登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


jan.2009
1月31日 ()
昨夜から今朝にかけて、どしゃ降りの雨が降った。べつにたいしたことではない。いや、大変なことだ。厳冬期に一晩中、雪ではなく、雨が降るなんてどうかしている。2月の夜中に、氷点下以下にならないことがおかしい。一週間ほど前にも、雨が降った。これは、スキー場の雪が少ないね~。だけで片付けられる問題ではないようだ。これから、どうなるんだろう。春までスキーはできるんだろうか?信州に雪が降らなくなったら、雪の無い冬をどう遊べばいいんだろうか?そんな心配が頭をよぎる。

明日は、アンドラッシュとぼくのスタッフ2人。午前と午後を店番交代して、スキーのトレーニングをしようと話しているときに、ガイドの赤沼さんが、スキーを持って来店された。赤沼さんは、冬のスキーシーズンは、ガイド業を休眠し、山岳スキーひと筋に楽しまれている。先週は、3回山に入られた。後輩や、仲間のガイドさんも皆さん、赤沼さんと山スキーに行くと、TLTを履いた赤沼さんに、登りでぶっちぎられている。という話を、あちこちで聞く。赤沼さんは、TLTビンディングを付け替えるための板や、ブーツなどを持って、来店された。一通りオーダーをお聞きし、ぼくが、明日のスキーについて、話をもっていった。当然、この時期、赤沼さんは毎日、スキースタンバイ。『明日も天気が良ければ、当然行くよ。』と赤沼さん。ぼくは、先週、雪山講習の時に滑ったし・・・。アンドラッシュのNEWブーツのデビューだし・・・。アンドラッシュと赤沼さんで、明日、栂池へ山スキーへ出かけるよう提案をしてみたら、赤沼さんはOKで、アンドラッシュも目をキラキラさせている。じゃあ、明日は、アンドラッシュお休みで、ぼくは、お留守番ね。



1月30日 ()
今日は、雪崩ビーコンがパラパラと売れていき、通販も合わせると、PIEPS DSPが5台、マムートが2台、トラッカーが1台で8台も売れていった。おそらく、1日に8台売れたのは初めてのこと。今週末、雪崩講習会なども白馬で開催され、そこに参加される方も何人か、装備をそろえられた。もうすぐ、2月である。年末から1月は、雪が少ない。2月からは、本格的なバックカントリーシーズンにはいる。今までの雪は少ないけど、今後の降りに期待するとして、さあ、滑ろう。


1月29日 ()
早朝の特急スーパーあずさ号で、東京に向かう。今日は、数社の来冬商品の展示会が開催され、1日かけて、東京を歩き回る。新宿には、9時30分に到着。展示会場は、みな10時オープンで、まず最初に向かったのは、A&Fさんの会場である。ちょうど10時に会場に入り、さっそくKAVEのオーダーをいれ、グレゴリーの新製品をチェックする。また、A&Fさんには、すてきな雑貨品を幅広く取り扱いされていて、会場内を見てまわるのも楽しい。約1時間後、会場を出て、モンベルの会場に向かう。モンベルの会場では、北海道帰りのノリちゃんと合流して、モンベルの新商品をかるく見て周り、スパイスマジックのカレーをいただき、そのあと、アトラストレックの本社、日本ガイド協会事務所をはしごして、本日最後の会場である池袋サンシャインの合同展示会会場に足をはこぶ。この時点で16:30。会場には、キャラバンさん、マムートさん、その他多数のメーカーさんが軒を連ねて、ブースを作っている。マムートは、来シーズンも素敵なウエアがたくさんあり、とくに、メリノウールと化繊を、テクニカルに織り込んだ、ベースレイヤー(アンダー)ウエアが目立っていた。ジャケットやダウン、フリースなども、さすがにスイステイスト。みんなほしくなる。ぼくは、自分がほしいモノを見逃さないように、物欲を抑えながら会場を見てまわった。

新宿駅20時ちょうど発のスーパーあずさ33号で、帰るため中央線特急乗り場に到着すると、ホームのアナウンスが、なんだか、さわがしい。四ッ谷駅付近で人身事故が発生し、一時運休となっているようだ。特急ライナーは、運行を中止し、特急列車も少し遅れているようだった。事故は、四ッ谷駅でおこったため、新宿駅は、物々しい雰囲気とまではいかないが、事故の重大さは、駅のアナウンスや、駅員さんの対応から伝わってくる。その一部始終をみていると、ぼくが、いままで、ぼくの頭の中にイメージされていた鉄道会社の乗客に対する対応が変わったのか、以前からぼくのイメージが歪んでいたのか、鉄道会社の駅員さん、車掌さん、また、アナウンスの駅員さんの対応の完璧さに感心した。そうだ、ぼくは、今まで、都会の駅員さんを、人として、いままで見ていなかったのではないか?ということに気がついた。いままで、ぼくは、当たり前のように列車を利用する。駅で働く人は目に入らず、普通に通り過ぎ、普通に見過ごしていたのである。そのことにはじめて気がついた。『列車が遅れて、誠に申し訳ございません。』というアナウンスが妙に人間味を感じた。完璧なアナウンスに乗客の誘導に感心した。乗客に誰ひとり文句を言う人もなく、みなさん、平然としている。ぼくも、ストレスを感じることも無く、ただ、列車の到着を待った。30分遅れの特急列車に乗り『このままでは、松本からの最終列車に乗れないなぁ。』なんてあきらめていた。その後、の乗客の行き先を確認し、接続列車をできる限り、待たせることで、対応してくれた。ぼくは、遅らせていただいた大糸線の最終に乗せていただき、無事に30分遅れで、帰宅できた。





