登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高
朝一にご来店のお客さまは、福島から山を登りに来られたMさんご夫婦。春から秋まで使えるシュラフをお求めで、モンベルちゃんの#2番をおすすめした。というか、そのサイズしかない感じ。お2人仲良く、#2番で、GW後半戦に突入されるご予定。
昨年の夏にBC穂高でLOWAの登山靴をご購入されたKさんが、ご友人の関西方面から来られたIさんとご来店された。
今日は、Iさんの登山靴をフィッティングさせていただいた。
Iさんは、5年ほど履いていた革製の登山靴で、メーカーなどはわからないが、ソールが剥がれてしまい、現地で処分されたそうで、おそらくソールの張り替えで復活できるということを知らなかったという。
今度は、ソールが剥がれない方法とお手入れ、保管方法などをしっかりお話しさせていただいた。お手入れ講習の時は、Kさんも横でぼくの説明をお聞きになりながら、基本はマスターされているご様子で、Iさんにアドバイスもされていた。
燕から常念まで歩かれて、山帰りのとび丸さん(@tobimaru88)がご来店された。
ぼくは、ご来店のお客さまと、毎日、毎時間、山のお話しをしているため、みんなどこの山に登って、下りてきたか?覚えてられない。
ぼくの質問に、とび丸さんは少し「はぁ~?」という調子。だけどぼくは、気にせずいろいろ質問する。ぼくは、基本的に、質問されるより、質問する方が好き。
「雪はくさって、ずぼずぼ。」
ということは、誰に聞いても同じである。
ぼくは、くさった雪が嫌いだ。歩きにくいし、バランスを崩しやすいので、アイゼンでズボンやスパッツを破いてしまう。
GW明けは、ズボンやスパッツの破れ修理のラッシュが予想される・・・
4:50分から19:00まで営業。
ビーコンのレンタルサービスをご利用のお客さまのご要望で、今日は特別営業時間を変更した。
10:30から、登山靴のフィッティングご予約のお客さまが3名さま。
東京から大勢で山帰りに登山靴のフィッティングにご来店のNさんは、シリオの552というモデルでぴったりフィットだった。
Nさんがフィッテインング中に、仲間の方々は、お買い物をされたり、お昼のランチに行かれたり。
Nさんは、フィッティング後にお手入れ講習をお受けいただき、Nさんのヌバックレザーの登山靴はピカピカになった。
そのあともフィッティングがつづき、気が付くと午後2時をまわっていた。
夕方はすこし、落ち着いて、お仕事ができたが、GWらしく、登山前後の方々が、登山靴でザックを背負ってご来店される。
なかには、忘れ物や、装備の不足を補充されたり、山の状況をお聞きになられたり。
GW初日。約束通り、あさ6時にオープン。
すると、5時50分にお1人目のお客さまは、Kさん。
LOWAのTAHOE PROをフィッテング。しかし、あさの6時から登山靴のぴったりフィッティングをやっているのは、うちのお店だけだろうな?なんて考えながら、LOWA TAHOE PROのUK7.5が、Kさんの足にぴったりフィットだった。
Kさんは、ピントを所有されていて、ピカピカお手入れも2年生。講習はパスで、お持ち帰りになられた。
KさんがTAHOEのフィッティング中の試し履きの合間に、ぼくは、自分のピントをお手入れしようと、バケツに水を入れ、ピントを洗いはじめると・・・
まだ履けないことはないが、ぼくは、自分のピントを、新しいピントに買い替えることになった。
で、新品のブラウンのピントのUK8.5にワックス仕上げ1回目を施した。
今日は、GW初日で、お天気も良く、みんな山に行っているご様子で、ぼくは、いつものように、お店から、山の安全を見守る。
Yさんが、12本爪のアイゼンを購入された。モデルはグリベルのG12で、ハードな使用に適したアイゼンでる。
いつ見ても、G12は美しいアイゼンだ。さすがイタリアのグリベル社のデザインだけのことはある。
オンラインショップでご注文いただいたガーミンGPSMAP62SJのセットアップ作業をして、本日中に発送した。今日ご注文いただいて、セットアップ後の発送という速攻作業だった。
明日から、登山用具のレンタルのお客さまが何故か?殺到している。意味がわからないが、ビーコン12台、ピッケル&アイゼン、テント、シュラフのレンタルが完売。いままでそんなことはなかった。なぜだろう?
