登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


Jul. 2010


~ ~ 営 業 時 間 ~ ~


夏季営業 7月16日(金)~8月31日(火) 早朝 4:00~19:00 無休


秋季営業 9月1日(水)~10月10日(日) 朝 6:00~19:00 無休


※ツアーや登山教室で臨時休業する場合がございます。



7月31日 ()


【am4:25】
これから燕岳に登られるご夫婦の旦那さまが
テント泊のためのシュラフを忘れて来られた。

モンベルの#3をご購入され、今回ご使用後には
息子さんにプレゼントされるそうだ。

"息子に、良いプレゼントができた。"

"こんな時間にお店が開いてるとは、助かった。"


【am5:25】
地元のメンバーズ会員さまが、LOWAのPINTOを
ご注文に来られた。

BC社には、ブラウンカラーしか在庫が無く、お客さまは
お仕事でもお使いになられるということで、ブラックカラーを
ご注文された。

【am6:15】
夜行バスを降りるとき、登山靴をバスに置き忘れて
しまった男性のお客さまがご来店された。

"そろそろ、いい登山靴を買おうと思っていたので
丁度よかったです。"


"いちばん、おすすめでお願いします。"

まずは、足のサイズを測り、LOWA TAHOEの
UK9を倉庫から持ってきて、試し履きいただいた。

" お お お お お "

"今までの靴とは、ぜんぜん違います。"


と、お客さま。

試し履き用のブリッジデイルのソックスも気に入られた
ご様子で、靴下もいっしょに購入された。


【am7:35】
先週の土曜日に、神奈川から、足が痛くなる登山靴のご相談に
ご来店いただいたお客さまは、スカルパのクライミングブーツを
神田のIスポーツでご購入され、履いていたが・・・

足に合わなく、1時間も歩かないうちに、足が痛くなる。

ご来店され、足型を確認させていただくと、まったく合っていなかった。

店員さんは、無責任に、こんなもんですよ。
としか見てもらえず、誤って購入されてしまった。

お客さまの足型は、横綱級に横幅が広い。

シリオでも4E+でぴったりフィットだった。



神奈川から登山靴のフィッティングのためにご来店のKさん。シリオの4E+でぴったりフィット。



パタゴニアのHさんが、販売代理店の新規取り扱いについての
ご説明のためにご来店された。

バナーやアルミの看板など、お店に飾る看板や販促品をお持ち
いただいた。

これで、パタゴニア商品をオーダーできるようになった。

秋冬は8月からスタートということで、さっそく注文します。

この秋冬物で、ほしいモノがある人は、お早めにご注文ください。


パタゴニアは、ぼくにとって、特別な★★★★★ブランドのひとつ。とうとうこの日が来た。

パタゴニア商品をご購入の方、取り寄せでもOK。

先着20名様にパタゴニアステッカーを

プレゼントします。(画像のバナーではありません)





7月30日 ()


昨年の11月にLOWAのTAHOEをご購入された
女性のお客さまが、その登山靴をお持ちになられた。

先月、北海道のトモラウシで雨に降られた時に足が濡れて
いるのに気がついたが、こんな大雨ならしかたがないだろう。

と思っていた。

そして、先週も、雨の中歩いて、靴下がびしょ濡れになり
一緒に登っていた仲間の方に聞いたところ、だれも靴下は濡れていない
ということがわかり、自分だけびしょ濡れになるのはおかしい。

ということに、気がつかれた。

お持ちいただいた登山靴は、まだ濡れている。

この濡れ方は、普通ではないことは、すぐにわかった。

こういう場合、まずは、お預かりしてメーカーさんに
検査依頼を出すことが普通である。

登山靴メーカーさんから次にゴアテックス社へ検査依頼を出し
水漏れが無いか、水圧を当てて検査する。

検査結果がどうであれ、弊店では、快適な履き心地を保証しているため
修理不可能な場合は、新品と交換させていただくことになる。

もし、メーカーさんが補償してくれなくても、靴下がびしょ濡れになる、
快適でない登山靴は、ぴったりフィット保証の補償対象になるだろう。

とにかく、検査結果を待とう。



あさってから、涸沢から北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳~前穂高岳へ
北アルプス3000m級の峰々が連なる穂高連峰を縦走される
女性のお客さまが、リュックサックのご相談のためにご来店された。

今お持ちのリュックサックは、カリマーリュックは20Lで
山小屋2泊でしかも、穂高を縦走するには少々小さい。

2泊なら、30Lでもパンパンになるため、どうせなら、2泊の荷物が
余裕ではいるサイズにされるようにご提案した。

そして、オスプレーのケストレル48のレッドをお選びになられた。

穂高連峰を歩くのは、初チャレンジ。

他にも初穂高の方もいるが、経験者もいて

6人パーティで行動される予定。

スリル満点の穂高の岩場を、是非楽しんできて下さい。


明後日から、穂高に向けて出発される、Hさん。






7月29日 ()



今週末の登山のための準備をされている
お客さま中心にあさから賑わった。

はじめて涸沢に行かれるというお客さまは
お水のご心配をされていた。

涸沢へ行くには、上高地から入山することが
一般的で、上高地から約1時間歩くと明神池がある。

そこから約1時間で、次は徳澤とよばれ、氷壁の舞台に
なった徳澤園が建つ。

さらに1時間すすむと、槍ヶ岳と穂高の分岐点となっている
横尾に到着する。

ぼくは、ここで昔、道を間違えたことがある。

思い出せば、それは、途方も無く、歩いた苦い
経験であった。

ぼくの話は、さておき。

横尾までは、水を好きなだけ補給できる。

横尾から大きな横尾大橋を渡り、涸沢・穂高方面に向かうと
約1時間半で、本谷橋という小さな吊り橋にたどりつく。

本谷橋の少し手前に、湧水の冷たくておいしい水を補給すると
ここから先は、涸沢まで、水の補給ができない。

今の時期なら、本谷を出るときに、1.5Lの水があれば
十分だろう。

本谷の河原で、一服して、ここから本格的な登りがはじまる。

登りは、約2時間ほどで、涸沢にたどりつく。

そこから見る穂高連峰の雄大な景色はすばらしい。

山小屋 涸沢ヒュッテや涸沢小屋を利用するもよし。

テントを担いで、夜も大自然の中に身を任すもよし。


・・・そういえば、

昨日、穂高岳山荘の八郎さんが来店された。

いろいろ、山のお話しを伺いして、30分ほどだったけど
山を感じる、楽しい時間をすごさせていただいた。

はやく、ぼくも山で仕事ができるようになりたいなぁ・・・




靴のお手入れ講習を修了したLOWA娘。

次は、グレゴリーDEVA60Lで、テント登山デビューにむけて準備中。







7月28日 ()



あさ9時ごろ、ぼくは、お店の外回りのお掃除を
していた。

すると、お店の前にタクシーが止まり、お2人の
登山客風なご夫婦が降りてきた。

そして、ぼくは、掃除をつづけていると
そのご夫婦が、ぼくには気がつかないご様子で

"このお店見てみましょう。"

と、奥さまが話しているのが聞こえた。

そして、ご入店される奥さまが履いている靴が
ぼくの目に入った。

"変わった靴だなぁ。"

と思い、その靴をジロジロ見ていると

"ここのお店の方ですか?"