1月28日 ()
ぼくは、娘の茜空(あかね)を、通っている野外保育の幼稚園に朝だけ連れて行くことになった。これからも、可能な限り、送り迎えをしていこうと思う。


1月27日 ()
毎年この時期は、展示会のシーズンで、毎週のように開催される登山用品メーカーさんの展示会に出席するために、東京に行くことが多くなる。ここ数年、各メーカーさんの展示会開催が、年々早い時期に開催されるようになってきた。それには、訳がある。そのひとつは、海外のウエアメーカーさんは、現在ほとんどが中国産である。中国には、大きな工場がいくつかあり、工場の設備や職人の腕もまちまち。昔は、中国産というと品質が悪いというイメージがあったが、今では、工場の設備や技術は世界1といってもいい。そして、その工場にも当然ながら、上から下まで能力に差がある。どのメーカーさんも能力の高い高品質で短期間で量産できる安定した工場で作りたい。だから、ウエアメーカーさんの中国工場A社、B社の争奪戦が繰り広げられているようである。はやく、世界中のオーダーをまとめて、速く工場をおさえることができるか。だから、早い時期に展示受注会を開催しなければならないのだ。弊店では、スタッフは今まで1人しかいなかったため、お店を休んで展示会に行かなければならなく、一番忙しい時期にお店を休むことがなかなかできない。冬の展示会はまだいいが、夏の展示会は7月から9月に集中する。だから、夏はまったく展示会に出席することができなかった。今年の展示会は、アンドラッシュと交代で行くことができるため、よりゆっくり展示会まわりができそうである。ぼくは、今週の29日に東京に行き、アンドラッシュは30日に行く。東京では、ノリちゃんと合流する予定で、5箇所で20社ほどの会場をまわる予定である。


1月26日 ()
お客さまからお預かりした、太っといフリーライドの板にTLTスピードを取り付けた。ブーツはブラックダイアモンド製のTLT対応ブーツ。TLTスピードは、DYNAFITビンディングの中でも最軽量なモデルで、ブーツ長に対する調節幅も少ない。板が太いため弊店にあるTLT専用ゲージでは対応することができず、ゲージを取り寄せての作業となった。ビンディングを取り付けてブーツをセットしてみると「おやっ。」センターが出ていない。もう片方も同じである。まずは、ビンディングの取り付け位置を確かめた。ノギスを使って測定するすると、ビンディングの前後とも、しっかりセンターが出ていた。取り付位置に問題はない。試しに取り付けたビンディングに、お店に展示してあるDYNAFITのブーツをセットする。それで原因がわかった。ブラックダイアモンドのブーツのセンターがずれているようである。しっかりブーツを確認しないと何とも言えないが、おそらくブーツ側のTLT金具が前と後ろでわずかにずれているのだろう。ブーツは片足しかお預かりしていないため、もう片方のブーツの確認はできない。
あいにくこのブーツは、今シーズン日本未入荷で、国内には流通していない。お客さまは、海外から取り寄せられたそうだ。来シーズは、日本にも入ってくるかもしれないため、こんど、ブラックダイアモンドの展示会に行ったとき、よく確認しなければならない・・・。







1月25日 ()
●BC 雪上安全講習 実技
受講者:3名, 講師:太田, 会場:白馬栂池高原スキー場上部


朝7時にBC穂高に集合し、白馬栂池高原スキー場へ、BCマウンテンスクールオフィシャルバス・ハイエース1号に乗って移動する。ハイエースは、快適な乗り心地で、運転席の目線も高く、運転も楽楽である。・・・それは、おいといて。