GWの明日から、ボードを担いで富士山のお客さまがご来店。シモンのロックスターを
調達された。雪とアイスの富士山は、滑りだしたら止まらない。
大阪からご来店されたお客様は、六甲山のバリエーションルートを開拓されるおじさま。登山道はもう歩きつくされたそうで、興味深いお話しをお聞きすることができた。
ぼくは、21才まで大阪に住んでいた。その頃は、山歩きにはまったく興味が無く、いたって、オートバイと車の若僧だった。
六甲山と言えば、おしんコーナーやナイトドライブ。100万ドルの夜景など。今考えれば、歩いておけばよかったなぁ~。
ところで、大阪からご来店いただいたお客さまは、LOWAのPINTOをフィッティング。
世の中は、着々とゴールデンウィークへ向かっている。
GW期間中は、あさ6時から営業する予定で、もう、あさってあたりから
GW期間中に、アイゼンやピッケルのレンタルのお申込みが毎日つづいている。
ぼくは、登山靴のフィッティングに明け暮れる毎日になるのだろうか。
安曇野の街中の桜がようやく満開を迎えた。光城山の登山道の桜は
もうじき山頂近くのブナと桜の広場に到達する。今週末は、お花見でにぎわうだろう。
長野市からご来店のお客さまは、いままで、シャンクが入っていないアウトドアシューズで山を歩かれていて、最近、歩くと足裏が痛くなるため、登山靴にバージョンアップされることが目的で、ご来店いただいた。
お客さまは、日帰りがメインだけど、普通1泊2日コースを日帰りで行かれるという。ハードトレッキングを楽しまれている。
ぼくは、いつものように、登山靴の構造をご説明する。シャンクがどういう役割をするのか、ウレタン、ラバーの特徴と役割、ゴアテックスフィルムが登山靴のどの部分にラミネートされ、そのゴアのフィルムを傷めないようにするには、どうすればいいのか、革製とナイロン製の違いと耐久性、ソールの張り替え時期、あと、お手入れ方法など。
一番大切な事は、自分の足型と登山靴の木型。ぴったりフィットな登山靴をみつけるコツ、登山靴にいろいろな横幅などをご説明しながら、足のサイズをゲージで計り、足型に合う登山靴を試し履きしていただく。
ぼくは、お客さまが登山用のソックスに履き替えていただき、ゲージに足をのせていただいた瞬間に、お客さまの足の気持ちに切り替わる。
登山靴を履いていただいているときも、どのあたりが窮屈なのか?緩いのか?その気持ちが伝わってくる。
いくつかの、サイズやモデルを履いていただき、その感想をお聞きするのは、これでいいのか最終確認であり、わからないから、手当たりしだい履いていただくというわけではない。
前後サイズ、幅広、細めの靴を試していただき、履き比べた感想をお聞きすることで、お客さまの足に気持ちがいい、ぴったりフィットがわかる。
長野市からご来店されたお客さまは、LOWA TAHOEのUK4.5でぴったりフィットだった。
お時間があまりなく、お手入れ講習は後日ということで、お手入れセットと登山靴をお持ち帰りになられた。
とりあえず、これをごらんいただいて、やってみてください。
富山からご来店いただいたOさん(女性)は、登山靴のフィッティングご予約のお客さま。
Oさんは今、LOWAのバンフという内張りがカーフモデルの登山靴を履かれている。そのカーフモデルの登山靴をご持参いただき、ソール張り替えをご依頼された。
登山靴のフィッティングは、まずOさんのリクエストであるLOWA TIBET PROから試し履きいただく。途中、TAHOEも試し履きされるが、TIBET PROの細めの足型がピッタリで、そのままLOWA TIBET PROを新調された。
LOWAのTIBET PROは毎年人気のモデルで、BC穂高では、入荷すると完売まで1ヶ月もたない。
今期も3月末に10足ほど、入荷してメンズは、あと1足で完売である。なんという人気なんだろう?次回入荷は5月末ということである。
BC穂高では、ヌバックレザーの登山靴のピカピカ推進を実現させるため、WAX仕上げ加工サービスをはじめた。
これは、ヌバックレザー登山靴を愛用されている全国の方が対象で、他店で購入された登山靴でもOKなのである。
いろいろ、BC社の独自調査によると、ヌバックレザーのお手入れ方法をしっかりケアしてくれるお店が少ない。
だから、日本中に、お困りの方がたくさんいらっしゃるようである。
弊店で購入いただいたお客さまは、お手入れ講習でピカピカ推進が進んでいる。
しかし、それだけでは、まだまだ足りないことがぼくの悩みの種なのだ。
そこで、昨年より、お手入れマニュアル付きのお手入れグッズの通信販売を始めさせていただいている。
しかし、それで日本中の登山靴がピカピカになるのだろうか???
ぼくのミッションは、あらゆる手を駆使して、履き心地の良いぴったりフィット登山靴を多くの方に普及させること。日本中のヌバックレザーの登山靴を、ピカピカのWAX仕上げに磨くことである。
もし、世の中に、100万足のヌバックレザーの登山靴があるのなら・・・
ぼくは、1年に1万足の登山靴を磨いて、100年かけて達成するしかない。
そして、さっそくY様から、ピカピカ WAX仕上げ3回加工のご依頼をいただいた。
1足目のWAX仕上げピカピカ加工のはじまりである。
安曇野の街に、ようやく桜の花が咲きはじめた。
これから、桜の花は、山に向かって咲きはじめる。例年より5日ほど遅いようである。
それが、何を意味しているのか?