と、奥さまから声をかけられた。

"靴を見てください。"

と、その一言をお聞きして、奥さまが履かれている
靴が、登山靴で、しかも、ソールが無くなっている
ことがわかった。

そのご夫婦は、昨日の夕方に安曇野入りされ
BC穂高でお買いものをされていた。

けさ、常念岳に登られるため、一ノ沢の登山口から
歩きはじめたところ、途中で奥さまの靴のソールに
異常が現れたことに気が付き、引き返してこられた。


急いで、奥さまの足にぴったりの登山靴を探し
LOWAもミンガと言うモデルをお選びになられた。

今から、登山口にもどり、歩きはじめると
山小屋に到着する時刻が遅くなることも
予想される。

お2人には、山小屋に到着する時間が遅くなる
場合の、良い方法をお教えした。

それは・・・


「 山小屋さんに予約の電話を入れることだ。」

夏の最盛期は、午後になるとスタッフは、夕食の支度に
追われる。

通常5時30分ころから、夕食の1回目がはじまる。

その間際に、宿泊の受付をすると、夕食の準備が間に合わなく
なることもある。

そして、山小屋には、遅くても4時までに入らなければ
無謀な登山者、計画性の無い登山者、という疑いを
もたれる場合もある。

予約を入れて、到着予定時刻も連絡を入れ
夕食も、お願いしておけば、到着したときの
スタッフの対応が違うのだ。

山小屋を快適に利用するポイントは、予約すること。

とくに、到着時刻が遅くなる場合はなおさらである。

自分にとって、都合が悪いことは、できる限り
早めに伝えるほうが良い。




登山靴のご相談に来られた男性のお客さまは
Mショップで最近、靴を購入され、その靴が
足に合っていなく、痛くなるという。

さっそく、そのM社の登山靴風の靴と、お客さまの
足サイズなどを確認させていただくと、長さのサイズは
間違えていないが、M社靴特有の原因で痛くなることが
わかった。

"お客さま、この靴はやめましょう。"

ということで、LOWAのTAHOEでフィッティング。

お客さまは、TAHOEに足を入れた瞬間に

ぴったりフィットな声を発せられた。


"お お お おっ。" ←無意識に口から出るぴったりフィット声

"ぜんぜん違います。"


"最初から、ここに来ればよかったです。"

というお客さまは、足が痛くなる靴を購入され
慣らしのために歩かれたら、1時間で足が痛くなり
足の親指の爪のあたりと、中指に血豆ができたりした。

その後に、BC穂高のホームページをご覧になられ
今日、ご相談に来られた。

これで、快適な登山ができれば、安全な範囲内での
失敗経験はけして無駄には、ならない事をおつたえした。


今日も、BC-LOWAチームにおふたり加わった・・・



7月27日 ()


須坂からご来店のお客さまは、30年前から、LOWAのトレッカーを
愛用されている。

LOWAのトレッカーは、外張にヌバックレザーを使い、伸びないように
レザーを各パーツにカットして、縫い合わせることで剛性を増している。

そして、内張りの全面に、カーフレザーを張ることで、足を入れると
なんとも言えないフィット感と、やわらかくソフトに足あたりが気持ちよく
しかも、足の形に、馴染みやすい。

トレッカーは、LOWA社がはじめてトレッキングブーツというタイプの
軽登山靴を世に送り込んだとされている定番モデルである。

最近は、日本人の足型にプラシングされたWXL木型を採用し
さらに多くの方の足型に合うようになった。

内張りがカーフモデルは、ゴアテックスライナーモデルより
履き心地、フィット感に優れ、摩擦やこすれに強いため、長持ちする。

ゴアテックスモデルが主流になっている現代でも
LOWA社は、今でも内張りにカーフを施したモデルを
創りつづけている。

トレッカーは、TAHOEと同じWXLだけど、履いた感じは
やや細めの感じがする。

それは、内張りカーフと切り返し縫いによる形成のためである。
きついというよりは、フィット感が良いと言った方が良いだろう。

トレッカーは履けば履くほど、履き心地が良くなっていく。
レザーは伸びたり縮んだりしながら、どんどん、履いている人の足形に
なっていくからである。


30年来、LOWA社のトレッカーを履き続けているSさん。最新のWXLトレッカーを新調された。







7月26日 ()


ガーミンのGPS用マップソフトTOPOが
先月から、メーカーで欠品中である。

わがBC穂高にも在庫が無く、現在ご注文いただいている
5台のMAP60が、TOPOの入荷待ちで待機している。

すると、今日、メーカーさんからメールが来た。

MAP60の価格変更の連絡だった。

定価9500円(旧価格)から8500円(新価格)に変更される
とのこと。

今ご注文いただいている5台もその対象になる(1万円値引き)そうだ。


しかし、TOPO在庫切れの状況は変わらない・・・




経年劣化でウレタンミッドソールが破損した登山靴がソール交換のため持ち込まれた。



最近忘れかけていた、こんな姿の登山靴が持ち込まれてきた。

あまり見たくない姿であるが、捨てられずに、ソールの
張り替えに出されただけでも、まだましである。

しかし、この登山靴には、カビ菌がうようよいるかと思うと
気持ちが悪い。

今日は、みなさんに、登山靴のミッドソールの経年劣化
について少し、お話ししよう。

登山靴には、ビブラムソールと靴本体の間に、
クッション材として、ウレタンなどの衝撃吸収素材が
使われている。

そのウレタンやソールのゴムは、泥やほこりなどに
忍んでいる雑菌やカビ菌などが浸食し、長い間放置して
しまうと、菌が繁殖してしまう。

その雑菌たちは、何を栄養に生きているかと言うと
湿気などの水分である。

その雑菌たちが、湿気により元気に育つと
ウレタンなどに根をはって、加水分解という
加工を施してしまうのだ。

そして、挙句の果てには、ソールが剥がれたり、
ウレタンがボロボロになったり、このような醜い姿に
なってしまうのだ。

新品の登山靴には、泥などが付いていないため
お店に並んでいる登山靴には劣化は進まない。


たまに、東京などのショップで、まれに、湿気の多い
地下倉庫などで長期保存された登山靴には、発酵がすすみ
カビてしまい、こうなってしまうケースもときどきある。

自転車のタイヤのゴムを想像してほしい。

もし、3年も外に放置していたら・・・

タイヤやチューブなどのゴムは劣化して、ベタベタに
なっているだろう。

登山靴や他の靴にも同じことがおこるのだ。

一度山に行った後、締め切った靴箱、物置、箱に入れて
3年以上放置した靴は、ほぼ100%、加水分解がおきている
と考えてもいいだろう。



それを防ぐためには・・・

山から帰ると、きれいに泥汚れを洗浄し、お手入れして
長い間放置せず、すぐまた山に行くことである。

そうすると、劣化するよりソールの消耗が早いため
3年から5年で張り替える時期が来る。

できれば、最低でも1ヶ月に一度は、登山靴を履いて
お出かけください。

もし、3年以上しまいこんでいたいた登山靴があれば
山に履いて行く前に、ソールの張り替えに出すか
買い替えてください。

劣化が進んでいるか?ご心配の方は、状況を
確認しますのでお店にお持ちください。

もし、山の中で、ソールが剥がれてしまったら・・・




7月25日 ()


午前中、1時間ほどお店を休眠状態にして
豊科へハイエース号の洗車に行ってきた。

ハイエース号は、ポリマーコーティングを施し
ているため、洗車機の水洗いでピカピカの新車
のようになる。

ハイエース号は、ワイドロングボディーでハイルーフ
のミドル級のボディーのため、入る洗車機があまりない。

今のところ、豊科インター近くにあるコーナンGSの洗車機に
ギリギリで入るため、上お得意さんになっている。

それでも、ギリギリなので、車の停車位置は+-3cmくらい。

それよりずれると、エアブローのビニールホースが天井の角を
こすってしまうのだ。

ハイエースグランドキャビンの洗車にお困りの方は、
豊科インターのGSに行ってください。

たまたま、今、洗車券を30%割引でキャンペーン中
だったため、4枚購入して帰って来た。

洗車機は、ボディーにキズが付くという人がいるけど
コーティングして、洗車ブラシで軽く洗った方が
タオルでごしごし拭き取るより、じつは傷にならないのだ。




【お知らせ】

BC CLUB会員さまのご友人の方が
17日より単独で北鎌に向かい、行方不明に
なられている。

県警や地元遭対協、ご友人グループが空からも
陸からも、捜索活動を続けているが、いまだ手がかり
もつかめていないそうだ。

ご友人グループは、17日~18日にかけて北鎌に
登られた方の情報提供を求めている。

情報提供のお願い





7月24日 ()