昨夜は、窓の外でビュービュー吹き荒れる風が気になってあまり眠れなかった。しかし、朝おきると、風は止んで青空が広がっていた。冷え込みもそこそこいい具合で、ようやくピーンと冷えた冬の空気がやって来た感じだ。今回の雪山講習には、先日、DYNAFITのフルセットを購入されたタナさんと、先日、レース用のDYNAFITブーツが入荷し、さっそく昨日、熱整形を終えて準備万端のぼくのコンビが揃った。板は2人とも、DYNAFITセブンサミットビンディングは、もちろんTLTビンディングである。今日は、雪質もGOODだろう。期待に、うきうきしながら、タナさんとスキーをハイエースに積み込み、雪上訓練に出発する。今日のメインは、雪山安全講習会・・・。ということも、忘れずに、帰りは、新しいブーツのテストとしよう。雪山安全講習会は、まず、ピッケルの使い方から、滑落停止の練習。簡単なザイルワークのあと、今日メインイベントが、雪洞の構築である。雪山でもしものトラブルで1夜を過ごすことになったとき、雪洞を知っておくことで、パニックに陥ることなく、ビバークを決断できる。雪山では、がんばりすぎず、はやめの決断と、そこで生活できるための最低限の準備は必要なのである。

講師のぼくもいれて、4名で約2時間、立派な雪洞を作ることができた。中は広く、4人が余裕で横になれる大きさである。講習は、15時に無事終了し、参加されたみなさんと、ゴンドラ山頂駅まで、歩いて移動する。

そこから先は、参加された2名はゴンドラで降り、ぼくと、タナさんは、もちろん滑って降りた。栂池の広い斜面を、新しいスキーやブーツの具合を確認しながら、ゆっくり滑走する。途中、気持ちのいい林間コースをたのしんだ。DYNAFITはスキー、ビンディング、ブーツが非常に軽量で、歩くだけではなく、滑走も楽である。板のコントロールも軽くて楽チンなのだ。これがあれば、多少の悪雪でも楽にクリアしていけるだろう。









1月24日 ()
●BC 雪上安全講習 机上講習A
受講者:3名, 講師:太田, 会場:BC穂高店内


はじめて雪山に入る雪山初心者向けに、雪山で知っておきたい最低限のこと。だれも教えてくれない基本的な知識と装備について。初めて雪山に一歩踏み出すための講習会が、BC雪山安全講習会である。その1日目は、夕方2時間ほどの机上講習である。まず、装備についての基礎知識と、装備の正しい使い方。服装から、アイゼン、ピッケルまで、講師がひとつずつ説明し、講習生の皆さんの疑問を解決していきます。実技講習に入る前の準備というわけです。今回の講習では、3名の受講生の皆さんが、明日の実技講習のための予習や装備チェックを行いました。



1月23日 ()
ここ数日、安曇野では、夜から朝にかけて、雨の降る日がつづいている。雨ぐらい降っても珍しくない。しかし、ここは、信州。しかも暦の上での大寒をすぎた厳冬の季節である。夜中から明け方に、雪ではなく雨ということは、雨雲のあるはるか上空から雨粒が落ちてきているのである。雪が落ちる時に解けて雨に変わる気温というのは、いったい何度くらいなんだろう。かつては豪雪地域と呼ばれていた大町以北地域も、今のところ雪も少なく、近郊のスキー場ゲレンデの雪もけして多くない。ゲレンデの脇には、地面が見えるところもあるくらいだ。

北極海の氷がここ数年で、ものすごい勢いで減少しているという。国際線の機長が撮影した真青な海に浮かぶ北極から切り離された無数の氷。オーロラの色も変色しているようだ。

いつもお世話になっている宅急便の運転手さんのYさんが、愛用されているBRIKOのヘルメットをお持ちになられた。よく見るとヘルメットの後ろ側のゴーグルのベルトを掛けるプラスチックパーツが壊れていた。Yさんは、すがるような目をしてぼくを見ている。あいにく弊店では、BRIKOの取り扱いはまだ無い。しかし、とりあえず、できることは何でもチャレンジするのが、ぼくのお店のポリシーである。インターネットで、メーカーさんの連絡先を調べ、サービスセンターへ電話してみた。事情をお話しし、サービスセンターの担当の方にお願いすると、弊店との取引はないけど、修理の受付をしていただけるというありがたいお言葉。Yさんにそのことをお話しし、ヘルメットをお預かりした。昨今の地球は、インターネットで情報をすばやく検索できるようになり、便利な世の中になったものだなぁ~。と、つくづく感じた。



1月22日 ()
Tさんより依頼された幅広のスキー板にTLTスピードを取り付けるためには、ワイドゲージが必要なのである。弊店には、そのワイドサイズに対応できるゲージが無く、取寄せることになった。Tさんにそのことを連絡して、来週までお待ちいただくことになった。今日は、3セット6本のスキーにTLTビンディングを取り付けた。写真の板は、今日最後に取り付けたKさんのスキー。すべて軽量なセットで、ブーツは、登攀にも使用できる TLT4ライトの26cm。ぼくとアンドラッシュの新調したブーツもこのタイプである。クランポンでの登攀にも使えることで、アイスクライミングのアプローチ用に新調されたスキー板とこのブーツの組み合わせは、Kさんの目的にピッタリである。TLT4ライトは、軽量で、歩行しやすい。まるで登山用のプラブーツのような履き心地で、機動性もよく、スキーを装着すると、しっかりサポートしてくれる。だから、このブーツは、山岳スキーレースの選手にも使用されている。ぼくと、アンドラッシュのブーツも今日入荷した。このブーツは、サーモインナーとなっているため、お店のひまを見てフィッテングしようと思う。