昨年のGWの1週間ほど前の4月24日に、北アルプス穂高連峰の涸沢に向かって雪崩が襲った。
この時期の涸沢に雪崩が発生することは、とくに珍しいわけでもない。ごく普通のことで、騒ぐほどのことでもない。
涸沢という所は、雪崩の巣のような地形にあるため、多少大きな雪崩が発生しても、とくに珍しいことでもないのだ。
しかし、昨年の今ごろ発生した大規模な雪崩は、涸沢のど真ん中に建つ、涸沢ヒュッテという山小屋の建物を襲った。
涸沢ヒュッテの売店が吹き飛ばされるほどの雪崩である。
実際に現場にいたわけでもなく、目の前で見ていたわけでもないので、どのような状況だったかは推測であるが
いままで、この小屋開けの準備がはじまった後に、小屋を襲う規模の雪崩は記憶にない。
昨年の雪崩が異常だったのか?それとも、季節が微妙にずれてきているのか?
ある学者は、地球の自転角度がずれてきているという。
昨年の秋から冬の気候は、暖かく、秋冬物のウエアが、各メーカーかなり売れ残ったという出来事は
つい昨日のこと。
秋冬の入りが遅く、春のはじまりが遅く、夏も遅いのか?
いずれにせよ、GWという大型連休で、安全とされている涸沢に、ほんの1週間前に史上最大規模の雪崩が
襲った出来事は、去年の話である。
そんなことも踏まえて、GWの登山計画を考えてほしい。
富山からご来店いただいた女性のお客さまは、GWに山岳ガイド登山で燕岳に登られるご予定である。先日、そのガイドさんからお電話をいただき、今日、冬の登山靴のフィッティングに来られた。いまお客さまが履かれている冬山用の登山靴はハンワグのクレッターブーツのUK5.0である。
先日、山岳ガイドさんからお電話をいただいた時は、ブーツのサイズが大きくてぶかぶかなので、足に合う登山靴を見てほしい。ということだった。
お客さまがご持参いただいたハンワグは、確かにサイズが大きい。
お客さまはLOWAでサイズを1サイズ下げて、UK4.5で、微調整して、ちょうどいい感じである。
今日は、一日お客さまが途切れることなく、ぼくは、GWの涸沢バカンス、登山靴や、テント、大型リュックフィッテインング、ピッケル、アイゼンなど、ぼくのこだわりトークをたっぷり、いろんなお客さま聞いていただき・・・楽しい一日だった。
新潟からご来店されたご夫婦は、GWの登山の準備で、奥さまのアイゼンとピッケル、サングラスなどをお買いもの。
GWは、燕に行くか?涸沢に行くか?ぼくの意見を求められた。
ぼくは迷わず「GWは、涸沢バカンスでしょう。」とGWの涸沢の素晴らしさを並びたてる。景観は日本ではないような美しさや、おでんに生ビールにソフトクリーム。ラーメンにカレーに牛丼。あずき沢のルートどりの注意事項も付け加え、ご夫婦の計画を涸沢バカンスと名付けて、イメージを植え付けた。
北アルプス奥上高地に位置する槍ヶ岳と穂高の分岐点にある山小屋 横尾山荘スタッフの平野さん。
明日から、小屋明け準備のために入山される。お仕事用でもあり、休暇の山を楽しむ相棒にLOWAを新調された。
今年は、横尾山荘さんに泊まる家族の大作戦を計画中。子供たち歩けるかな?