【am5:45】
登山靴を忘れて来られた女性がご来店された。

その女性は、足の長さが24.0cm、横幅はLOWA足の
持ち主のため、LOWAメリーナをフィッティング。

お客さまは、5人ほどのグループで遠方から
蝶ヶ岳へ登山に来られた。

フィッティングのとき、お客さまは靴紐の締め方が
緩いため、ぼくが締め直し、そのまま履いていくように
お願いした。

今日、履いて登る登山靴が決まった瞬間、お客さまは
目をうるうるさせながら

"神様が、目の前に現われたみたいです。"

"助けてくださり、ありがとうございます。"


とぼくに言った。

お客さまは、LOWAを履いて、手を振りながら、元気に
皆さんの待つワンボックスカーに乗り込んだ。

仲間の皆さんの拍手喝さいが、車の中から聞こえた。



【am6:25】
ご来店されたお客さまは、テフロンのきいたフライパン付きの
トランギア製コッフェルセットをご購入され、登山口に向かわれた。

今夜の山ディナーは、すき焼きなのだそうだ。


【am7:10】
登山靴のフィッテングのご予約をいただいた男性のお客さまが
神奈川からご来店された。

お客さまは4カ月ほど前に、東京神田にあるIスポーツ登山店で
スカルパのトリオレというクライミングブーツを店員さんに
見てもらい購入された。

お店では、店員さんに小指が当たっていることを伝えたが

"こんなもんですね。"

というだけだったそうだ。

お客さまは、履いていれば馴染んでくるだろう。

と勝手に思い込み思いこみ、購入されたそうだ。




お客さまの足と、スカルパトリオレUK8を並べてみた。I神田の店員さんしっかりしてください。



しかし、履いても、履いても、足は痛く
辛いため、ご相談に来られたのだ。


"お客さま、もうこの靴は、やめましょう。"


悲しいけど、お客さまには、この靴では、ない。

登山靴は、1歩が快適でなければ、山歩きは、楽しめないのだ。

写真のように、スカルパのクライミングブーツの
先端の細さと、お客さまの扇形の足型は
まったく水と油の関係だ。

靴のお悩み相談をお受けするとき、あきらかにショップのミス
である場合、客さまに購入された店舗名をお聞きする。

すると、東京、千葉、横浜などでは、よく聞く有名なお店
ばかりで、ときどき高田馬場とお聞きすると悲しくなる。

みなさん、けして、変なお店では購入されていないし
登山を専門にされているお店ばかりである。

人それぞれ足の形があり、足にぴったりの快適な
登山靴を追い求めると、弊店では、LOWAとシリオで
ほぼ95%の日本人の足に快適な1足を見つけること
ができるようになったのだ。

それが、太田セレクトなのである。

LOWAやSIRIOは、ドイツとイタリアで生産され
品質や美しさも最高レベルである。

東京のほとんどのお店は、数をこなさなければならなく
雑誌の流行や、売れるから、利益がとれるというような目的で
販売されている。

なにも、スカルパが悪いと言っているのではない。

クライミングブーツは、槍や剱、穂高などのバリエーション
を楽しむためには、岩場での安定感が良い。

足先を絞った細い靴にクライムゾーンと書かれたソールは
岩場でのグリップ力もありそうだ。

クライミングブーツは、長い下りの事はあまり考えられていない。
あくまで、登り優先で開発されているのだ。



お客さまの足と、今存在する登山靴を絞り込んでいくと
横幅はシリオ4E+横幅と長さの関係は、26.0cmで
ぴったり足の持ち主であることはわかった。

しかし、残念ながら、BC穂高に在庫がなく
週明けに入荷してから、もう一度ご来店いただくように
お願いした。

"自分の足に合う登山靴が手に入るのなら、何回でも来ます。"

と、お客さまは、帰られた。




LOWA TAHOEでお手入れ講習にご来店のお客さま。次はご家族で北海道に行かれるそうだ。


夕方、横浜からご来店されたご夫婦は

"これから、テントをはじめます。"

ということで、テント泊に必要な装備を
装備表を見ながらご説明させていただき
順番に揃えていく。

まず、テント泊に必要なバックパックは
ぼくの一番お気に入りのグレゴリー大型パック
バルトロ70LとDEVA70L。

サイズフィッティングをさせていただくと
奥さまのハーネスサイズは14インチのWXSでアンダー
スロットル。


旦那さまの背面サイズは、17インチのMSSサイズで
アッパースロットル。

ショルダーパッドやヒップパッドは、標準装着のまま
でフィットした。

つぎに、テントは、3人でご利用をお考えで
1人でも快適で3人まで使えるトレックライズ2を
お選びになられた。

ぼくの説明も、トレックライズ2寄りになっている。

太田セレクトショップなので、お許しください。

テントの設営の仕方など、外のロータリーの芝生を使い
ご購入されたテントを実際に設営しながら、風に対する
注意事項などを中心にご説明させていただいた。

テント泊を快適にするには、コツがある。

それをすべて伝えたいけど、テントの張り方の説明と
危険なことについてのご説明で、精一杯である。

テントで、一番危険なのは、風で飛ばされて滑落したり
テントが破損したり、酸欠や一酸化炭素中毒で命を落とすこと。

テントの火災などもときどきあり、冬になれば、軽い雪崩でも
埋まってしまえば脱出は困難である。

テントで亡くなる事故も毎年のように発生している。

張り綱一本でも手抜きは禁物で、真剣に張らないと
不用意に飛ばされることもある。

などなど、まずは、危険な実例を順に、安全面の重要な
ポイントをご説明させていただいた。







7月23日 (金)


梅雨があけて、海の日が過ぎると、毎日猛暑がつづいている。

夜も蒸し暑く、ここ数日は、お店でも自宅でも、エアコンに頼って
生活している。

エアコンのせいか、最近鼻声、なんだか風邪っぽい・・・


新入荷ブログの更新ペースが遅くなってしまっている。
だからといって、最近何も入荷していないわけではない。

毎日、新入荷した商品の段ボール箱が、玄関に山積みになる。

午前中は、通販でご注文いただいた商品の発送作業や
取り寄せの手配、入荷した段ボールを検品して、値段を
付けて、店頭に並べたり、一時倉庫行きをわけて片付ける。

午後1時ごろから、ご来店されるお客さまに対応し
6時ごろには、集中力が尽きている。

登山靴のご相談は、ぼくの集中力が満タン中の午前中か
遅くても空っぽになる前の午後5時までにお願いします。






7月22日 (木)