1月21日 ()
新人スタッフのアンドラッシュは、チョコレートが大好きで、いつも珍しいチョコレートを持ち歩いている。今日も、キャラメル味のチョコレートを持ってきて、珈琲タイムにチョコの欠片をもらった。チョコレートは、ぼくも、茜空も大好きだけど、虫歯になることを心配して、チョコレートは虫歯になる悪い食べ物のようなイメージがついている。アンドラッシュも子供の頃からチョコレートを食べているけど、彼には虫歯はなさそうだ。


1月20日 ()
BCマウンテンスクール・オフィシャル1号は、トヨタハイエースのグランドキャビン。車体が大きく、国産の普通車では、おそらく一番大きいだろう。横幅はワイドで、ハイルーフのスーパーロングは、狭い駐車場に入ることが苦手。仕事で利用している銀行や、よくお買い物をする近くのSEIYUの駐車場にハイエースで入ることは考えられない。だから、今年になって、銀行やスーパーに行くときは、グレゴリーのバックカントリー用バックパックを背負って八十二銀行、郵便局、長野銀行を歩いてまわっている。昨年までは、店員さんは、ぼく1人だったので、銀行にゆっくり歩いていくことは考えられなかったが、今は、アンドラッシュがいてくれるので、のんびり、リラックスして、銀行まわりができる。リラックスしてのんびり歩いていると楽しい。今日は、20日という銀行の日。いつものように銀行まわりをするけど、バックパックを背負って、ゆっくり歩いてトコトコ。のんびり、お仕事をすませて、お店に戻ってみたら、めずらしくお店にはお客さんがたくさんいた。アンドラッシュ1人で忙しそうに走り回っている。定連さんも、数人来店されていたので、ぼくも、ゆっくり参戦した。


1月19日 ()
昨日は1日、ぼくとノリちゃんは栂池スキー場で、BC雪崩レスキュー講習Bを実施していた。土曜日に、一緒だったアンドリアスさんは、今日は、DYNAFIT輸入代理店担当のIさんと2人で、DYNAFITスキーの正規販売店と、今期よりコンペテンスセンターとしてスタートした弊店(BC穂高)の視察のため、あちこちをまわった。アンドリアスさんが、弊店に来店されたとき、お留守番のアンドラッシュと一緒になり、弊店のディスプレイや商品の配置などのレイアウトをいじりはじめたそうだ。レイアウトの変更は、1箇所をさわり始めると、だんだん規模が大きくなっていく。アンドリアスさんとアンドラッシュの2人は、2時間ほどかけ、狭い弊店で、ヨーロッパ系外国人が、英語やドイツ語が、飛び交いながら働きまくっていたそうだ。後から聞いた話しでは、そのころ、不運にご来店されたお客さま達は、かなり戸惑っていたという。それもそのはず、日本語が通じるのか、どうすればいいのか、このお店は、いったいどうなっているのか・・・。
入店すると狭い店内で、いきなり、ヨーロッパ人が2人、あれやこれややっていたら、ぼくでも戸惑うだろう・・・。

弊店のスタッフであるアンドラッシュは、スキーは好きだけど、今までそれほど真剣に取り組んでこなかった。そんなアンドラッシュに 昨日訪問されて、DYNAFITのコンペテンスセンターである弊店のレイアウトを素敵にしていただいたアンドリアスさん(オーストリア人 サレワのマネージャー)から、ライフスタイルにスキーを取り入れるよう、ささやかれたそうだ。午前中に、アンドラッシュから、そのことを報告され、緊急会議を開いて次のことを決定した。DYNAFITコンペテンスセンターとして、今期から活動するにあたり「コンペテンスセンタースタッフは、全員強制的に、山岳スキーレースに出場しなければならい。」という会社の規則を作った。とうぜん、ぼくも、ノリちゃんもである。さっそく、アンドラッシュとぼくのレース用スキーブーツを手配する。板もレースモデルを3台用意して、4月に開催される山岳スキー選手権アジアカップを目指すのだ。ブーツが届いたら、アンドラッシュと2人交代で朝のトレーニング時間を作ることにした。トレーニングには、冬季は車両通行止めになっている雪のある林道を使う予定で、雨引山林道や、鹿島槍スキー場の林道などもいいだろう。ある程度トレーニングで体を作ったら、栂池の本コースを走りに行く予定である。いよいよ、BCスキー倶楽部の活動開始だ。