「これから、山登りをはじめます。」
というお客さまがご相談のためにご来店されると、ぼくは、お客さまの生活環境や、山の経験などをまずお聞きする。
そして、BC登山部へ入部をご希望される方は、ウエルカムで、その方のライフスタイルに沿ったアドバイスをさせていただくように頭をひねる。
できることなら、皆さまのデビューを実際の山でサポートしたり、いろいろアドバイスがしたいところである。そんな、お店を目指して早5年。まだ、その環境が整っていない・・・。でも、いつかは、山とお店を職場にするぼくは、半々で楽しみたい。
11時ごろに、関東方面から登山靴のフィッティングのためにご来店いただいたSさんの登山靴のフィッティングをはじめる。Sさんの足型は、やや外反母趾が気になるけど、横幅はそれほどでもなく、シリオの3E+かLOWAのWXLか、お試しいただくが、Sさんには、LOWAのWXLが具合が良さそうだった。
フィッティング後にお手入れ講習。
Sさんのヌバックレザーの登山靴は、WAX仕上げで美しくぴかぴかになった。
夕方、大町高校の山岳部のO先生と、4月に入部した新入部員5人が、登山靴のフィッティングとゴアのレインウエアのサイズ合わせのためにご来店された。
店内は、一気ににぎやかになった。ぼくは、順番に5人の新入部員の足を計測し、LOWAをフィッティング。彼らには、足の成長具合を聞きながら、どちらかというと、少々大きめでフィッティングする。
あと、必要なボトル、ヘッドランプ、マット、クッカーなどを揃え、足りないモノは取り寄せで、予算オーバーしそうになった分は、うちの倉庫にあった物をおまけで付けたりして帳尻を合わせることに。
なんとか、長く使える良いモノで、且つ無駄な出費を抑えられるように考える。学校は大阪だったけど、ぼくも中学、高校の部活を経験しているので、なんだかOBの先輩気どり。
登山靴のフィッティングのお客さまは、昔、カモシカ穂高店のお客さま。その時以来の登山靴の買換えのためにご来店された。
穂高店で購入いただいた登山靴は、スカルパのトレッキングブーツ。もう10年近くご愛用いただいた。フィッティングには、2万円台の靴という条件で、LOWAのメリーナを気にいっていただいた。
某県立高校山岳部の顧問のO先生からお電話がかかってきた。
今年も、新入部員の装備の調達をお願いします。というお電話だった。
今年のO高校山岳部入部予定者は、5名だそうで、I高校は15名で、今までフリークライミングで入部希望者を呼びこんで、実際には、山登りも・・・
という毎年のお決まりアプローチが、今年に限って必要無く、普通に山岳部への入部希望者が増えたという。先生いわく、山ガールなど、最近テレビで話題になることが多いことと、「岳」という漫画や映画の影響もあるのでは?
ということである。いずれの理由にせよ、高校山岳部が盛り上がることは、うれしい限りである。ぼくも応援したい。
今日は、まったりとした一日。
午前と午後に2台のGPSを初期設定して、ご注文いただいたお客さまへお送りした。
最近、毎日のように、GPSのお問い合わせのお電話をいただく。
ぼくは、実際に使っている感想や、使い勝手、便利な使い方などをわかりやすく(つもり)ご説明するようにしている。
こまかい使い方は、ご購入後に、実際にお使いいただきながら、わからないところをお電話いただければアドバイスさせていただく。しかし、ほとんどの場合、3日~10日ほど使っていけば、このGPSがどんなことができて、どこから先が出来ないか?がわかるはず。
コツさえつかめば、意外に簡単なのである。一番難しいことは、最初に必ずやらなければならない、マップのロック解除という登録操作。これは、インターネットのガーミンサイトで行うが、ぼくでもいまだに緊張する。そう、失敗が許されないからである。
このロック解除は、GPS本体のシリアルと、MAPソフトのシリアルを、登録することで、ロック解除コード(25文字の英数)というシリアル番号が発行される。この登録は、1回のみの設定で、間違えることは、許されず、打ち込む時に、緊張感がある。
今日は、一日お客さまも少なく、まったりした一日だったけど、ロック解除の時の2回だけ、最高に緊張しながら集中した。
山から帰って来られて、BC穂高に立ち寄られたお客さまからの情報をまとめました。
1、栂池~白馬乗鞍岳
天候はうす曇り、雪は、締ったザラメで安定している。
2、針の木雪渓
週末の新雪約20cm、午前中でも、雪崩やすい状況で、稜線はガリガリの氷。
3、室堂~雄山
週末の新雪約20cm、雄山は上部がガリガリの氷で、登山は困難。雪崩やすい状況。
という感じである。
ザラメは、この時期では普通だけど、標高の高い稜線付近がガリガリの氷状態で、その上にこれからも、まだ雪が降る可能性があるため、ちょっと気なる。
この春は、氷のブロックが落ちてくるような状況になるのだろうか?
明日、五竜の遠見尾根をスノーシューで登られるというお客さまが、スノーシューのご相談に来られた。いま、BC穂高では、シーズンオフが近いためスノーシューの在庫が少ない・・・というか、MSRのライトニングアッセントの22インチイエローが1台しかない。
お客さまに、これだけですが、ぼくのおすすめのスノーシューもこれだけです。
そして、ライトニングアッセントの特徴や使い方のご説明をさせていただいた。ぼくも、初期のモデルからずっと使っているため、MSRライトニングアッセントについては、けっこう詳しいのである。何といっても、軽くてかさばらず、山で使うのに一番ベストに具合がいい。ということを熱弁した。
そのあと、RISAさんがご来店された。スノーシューのご相談である。ぼくは、また、熱弁する・・・RISAさんも、MSR ライトニングアッセントをご注文していただいた。
晴れる予報が雨になると、BC穂高は忙しくなる?