C3fit(シー・スリー・フィット)は、パフォーマンス
スポーツウエアを専門に開発する専門ブランド。

ゴールドウィン社が、ノースフェイスのバイオテックス
部門を、独立させて立ち上げた事業部である。

最近流行となっているファンション的なアイテムとしても
知られるスポーツタイツだが、C3fitは、身体にこんな
影響を与えてくれるタイツである。


1、血行促進で、運動時の身体のコンディションを整える。
酸素や水分が身体の隅々まで行きわたり、疲れにくい。

2、スポーツ中はもちろんのこと、お仕事などスポーツ以外でも
身につけるとむくみや疲れなどを軽減。

3、UVカットUPF40以上の機能。

4、立体裁断が身体や動きにフィットして、ずり落ちにくく
履き心地を快適にしてくれる。

5、メンズ・レディス、すべてのサイズの試着サンプルが
用意されているので、購入前に試着してぴったりなサイズを
選ぶことができる。


CWXなど他のメーカーなどにないC3fitの特徴は
身体の動きを徹底的に研究し、裁断された立体裁断構造である。

従来のバイオテックスタイツとC3fitを並べてみると
その裁断や形状がまったく違うことがわかる。

平面的な構造では、身体の動きに対して、キツイ場所や
緩い場所ができてしまい、ウエストがずり下がったり
膝の位置が下がってきたりする。

C3fitは、身体の動きに対して、均等にフィットするため
そういった傾向を徹底的に改善された。




上がC3fitで、下が、従来のバイオテックスタイツである。サイズは共にメンズMサイズ


Hさん(女性)がご来店された。

軽いウォーキングからトレッキングまで楽しめる靴を
お探しで、LOWAのローカットシューズを購入された。

そんなとき、スポーツタイツのC3fitが入荷したため
たまたまお店にいたHさんに見せると、少し興味をもたれた。

試しに試着用のサンプルを試着され、気に入ってしまい
入荷して、お店に並ぶ前のC3fitをご購入された。

Hさんは、現在CWXをお使いになられている。

CWXは緩く、歩いていると、ウエストや膝がずり下がり
あまり履き心地が優れないという。

C3fitは、独自の立体裁断と生地の伸縮性が他のタイツと
比べ物にならないほど、すばらしい。

ガイドスタッフのノリちゃんも、メーカーさんからテストを
依頼され、この春から、着用している。

いまは、ガイドの仕事で、スイスやイタリアあたりの国境付近を
ウロウロしていることだろう。


そのノリちゃんも、C3fitは履き心地が気持ちよく、筋肉痛にも
ならないんです~。

太田さん、これ、いいですよ~。

と言っていた。

最近の雑誌などの写真を見ていると、若い女性を中心に、
スポーツタイツは、ファッションの一部ともなっている。

ファッションであり、履いているだけで、血行を促進し
身体のコンディションを整えて、パフォーマンスを向上して
くれるのだから、試してみても損は無い。

ぼくは、サポートタイプのテスト用を使っている。

このタイツを履いて歩くと、スイスイと足が前に出る感じで
たしかに疲れにくいように感じる。

まずは、登山教室で、C3fitを履いてみようと思う。






ご試着されて、履き心地と、締めつけ感の気持ちよさに感激されているHさんの足。





7月21日 (水)


連休中のグレゴリー大型バックパックの
補充分が、今日入荷した。

在庫の補充と、お取り寄せのご注文分2台
ぼくが購入するためのパリセード80Lも入れて
15個が段ボール8パッキンで入荷。

半分は、店頭に補充し、半分は倉庫行き。

ささっ、と片付けて、パリセード80のMサイズを
袋から出し、さっそく背負ってみた。

カラーは、アイロングレーで、バルトロ70と
同じ、今年のニューカラーである。

背負い心地は、バルトロとほとんど変わらないが
背中の熱成形フォームの感触が気持ちいい。

じつは、先日、パタゴニアの展示会に行ったとき
展示してあるパタゴニアウエアの来年春夏ウエアを
見ているとき、グレゴリーのバックパックを背負った
ディスプレイが目立っていた。

中でも、パリセード80を背負ったディスプレイを見て
ぼくも、ほしくなってしまったのだ・・・



最近、ぼくの中の物欲の神様が、パタゴニアの新規取扱に
便乗して、暴れはじめている。

BC穂高は、太田セレクトショップだからしかたがない。

なんといっても、ぼくが、ほしいから、このお店に並んでいるのだ。

パタゴニアの来年春夏用のオーダーをまとめて、パタゴニア社へ
オーダーシート形式のEXELファイルをメールに添付して
先ほど送った。

オーダーには、もちろん、ぼくが購入予定のお仕事着、普段着や
山用のウエアも目白押しに盛り込ませていただいた。

お仕事着は、会社のユニフォームとして、BC社から支給してもらおっと。



BC社スタッフ代表 "・・・ということで、社長、よろしいですか?"

BC社社長 "あ、いいよ。ぼくの分も頼むよ。"



7月20日 (火)

グレゴリーのDEVAやBALTOROなどの大型リュックは
AFSサスペンションにより、ショルダーハーネス、ヒップパッドが
カスタマイズできる。

パックのハーネスサイズは、メンズモデルでS~L
レディスモデルでXS~Mが用意され、それぞれの
サイズのショルダーとヒップパッドが、交換用に
用意されている。

ほとんどの方は、標準にセットされたサイズでフィット
するように設計されているが、身長が高く細身の方や
その逆の方、ご購入時は無償でフィッティング担当者が
見てカスタマイズされる。


そのため、グレゴリーのオーナーは、自分の体型に
フィットするようにカスタマイズされたセミオーダーの
ような背負い心地のバックパックを体感していただけるのだ。

こんな発想は、グレゴリー以外に無い。

中型30~50リットルクラスのバックパックでは
カリマー、オスプレーなどリュック専門ブランドで
良いパックはたくさんある。

テントを背負う大型パックは、重い荷物を背負うため
より、快適な背負い心地が求められる。

以前、ぼくは、ショップオリジナルとして制作された
リュックサックを数多く販売していた。

そして、そのリュックを自分でも背負っていたが
グレゴリーと出会って、それが間違いであったことを
実感させられた。

パックにかける情熱や、技術において、まったく
次元が違うのだ。

この広い世界には、開発者の情熱が注ぎ込まれた
素晴らしい製品がたくさんある。

優れたモノ、情熱が注ぎ込まれたモノは、美しく
また、輝いて見える。

LOWAやSIRIOもそのひとつである。

BC穂高では、この秋からパタゴニアのウエアを
扱えることになった。

これで、ほぼ完ぺきな、太田セレクトショップとして
快適に山登りを楽しむための道具だけが揃うお店になった。

お店が大きくなると、利益を追求してしまい、オリジナル製品や
ブランド、粗悪な商品に片寄った販売をするお店もある。

とくに最近目立つのは、クライミングように開発された
派手なカラーのブーツを、登山道を歩くトレッキング目的の方に
すすめるお店がある。

とくに、数日の縦走や軽登山に、底の硬いクライミングブーツを履いて
歩いていると、足が痛くなる。

足が痛くなると、身体は連鎖的に、腰や膝などにも負担がかかる。

クライミングシューズメーカーさんが作る派手なデザインの
マウンテンブーツ、マウンテニアリング、アルパインブーツ
というカテゴリーのブーツは、あくまでヨーロッパアルプスや
アメリカの岩場や氷の壁を登るために開発されたブーツなのだ。

日本の一般的な登山道を歩くトレッキングと呼ばれる山歩きには
向いていない。

自転車で言うなら、ツールドフランス用のバイクに、
テントや荷物をぶら下げて、日本一周のツーリングを
するようなものである。

BC穂高は、一般的な登山道、北アルプスなどを縦走する登山
テント泊のバックパッキングに最適な道具、アイテムだけに
絞って、セレクトした商品やブランドを販売しています。



7月19日 ()


あさから、日差しが強く、暑い一日だった。


BC穂高は、今年の夏から、玄関を閉めて
エアコンをきかせて営業できるようになった。

BC穂高のお店は、北向き、日本海に向いて
建っているため、店内には、強い日差しは差し込まない。

だから、冷房パワーは、それほど強く無くても
快適に涼しい。

なにはともあれ、BC玄関の大改造計画で
丸太の師匠や、ステンドグラスの友樹さんの
芸術的な玄関工事のおかげなのだ。

丸太の師匠、友樹さん、ありがとうございます。




黒姫山で、LOWAデビューされたお2人。お手入れ講習で、登山靴は、ピカピカになりました。

登山靴のお手入れ講習にご来店された
若いご夫婦は、先日、黒姫山に登って来た。

日本海側の山域は、ぬかるんでいる登山道が多く
彼らも、ぬかるみに苦労されたようだ。

ひどいところでは、足首まで泥に埋まり
泥んこ登山になられた。

つぎは、北アルプスに登られるようだ。




お2人は、テント登山を目指して準備中。

次の登山は、旦那さまがグレゴリーのバルトロ70で

グレゴリーデビュー。

今年の海の日の連休は、何年かぶりに
好天に恵まれた。

BC穂高は、海の日連休の3日間、人気ショップに
なったか?のような大賑わいだった。

あさから、登山靴のフィッテング、大型リュックサック
のフィッティングなど、ぼくのこだわりトークや商品説明で
ぼくは、しゃべりっぱなし。


お店が閉店して帰るころには、ヘロヘロになり
夕飯を食べて、お風呂に入って、バタン休
な、夏営業初日だった。

毎日持ち込まれる登山靴の足が痛いご相談も
靴紐の縛り方や、歩き方の講習で、なんとか解決
できそうな状況ばかり。

この連休は

"この靴、やめましょう。"

