登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Feb.2010
2月28日 ()
あさ、雨が降っていたため、クラブのOさんに
電話をして、今日のBCスキー計画を問い合わせたところ
もう、白馬に向っていて、白馬は、小雪がチラついている
程度で、BCスキー計画は決行とのこと。

お店のウインドから見る外は、土砂降りの雨。

午後にご来店された、男女カップルさんは
彼女がマムートの25Lのリュックサックを
お気に入りのご様子で、何度も背負っては背負い心地を
確認されていた。

お話をしていると、旦那さまなのか?
彼氏から、スキーのご相談をお受けした。

お持ちのスキーにTLTを付けて
山スキーデビューされるということである。

足のサイズは、実寸で28cm。
ディナフィットの29cmのブーツでピッタリだった。

板は、今日お持ちになられていて、さっそく、
ビンディングを取り付けて、お渡しした。

お帰りになられるとき、お客さまから

「お身体に気を付けてください。」

と、暖かいお言葉をいただいた。






2月27日 ()
今日も、暖かい春のような一日だった。

お店の前に面した歩道には、道路に面した緑化スペースがある。

通常、そこは、県道であるため、長野県が保守管理する場所である。

しかし、そこは、お店をオープンさせる前から荒れ果てた状態で
まったく誰も手を入れることなく、雑草のジャングルと化して 放置されていた。

お店がオープンした3年間、県からも市からも誰もお手入れに来たことはない。

ただ、荒れてても見苦しいため、お店の前だけは、オープン当時から
ぼくが勝手に、緑化して、お手入している。

今日は、日中、気温も暖かく、雨のあとで、土も柔らかくなっていたため
草取りや、掃除をかねて、整備した。

すると、なん年か前に、ぼくが植えたチューリップの
球根が、新芽をだしていた。

もう春ですね。








2月26日 ()
世界ではじめて、雪崩ビーコンのアンテナを3本にすることで
スピーディーな捜索を可能にしたPIEPS DSPは、マイナーチェンジや
ファームウエアのバージョンアップを繰り返し、発表以来7年目になる。

約10年前に、世界ではじめてデジタル式2本アンテナビーコンを
発表したbca社のトラッカーは、今季の中盤に、ようやく
3本アンテナのビーコンを発表した。

それが、トラッカー2というモデルである。

トラッカー2は、3本アンテナにより、スピーディーな捜索はもちろんのこと
捜索範囲を75度に絞って、他のビーコン電波の影響を受けずに
捜索できるスペシャルモードが装備されている。

どちらのビーコンも捜索するための性能は、申し分ない。





2月25日 ()
2日間お休みして、東京に行って来た。

東京は暖かい。ものだと思っていたけど。
信州に帰ってきても、暖かかった。

まだ、2月なので、このまま春が来て・・・
というわけにはいかないが
20度という気温は、2月にしては異様に暖かい。

Mさんが
「スキーに行く気が無くなるわよね~。」

と、がっかりした笑顔で、ご来店された。

Mさんは、ご自宅が農家で、おいしいリンゴを栽培されている。
秋に収穫されたリンゴを、ジュースにされ、とても美味しい。

先日、この冬一番の冷え込みのときに、リンゴジュースを保管している
一升ビンが、寒さのために、何十本か割れてしまったそうだ。

ぼくは、月に4リットルのリンゴジュースを
定期購入されていただくようにお願いしていた。
しかし、そのジュースほぼ全滅だそうだ・・・

記録的な冷え込みのあとは、2月なのに、3000mの稜線で雨が降ったり
安曇野でも、今日は、気温が20度まで上昇したりと
寒暖の差が激しすぎるではないか。



そろそろ、春山、夏山のご支度を始められる
お客さまのご相談も、始まってきた。

3月に屋久島へトレッキングに行かれる
という男性のお客さまがご来店され、グレゴリーの
大型バックパックのフィッテングされた。

キャンプで縦走されるご計画で、その装備をいろいろ
ご相談いただいた。






2月23日 ()~24日 ()
東京出張のためお休み
させていただきました。







2月22日 ()
いま、東京 23時

19時にお店を閉店し
家族4人で、ハイエース号に乗り
高速道路を、走り、東京にやって来た。

明日は、定休日を利用して、久しぶりの
家族サービスである。

あいかわらず、ぼくも含めた子供たちやユカも
ディズニーランド好き。

明後日は、浜松町で、アウトドアブランドの数社合同の
合同展示会である。

ぼくは、LOWAの登山靴を見て、そのまま池袋へ行き
スキーの合同展示会会場で、ガルモント、G3、TRAB
ディナフィットの来期のラインナップを確認し、再び舞浜に
戻って、ディズニーシーで家族と合流して、長野に戻る予定だ。

