、地元大阪民として、父親の影響もあり、阪神タイガースを応援するようになった。しかし、ぼくは、どちらかというと、チームより、スター選手を応援していた。とくに、スーパースター的な選手に憧れ、その選手が活躍するチームを応援していた。ちょうどその頃、巨人ジャイアンツには、背番号8の原辰徳、阪神タイガースには、背番号31の掛布雅之が、4番を打っていた。阪神には、真弓、岡田、バースも活躍し、20年ぶりの優勝にも感動した。しかし、そのあとすぐ、掛布も、バースも真弓も引退した。つぎに1学年先輩になる、西部に入団した清原選手を応援した。その清原選手も今シーズンで引退。

いま、現役の選手で応援する選手がいないため、巨人の原監督を応援している。13ゲーム差をひっくり返され、阪神の岡田監督が責任を取って辞任するニュースが流れた。昔の阪神は万年最下位争いだった。シーズン中4位にでも上がれば、大阪中大パニック。それでも、監督や首脳陣、オーナーは、負けても阪神ファンは熱烈で、甲子園球場はいつも満席だったため、平然としていたものだけど・・・。いつのまに、リーグ2位で監督が責任を取るなんて、つまらないチームになってしまったんだろう?
リーグ2位で万々歳な阪神に戻ってほしいし、盛大に準優勝を祝ってほしい。と思った。しかし、阪神タイガースの時期監督にも少し興味がある。実をいうと、ぼくは、長年ひそかに、ミスター阪神タイガース31の登場に期待をしている1人である。巨人の元キャッチャーの村田が、現役時代のヒーローインタビューで『誰に、何て言われても、ぼくは、掛布さんの、大ファンなんです。』と、言っていたのが印象的だった。もし、そんなことになると、阪神ファンは沸くだろう。ぼくも、原ジャイアンツと、掛布タイガース、どちらも応援しなくてはならない。きっと、また、プロ野球が楽しくなるんだけどな。



10月12日 ()
ピープスDSPとフリーライドが午前中に入荷した。箱を開けてさっそく、検品する。ぼくが一番気になるのは、噂にきく、DSPのバージョンアップである。箱には、DSP10台とフリーライドが10台の合計20台が入っている。DSPの箱を抜き取り、箱を開け、中味を確認する。DSP本体は、一見してみると昨年と変わりないように見えるが、ハーネスが若干、変更されているようだ。そして、中に入っている英語の仕様書を確認すると、PIEPS DSP Firmware Release 6.2 と書かれていた。新しいバージョンの詳細は、まだ、わからない。

先行予約いただいていたビーコンを分けて発送する準備をすると、残ったのが、DSP1台、フリーライド4台だけになった。連休が明けないと、輸入元に今回の入荷分から、どれだけのフリー在庫が残っているかわからない。夕方、ビーコンのことを聞きに来られた女性や、フリーライドを1台店頭で購入されたお客さま。昨夜からの冷え込みも、その気にさせてくれる。フリーライドは、残り3台となった。



電車の時間まで、あと3分しかない。という女性にリュックサックのフィッテングをした。来店されたのは、女性お2人で、1人は、切符を買いに駅へ。カリマーの30リットルのきれいな赤色のリュックサックを背負い、ウエストベルトを数秒で調節し、バックレングスのサイズだけ確認して、代金をお預かりし、袋に入れてお渡しした。女性はお店から走って駅に向かう。駅の遮断機は降りている。その女性は、駅に滑りこみ、あとから、地元の女子高生も数人駆け込んでいった。

ぼくは、お客さまから、山小屋1泊用のリュックサックのご相談を受けて、あと3分しかない。こと告げられ、切羽詰った状況で、その方にピッタリのきれいな赤色のリュックサックをチョイスして、フィッテングして、お会計をして、袋にも詰めて、お渡しし、ぼくも一緒にお店を飛び出して走り出し、そのお客さまが、無事に電車に飛び乗るのを見届けて、お店に戻るとき、不思議な3分間の出来事に笑えた。