と、言わなければならないレベルの
お悩み相談は1件も無かった。


ほとんどは、ソックスの改善、靴紐の締め方の改善
歩き方改善で解決されそうだった。




登山口で"新品だな。"とおじさんに声をかけられたYさん。

お手入れした登山靴は、見た目に貫禄がでた。

もう、新人さんには、見えないね。





7月18日 ()


4時からの営業も、3年目を迎え
だんだん地に足が付いてきた感じがする。

というのも、早朝にご来店されるお客さまが
早朝営業していることを、ご存じでご来店される方が
多くなった。


ご遠方から登山に来られたお客さまも
たくさんお立ち寄りいただけるようになった。

ここ数日でも、新規でご入会いただいた会員さまの
ご住所は、

東京、埼玉、神奈川、千葉、山梨、三重、静岡、愛知、奈良
大阪、京都、滋賀、岐阜、石川、富山、新潟 ・・・

長野県内や、安曇野、諏訪、松本からの新規会員さまも
いらっしゃるが、遠方からの方々が多いことにびっくりである。


登山道具は、人生を楽しむための道具であり
快適な山登りをサポートしてくれる道具である。




山から帰られて、お手入れ講習のLOWA娘




お昼ごろ、茜空がお店に遊びに来たが
お昼ご飯を何も用意してこなかったので
お店を一時休止して、近くのスーパーに
お昼のお弁当を買い出しに行って来た。

お店に戻るとBC駐車場に石川ナンバーの
4輪駆動車が止まっていて、お客さまが ご来店されていた。

お客さまは、ご夫婦で、南アルプスを登りに
行かれたが、道が崩れていたため引き返された。

その帰りにわざわざ足を運ばれたようである。

奥さまが、靴でお悩みのご相談である。

お悩みの靴をお持ちいただき、サイズや足型を
確認させていただくと、サイズが0.5mm小さい
サイズで履かれていた。

お客さまは、いつも、足が痛くなる登山靴で、
辛い登山を長い間されてきた。

サイズを測り、ぼくは迷わず、LOWA TAHOE
のUK5.5サイズを倉庫から持ってきて、お客さまに
足を入れていただいた瞬間、お客さまの表情は解けた。


石川のお客さまが帰られたあと、グレゴリーの大型リュック
コーナーをご覧になられていたお客さまにバルトロ70を
フィッティングさせていただいた。

お客さまは、ご夫婦で常念岳から下山され、
奈良に帰られる前にご来店された。

今お使いのリュックが少々小さいようで、テント山行の
荷物が収まりきらないようである。

旦那さまは、バルトロ70をご購入された。

メンバーズカードのお申し込みのとき、奈良から
登山に来られたことを教えていただいた。



若い小柄な女性というより、女の子という
雰囲気のお2人がご来店され、テントのご相談で
大型リュックと、テントの取り扱い説明をさせていただいた。

テントは、実際に外の芝生(ロータリー内)で設営しながら
強風時の注意事項を中心にご説明した。

お2人ともテントは全く初めてのようなので
たくさんのことを説明したいけど、あまり多くの事を
一度に話しても、理解できないだろう。

だから、今日は、基本的なテントの設営の仕方と
ペグの打ち方、テントの固定の仕方、設営中の不注意で
テントが飛んでいかないようにすることだけ、ご説明した。





7月17日 ()


今日から海の日の連休で、夏山シーズンに突入した。

梅雨も明けて、夏らしい気候がやって来た。

今日の朝一で梅雨明け宣言をだせれば
気象庁の天気予報も本物になるだろう。

お天気は、頬や肌に触れる空気と、目と鼻と口と耳で
感じて予測するものである。



丸太の師匠に制作いただいた"本日の営業時間"の看板です。

OPENの札が付いている時間で営業します。

しばらくは、午前4時から午後7時までの営業です。




あさ7時すぎに、登山靴のフィッテングに
ご来店されたお客さまは、夜明け前に
愛知県の自宅を出られ、高速を走って来られた。

お客さまの足は、LOWA足の持ち主で
TAHOEのUK8がぴったりフィットだった。

登山靴のフィッティングを一段落し、登山靴での歩き方や
靴ずれをしない歩き方、お手入れの仕方などをご説明させて
いただいたあと

いろいろ、お話しをお聞きしていると・・・


お客さまには、幼いお子さまが2人いて
あまり、山登りに自分だけが出かけるには
奥さまに気が引けて、出かけられないようだ。

"家族で楽しめる山登りをしたいのです。"

と、お客さま。

ぼくも、お客さまのお気持は、よくわかる。

ぼくも0歳の歩海ちゃんを
連れて山には、行けない・・・

だからと言って、自分だけが遊びに行くとなると
やはり、ブレーキがかかる。

山の仕事をしていても、自分の楽しみのために
山に行くことができないものである。

ぼくの場合は、家族といっしょに、ときどき
TDRに行って楽しんでいる。

最近は、山に登るより、多いかもしれない。


今日は、さすがに、夏山シーズン初日だけあり
BC穂高も、フル回転。

4足のぴったりフィット登山靴を
フィッティングさせていただいた。

あっと言う間に、朝4時から19時までの
15時間が過ぎていった。


東京のKさん(右男性)は、典型的なシリオ足の持ち主。

本人は、履きたい靴がいっぱいあるけど、なかなか足が合わない。

たくさん失敗し、捨てた登山靴もある。

ぼくが、3年前から、シリオ、シリオ、シリオと言っているのに

ぼくの話を、全く聞いてくれなかった。

そんなKさんは、今日やっと観念した。

3年前にD社の靴でご相談に来られて以来

はじめて、BC穂高の登山靴棚に手を出された。

そして、ご自分の足にぴったりフィットの

シリオ3E+をご購入された。


本人は、LOWAがほしかったそうだ・・・




7月16日 ()


三重県から会社の出張のため
松本のビジネスホテルに泊まり
そのホテルで朝食を食べていた。

ホテルには、大きなリュックサックを
持ったいかにも登山客なおじさんグループ
が泊まっていて、話しかけてみた。

そのおじさんたちは、山からの帰りに
このホテルで泊まられて、今朝帰られる
そうだ。

そのおじさんたちとの話から、このあたりで
登山靴を購入できるお店はありますか?