舞浜のリゾートホテルに2泊し、展示会に行くなんて、
なんて贅沢な計画だろうか。

しかし、シーズンオフの2月の平日は、普段の3分の1以下の料金で宿泊できるので
実は、東京でカプセルホテルに泊まるよりも、一人分の宿泊料は安いのである。

今年のぼくのテーマは、時間の流れをゆったりと、遅くすること。

ぼくの人生、70歳までとしても、あと、たっぷり26万2800時間ある。

ガチャガチャと、時間が無く、忙しい、1年が速い人生とは、おさらばだ。

ということで、火 水の2日間、東京出張のため
お店はお休みさせていただきます。





2月21日 ()
はじめてご来店いただいた?お客さまから

「お身体は、もういいんですか?」

と、声をかけていただいた。

ぼくは、一瞬とまどってしまい

「はあ、まあ。」

としか、応えることができなかった。

そのお客さまは、お連れの方が靴を購入していただいた。

「お住まいは、お近くなのですか?」

こんどは、ぼくが声をかけると

「いや、まあ。遠くです。」

ぼくのさっきの返答のような感じだった。

おそらく、このHPをご覧いただき、ご来店された
お客さまだろう。






2月20日 ()
マムートの雪崩ビーコンは、パルスバリーボックスという
3本アンテナの最強機種で、細かく各種設定ができるため、
非常に便利な雪崩ビーコンである。

今月より、弊店でアップデートが可能になったバージョン3.0には
アドバンスモードとベーシックモードの2種類のモードが加わり
各種設定がまたさらに複雑になった。

この2つのモードでは、実際の機能や、操作方法が異なり
使い慣れたぼくたちでも、戸惑うところが多少あったことは、事実である。

先日、マムート社へ行き、マムート社のスタッフにいろいろ質問し、教えて
いただき、ようやく、理解はできたけど、これだけのことを、付属の取り説だけを
見て、理解できる人はどれだけいるだろう?という疑問を抱きながら帰ってきた。

弊店では、このビーコンをインタネットショップでも販売していたけど
このマムートビーコンは、設定や操作方法がわかりづらい人もいるだろう。
なので、店頭販売のみに切り替えることにした。

お店の状況にもよるけど、可能な限り、お店の外で、ビーコンを実際に起動して
操作方法や、使い方、など、ご説明したいので、ビーコンを購入される方は
時間に余裕をもってご来店していただきたい。

また、定期的に、ビーコンマスター講習を開催し、マムートやピープスの特性や
操作方法も含めた、ビーコン講習会を開催していく予定である。






2月19日 ()
iPhoneはすごい!

ぼくのiPhoneには、いくつかの便利なアプリを
ダウンロードして使っている。

ぼくの自宅も、お店も、WiFi無線LANを使用している
ため、iPhoneも無線LANを使用して、自動的に
インターネットに接続されるようになっている。

そして、iPhoneは、パソコンと同じように
インターネットでお買い物をしたり、アプリケーションを
ダウンロードして、いろいろなことに使えるのである。

ぼくが今一番、気に入っているアプリは、GPS Kitという
アプリで、1200円を支払ってダウンロードするアプリだ。

このアプリは、iPhoneのGPSアンテナを使い、カーナビの
ごとく、Googleマップ上に自分の位置が表示され、軌跡も
保存することが可能である。

また、驚くことに、TOPO(等高線入り)の地形図も3Dの影付きで
表示され、現在地も普通にハンディGPSのように使える。

ただし、GPSは衛星を使うけど、表示されるマップは、
Softbankの電波圏内でしか、表示されないため
今のところ、どんな山域でも使えるというものではない。

いずれ、マップデータをiPhoneのメモリーに保存して
使えるアプリが開発されれば、おそらく、GARMIN社の
GPSは、トレッキングや登山目的には、不要になるだろう。

電波圏内では、OREGON300のライト版といった感じで
自分の位置を確認するためなら、十分につかえるレベルまできている。

今は、ウォーキングや旅行、出張、サイクリングや、ツーリングに、十分使える。
ドコモの電波が使えるようになったり、もっとアンテナが日本中に整備されれば
山でも使えるようになるだろう。