今日で、バックカントリー穂高 第2期、夏季営業(午前4時開店)を終了した。明日からは、冬季営業(午前6時開店)となる。・・・おつかれさまでした。



10月11日 ()
あさ降っていた雨は、午後には止み、青空が広がった。ここ数日、ポカポカ暖かかった陽気は、夕方には、再び冷え込みはじめた。
今日は、地元で、運動会やイベントなどが開催されている。そのせいか、いつものことか?弊店は、朝からまったりとした時間が流れていた。しかし、それも午後4時まで。突然、夕方の嵐がやってきた。 ぼくは、狭い店内を走りまわり、しばらくして記憶がなくなった。気がつくと、たまたま来店されていたUさんも参戦していた。バックカントリー用に、ボードを担ぐためのバックパックを捜しているお客さまに商品説明やアドバイスをお願いして、ぼくは、雨具の試着、レジ、倉庫へと走りまわった。Uさんは、ぼくよりはるかに、道具類の知識があり、新製品や、これが一番。というような道具の良し悪しから、弊店の商品構成まで、いつもアドバイスいただいている。ひと段落して、Uさんのお話しに耳を傾けると、なるほど。というような感じで、弊店の今シーズンのボードザックのラインナップが、ほぼ確定した。

昨夜、閉店前に、ピープスを輸入しているKEMへ電話を入れ、ピープスの入荷状況を確認した。はやければ、10日の夜にメーカーさんの倉庫に入り、検品作業後できるだけ早く発送されるという。とりあえず、今期もピープスの入荷状況は、あまり良くなさそうである。昨シーズンは、12月の入荷から、注文数が確保できなくなり、弊店も予約オーバーで入荷する前に完売している状況がつづいていた。今シーズンも1ヶ月に一度入荷する予定だけど、まだ、雪が本格的に降る前に抑えた方がよさそうである。今月の入荷分も、弊店に入荷する予定のビーコン DSPとフリーライドを合わせて20台は、今のところご予約分で完売となる。あとは、メーカーさんがすべて出荷したあと、残った在庫がすべて、弊店に回ってくることになるが、あまり期待できないようだ。DSPはまだ少し余裕があり、フリーライドは、ギリギリのようである。ちなみに、未確認ではあるが、ヨーロッパでは、DSPのバージョン6が出回っているとか?

※ご予約されている皆様には、入荷検品確認後、ご連絡いたしますので、いましばらく、お待ち下さい。



10月10日 ()
今日は、朝から娘の茜空がお世話になっている『くじら雲』の依田先生から任命されて、看板制作をした。完成は、ほぼ夕方。今日は、昨日の忙しさが嘘のように、お客さまが少なく、看板制作に集中できた。やっぱり、ぼくは、山のガイドをしているか、工作をしている時がいちばん楽しい。

午前中、雪崩ビーコンのご相談に来られたお客さまに、ぼくが、おすすめのビーコンとして、マムートパルスバリーボックス、ピープスDSP、トラッカーDTSの順にご説明した。逆に、ぼくのおすすめに入らないビーコンは、オルトボックス、今年新発売予定のトラッカー2、そして、ピープスフリーライドである。まず、オルトボックスは、信頼性に欠ける。トラッカー2は未知のため性能を確認してからでないとおすすめできない。ピープスフリーライドは、商品説明にも書いているように、ガイドさんが、お客さんに持たす程度の使用か、春山なら使えるが、パウダー狙いの厳冬期に捜索することを考えると、ぼくが昨年テストしたり、仲間のガイドさんなどの意見を集約すると、フリーライドは寒さに弱い?ような気がする。厳冬期から、がんがんパウダーを滑るなら、多少高額でも、PIEPS DSPか、パルスバリーボックスしかないだろう。



10月9日 ()
「おおたく~ん。買いに来たよ~。」とFさんがご来店された。先週の木曜日に、ガーミンのコロラド300を見に来られて、その時は、ご予約されて帰られた。Fさんはお仕事でも活用されるご予定で、もちろん、趣味の山登りでも活用される。「とりあえず、家に持ち帰って、楽しませてもらいます。」とFさんは、弊店最少滞在時間で帰られた。


MOUNTAIN SHOPコーナーに、オークリーX-METALサングラス JULIET ICHIRO限定モデルを追加しました。こちらは、先行予約販売のみとなります。