と聞いてみた。

おじさんたちの一人が

"穂高に行きなさい。"

"駅前にログハウスみたいな登山のお店があるから"

"そこで、見てもらえるよ"

"もう、あさ早くやってるから大丈夫だよ。"

と教えてくれた・・・・


という男性のお客さまがご来店された。

登山靴のご相談をお受けし、LOWAのTAHOE
がぴったりフィットだった。

お客さまは、登山靴をご購入されるとき
今朝のいきさつを教えてくださった。


松本から、登山を明日からはじめるために
登山靴をお選びに来られたお客さまは
あす、お知り合いに連れられて、山梨県の
山に登られる予定なのだ。

登山に必要な最低限の装備を揃えられる
ということで、登山靴、ソックス、レインウエア コンパスを揃えられた。

お手入れ講習は、明日の登山のあと明後日に
ご来店いただけるようにお願いした。




7月15日 ()


今週末から、早朝4時からの営業がはじまる。

人間は、習慣の生き物なので
一度できた習慣を変えるのに
苦労する。

ぼくの場合、今5時30分に起きる
習慣を、3時30分に変えなければ
ならない。

その習慣を変えるのに人は平均20日間
かかるという本を読んだことがある。

毎年、辛いのは、はじめの約2週間くらいで
それを過ぎると、自然に目が覚める
ようになる。

なるほど。

それは、山登りにも言えることで
初めての山登りは、けして楽ではない。

でも、回を重ねるごとに、だんだん楽になっていく。

歩けば歩くほど、山登りが楽しめるようになっていく
ものである。

体もメンタルも、うまくコントロールすると、それが習慣化して
楽に感じるようになるから不思議なものである。

楽に登る歩き方、靴ずれをしない歩き方、下りで転ばない歩き方
山登りにもいろんなコツがある。

そのコツをマスターすることで、ただしい山歩き習慣を身につけよう。



今週末には、梅雨が明けるだろう。
梅雨明け後しばらくは、午後の落雷、大雨に
ご注意ください。

とくに、キレットや剱などの岩場は
午前中の早い時間に
通過しましょう。

午後は、早めに目的地(山小屋・テン場)に到着し
ゆっくり、山を眺める習慣を身に
つけましょう。


7月13日 ()~14日 ()


パタゴニアの展示会&TDRトレッキング


いよいよ、展示会のシーズンがやって来た。

この夏の展示会は、パタゴニア社の展示会のみに
絞って、東京へ出張した。

13日の出張初日は、家族そろって、宿泊所のある
浦安のTDRのホテルMエントランスから、SEAに入り
一般開園前に、ゴンドラで船旅を満喫。

娘の茜空は、キッズだけの探検ガイドツアーに参加し
残された家族は、3人で、SSコロンビア号2Fのバーラウンジへ。

約2時間ほどのツアーが終了する待ち合わせ場所で
再び、茜空と合流し、夜10時まで遊んだ。



これから、TDS園内に隠された宝の鍵を探すツアーに参加する茜空





ミッキーと記念撮影


翌朝、車で横浜の大さん橋ホールに移動し、お昼から
パタゴニアのファッションショー形式の展示会に出席。

ちびたちは、ママと横浜の赤レンガ倉庫に遊びにいき
帰りは、自転車タクシーで戻って来た。

パタゴニアの本格的な取り扱いは、来年2011のSS春夏から
となる。

2010秋冬物から、弊店に並ぶ予定だけど、ファーストオーダーを
入れていないため、扱えるアイテムが限られてしまう。

2011の春夏モデルは、来年の3月から入荷する。


信州や北アルプスは、まだまだ、冬だよね。


パタゴニアの展示会に出席。パタゴニアの展示会は、商品説明を交えながらのファッションショー。





7月12日 ()


あさ7時30分に家を出て、松本の法務局
刺繍屋さん、役場を経て、銀行2件を梯子して お店に戻ったのは、10時10分。

その後、週末にご注文いただいた商品を発注し
通信販売の商品の荷造りを8個作った。

一段落して時計を見たら、午後4時を過ぎていた。

明日からの浦安TDR~横浜P社展示会ツアーのため
今日は5時半には閉店し、家族そろって
そのまま舞浜のホテルへ直行した。




7月11日 ()


今日は午前中に、槍や剱などの岩場を、余裕で歩けるように
なるための講習会のため、午後1時からの営業となった。

意外に暇~な、日曜日の午前中を活用してこれからも
できるかぎり毎週、スペシャルセミナーを開催していく予定。

次回は、8月の第一週の日曜日に

"あら不思議、ツエルトのひみつ。"

ツエルト設営方法から、いろいろな活用の仕方をお教えします。






雨の中、入口の庇の下でお手入れ講習。2人のシリオ娘




BC CLUB会員さま特別 スペシャルセミナーを開催!

今日は、槍や剱の岩場を楽ちんに歩く講習会。

10名ご参加で、岩場の歩き方を練習した。






ここの岩場の名称は、盗人岩。誰が付けたか、地主さんも盗人岩と呼んでいる。

高さは、10mほどの岩場で、ちょうど北アルプスの登山道などにでてくる
岩場を再現したようなロケーションである。







1回目のチャレンジは、みなさん緊張気味。

2回目は、高さや地形にも少し慣れ、落ち着いて
手と足を動かすことができました。








岩場の登り下りは、トップロープにて
安全を確保されているが、慣れない岩場と
高度感で、緊張感も抜群。


__


お店では、皆さんの、真剣な表情は、普段あまり見れないので
なんだか新鮮。

この練習は、何回でも受けて、自分に自信がつくまで
根気よく練習したほうがいい。

ぼくは、だいぶへっちゃらになったけど
最初は、緊張したし、自身も無かった。

慣れることも、大切です。







昨日、練習した8の字結び。

正しくできているか、みんなで確認しながら
ロープにつなぐ。

ロープを使うときは、懸垂下降でも、岩場での練習でも
安全のために確認、再確認が明暗をわける。

絶対にミスが許されない場面で、確実に落ち着いて
行動できるようになろう。













次回スペシャルセミナーは、「あら不思議、ツエルトのひみつ。」講習会の予定。



7月10日 ()


埼玉から燕岳を登りに来られた男性のお客さまが
第3ベンチまで行くと、膝に違和感を感じたため
引き返して来られた。

以前の登山では、無理を押し切って歩かれた結果
3日間ほど動けなくなられたそうだ。

下山後に、BCにご来店され、登山靴のご相談をいただいた。

お客さまの足型には、シリオ3E+のヌバックレザー26.5cmが
ベストフィットだった。


夕方4時から、スペシャルセミナーシリーズの岩登り教室その1のため
10名の参加者の方々が集まられた。

今日は、机上講習というより、歩道講習。

お店の外の歩道で、集まられた10名様に、ロープの結び方の練習を
マスターしていただいた。

途中、登山靴のフィッティングもこなしながら、8の字結び、インクノット
フィッシャーマンズノット、ダブルフィッシャーマンズノットなど基本的な
結び方を練習して、明日の岩登り講習に備えた。



次回スペシャルセミナーは、「あら不思議、ツエルトのひみつ。」講習会の予定。




LOWAのTAHOEでお手入れ講習のお客さま。履き心地はGOOD!



●BC CLUB セミナー&体験●

スペシャル講習会のおしらせ



■其の1

7月10日(土)~11日(日)

槍や剱の岩場を、へっちゃらに歩けるようになる講習! 1回目


【 現在 10名さま参加 募集終了 】
7月 10日(土) 16:00~18:00
BC穂高で机上講習・ロープの結び方

7月11日(日) 8:00~11:30
松川村西山城址公園横の岩場




7月9日 ()


ご夫婦で、明け方の早朝に千葉を出発され、登山靴のご相談のために
ご来店いただいたお客さまは、登山靴フィッティングのご予約を
いただいたお客さま。

今日のご相談は、旦那様の登山靴で、まず足が痛くなる登山靴を
お持ちになられた。

"この靴は、サイズが小さいのか、見てください。"

お客さまがお持ちの靴は、スカルパのクライミング用のブーツで
ICIの店員さんにすすめられて購入されたそうだ。

それは、クロとシルバーのコーデュラナイロンにメタリックブルーの合皮が
かっこいい。クライミングブーツである。

まさに、東京の登山店や、アウトドアファッション雑誌に並んでいる
靴で、登りはまだいいが、下りでかかとやつま先が痛くなり
3日ほどの縦走では、涙がでるほど辛い靴である。

お客さまに、アルパインクライミング用に開発されたブーツと、トレッキングや
バックパッキング用に作られたブーツの構造の違いをご説明した。

お客さまは、ご納得され、トレッキング用に作られた登山靴を
フィッティングさせていただいた。

東京あたりの登山靴屋さんでは、トレッキング用とクライミング用
のブーツを見分けて、販売されているお店は少ないようだ。

お客さまは、足の幅が広く、シリオ足の3E+でぴったりフィット。

"これで、また、山登りを楽しめそうです。"