1月18日 ()
●BC雪崩レスキュー講習 B
受講者:5名, 講師:山岸 太田, 会場:白馬栂池高原スキー場


雪崩レスキュー講習B チームレスキュー
昨日の雪崩レスキュー講習Aを受講された講習生の中から5名が、連日で、雪崩レスキュー講習Bを受講された。まずは、雪山に入山するときに、どういうミーティングが必要なのか、というところから実践さながらにすすめていく。ビーコンのグループチェックから、入山、雪崩の発生、状況の確認、リーダーの指示、目視とビーコンでの捜索、発見、救出、搬送、という手順で、トータルセルフレスキューの手順を学んだ。一番大切なことは、混乱した遭難現場で、いかに落ち着いて行動できるか、まず最優先されることを、リーダーが判断し、指示を出す。埋もれていない人たちの安全確保。安全確保した中での捜索活動、救出から搬送するまでの落ち着いた行動。

雪崩レスキュー講習Bは、実際のレスキュー現場を再現しながら、実践するため、かなり、集中した講習になった。講習生の方からも質問やアイデアをなげかけられ、講師も一緒になって考えることもあった。最後に、講習生の皆さんが協力し合い、作ったストラクチャーは、しっかりと形になっていた。あとは、みなさんに定期的な、練習をかさねていただき、実際の現場に遭遇した時に役立ててほしい。しかし、雪山では、雪崩遭難事故に遭遇しないことを、最優先にしなければならないことを忘れないでほしい。



1月17日 ()
●BC雪崩レスキュー講習 A
受講者:13名, 講師:山岸 太田, 会場:白馬栂池高原スキー場 ゲスト:アンドリアスさん(サレワマネージャー訪問)


アンドリアスさんがオーストリアからやって来た。 昨夜、10時30分に松本駅に到着するため、ノリちゃんとアンドラッシュとぼくの3人で、オーストリアから来られたアンドリアスさんをお迎えにいってきた。すると、アンドリアスさんの乗った新宿発 特急スーパーあずさ号が、八王子付近の事故のため、1時間以上遅れてしまっていた。しかたなく、松本駅前のマックで、時間をつぶし、アンドリアスさんの到着を待った。

超遅れ特急あずさ号は、約1時間20分遅れて、松本に到着。11時50分に無事アンドリアスさんと合流できた。ぼくたちは、これからアンドリアスさんを白馬までお送りする。その前に、松本城を見せようと、松本城経由で車を走らせた。松本城をぐるりと回ってから白馬に向かうことは、アンドラッシュやノリちゃんとも事前に打ち合わせをしていた。松本城にさしかかり、アンドラッシュが、アンドリアスさんに松本城の案内をしていたら、アンドリアスさんが「歩きたい。」と言い出した。車を、目の前の松本市役所の駐車場に止め、松本城の敷地内をお散歩した。アンドリアスさんは、初対面の我々に対し、古くからの友人のように楽しく話し続けた。白馬に向かう車の中でも、アンドリアスさんのトークは、まったく止まらなかった。われわれは、ノリちゃんのロッジで2時間ほど仮眠をとり、5時に今日の雪崩レスキュー講習に参加される皆さんを穂高へお迎えに行き、アンドラッシュはお店に残り、ぼくとノリちゃんと参加者の皆さんで、会場に決めた白馬栂池高原スキー場の上部に向かった。

BC雪崩レスキュー講習A 開校
13名の受講生と、講師は山岸と太田の2名で、見学されることになった オーストリア・サレワのマネージャーをされているアンドリアスさん。合計16名が集合し、講習会を開校した。
雪崩レスキュー講習はAクラスとBクラスに分かれていて、AクラスからBクラスへステップアップする。今日は、そのAクラスで、講習内容は、ビーコン、プローブ、ショベルなど、雪崩装備の使い方、埋没体験、雪崩が発生するメカニズムという3テーマで順番にすすめた。まず、ビーコンを埋め、捜すという一般的な捜索練習を行い、つづいて、埋没体験。埋没体験は、今回開発した新兵器「埋まったくん」をはじめて実践で使用した。まずはじめに、埋まったくんが正常に機能するか確認するため、ぼくが、埋まったくんを装着し、皆さんにもお手伝いいただき、埋没した。50㎝ほど埋まり、地上にいる山岸講師と更新する。埋まったくんは、予想以上に快適に更新ができ、酸素の供給もまったく問題ない。予想以上の性能に、講師2名は大満足。そのあと、2班に分かれ、全員、埋没体験をしていただいた。雪の中はどんな感じなのか、雪に埋もれるとき、どうしなければならないのか、埋もれてしまったとき、どうなるのか、自分で何ができるのか、上に人が乗るとどうなるのか、というようなことを、皆さんに確認していただき、地上では、埋没している人を捜索する訓練として、ビーコン捜索、プローブでの捜索、ショベルでの捜索を繰り返し練習した。受講生全員が埋没体験を終了した時、ゲレンデでスキーを楽しんでいたアンドリアスさんが、講習会場に戻ってきた。ぼくが、アンドリアスさんに「モグル?」と訪ねると「OK」とはりきっていた。最後は、アンドリアスさんを深さ1mほど埋め、雪に埋もれても、止むこと無いアンドリアスさんのトークは、埋まったくんから反響しながら聞こえた。アンドリアスさんを掘り出して、最後に雪崩の発生するメカニズムを雪面をカットして説明する。午後3時ごろ、講習Aは無事に終了した。