もう少し時間がかかりそうだけど、今後の展開が楽しみである。

とにかく、道迷い遭難がなくなり、迷った人を探せるシステムや
SOSをどこからでも発信できるシステムが整備されることは
ぼくたちにとって、何よりもうれしく、感動的なことである。

PIEPS社からも、GPSを使ったSOS機器が発売される。

アメリカでは、SPOTというGPS機器が活用されている。

BC穂高が、いま販売に力を入れている、雪崩ビーコンや、OREGONなどの
GPS機器は、高価だけど、多くの人に持っていただき、使いこなしていただくことで
山の事故や犠牲者が少しでも減少してくれれば・・・という思いからである。

価格面や、販売方法では、メーカーさんや、他店さんからのクレームや
圧力もあり、定価での販売を強制される。営利も大切だけど・・・
と、凹むことも、たくさんある。

めげずに、これからも、便利なツールを多くの方に、ご紹介していこうと思う今日この頃である。

今後は、地図とコンパスの読み方、五感や知識の使い方、技術も必要なので、安全講習会を
もっと充実させて行くように努力しようと思う。

いつか、自分の力で、もっといい環境を作れるようになれたらいいな。





2月18日 ()
2日間たまったインターネットショップのご注文の発送準備で
今日は、あさから全速力。

全部で、10パッキンになり、中身は、ビーコンやGPSというBC電気屋さんである。

すべての発送準備が整ったあと、新たにご注文いただいたご注文のご連絡や
発送準備を整えたころには、外は真っ暗だった。





2月17日 ()
今日は、お店の営業日だけど、東京へ展示会に行くために
お店を臨時休業にして、朝一番の高速バスでノリちゃんと東京へ

11時に新宿へ到着。ノリちゃんとは、ここで別れ別々の行動をとる。

ぼくは、そのまま、山手線に乗り、浜松町の産業貿易センターで開催されている
ロストアローさんの会場へ。

ロストアローさんの会場では、BDのスキー、スカルパのブーツ、スマートウールの
アンダーウエアを見て、新宿に戻り、マムートジャパン本社へ向かう。

マムートの展示会は、入院していたときに開催され、見れなかったので
本社のショールームで、オーダーする商品を見せていただくことにした。

そこで、ノリちゃんと合流し、18時ごろまで、マムート社にお邪魔して
19時のバスで、帰ってきた。

来期は、BDの軽ーいスキーとスカルパのTLT対応ブーツもラインナップします。





2月15日 ()
昨年、マムートのビーコンをご購入された女性のお客さまが
今日、プローブをご購入された。

バックカントリースキーのために、少しずつ揃えられているようだ。

お話をしていると、ビーコンの練習の必要性を感じられていて
ご自宅で練習されても、建物のなかでは・・・・・

という切実な、お悩みを話されていた。

BC穂高では、毎年、雪崩講習会を開催しているけど
いままで、日程が合わないということで、まだ未参加である。

弊店では、オープンしてから、冬は3シーズン目である。
昨年は、雪崩ビーコンの販売数で日本一となる200台以上販売させていただいた。

今シーズンも、もう100台をゆうに超えている。
これだけのお客さまへ、アフターサービスも考えていかなければ
ならないなぁ。

と、お客さまとお話をしていて、感じた。

3月ごろ、弊店で雪崩ビーコンをご購入いただいたお客さまへ
雪崩ビーコンの練習ができる機会を作ろうか?






2月14日 ()
最近、バックカントリースキーを楽しまれる若い女性がにわかに
増えてきたように感じる。

今日、BCスキーのフルセットを揃えられた、Kさんもこれから
バックカントリースキーを楽しまれるようだ。

午前中に、ブーツやビンディング、スキーなどを選ばれて、
午後には、お渡しした。

ビンディングは、TLTビンディングで、ブーツは、幅が広めの
ディナフィットの4バックルブーツでピッタリである。

ブーツの熱成形は、午後のスキーをお渡しする時に
足形をとることにしていただいた。

靴は、午後に合わせるほうがいいと言われているからである。

Kさんは、いちどお出かけされ、その間、ぼくは、ビンディングの
取り付け加工、スキーシールのカッティング作業を済ませた。



午後3時ごろ、お店は、いつもの日曜日で、お客さまが出たり入ったり
ざわざわしたなか、Kさんが、スキーを受け取りに来店された。

サーモインナーブーツを温め、Kさんにビンディングの取り扱い説明や
シールの扱い方をご説明していると、横で話を聞いていたTさんご夫婦の
奥さま(かーちゃんと呼ばれているフリークライマー)が