10月8日 ()
先日、NANGAのダウンシュラフをお客さまからご注文いただき、ナンガのカタログに出ていたダウンブーツを試しにオーダーした。今日、そのシュラフと一緒にダウンブーツも入荷した。NANGAさんから届いたばかりの段ボール箱を開けていると、ちょうど、そこにK婦人が来店された。『ねえ、おおたくん、足がさむいのよね~。暖かいソックスあるかしら。』とK婦人。『ちょっとまってね。今ちょうどいいのが入ったから。見てみる?』といいながら、段ボール箱からダウンブーツを探し出し、袋からだして、K婦人に見せてみた。『あら。』とK婦人は、手にとって不思議そうに眺めていた。『これは、いったい何かしら?お部屋で履けるのかしら。』『試しに履いてみてください。』と、K婦人に試着をおすすめした。『ほんとうに暖かいわね。気にいったわ。これ、いただくわ。』と、入荷したダウンブーツは、K婦人にひきとられて行った。


10月7日 ()
今朝は、ご注文いただいていた団体さまのお弁当の仕込みに追われたが、予定の時間に無事お渡しできた。今年は、7月10日から、山のお弁当を販売しはじめた。今年は、お弁当を、昨年の倍の1200食用意した。少し、多かったかな?と心配をよそに、現在残りが90食ほどになった。新発売した『信州弁当』は、もう20食ほどで今季完売となってしまう。来シーズンは、栗と山菜とキノコのお弁当を増やして3種類にしようかな?なんて考え中。『信州弁当』は、のこりわずかなのです。まだ、味見していない方。信州弁当を食べたけど・・・まだ未練のある方は、お早めにどうぞ。





BC MOUNTAIN SCHOOLコーナーに、冬の北アルプス・燕岳登山、冬山初心者のための雪山安全講習会の募集要項を追加しました。



10月6日 ()
モンベルのステラリッジ4型を、BCマウンテンスクールの涸沢キャンプのために用意した。その新品のテントを、閉店後に、自宅に持ち帰り、自宅の和室に、茜空(あかね)といっしょに組み立ててみた。そしたら、茜空は大喜びで、はしゃぎまわっている。おまけに、テントの中に布団をひけ。とおねだり。ぼくも、そのつもりで自宅に持ってきたため、4人用テントに布団をひいて、今夜は家族みんなで、テントの中で寝ることにした。








10月5日 ()
Kさんからお預かりしたGARMINのGPSMAP60CSXは、無事、TOPO10Mマップソースの転送がおわり、動作確認のためお店の外でいろいろ試していると、MAP60に内蔵されているゲームにハマってしまった。ゲームは、6種類ほどあり、中でも迷路が面白い。GPSと連動して仮想空間の迷路を移動する。自分が移動すると、それと連動して動くので、夢中になるとGPSを見ながら変な動きをする1人不審者となってしまう。しかし、穂高駅前のロータリーでは狭すぎる。しかも車も走っているため危険である。迷路を攻略するには、広いグランドが必要。これから、GPSを使った仮想空間のゲームなど流行るかも?

KさんのGPSに影響され、Kさんたちが帰られた後、ぼくは、コロラド300を購入することにした。伝票を書いた後、箱を開けさっそく、セットアップ。そして、日本道路詳細マップもDVD版を注文した。





ぼくのコロラド300は、使っていない時は、お店のデモ機として置いておきますので、操作感や画面表示などご希望の方は、ご覧いただけます。



10月4日 ()
KさんとNさんが、来店された。Kさんは、夏にGPSMAP60CSXをご購入されてから、TOPO10Mのマップソースの転送を、ご自身のノートPCで何度も試みてみては、失敗されていた。そして、今日、所有されているPCとGPSなどをご持参になり、ぼくが原因を調べることになった。まずは、KさんのPCをお店のコンセントの近くで、起動させた。KさんのPCは、WINXPがインストールされている今時のノート?のように見えたが・・・。起動するのに10分ほどかかり、マップソフトを起動するのに、永遠と時間がかった。何か作業をするために操作して、起動を待っているあいだに、珈琲を1杯。 また、次の動作で、珈琲を1杯。KさんのノートPCの悪いレスポンスは、おそらく、ハードディスクの肥満が原因のようだ。ハードの空きが1/10以下になっているためのメモリー不足のようである。PCからGSPへの転送ができないのはどうも、パソコンに原因がある。という結論に達した。とりあえず、お店のパソコンで、転送を試みると、すんなりはじまった。転送には、3時間ほどかかるため、KさんからこのままGPSをお預かりして、明日、転送済みでお返しすることになった。