1月16日 ()
明日から2日間、2009年初のマウンテンスクールのスタートは、雪崩レスキュー講習会である。今回の雪崩レスキュー講習会に参加される方は、AクラスBクラス合わせて18名。しかも、明日は、オーストリアのマウンテンギアブランドで有名なサレワの重役さんのお付き人も頼まれている。サレワはDYNAFITの親会社で、その方は、DYNAFITのディレクターもされているそうだ。今回のご訪問は、サレワのイベントが東京であり、そのついでに、日本第1号店のDYNAFIT コンペテンスセンターである弊店の視察も兼ねているという。DYNAFITカーも完成したし、今夜、これからアンドラッシュとノリちゃんと3人で、松本にお迎えにいく。その足で、白馬に入り、ノリちゃんの実家のロッジに全員泊まり、また、明日の早朝に穂高に戻り、BC穂高で、あさ7時に雪崩講習の参加者の方々と合流し、皆さんを乗せて、白馬に向かう。そして、いよいよ明日が、BC オフィシャルスクールバスのデビュー日となる。


1月15日 ()
いま、アンドラッシュが担当して、海外のあるメーカーさんと、正規輸入代理店交渉をすすめている。交渉は、順調のようで、今日は、アンドラッシュと、次の段階にすすめるためのミーティングをした。まだまだ、日本では重大な難関をいくつも抱えているが、何はともあれ、それを、テスト用に取寄せることにした。

ぼくは今、「・・・だから、たいへん。」「・・・は、めんどくさい。」というようなネガティブな言葉を、口から出さないよう心がけている。仕事やプライベートでも、ついつい口からでてしまう、それらの言葉は、可能なことを不可能にしてしまう魔法がこめられている。ぼくは、不可能なことを可能にしていくエネルギーが好きだ。仕事においても、モノを作るときも、手を抜きたくない。手抜きからは、何も生まれないからだ。手抜きやごまかしで作ったモノは輝かない。



1月14日 ()
ハイエースのボディーにポリマーコーティングを施すため、豊科のコーナンGSに乗って行く。コーティングには、3時間ほどかかるということで、そのまま車を預け、一旦お店に戻った。午後2時ごろ、車を受け取りに、もう一度コーナンGSに行くと、S所長さんが最後の磨きをいれている真っ最中だった。ハイエースはというと、さらにピカピカ度が増して、眩しいほどにボディーがスベスベになっていた。ポリマーコーティングは、手洗いをしていれば、約1年ほど効果が持続するという。


1月13日 ()
今週の金曜日までにTLTビンディングを3台取り付けなければならない。シールのカットも2件ご注文をいただいている。きょうは、今週末の雪崩講習の打ち合わせと準備をした。そして、雪崩講習用の新兵器『埋まったくん』を製作した。


1月12日 ()
先日、エアボードで、雨引山林道を滑走したとき、林道の積雪は少なく、所々地面の石ころを擦るにぶい音がしていた。そのときに使用したレンタル用のフリーライドが1台、エアの圧がなく、ペコペコになっていることに気がついた。本体やバルブを調べてみると、本体に、小さな穴があいているのが見つかった。おそらく、路面の石で傷ついたのだろう。専用の補修キットで、自転車のパンク修理と同じ要領でやってみたら、お見事、エア漏れはなくなった。


1月11日 ()
朝7時ごろから、お客さんが途絶えることなく、来店された。この週末に待ちに待った雪が、安曇野にも降り、昨夜からは、本格的に白馬方面に雪が降っている。スキーシーズンがようやく始まった。BC穂高も朝からスキーやボードのお客さんばかり来店される。今シーズン弊店で用意した鹿島槍スキー場の前売りチケット(1日券2000円×80枚)が今日でほぼ完売した。残るは2枚である。前売りチケットのため、スキー場のオープン前に弊店で立て替えて購入しているため、スキー場がオープンしてからの追加はできないルールである。今シーズン初めての試みだったけど、以外に好評だったことに驚いた。ぼくは、ずいぶん前から、スキー場で、1日2000円で滑れることが理想だと考えていた。それが、鹿島槍スキー場さんに、ご協力をいただき実現した。来シーズンは、必要な方の分は、予約販売も考えた方がよさそうだ。

前売り券が終了しても、新 BC CLUB メンバーズカード(花柄または槍ヶ岳プリント)を、サンアルピナ鹿島槍スキー場のチケット売場で、提示すれば1日券を特別優待価格で購入できます。くわしくは、店長の太田までお問い合わせください。まだ、白い旧メンバーズカードをお持ちの会員様は、新メンバーズカードに作り変えますので、ご来店くださいませ。旧メンバーズカード(白いタイプ)では、特別優待を受けることができないとおもいます。必ず、弊店にて新カード(緑色に花柄のプリント)に交換してから、鹿島槍スキー場に行ってください。