逆に天気が良いと、ご来店されるお客さまが少ない?
今日は、あさ8時から登山靴のフィッティングがはじまった。
長野市からご来店の女性のお客さまは、LOWA TAHOEと冬靴にSIRIOをフィッティング。アイゼンとピッケルも合わせてGWの穂高へ向けてご準備。
Sさんがご来店され、登山靴のフィッティング。LOWA TAHOE PROのUK9.5でぴったりフィットだった。お手入れ講習付きのフルセットで、SさんのTAHOEがピカピカにWAX注入完了。
お手入れ講習のあと、道具を片づけて店内に戻ってほっとする間もなく、ガーミンのGPSをお求めのお客さまがご来店された。
「どんなのがいいのか選んでください。」
というお客さまの目は、すでにMAP62SJのデモ機に釘付け。
「山で使うなら、これです。」
ぼくの商品説明は、この一言で決まった。
お客さまはご購入後に、セットアップもご依頼いただき、そのままGPSを一式お預かりして、お客さまへは、明日の引き渡しとなって、ぼくは、セットアップ作業をはじめた。
BC登山部のようさんが明日の山行のために倶楽部のビーコンをレンタルするために取りに来られた。ようさんは、3年ほど前に、松本の登山店でスカルパのトレッキングブーツを購入され、履いていたけど、足が痛くなり、昨年だったか?そのスカルパをご持参で、ご相談に来られた。その時は、インソールの2枚重ねで、なんとかなるか試されることになった。そのスカルパは、どう見ても2サイズ(1cm)サイズが大きいようだ。
そして、今日は、そのスカルパをもう一度ご持参された。ソールもだいぶすり減り、そろそろ履きかえる時期かな?ということで、ぼくも同意して、登山靴のフィッティング。ようさんには、シリオの3E+のヌバックレザーの登山靴がぴったりだった。
サイズも今度は、バッチリサイズ。
登山靴のフィッティングのご予約をいただき、大阪から高速バスでご来店いただいたお客さまが、午後3時ごろご来店された。さっそく、登山靴をフィッティング。LOWAやシリオなど、足型に合わせた登山靴を慎重にさがす。
フィッティング中にも、お客さまが入れ替わり、立ち替わり、ご来店。
リカさんが、ご注文いただいていたアライテントのエアライズ2デラックスフライセットを引き取りに来られた。検品のためにお店でいちど設営させていただいた。デラックスフライは、通常のノーマルタイプより、専用ポールも1本含み少々重くなるが、でも意外に軽い。
そして、設営も簡単で、意外に場所も取らない。そして、前室が広くなり、テント中の空間も素敵になる。うん、なかなかいい。
このデラックスフライは、オプションでも購入できるけど、リカさんは、最初からデラックスフライセットをご注文された。カタログの写真で見るより実物はもっといい感じ。意外に美しいのにおどろいた。
スキーの帰りという女性のお客さまが、グレゴリーのDEVA70をフィッティング。
お使いになられていた50Lのバックパックのショルダーが裂けて壊れてしまったようである。次は、もう少し大きいザックをお探し。
お客さまは、山行中、カメラの出し入れのために何度も、リュックを降ろしたり、背負ったり。そのため、ショルダーベルトの消耗が激しいという。
んんん、初めてのケースだ。
DEVA70のブルーカラーを新調された。これが壊れたら、修理しますからお持ちください。
松本からご来店のお子様連れのご家族は、オスプレーのPOCO(キッズキャリー)を試しに来られた。お店のお試しサンプルに男のお子様(1才くらい)を乗せてみる。
ぼくは、ご説明をしながら、安全ベルトを装着していると・・・・・手を出しすぎたのか?ぼっちゃまは、怖がって泣き出してしまった。
「あちゃ~~~。」「ごめんなさい。」
気を取り直していただき、ぼくは少し離れて見守ることに・・・POCOを外に持ち出していただき、お散歩しながら試していただいた。
10分ほどして、ご家族は、笑顔でお戻りになられた。
「のってくれました。」
とお父さんとお母さん。
コアラグレーのPOCOプレミアムをご家族の一員にしていただいた。
POCOちゃん、頼んだよ。
■動画 オスプレー POCOを試してみました。(3/11の日記より)
BC穂高では、小さいお子さんやご家族と一緒に山やアウトドアを楽しまれるご予定で、キッズキャリーをお考えの方のために、店内でお試しいただけるお試し用の展示サンプルPOCOをご用意しました。ぜひ、お子様とお出かけください。
オスプレーのPOCOには、サンシェードや、おむつ交換用の折りたたみパッドが内蔵しているところがにくい。
グレゴリーのレスキューパックは、山で自力下山が困難になってしまった人を背負うためにウエン・グレゴリーが自ら開発した救助用バックパックである。製品の性格上、一般向けには販売をしていないが、できる限り普及させたいバックパックである。