「へ~、このシールは、誰がカッティングしてくれるの?」

と、スキーのサイドカットに合わせて、完璧にカット加工されたシールを眺めながら
ご質問された。

「ぼくです。ハハハ」

と、少し胸を張って、答えると、

「太田君も、丁寧な仕事ができるようになったわね~。」
「職人さんみたいだね。」


とほめられた。

かーちゃんは、ぼくが、カモシカ1年生のとき、約10年前からの
お付き合いで、お客さまというより、ぼくのクライミングの師匠である。

ぼくが、ガイド試験を受けた時に、かーちゃんは、なぜか講師で、試験官だった。
かーちゃんには、ぼくの実技試験も一部始終ジャッジされていたのである。

あの時は、今考えるだけでもドキドキする。
ぼくは、カモシカという登山のプロショップの店長で
試験管の人から、ガイドを目指す受験生、サポートしてくれる
先輩ガイドさんも、ほとんど、お店のお客さまであり、常連さん。
ぼくが、お店でアドバイスなんかもしていた人たちに囲まれていたのである。

その時の受験生50名中、合格者は、たったの4名だった。

その4名に入れたのは奇跡だけど、もし、あのとき、合格していなかったら・・・・
おそらく、人生が変わっていただろう。

ぼくも、少しは、進歩しているのかな?





KさんのBCスキーセット、板はムーブメントで、ブーツ、ビンディングは
DYNAFITのセット。とにかく軽い。





2月13日 ()
我が家は、ディズニーランドに行く話題で盛り上がっている。
今回は、2週連続で、展示会も絡めて、遊ぶ予定である。

ホテルも予約して、レストランや、ツアーなども予約した。
ぼくは、入院したことをきっかけに、仕事を半分にすることに決めた。

ぼくが入院中、ユカにはお店番をしてもらい、不便をかけた。
あかねは、そのあいだ、お友達のお家をはしごした。

本人は、楽しそうにしてたけど、毎日あそび疲れただろう。

今回のディズニーランドツアーは、そのときに退院したら連れていくと
約束した。


今日、飛騨高山から、ディナフィットスキーをフルセットでご注文いただいた
お客さまは、午前中にご注文いただき、午後にはお渡しすることになった。

お客さまは、松本に行かれ、その間にビンディング取り付け作業をはじめた。

ビンディングをとりつけながら、お客さまがご来店され、ご質問いただくと
手を止めて、お客さまに、ウエアやスノーシューなどのご説明など、その合間に
また、工具を持っては、置いて、ビスを締めたり、レジを打ったり。

TLTビンディングの取り付け、調整を完了して、スキーはそのままに
お取り寄せさせていただいた、お客さまに、冬登山靴のフィッテング。

その登山靴に、ガラクラ市で購入されたという、シャルレの10本爪のアイゼンを
合して見られたけど、残念ながら現代の登山靴には、相性があわなかった。

週末にレンタルスキーのご予約に来られた女性のお客さま用に
ディナフィットのレンタルセットを手配した。

Tさんご夫婦が来店され、旦那さまのスキーのご相談にのり、あれこれ楽しい
計画のお話しに盛り上がった。

そのあと、燕山荘の赤沼さんが来店され、タブスのスノーシューを5台
ツアー用にご購入いただき、そのまま車に積んで、持って行かれた。

夕方に、完成したディナフィットスキーのフルセットを受け取りに来られた
お客さまに、ビンディングの取り扱い説明を一通りさせていただき、お渡しした。

今日もたくさんのみなさまの、遊びのカスタマーサポートをこなした。





2月12日 ()
今日は、あさ6時に出勤し、長崎へ旅立つ、OREGON300のセットアップをはじめ、
マシーンにカップをセットして、エスプレッソを入れる。

昨日お受けしたスキーを作業台にセットして、パソコンのメールをチェックすると
オークリーのサングラスや、ビーコンのご注文が届いたので、伝票を作成。

はっと、気付き、エスプレッソマシーンに行くと、珈琲は冷めていた。

冷めた珈琲を捨て、ふたたび、マシーンにカップをセットして、エスプレッソの
ボタンを押し、電話を取ると、大阪のモンベル本社からの電話で、ついつい長電話
をしてしまい、電話を切った後に、エスプレッソマシーンに行くと、珈琲はやはり冷めていた。