1月10日 ()
早朝あさ6時にBC穂高に集合し、Iさんご夫婦と、ぼくと3人で、BCエアボード雨引山にチャレンジした。お店は、アンドラッシュにまかせて、ハイエースで松川村の有明山登山口手前の雨引山登山口へ移動する。登山口付近は、昨日の積雪で、多いところで20cmほど。2時間ほど林道を歩き、林道終点で3台のエアボードにポンプでエアを入れ準備完了。さっそく滑走する。傾斜はそれほどではないが、エアボードは、いがいに良く滑る。30分もたたないうちに登山口のゲートに戻ってきた。初雨引林道滑走に3人は、かなり満足できた。というか、病み付きになりそうである。つぎは、鹿島槍スキー場から木崎湖へ抜ける小熊山林道にチャレンジすることにきまった。

10時ごろ、雨引林道エアボード滑走を終えた3人は、お店に戻ってきた。珈琲を飲みながら、エアボードコース開拓について夢中で話していたら、お店が忙しくなってきたため、つづきはおあずけで、アンドラッシュとぼくは、フル稼働。アンドラッシュは、午後2時にあがり、ぼくは、夕方までしゃべりつづけていた。



1月9日 ()
BCマウンテンスクールのハイエース1号は、スーパーロングのワイドボディーにハイルーフと、かなり巨大なボディーをしている。ぼくには、ひとつ心配ごとがある。今日も、豊科のコーナンGSの所長さんに相談にいって来た。心配事というのは、ハイエースの屋根の洗車、ワックスがけである。はるか彼方の天井には、脚立をつかっても手は届かない。コーナンGSの洗車機にも試しに通してみた。これがじつに、数センチ単位のぎりぎりだけど洗車機はクリアした。そして、コーナンGSの所長さんにお願いして、ワックスがけを軽減するために、ポリマーコーティングを施すことになった。


1月8日 ()
あさから、車のことが気になってしかたがない。まるで、子供のようだ。しばらく、ほとぼりがさめるまでは、ぼくの頭の中は、ハイエースの改造計画だけになりそうだ。


1月7日 ()
待ちに待った、今日が、ハイエースの納車日である。約束の午前11時に、トヨタのK君が、バックカントリーオフィシャルカー ハイエース1号 に乗ってやってきた。K君がいろいろ書類の説明やナビの説明をしてくれるが、ぼくには、まったく頭に入らず、うれしくて、早く乗りたいだけだった。うちのお店で、スキーや登山具、GPS、ビーコンなど、ぼくが一所懸命お客さまへ説明しているときも、お客さまは、今日のぼくみたいに、楽しみにしていた分だけ耳が遠くなるのだろうか。何はともあれ、K君と、たまたまご来店されていたtanaさんを新車のハイエースに乗せて、穂高駅周辺をぐるっとひとまわりする。なにせ、スーパーロングのハイルーフでワイドボディーのこのハイエースは、運転席も高い位置にあり、助手席は、少し遠くに感じる。大型トラックやバスほどではないけど、運転している感覚は、マイクロバスか、2tトラックのようである。乗車定員は10人で、車内は贅沢なほど広い。車のナンバーは、赤いランクルと同じ1番である。





1月6日 ()
長野県内での昨年平成20年の1年間の山岳遭難事故は、12/25の時点で196件発生している。うち43名が命を落としている。山岳遭難事故は、年々増加傾向にあり、天候が良い日に多く発生するという統計データが発表されている。いままで、山岳遭難は、天候の悪いときは気をつけよう。ということが言われていたが、天候が良く、多くの登山者が山に入ることで、遭難事故が発生する確率的も増えるということなのである。悪天候時に無理をせず、慎重に行動する。または、行動を控えることも大切なことだが、天候に恵まれ、ルンルン気分で山を歩ける時も『天気の良い日に、遭難事故は多発する。』ことを肝に銘じて、今年1年中、山を歩き回っていただきたい。

ぼくは、山岳保険の更新時期が近づいてきた。大工さんや職人さんの間で『段取り8割、現場は2割。』と、よく言われていることを耳にする。それは、登山にも言えることだと思う。登山の場合は、保険に加入することもそうだけど、装備の準備から、下調べ、登山計画書の作成と提出など、段取り8割を忘れないでほしい。ぼくは、先日の燕岳登山のとき、テルモスを忘れてしまった・・・。


BCマウンテンスクールの『上高地スノートレッキング』を更新しました。



1月5日 ()
先日、アウトドアスポーツ腕時計でおなじみの、スントのコアをご購入いただいたお客さまから、操作ボタンがまったく反応しないということで、お店におもちいただいた。そのお客さまは、弊店で購入され、ご自宅に戻られて、初期設定をしようとしたところ、右側の真中のボタンがまったく反応せず、設定すらできずに、そのままお持ちになられた。そのスントをいちどお預かりして、メーカーに問い合わせたところ、もちろん新品交換ということでメーカーさんから代品を送ってもらうことになった。