ぼくが以前勤めていた会社の兄弟会社でもレスキューザックを製造販売していた。それは、あくまで、警察の山岳救助隊への納品を目的にしていた。たしか、価格は1個10万円ほどだった。
グレゴリーのレスキューパックは37590円と、通常のバックパックより少し高価だけど、その機能を考えると安いようにも思える。
ウエン・グレゴリーが、セルフレスキューという精神に対し、エールを贈る製品だと言っていた。
グレゴリーレスキューパック
オンラインショップで、今日1つご注文をいただいた。グレゴリーからも、BC穂高からも、ご注文いただいた埼玉在住のO様にエールをお贈りします。
もうすぐ、北アルプスの山小屋さんが入山され、GWの営業再開にむけた小屋開け準備に入られる。待ちに待った、もうすぐ開山である。
BC穂高では、アライテントをご購入のお客さまで、山岳テントを初めて使用されるお客さまを対象に、テントの設営講習をその場で、実施しています。これから山テントを始められる方は、時間に余裕を持ってご来店ください。(ご相談の時間ご予約もOKです。)
登山靴のフィッティングご予約と重ならないように、各ご予約と空き時間カレンダーを近いうちに公開する予定です。
【業務連絡】
アライテントのテントBOOKは、ご希望のお客さまにPDFデータをメールでお送りします。
こちらをご覧ください。
今日から定休日は無くなり、来年のお正月明けまで毎日営業します。
ご注文いただいたIさんのGPSMAP62SJの初期設定をはじめた。
まずは、GPS本体と保証書を箱から取り出して、デスクに置く。そして、TOPO(地形図マップソフト)の箱を開封し、中からシリアルカードを取り出して、同じくデスクに置く。
まずは、GPS本体のUSBジャックにケーブルを差し込み、パソコンにGPS本体を認識してもらう。すべての設定が自動的に行われ、2分くらいで認識される。その間に、マップのロック解除をガーミンのサイトで行い、ロック解除コードをコピーして、MAPSOSEのソフトを起動して、ユーティリティーメニューからマップを追加。ロック解除コードをペーストして、マップ画面に戻り、選択ツールで日本全国のマップを選択する。約2.3GBのデータを選択したら、エクスポートボタンをクリック。送信先をGPS本メモリーに指定して、送信がはじまる。まずは、マップセットを作成しはじめ、そのあと自動的に転送がはじまる。転送が完了するまで約2時間。あとは、パソコンにすべてをお任せして、ぼくは、しばらくパソコンを離れ、別の仕事に取りかかる。
約2時間後、データ転送完了ウインドが表示されているのを確認し、OKでウインドを閉じる。USBケーブルからGPSMAP62SJ本体を解放してあげて、電池ケースを開いて、新品のアルカリ電池をセットする。そのまま、お店の外に出て、3D電子コンパスの校正を行い、マップの転送が正常に完了しているか確認して、動作や位置表示を確認して、初期設定は完了する。
IさんのGPSは、無事にセットアップが完了した。
Vol,7 『山岳テントのメリットとデメリット』
アライテントの3種類の基本型テントについて簡単にメリットとデメリットを順番にあげていきましょう。
【エアライズ】
アライテントで一番普及しているモデルです。
メリット
使用する人数により3種類のサイズが用意されていますが、必要最小限のスペースで、軽量コンパクトに持ち運べる構造になっています。
入り口が細い側に設けられているため、稜線の狭いスペースに設営したときの出入り口の向きが有効なのと、風下側に出入り口を設置することで、細い面で風を受けるため、耐風性に優れた最も効率のよい設営が可能なことです。また、冬張りやデラックスフライなど、多彩なオプションでオールシーズンの山を楽しめるところです。
デメリット
出入り口が細い面にあるため、テントのサイズによって、出入り口の広さが変わり、やや狭い構造になります。
【トレックライズ】
エアライズと同じ素材構成で、1ランク上の広さを設けたモデルです。
メリット
なんといっても、居住空間の贅沢さです。1人用で110cm。2人用で150cmの奥行きを贅沢に使えます。また、究極の軽さを求めた0はスピードトレッキングにも活躍するテントです。
出入り口が広い面にあるため、フライシートと本体の出入り口が大きく開くため、出入りのし易さと、開放感を与えてくれます。
厳しい登山というより、ゆったりバックパッカー向けのテントです。
デメリット
狭いテント場では、となりのテントに向かって出入り口を設置しなければならない時があります。
冬用の外張りの設定が無いため、厳冬期や極寒冷地での使用は不可能です。
夏山中心の3シーズンだけの使用となります。
【Xライズ】
シングルウォールテントは設営が手軽。
メリット