とお客さま。

スカルパのブーツが悪いというわけでは、けしてない。

靴の目的と、使用方法がミスマッチしているだけである。

自転車に言いかえると、早く走るロードバイクで、ガタガタ道を
ツーリングしているようなもの。

クライミング用に開発されたブーツは、ソールの芯が硬く、ソールの素材にも
クッション性は無い。つま先は、足の指を中央に寄せることで、岩場で立ち込める
ようになっている。

かかとのカップが深く、足首がやや前傾した角度がニュートラル
な状態となっている。

デザインは、派手で、かっこよく、スポーティーな見た目。


クライミングシューズメーカーが作っている靴は要注意。



東京神田にある登山店では、1日100足ほどの登山靴が売れるそうだ。

スタッフは6人がかりで、とにかく回転させる。

丁寧に販売していたのでは、とても間に合わない。

一人のお客さまにかける時間との勝負なのだ。

時間を短縮して、ノルマをこなしたスタッフが評価される。

ぼくは、1日6人のお客さまのフィッティングで、
ぼくの手は、腱鞘炎になりそうだ。

靴紐の締めあげ方から、歩き方、靴のお手入れなどご説明をしながら
靴紐を何度も何度も締めあげていると、握力がなくなり、声が涸れる。

ぼくは、東京のショップでは、とても、やっていけそうにない。




ぴったりフィット保証書・・・登山靴のぴったりフィット協会 会長 太田



Happy Birthday Dear ゆかちゃん Happy Birthday To You.







7月8日 ()
7月に入り、夏山シーズンに突入した。

6月中旬ごろから

"これから山登りをはじめます。"

というお客さまが、毎日のようにご来店される。

まず、必要な装備から、どの山に登り、どこから
揃えていけばいいのか。

お客さまの目指す山登りに応じて、ご説明をしている。

今日ご来店いただいた男性のお客さまは、知人の方に
登山道具のことは、BCに相談されるようにすすめられて
ご来店いただいた。

近々、乗鞍岳に登られるということで、とりあえず登山靴を
新調された。

お客さまは、ぼくの一番おすすめでお願いします。

ということなので、お客さまの足型を見せていただき
LOWAのTAHOEのUK8を試し履き。

お客さまが、足を入れた瞬間、

"おおおー"

という声がでた。まさに、表情は、ぴったりフィットである。

しばらく店内を歩き回っていただき、もう一度サイズやフィット感を
確認させていただき、お客さまはTAHOEをご購入された。


午後にご来店いただいたお客さまは、シリオの611で
雨飾山を登って来られ、お手入れ講習のためにご来店された。

お客さまの登山靴は、ドロドロで、雨登山の様子がうかがえる。

雨飾山の名前の由来も、雨にちなんだ名前である。

お客さまのヌバックレザーのシリオは、お手入れをして
ピカピカになった。




コロニル秘伝のオイルで、お手入れ。




7月7日 ()
ゴールドウィン社が今期より、C3FITという
スポーツタイツブランドを立ち上げた。

C3FITは、スポーツタイツではじめて、医療機器として
認められ、血行を促進する効果を表示できるようになった。

もちろん、血行が良くなることは、山歩きだけでなく
普段の生活や、長時間同じ姿勢でお仕事をされたり
立ち仕事など、生活する毎日にも、健康に役だつ。

ただ、きつく締めつけるだけのサポートタイツから
健康管理に必要な着圧タイツに進化した。

着圧タイツで、血行が良くなると、酸素の補給がスムーズになり
筋肉痛になりにくく、膝や腰などの間接にもよく、運動時の
パフォーマンスが良くなる。

今日入荷したタイツは、レディスのみで、メンズは中旬の
入荷になるという。

ガイドののりちゃんや、ぼくは、試作中に、メーカーさんから
サンプルを送っていただき使っている。

今お使いのタイツが窮屈で、履き心地が悪いとお考えの方は
C3FITをお試しください。



ぼくのLOWA PINTO UK8.5が、ドイツからやって来た。

店長太田は、BC-LOWAチームの隊長である。

ぼくがLOWAと出会ったのは、11年前の1999年のこと・・・

そのころから、登山靴はもちろんのこと、ローカットシューズも
こよなく愛し、現在まで、ストラート2足、VENTO、レネゲードと
履き継いできた。

いまも、VENTOとストラートは健在で、今日から新しくPINTOが
ぼくの仲間に加わった。

PINTOはソールの貼り替えが可能で、内張りに革のカーフを使用している。
カーフは、登山靴では、トレッカーやバフィンに採用されている。

ローカットモデルでは、唯一ビブラムソールの
貼り替えが可能なシューズである。

ぼくは、そこにひかれたのである。

ソールを貼り替えて、永く愛用できる靴なんて
ヨーロッパ的な考えである。

ボロボロになるまで履けてこそ、良い靴に
出会えた。

と、心の底から、思えるのだろう。






ぼくのLOWA PINTO UK8.5が入荷した。
さっそく、箱から出して、ぴったりフィットコーナーに
もって行き、試し履き。

インソールを取り出して、足をのせ、全体の足型を
確認する。

このノーマル木型のPINTOでは、ぼくの足の小指は
少しはみ出している。







履いてみた。

足がすっぽりおさまり
気持がいい。

サイズはぴったり、小指もまったく
当たっていない。

靴紐をしっかり締め、店内を歩いてみる。

念のため、UK8も試し履きしてみたが
このサイズだと、小指があたってしまう。

つま先も少し窮屈だ。

ぼくにはやはりLOWAのローカットシューズの
ノーマル木型は、UK8.5がぴったりフィットである。







PINTOは、LOWAのローカットシューズで唯一
ビブラムの貼り替えができるモデルである。

毎日履けば、2年ごとに、貼り替え時期がくる。

・・・10年後には、ボロになったLOWAを履いて
ぼくは、地中海沿岸か、南米など、放浪の旅を
楽しんでいる。・・・だろう




7月6日 ()
今年の梅雨は、普通に明けそうだ。

来週の東京出張にむけて、LOWAのPINTを購入する
ことに決めたぼくは、けさ早々に、タカダ貿易さんに注文した。

PINTはLOWAの短靴(ローカットシューズ)の中で唯一
ビブラムソールの張り替えが可能なモデルなのだ。

クッション性もよく、内張りがカーフのため、履き心地も良い。

お客さまの中には、外反母趾の保険外交員の方もいらっしゃり
昨年購入され、快適に履かれているという。

ぼくも、いちど履きたかったので、東京出張で、とくに浦安で
長時間、歩きまわることが予想されるため、いまのうちに買っておこう
と決心した。


先日、お電話で、広島の男性のお客さまから、2足目のPINTを
ご注文いただいた。

LOWAの靴を愛されるお客さまには、たとえ今履いている靴が傷んで
履けなくなったとしても、同じ靴以外に履きたくない。

人がいる。

ぼくも、そのひとりだ。

LOWAは登山靴も素晴らしいけど、普段履けるローカットシューズも
すばらしい。

今のところ、ローカットシューズは、WXL木型がないため、細い木型で
0.5サイズ大きくして履くと丁度いい。

ぼくの場合、WXL木型はUK8、ノーマル木型はUK8.5という
ことになる。


7月5日 ()
毎年、クリスマスから、年末年始に開催している
冬山講習会の燕岳募集をそろそろ始める予定。

冬山には、夏山からの準備が必要なのだ。

たとえば、地形を覚えるために夏の季節にも
何度かその山を歩くことも準備である。

装備を少しずつ揃えていくことも準備である。

9月には、冬山事前講習会を行う予定なので
お楽しみに。


夏フェア開催中! 7月20日まで。
詳しくは、7月3日(土)発売の信濃毎日新聞の
北アルプスはみんなの山コーナーのBC広告欄を
ご覧ください。

その広告欄(メンバーズカードクーポン券)をハサミで
切り取るか、その新聞のページだけお持ちになり
ご利用ください。

C3FITスポーツタイツ、グレゴリー新製品、モンチュラ
KAVUハット、LOWA、ゴアテックスレインウエア
LEKIのスピードロックストック、オークリーサングラスなどなど