その後、お客さまが途切れず、スキーのビンディングの取り付けは、手をつける
ことができず、作業台にそのままにされている。

熱い珈琲が飲めたのは、午後3時すぎ。

本日の通信販売の発送は、6個である。すべての商品の発送準備が整った、午後4時過ぎ
ガイドのFさんがご来店され、スキーブーツの熱成型用オーブンにスイッチを入れる。

熱成型用のオーブンは、ぼくが入院中に、スカルパさんから新しいオーブンが届いた。
いままで、使っていたオーブンは、ディナフィットさんからお借りしていたのもで
返却するために、スカルパさんより、オーブンを入れていただいたものである。

オーブンは、新型で、音も静かで、電源がタイマーになっていて、焼きすぎる心配が無い。

来期より、BDやスカルパのブーツ、トラブのスキーなども、ラインナップ予定である。





Fさんのブーツを熱成型するために、スカルパオーブンでサーモインナーを温める。





2月11日 ()
ガーミンのOREGON300の初期設定サポートの
ご注文を2台、あさからパソコンはふる稼働。

10時ごろ、これから、山スキーを始められる女性の
お客さまが来店され、TLTビンディングにて、セットを
組まれた。

次に、シリオ足の持ち主の男性のお客さまに、冬登山靴の
フィッテングである。

シリオの712の25.5で、フィッテングして、25.0の3E+が
ぴったりフィットだろうということで、在庫が無く、取り寄せて
再度フィッテングさせていただくことになった。

その後、次から次へ、お客さまがご来店され、気が付いたら
夕方の5時、お昼のお弁当を食べ、薬を飲んでると

大町のガイドのFさんが来店され、ディナフィットのブーツを
フィッテングされた。

あす、熱成型することになり、そのままブーツをお預かりした。

そのあと、フルメタルの重量級スキーのビンディングの取り付け位置を
付け替える作業のご依頼をお受けした。

そのスキーには、マーカーのビンディングが付いている。
そのビンディングの取り付け位置を後ろに2cmほど
ずらす作業である。

お客さまは、穂高のアルペンさんにご依頼されたが、板が太くて、ゲージが
セットできないということで、断られたそうだ。

弊店には元々、マーカーのゲージなど無いため、ゲージの代わりに
ノギスとスケールとマジックとドリルで、付け替え作業をする予定である。

作業は、明朝7じの静かな時間をねらって加工する予定。

問題は、このメタル板にビットの刃が耐えれるのか?





2月10日 ()
ガーミンのOREGON300日本版をご購入いただいた
お客さまから、GPSの設定にかんするサポート依頼のお電話
をいただいた。

東京にお住まいのお客さまで、主に自転車でお使いになられるために
オレゴン300にシティーナビゲータのマップソフトをご購入いただき
Uボルトでハンドルバーに固定するRAMマウントも同時に購入された。

一度は、パソコンにマップソフトをインストールしはじめたが
インストール途中から、英語表示になり、わけがわからなくなられたそうだ。

まず、ロック解除について、ぼくが電話口で、その設定手順に沿って
ご説明し、お客さまは、ぼくの指示通りに設定作業をすすめられ、ロック解除は
難なく完了した。

つぎに、インストールされたソフトを、一度、コントロールパネルの追加と削除から
マップソフトを削除していただき、もう一度再インストールし直していただいた。
一度、パソコンを再起動していただき、ソフトを起動して、環境設定をひとつずつご説明し
マップスースの転送作業まですすめた。そこまでで、約2時間ほどかかり、
無事に、マップ転送まですすめることができた。

ぼくは、むかし、パソコン初心者だったころ、GATEWAYのパソコンをはじめて
購入し、GATEWAYジャパンの24時間カスタマーサーポートセンターに
夜中に電話をして、ウインドウズ95の再インストールや、バイオスの設定
ハードディスクのパーテイーションの設定など、何時間もかけて面倒をみていただいた
ことがある。