夕方、ご夫婦で、ご来店されたTさんが、雪崩対策用のプローブやスコップ、ピッケルなど物色されていた。ぼくは、他のお客さまのご相談や、レジなど、走り回っていた。一段落したところで、「もう、雪崩かよ~。」と思いながら、Tさんにプローブ、スコップのご説明をする。最近、雪崩ビーコンの性能が良くなり、矢印と距離表示で、10cmまで、距離が表示されるため、ビーコンで捜し、すぐに掘りはじめるといい。プローブは、本来の目的より、弱層を探るときや、雪洞をほるときに雪の深さを調べたりすることに使うことが多くなった。そんなことをご説明した後、Tさんご夫婦の反応がおかしかったので、「雪崩ですか?」とお尋ねすると「ちがうんです。」とTさん。じつは、Tさんは、山の測量のお仕事のため、測量用のポールのかわりに、プローブ(目盛付)、土木用スコップは重いため、その代わりに土を掘るためだけど、雪用G3スコップ、ピッケルというのが目的だった。ぼくは、興味津々「で、どこに入るんですか?」とお聞きすると「高瀬ダムから湯俣に入り、さらにその上流の沢をつめて調べます。そのあと、高瀬ダムからのびるいくつかの沢を隈なく調べます。」とTさん。向こう10年間くらいのお仕事になるという。ぼくは、うらやましい仕事だなぁ~。と感心した。「ところで、安全のためにサポートするガイドが必要な時は、さそってください~。」とおもわずお願いした。



10月3日 ()
昨日と今日は、すっきり青空の快晴だった。Nさんがこの2日、北アルプス涸沢から奥穂高岳に登られるご予定だったけど、急なお仕事で、今回パスされた。Nさんは、8月中旬頃から、登山を計画され、何度も悪天候のため延期、延期、延期されていた。今回は、お天気に恵まれたはずだったのに、お仕事で行けなかった。Nさん、来週がんばってね。


10月2日 ()
ガーミンのコロラド300を購入されたYさんが、「うちのPC強くないので、お願いできますか?」と、TOPO10Mのマップソースのロック解除から転送までの作業を、お店で引き受けることになった。TOPO10Mのソースを、日本全国すべての地域をSDカードに転送すると、合計で約2GBの容量が必要になる。ただ、日本全国も、必要のないユーザーさんは、必要な地域に絞って転送することができるため、SDカードも2GBあれば充分である。ただし、Yさんの場合は、自宅のPCで作業しないことが前提となるため、できれば、ソース全部を転送しておきたいところである。なので、SDカードは4GBを使用することになった。まずは、いいよねっとのサイトからロック解除キーを取得し、マップソースをパソコンにインストール。ロック解除の操作をして、PCからUSBを通して、コロラド300の本体に差し込んであるSDカードに転送をはじめた。すべてのマップソースを転送するのに要した時間は、3時間40分。その他の作業をいれると、ほとんど半日がかりである。お昼頃からはじめたYさんのコロラド300の初期設定が終了したのは、閉店時間ギリギリだった。


10月1日 ()
今週末に、唐松岳から白馬岳まで縦走されるという男性のお客さまがご来店された。そのお客様は、20年以上前のモデルだけど、ピカピカのカリマーのリュックサックをご持参され、プラスチックのバックルなど、劣化のため山の中で破損することがご心配で、交換に来られた。そのカリマーは、まったく使わずに保管されていたようで、使用感がまったくない。プラスチックパーツもそれほど劣化しているわけではなかったけど、お客さまのご要望で、ウエストベルトとチェストベルトを交換した。唐松岳から白馬岳にかけて縦走されるということは、不帰ノ嶮を通過することになる。今の時期、天候次第で北アルプスは、吹雪になることもあり、先日も、白馬岳で初冠雪というニュースを聞いたばかりである。雪が残っていると、不帰の通過には要注意。装備も、吹雪に耐えることができる防寒着やグローブ、帽子などを携帯しなければならない。当日は、不帰に入る前に、唐松岳頂上山荘にご宿泊されるため、山荘で状況を聞いてから出発されるよう伝えた。くれぐれも、天候だけ、気をつけてくださいよ。