2010年の夏山シーズンを楽しむ新アイテムが揃っています。



今、あなたの装備で、足りないモノを

思い浮かべてください。



たりないモノは、夏フェア期間中だけ
お得にご用意くださいませ。

冬山夏山のご相談、毎日承ります。


7月4日 ()
登山靴のフィッティングのお客さまは、足の幅が広く
シリオの4E+のヌバックレザーを試し履きされた。

それでも横幅は、少し窮屈のようである。

ワンサイズ大きくして、厚手の靴下で調整し、なんとか
一番"まし"というレベルまでこぎつけた。

お客さまの表情から、とてもぴったりフィットとはいかない
ようだ。

あらゆる可能性を試し、なすすべもなく、お客さまは、
この4E+の25.5cmでお試しいただくことになった。

この靴が快適で、永く履ける登山靴なのか、どうなのか。

この登山靴を履いて山を歩いていただかなければわからない。
お客さまが笑顔になるか、がっかりされるか・・・

ぼくは、この登山靴が快適に歩けるのか自信が無いことを
お伝えし、ぴったりフィット保証書をお渡しするとき、快適でなければ
返品保証をご利用いただけることをお伝えした。



今日は、朝からぼくの携帯電話の電池が無くなっていたようで
お店の固定電話からも、携帯電話に無条件転送しているため、お店の
電話も不通になっていたようだ。

電話がかかってこない一日は、なかなか静かで仕事にも集中できた。


7月3日 ()
あさ8時から、登山靴のフィッティングのご予約をいただいた お客さまが順次ご来店された。

最初のお客さまは、千葉県から登山靴とグレゴリーの大型パックを
フィッティングのために早朝から車で走って来られた。

お客さまは、千葉のY登山店さんで、2年ほど前に店員さんにすすめられて
テクニカと書かれた登山靴の靴を購入された。

その登山靴風の靴は、シャンクが入っていなく、つま先やかかとのカップも
ふにゃふにゃで、履いているうちに、この靴でいいのか?疑問に思われたそうだ。

とくに、テントを背負っての山歩きには、足が痛くなるという。

一通り、靴を確認させていただき、ぼくの判断は・・・

"お客さま、この靴は、やめましょう。"

ということで、お客さまの足型からシリオの3E+のヌバックレザーの
登山靴で、フィッティングさせていただいた。



お客さまの足型は幅広のシリオ3E+足の持ち主。



登山靴のフィッティングが一段落したところで、お客さまは
テント泊用のリュックサックのご相談をいただき、グレゴリーの
大型リュックサックコーナーへ移動する。

グレゴリーのバックパックの背負い方をご説明し、実際に背負っていただいた。

お客さまは、テント泊用に70リッターをチョイス。

お客さまのバックレングスを、グレゴリーの専用ゲージで測定させていただいた。

ハーネスは、バックレングス19インチMサイズにきまり、ウエストベルトのパッドを
Lサイズに交換して、お客さま専用のグレゴリーバックパックが出来上がった。



グレゴリーのバルトロ70のMサイズフレームで背中がぴったり。


愛知からご夫婦で登山靴のフィッティングぬご来店されたお客さまは
お子さまが5才で、あまりきつい山登りには行けないという。

小さなお子さまがいるお客さまのお気持ちはよくわかる。

まずは、家族で、燕岳に登られることをご提案してみた。

それには、お父さんがお子さまを背負ってでも
歩く覚悟がひつようだ。


松本からご来店された女性のお客さまは、足のサイズは22.5cm
と小さめだけど、軽い外反母趾のでっぱりが少し気になられる。

先日ご来店された時、シリオの3E+を取り寄せさせていただき
今日、試し履きのためにご来店された。

お客さまは、シリオの3E+のヌバックレザーの登山靴に足を
通された瞬間に、今まで見たことがなかった素敵な笑顔になられた。

ぼくは、ほっとして、お客さまにしばらく店内を歩き回っていただいた。



シリオの4E+の男性のお客さまは、20年前のローバートレッカーを
履かれていた。

ご持参されたトレッカーをみせていただくと、長年のあいだに革は伸びて
4E+まで、広がっていた。

20年まえのLOWAは、ヨーロッパ人の足型の木型しかなく、つま先も
細かった。

お客さまの足は、かなり横幅が広いため横幅最大の4E+の25.0cmで
ぴったりフィットだった。


Iさんご夫婦がご来店され、フリークライミングを始めるための
必要最低限の装備を揃えられた。

ひとまず、大町の人工壁をご利用されるということなので
8月に入ったら、クライミングの初歩講習会を開催することに決めた。

一般募集もする予定で、人工壁の使い方、ロープやハーネスの扱い方、
ビレーの取り方、落ちる練習、クライミングの基本的な身体の動きなど
初歩的な講習会にする予定だ。

これから、クライミングを始めたい方は、予定を変更してでも
参加してみてください。

発表は、この日記で。


7月2日 ()
登山靴のフィッテングにご来店されたお客さま。

"店長と同じ靴をお願いします。"

と、ご来店された。

まず、足のかたちを見せていただいた。

LOWAでOKなので、専用のゲージで足のサイズを計測し
LOWA TAHOEのUK8を試し履きしていただいた。

ぼくのLOWAは、そろそろ10年近くになる。

10年も快適に履ける登山靴と出会えるなんてぼくは幸せだ。

足が痛い登山靴のご相談に来られるお客さまのなかには
購入して1年や2年で、買い替えられる方もいる。

先週ご来店されたお客さまは、新宿のショップで購入された
C社の登山靴を3回履いて買い替えられた。

愛知からのお客さまは、4足目にようやくLOWAと出会えて
歩くのが快適に楽しく、幸せになられたという。

足が痛い登山靴に当たってしまうと、何年履けようが
耐久性があろうが、どんなにかっこいいデザインだろうが
ソールの張り替えができようが、愛することはできない。

登山を楽しむには、歩く1歩1歩が快適でなければならない。

足が痛く、涙を流し、痛さに耐えながら山を歩いても
景色を楽しめることも無く、登山の感動も味わうことは無い。

経費やコストを重視する登山靴メーカーの靴は、チャイナ産
シリオはイタリア生産でLOWAはドイツ生産である。

登山靴を作る情熱が、靴の内側のペラペラなタグの一番下に
表示されたMADE表示に現われている。


※明日7/3は、登山靴のフィッテングのご予約でいっぱいのため
ご予約をされていない登山靴のご相談のお客さまは、4日以降にお願いします。

7月1日 ()
登山靴を買い替えられる目的でご来店された
お客さまは、最近、大阪から安曇野へ引っ越して来られた。

大阪にお住まいのころ、山登りをはじめるとき、何から
どう始めていいのかわからず、とにかく、有名なMショップに
駆け込まれたそうだ。

そのショップで、登山靴を試着されたとき、横幅を合わせるために
大きいサイズを購入された。

その靴がどうも合っていないような気がするということで
買い替えることもお考えで、弊店にご来店されたそうだ。

Mショップの靴をご持参いただき、まず、合っていないという
原因を調べさせていただいた。

お客さまの足の実寸サイズは、26.5cmである。

横幅は少し広めだけど、ほぼ普通に3Eでフィットする。

Mショップの靴は、27.5cm、インソールの長さは、
28.5cmである。

足の実寸から2cm大きいサイズである。

通常、登山靴は、足先に1.3cmの空間を作って履く
ことが理想的で、お客さまにとっては、7mmオーバーの
登山靴ということになる。

Mショップでは、お決まりの○○フィートというインソールを
店員さんにすすめられ、バッドコンビでご購入されたようだ。

お客さまの足には、シリオの3Eの26.5cmで、
ノーマルなインソールで、ぴったりフィットだった。

お客さまには、靴紐の締め方もマスターしていただき、
これで、快適な山歩きができるだろう。