そのとき、GATEWAYのカスタマーサービスのスタッフの方が頼もしく あこがれたものである。いつかは、こんな、仕事につきたいな。とひそかに想っていた。

お客さまのパソコンのDVDが突然ディスクを認識しなくなった。

ぼくは、お客さまに、DVDの裏側を確認していただき、異常が無いか調べていただいた。

指紋がベタベタと付いているご様子だったので、眼鏡ふきなどできれいに拭いていただき
DVDにもう一度差し込んでいただくと、今度は、認識された。

こういうアドバイスは、経験でしかできないであろう。

ぼくは、GATEWAYのカスタマーセンターのアドバイザーになった如く、
パソコンの設定や癖なども読み取り、お客さまを、誘導させていただいた。

とりあえず、転送作業がはじまり、数時間かかるため、閉店前でもあったので
今日のところは、ここまででお電話を切り、転送作業が完了したあと、明日お電話を
いただけるように、お客さまにお願いした。

転送作業が完了したOREGON300は、つぎに、コンパス校正をしなければならない。

そして、文字サイズや表示の設定をして、ようやく使えるようになる。

これは、また明日。


1月末ごろから、3月にかけて、毎週のように
アウトドア各メーカーさんの展示会が
東京や大阪で開催されている。

ぼくは、入院したことから、まだ
どこにも行っていない。

来週は、ロストアローさんや
タカダ貿易さんの展示会である。

そして、その翌週は、スキー各メーカーの合同展示会
もあり、2週連続で、東京行きである。

しかも、今期は、水曜日からの展示会開催メーカーさんが
多く、火曜日定休の翌日水曜日もお店を臨時休業にしなければならない。

どうせなら、2日間東京で遊んでこようかな。






2月9日 () 休 日
今日は、定休日。

娘の茜空(あかね)ちゃんを幼稚園のくじら雲へ家族全員で送っていき
その足で、松本のJTBさんへ車を走らせ、TDRホテルの
予約をとりに行った。

2月中の定休日前後は予約でいっぱいだったが、3月のはじめにお部屋が取れた。
さすがに、TDRはいつもいっぱいだ。

ぼくが、先日入院するとき、茜空に退院したら、ディズニーランドへ連れていくと
お約束した。

午後2時に茜空をむかえに行き、そのまま今度は、松本のカーディーラーさんへ

穂高のディーラーさんには、アルファードという車の展示車がなさそうなので
松本のトヨペットさんに行った。

すると、試乗車もあり、試乗させていただいた。


ユカが乗っているレガシィは、年式も古く、間もなく10万キロである。

最近は、エンジンルームのあちこちに油が漏れ、修理が必要な状態で
乗っている。

ぼくは、昔、赤いランクルに貢いでいたころ
修理は男の勲章だ。
くらいに考えていた。

7万キロで、エンジントラブルで修理がはじまり、毎年のように
あちこちを修理した。

13万キロで、オイルポンプや、ウォーターポンプ、セルモーターや
ラジエターなどを交換し、40万キロまで乗るぞ。と張り切っていた。

21万キロで、2回目のオイルポンプが故障したとき、エンジンのシリンダーヘッド
デフのガタつき、コンプレッサーの交換が来た。
実は、まだ、20万キロで一度も交換していないパーツがある。

それは、ミッションとクラッチ。そろそろやばい。

それらの修理代を見積もると、200万円オーバーである。

そこで、ぼくは、打ちのめされてノックアウト、ダウンした。

じつは、それまでに、もう一台ランクルが新車で購入できるくらい
修理代をつぎ込んでいたのだ。ぼくは、カモシカのボーナスのすべてを
5年間、ランクルの修理代に貢いでいたのだ。

結局、21万キロでぼくは、ランクルくんを泣く泣く手放すことにした。
そのとき、もう2度と、ポンコツを所有しないことを、心に決めたのであった。

だから、今のハイエース号も新車から5年乗れば、また新車に換える予定である。
ユカの車も、当然つぎは、新車の予定なのだ。

中古車は、低価格が魅力だけど、結局、故障や修理に悩まされる。
ぼくの経験では、新車を5年~10年で乗り換えていっても
20年間1台の車を愛して乗り続けても、出費が同じであることに気がついた。

故障や修理、レッカー移動、クレーンなどに振り回され、悩むだけ、
ボロボロのほうが損である。

松本のディーラーさんへ行く途中、ランクル70を何台も展示している
4駆専門店にも寄って、ランクルを眺める。やはり、ランクルはかわいい。
ほしくなる。未練がましく、愛するランクルに、心がよろめく・・・