フライシートがいらないから、設営が楽です。
生地の伸縮性がほとんどないため、冬場にテントの上に積雪が積もっても、ぺちゃんこに潰れにくい。
テント本体が、防水性を確保しながらも、透湿性がある素材を使用しているため、テント内がいつもドライに保たれる。
風に強い。生地が丈夫で長持ちする。
デメリット
前室が無いため、とくに雨の時は登山靴をテント内に収納しなければならず、少々面倒。
生地が光をほとんど通さないため、昼間でもテント内が暗い。
今年も昨年と同様に、テントの生産が需要を下まわり、生産が追いつかない状況のようです。
シーズン中は、品切れが予想されます。アライテントは国内で1張り1張り手造りされています。一度に、どっと需要が増えると、在庫切れを起こしメーカーの生産が追いつくまで、オーダーできない状況になる場合があります。
今期にテントをご購入予定のお客さまは、今に時期に早急に購入されることをおすすめします。
シーズンに入ったら・・・なんて考えていると、今期もあきらめることになるかもしれません。これは、MSRのハバハバも同じことのようです。夏山シーズンは、山岳テントの需要が一気に上昇します。その前に、ご準備ください。今のところは、揃っています。
東京から来られたお客さまは、40年前から山登りを楽しまれている登山家。
LOWAの登山靴をフィッティングされていただいた。お客さまのお話しでは、40年ほど前のLOWAの登山靴は、今と価格が変わらない4万円ほどだったそうだ。今と違うのは、その頃の大卒の初任給が1万円ほどだったということ。
なるほど、さすがに初任給が1万円ほどで、4万円の登山靴は、高価である。
TAHOE PROをフィッティングさせていただいたとき、お客さまは足を入れた瞬間に、最新のLOWAの足入れの良さとフィット感におどろかれていた。
お手入れ講習後に、お客様は電車で、つぎの目的地へ向かわれた。
Vol,6 『ゴアテックスからXトレック』
日本の山岳テントでしか、見たことのないゴアテックステント。これも、雨が多い日本の特有のスタイルなのでしょうか?
ゴアテックス素材は、昨年からXトレックという素材に変更されました。Xトレック素材は、今までのテント用ゴアテックス素材の後継製品として開発されたテント専用の防水透湿素材で、今までのテント用ゴアテックスの進化版です。
テントに使われてきたゴアテックス素材は、レインウエアに使われているゴアテックス素材とは、実は、通気性能の面での仕様が全く違う別モノなのです。
レインウエアのゴアテックスは、風を通さない仕様のゴアテックスで、透湿性能は、レインウエアの内側と外側の気圧の変化により、空気が気圧の高いところから低いところに移動する仕組みを利用して湿気を外に出しています。レインウエアの内側の空気は、体温で温められ湿度も加わり、外気と比べ、気圧が高くなる傾向にあります。空気は、気圧の高い所から低い所へ移動することからこの原理が活用されているのです。
一方、テントやシュラフカバーの場合は、人がすっぽり中に入り、完全に覆う構造の製品となります。そのためには、安全を考えて、酸欠を防止しなければなりません。酸欠防止のためには通気性を持たせたゴアテックス素材の仕様が必要となっているのです。
レインウエアのゴアテックス素材は通気性(風が生地表面に当たることで空気が通過すること)がほとんどありません。テントのゴアテックス素材のほうが、通気性がよく、風が吹けば、空気の出入りが生じるということなのです。逆に、レインウエアは防寒着として使用することを考えると、風が通らないほうが保温性に優れています。
テントやシュラフカバーに使われるゴアテックス素材と、レインウエアに使われるゴアテックス素材は、根本的に考え方が違っているのです。
そのゴアテックス素材が、昨年よりテント用はXトレックというブランド名に変更されました。
Xトレック素材は、防水透湿素材を使用しているため、シングル構造が一般的で、完全防水でありながら布から空気が出入りします。テントの内壁に湿気が結露しても、いつのまにか抜けて行き、ドライな状態を保持できることが特徴です。
使用する季節は、オールシーズン仕様となっているため、夏~冬のどんな気候、雨でも雪でも快適に過ごせるというのがメリットとなっています。
アライテントのXトレック素材のテントは、X-RAIZEという名称で発売されています。サイズ構成は、エアライズと同じで、1~3というサイズがあり、オプションのフライや外張りもエアライズと互換性があるため、共通のオプションとして使用できるのが特徴となっています。
今回は、ゴアライズ、Xライズとエアライズ。
シングルウォールテントについてお話しさせていただきました。
次回は、テントのメリットデメリットについてお話ししていきましょう。