BCマウンテンスクールの計画を2コース更新しました。



1月4日 ()
現在、ぼくは、7日に納車されるバックカントリーオフィシャルカー・ハイエース1号をどのように改造していくか思案中である。できれば、キャンピングカーのように、夢のある楽しい車にしていきたいところだけど・・・。この車は社用車で、登山教室の移動手段として使うため、教室に参加されるスクール生の皆さまが乗車されることが前提だから、あまりお下品な改造はできない。山に行くこともあるため、林道や悪路も走ることを考えると、エアロをつけて車高を低くして、ホイルのインチを大きくしてぺたんこのタイヤをはかせることもできない。だからといって、サファリラリーを走るデリカように、車高を上げて、でっかい4駆のタイヤを履かせるのもわるくない。しかし、ただでさえ車高が高いハイルーフのため、たぶんおかしい。そう考えると、グランドキャビンではなくGLにすればよかったのか?とりあえず1号は、見た目にはドノーマルのままが一番よさそうである。家族でお出かけする時に、茜空ちゃんが、DVDを見れるように、納車されたらまず、後部座席用に10インチのモニターチューンにしよっと。


1月3日 ()
今日も1日ほぼパソコンの前で過ごした。このお正月のまったりとしたときに、今期2009年のマウンテンスクールの計画をまとめる作業を進めている。本当は、昨年の10月までにまとめたかったが、忙しさにかまけて手をつけなかった。年が明けいよいよ、追い詰められたぼくは、ようやくエンジンがかかってきた。ぼくは、エンジンがかかれば加速は速い。・・・が、加速してしまうと、他のことや周りの景色が目に入らなくなることもある・・・。


BCマウンテンスクールの計画を更新しました。



1月2日 ()
今日は、来店されるお客さまも少なく、まったりした1日を過ごした。ぼくは、朝からパソコンの前に座り、このホームページのBCマウンテンスクールコナーのメンテナンス作業を淡々とこなした。ときどき、お客さまに呼ばれるが、基本的に穂高神社の参拝帰りに、登山ショップが珍しくて、入店される一般の方ばかりで、ぼくは、1日パソコンに集中できた。


1月1日 ()
ぼくのガイド先輩である赤沼ガイドさんは、蕎麦打ち名人。昨日の午後、お店に来られたとき「おおた、年越しそば食べにこないか。」とお誘いいただき、お店の閉店後に出かけてきた。うちの家族の茜空とユカは、30日から大阪の実家に行っていて、ぼくは、5日ごろまで1人なのである。赤沼さんのおかげで、一人ぼっちの年越しにならず、赤沼さん宅で、赤沼さんのギターを聞きながら、新年を迎えることができた。
BC穂高は、年末年始も平常どおり営業しているため、元旦の今日も、あさ6時にお店を開店した。さすがに、元旦はお客さまの来店も少ないが、今日や明日から、燕登山に出かけるため、不足している道具の補充や、山の様子を聞きに来られる方が目立った。この年末年始の天候は、この冬一番の寒気と、冬型の気圧配置で、北部の山は大荒れになる予報であった。お天気予報では、ここ北アルプスは、北部の山岳地域であるが、冬型の気圧配置の場合、安曇野より数十キロ北の大町市を境に、大町以北は大雪になり、南側は、晴れる場合が多い。北アルプスでは、爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳を境に天候は大きく違うことになる。冬型が強いと、北から押してきて、安曇野あたりでも雪になる場合もあるが、以外に天気がいいこともある。今回の冬型もまさにその典型的な形になっているようだ。年末の昨日も青空が広がり、燕岳より南の常念岳、蝶ヶ岳あたりは、風は強いけど、荒れる天気ではなかったようだ。今日も、午前中より午後には、地吹雪が少し強くなったようだが、街は青空の穏やかなお天気だった。とはいえ、あちこちで、雪崩や滑落などの遭難事故のニュースも聞こえてくる。昨年は、記録的な遭難ラッシュの年になってしまい、多くの方が、山の事故により命を落とした。今年は、山での事故、交通事故も、悲惨な事件なども、なんとか減少させなければならない。それには、人間一人一人の意識改善と、心がけで減らすしかない。

今年も、BC穂高は、非力な小さなお店ではあるが、山の事故を少しでも減らすことができるように、多くの方に夢と冒険と感動をサポートできるように・・・。北アルプス玄関口のひとつであるJR穂高駅前ロータリーで、登山の皆様のお役に立てれば、という願いをこめて、がんばっていきます。また、登山の初心者の方のための登山教室、安全な技術や知識を学ぶ、セーフティーセミナーを開催し、安全登山の普及活動に力を注いでいきます。