ランクル70は、平成16年に新車の製造を中止した。

そのため、いまは、5年以上前の中古車しか手に入らない。
5年で7万キロとえば、修理サークルの始まりである。

だめだ、だめだ、と心に言い聞かせ、ランクル専門店から、ぼくは目をそむけた。

家族みんなでアルファードを試乗したら、ユカも、茜空も
歩海も気に入っているご様子である。

ディーラーのお姉さんに、アルファードについて、いろいろ説明していただいた。

ついつい、ハイエース号と比べてしまうが、アルファードには、
ハイエース号に無い装置や機能が目白押しである。

とにかく、シートや内装も号ジャスで、電動スライドドアが左右両側についている。

キーも普通のキーではなく、ボタンを押せば、エンジンが始動する。

また、天井に間接照明や、純正カーナビには18個のスピーカーが付いてムードも満点。

加速もスムーズで、動きは滑らか、視界も広く、内装も明るくて落ち着く。

うん、なかなかいい。





2月8日 ()
ぼくは、入院中に考えたことは
今まで、時間に追いかけられていたことに対する反省だった。

ぼくは、カモシカスポーツに入社した10年前から
自分の時間を自由に使えない環境にいた。

ガイドのときは、お店を創る夢に向かっていたから
仕事を見つけては、働きまくった。
最高で60時間掛け持ちで、働き続けることもあり
すさまじかった。

お店のオープン準備を本格的に始めた時から
オープンしてからも、とにかく、ぼくの時間を
お店の営業時間に変えた。

そろそろ、時間の使い方を考えよう。

時間に縛られた人生にさようなら。

もうすこし、時間的に余裕ができれば
気持にも余裕ができるだろう。

突然の入院生活は、快適だった。
時間に追いかけられることも
時間を追いかけることもない。

ぼくは、これからは、仕事半分でいく。
そして、自分の時間をたっぷり作り
楽しいことを始めよう。

と、決めた。

だから、お店の早朝営業も短縮させて
いただき、定休日も作らせていただいた。


明日は火曜日。定休日です。



BC穂高のOPENサインボードが完成!



ぼくが入院中に、ご注文いただいたUさんのムーブメントのスキー板にNAXOを取り付けた。





2月7日 ()
BC穂高 雪崩講習会 B 人命救助・セルフレスキュー
講師/ 山岸・太田 参加/12名 場所/栂池 協力・協賛/ACT・MAMMUT JAPAN

午前中まで、雪が降っていた。

今日の講習テーマは、人命救助で、雪崩発生から
埋没者の捜索、発見、救出、搬送までのトータル
セルフレスキューの流れを確認し、実施した。

講習会は、午後2時に無事終了。

BC雪崩講習A Bを終了された皆様からは

「充実した2日間でした。」(Fさん)

「学ぶことが多く、充実していました。」(Sさん)

「普段、誰にも教えてもらえない事が、たくさんあり充実した講習でした。」(Kさん)

「知っているつもりが、知らない事がたくさんあることに気がつきました。」(Mさん)

「埋没体験がよかったです。」(Iさん)


こんな、感想をいただいた。

雪崩講習会は、今期終了しました。
また来期も・・・









マムートジャパンさんから、いろんな景品をいただきました。





2月6日 ()
BC穂高 雪崩講習会 A ビーコンマスター・埋没体験
講師/ 山岸・太田 参加/13名 場所/栂池 協力・協賛/ACT・MAMMUT JAPAN

強烈な寒波で、白馬は昨夜から大雪である。

あさ、6時にお店を出発し、途中渋滞にはまり
到着時間がすこし、遅れてしまった。

栂池高原スキー場のゴンドラは、強風のため
運休するほど、大荒れの猛吹雪となった。

予定を少し変更し、体育館をお借りして
午前中の講習会をすすめた。

午後も吹雪はやまず、アルペンホルンの
裏庭をおかりして、ビーコン訓練と
埋没体験をすすめた。


トラッカー2がようやく、入荷した。

トラッカー2は、2年前から、カタログに載りながらも
販売中止になったりして、3年目のシーズン途中の入荷となった。

しかも、今期は、国内での販売数が100台の限定のようである。

3本アンテナで、スタッフのノリちゃんいわく
捜索するときの感度とスピードは、DSPより速い
かも・・・

ということで、操作もシンプルであつかいやすい。

とりあえず、テストしてみるため、1台をデモ機として
さっそく、使えるようにセットしてみた。

明日も、雪崩講習 Bがあり、会場に持って行こうと思う。















2月5日 ()
マムートジャパンのチーフと、電話でサポートを受けながら
弊店のパソコンに、マムートパルスバリーボックスのアップデート
プログラムをインストールする作業を行った。