今年の春は、登山靴のフィッティングのご予約をいただけるお客さまが昨年の今ごろより、明らかに増えている。登山靴を購入される場合や、グレゴリーの大型バックパックをお選びになられる場合、フィッティングが必要である。
フィッティングには、マンツーマンでの対応が必要なので、都会のショップでは、時間帯によっては、スタッフが空いていない。という場合もある。
昨日、グレゴリーのバルトロ75を購入されたお客さまは、横浜から来られた。
当然、横浜にもグレゴリーの大型パックを販売しているお店はたくさんあるだろう。お客さまは、たまたま混雑している好日山荘さんでグレゴリーを見ていたけど、スタッフに相談できる状況ではなかったため、さわるだけで、そのお店を出られたようだ。
いつも暇なBC穂高でも、ときどき、お客さまが集中して、ぼくは店内を100mダッシュしている時もある。そんなときに、ご来店いただいたお客さまも同じように、相談できる雰囲気でない・・・
というときもあるのだろう。
だから、BC穂高では、フィッティングのご予約をお受けして、じっくりご相談いただけるように努めている。
登山靴とグレゴリーの大型パックは、サイズを間違えると、非常に使いづらい道具になってしまう。だから、必ず、フィッティングして、購入していただきたい。
夕方の5時に登山靴のフィッティングをご予約いただいていたMさんが、朝一番にご来店された。
今日は、新穂高ロープウエイから、西穂山荘までの往復をご予定されていたが、信州は平地でも、昨夜の雪で、あたりがうっすらと白くなった。山は、朝から雲に覆われていたため、Mさんは山は中止して、朝から登山靴のフィッティングに来られたのだ。
さっそく、登山靴のフィッティングを開始する。
その前に、昨年末ごろに弊店でご購入されたLOWAの冬靴、クリスターロXプロの具合が悪く、足の親指の爪を傷められているというお話をお聞きしたため、まずは、その冬靴の調整からはじめた。
スペーサーの調整で、フィット感を改善した。靴紐の縛り方も改善していただき、だいぶ良くなった。
Oさんがご来店され、飛び込みでの登山靴のフィッティング。
飛び込み。といっても今日はMさんの他にご予約のお客様はないため、いつでもスタンバイOK
今日は、ご注文いただいたガーミン社のGPSMAP62SJ日本版を2台セットアップ作業をすすめる。
午前中に1台は完了した。午後に2台目のGPSの初期設定やマップの転送作業を済ませ、2台とも無事にセットアップは完了した。
葡萄や梨の果実園のオーナーをされているお客さま。
「GWは山に行きますか?」
というぼくのありきたりのご質問に
「5月の連休の頃は、梨の授粉作業のため、山には行けないなぁ。」
というご返答。
山を歩くより、もっと自然を満喫されているように思えた。
白馬村から、グレゴリーの大型パックを見に来られた男性のお客さまにグレゴリーの大型の特徴と、これからテントを始められるということなので、テント荷物のパッキングや、荷物の量についてもお話しさせていただいた。
まだ、ご検討中ということなので、グレゴリー大型パック専用のゲージを使った測定や、ショルダーパッドやヒップパットの調整は省いて、とにかく背負い心地を確かめていただいた。
グレゴリーの大型パック、トリコニー60、バルトロ65、75、パリセード80など、ハーネスサイズが決まったら、お客さま体型によって、ショルダーベルトのパッドや、ウエストベルトのヒップパットのサイズを交換して、セミオーダーのようにセットアップされる。
フィッティングが重要な登山の装備は、なにも登山靴だけではない。グレゴリーの大型リュックサもフィッティングが重要なのである。
あさ5時からペンキ塗り。だいぶ前に丸太の師匠に作っていただいたリュックを展示するための棚というか?ベンチというか?宝箱をイメージして作った大きな木の箱にオスモのチークを厚塗りした。
乾くまで2~3日かかりそうだ。
オスモが乾いたら、その箱は、テントを展示するための台になる予定。でも実際にレイアウトしてみて、また気が変わるかもしれない・・・。
あさの5時に出勤して、内装工事のつづき。
お店のレイアウトは自由自在に変更できるけど、大きく重い棚を動かすたびに、床にキズが入る。まあ、山の店だから、床のキズもあっていい感じだけど、動かす棚が大きく、大掛かりに動かすもんだから、ダイナミックなキズがつく。
今日も、午後から登山靴のフィッティングのお客さまがつづく。山梨、長野、上田など近いような遠いような距離からお客さまがご来店される。
ぼくも、先日、軽井沢へショッピングに出かけたり、東京へ遊びに行ったりすることは、同じようなモノである。
ただ、登山靴という山登りに大切な道具であり、足の痛みに関わるモノだけに、遠くからお越しいただけるお客さまの期待に絶対に応えなければならない。プレッシャーも感じるのです。