アップデートには、スイスマムート本社から送られてきた
WLINKの無線BOXをパソコンのUSBにつなぎ
専用のソフトをインストールして、スイスマムート社の
WEBサイトから、V3.0プログラムをダウンロード。

BOXのドライバーをインストールして、一通り設定作業が
終了し、パソコンを再起動して、チーフから
アップデートの操作を順に確認しながら、旧バージョンの
バリーボックスに実際にアップデートしてみた。

作業は、問題なく完了し、電話を切り、もういちど、サンプル
のアップデートを試してみる。

パソコンのディスクトップに、バリーボックスのアイコンが
現れ、となりにPIEPS DSPアイコンが並んでいる。

アイコンをダブルクリックすると、アップデートプログラムが立ち上がり
本体のシリアルを入力し、そのビーコンの電源をSENDに入れる。

すると、ビーコンが勝手に反応し、パソコンには、ビーコンからのデータが
取りこまれる。

ピピッ!

という音とともに、無線通信にて、ファームウエアの書き換えが始まる。

マムート、かっこいい。

日本では、数件のショップで、マムートサービスステーションを設置される。
チーフのお話しでは、実際の稼働は、BC穂高が一番乗りだそうだ。

昨シーズンまでの、PULSE Barryvoxは、V3.0へのアップデートで
性能もアップする。

ユーザーさんで、信州方面へ、お出かけのときは
ぜひ、お店でアップデートをお申込みください。

すぐその場で、アップデートします。作業時間5分ほどです。
バリーボックスは生まれ変わりますよ。(アップデート3150円)





2月4日 ()
マムートジャパンさんから、パルスバリーボックスという
雪崩ビーコンのアップデートマシーンが届いた。

マムート社のサービスステーションとしてBC穂高は
バリーボックスユーザー様へのアップデートサービスを
開始する。

このボックスは、無線通信で、ビーコンのプログラムを
書き換えるシステムで、まだ、専用ソフトを弊店のパソコンへ
組み込まなくてはならない。

これで、ピープスDSPとマムートビーコンの最上位2機種の
アップデート、バージョンアップが、弊店で行えるようになった。

おそらく、このシステムが両方整っているショップは、日本で
北海道の登山店と、BC穂高の2店舗のみだろう。







2月3日 ()
あさ、10時までに診察と退院準備を終え
ぼくは、釈放された。

快適な入院生活は、夢のように去り
ぼくは、生まれ変わった。

しばらく、お店は、ほどほどに
明日から、平常通り営業します。





2月2日 ()
はやいもので、新しいオフィスで1週間が経った。
今日の診察で、あす退院できることが決まった。

先週、首の後ろ側に違和感があり、病院の診察を受けた。
先生から、検査をするために、1週間ほど入院してください。
と言われ、突然のことで驚いたけど、先生に従うことにした。

今回の入院は、薬の調整で、神経の回復力を調べることが目的で
入院中は、薬の投与と、簡単な診察と検査が、1時間ほどで
あとは、ぼくの自由時間だった。

ぼくは、ノートパソコンをベットに持ち込み、インターネット環境を
整え、ユカが営業してるお店と、オンラインビデオ通話を楽しんだ。

iPhoneを使い、ハンズフリーで通話しながらお客さまのお買い物を
お手伝いしたり、カーテンで仕切られた、ベットのオフィスで、パジャマの
住人がパソコンをパシパシ、普段できない仕事をこなした。

なには、ともあれ、ぼくの体の神経は、一時的にダウンしたけど
回復力に問題はなく、首の後ろの違和感は、薬の治療で回復するそうだ。


明日も、お店は、お休みします。明後日から平常通り営業します。





2月1日 ()
ゆかのMacBookには、Webカメラが内蔵されているため、Skypeを
試してみた。

ぼくが使っているDELLのノートには、カメラは内蔵されていない。

ゆかのMacにSkypeをインストールして、インターネット経由で
ビデオ通信してみた。

お店のMacからは、内蔵されたカメラからの映像が無事に届いた。

音声も内蔵されているマイクから入り、お店での会話もなんとか聞こえてくる
感じである。

お店も、今日は暇だったので、しばらく、Skypeで遊んだ。