登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高
この
LOWA TAHOEは3年ほど前にフィッティングのお客さまが
購入いただいた新品の状態でWAX加工のご依頼をいただき
ぼくがWAX加工をさせていただいた登山靴である。
そして、昨年の今頃、2度目のWAX加工のご依頼をいただいた。
今年も、ぼくがWAX加工している。
このTAHOEは、ぼくが愛用しているTAHOEと同じような表情をしている。
色や艶は、WAXを塗る人によって表情が変わるものなのだ。
登山靴の表情で、どんなクリームが不足しているのか?
どんな、お手入れをされているのか?
ぼくは、ひと目でわかる。
9:30に登山靴フィッティングのご予約にてご来店されたHさんは、静岡から
マイカーでご来店された。
途中の山中湖あたりで、雪が舞っていたそうだ。
実は、Hさん。つい先週まで、スタッドレスタイヤを履かせていたが
3月も末に近づき、桜もちらほら咲き始めたということで夏タイヤに
交換されたそうだ。
山中湖で、雪が舞ってきたときは焦ったそうだけど、なんとか安曇野まで
来れたという。
幸い、安曇野も雪は舞っていたが、積もることはなく、午後からは雨に変わった。
11:30に大阪から長田さんが登山靴フィッティングのためご来店された。
長田さんも、最近タイヤを夏タイヤに交換されたそうで、こちらに向かう朝から
ドキドキしながら走ってきて、到着してからもずっと、気持ちが落ち着かず
夏タイヤに交換するタイミングが早すぎたことを公開されている。
登山をしている人は、とくに長野や岐阜など寒冷地では、ゴールデンウィークにも
雪が積もることはある。
春の雪なので、すぐに解けて無くなるが、雪が少しでも積もったらスタッドレスが
必要なのである。
ということは、冬タイヤから夏タイヤへ交換するタイミングとしては
ゴールデンウィーク明け。
というのが、我々の常識なのだ。
ただし、今日は、午後からは雨になり、夏タイヤでも普通に走れるコンディションだったので
よかった。
13:30にご予約いただいていたのは、2週間ほど前に登山靴のフィッティングで
ご来店された平井さんが今度は、グレゴリーのバルトロ85のフィッティングである。
平井さんは、山梨から電車でご来店されて、穂高駅からBC穂高まで徒歩でご来店された。
ぼくもまだ、穂高駅から歩いていないため、何分くらいかかったのか興味津々。。。
平井さんによると、穂高駅から新BC穂高までは、途中少し寄り道をしながらでも
WAX加工の作業中
WAX加工の工房がようやく完成した。
ご依頼が溜まっているため、さっそく作業を開始する。
この時期は、夏場と比べると乾燥に3倍くらいの時間がかかる。
天候や気温にもよるけど、しっかり乾燥させて次の加工をすすめたいので
少々時間がかかる。
おまけに、2月からの森の中へのお引越し中に痛めた右手親指付け根の
突き指? が、ブラッシングのときに痛い。
その痛みと闘いながらのブラッシングは、時間がかかる。
いま、お預かりしている登山靴は20足あまり。
少々遅れ気味の作業を、できるだけ挽回することが目標である。
まもなく、登山教室がはじまるよ
3mの大型の棚を組み立て完了
26台ある大型の棚(什器)で、新店舗で使わなかった棚は2台のみだった。
以前のお店は、壁面の95%には、棚が配置され、ほとんど壁は
棚に隠れていた。
店内には、自然光はいいけど、直射日光が差し込むと商品が焼け
紫外線で劣化してしまう。
なので、紫外線をシャットアウトする必要がある。
穂高駅前のお店の場合、周りに背の高い木は無く、まともに東~南~西へ
太陽の移動とともに、紫外線は差し込んでくる。
それをかわすには、窓を全てふさぐ必要があった。
せっかく、目の前に北アルプスの絶景が広がっているのに
景色を見えるようにしていると、強烈な西日が襲ってくるのだ。
それを避けるために、窓を隠すように、壁面には棚が張り巡らせてあったのだ。
その棚は、中型(かろうじて1人で持ち上がる)から大型(2人でも持ち上がることはない)
まで、26台である。
その大型は完全に分解して、運んで、組み立てるしかなく、これが最大の労働であった。
そんな棚もほとんどがきれいに収まっていく。
まるで、新店舗用に寸法を合わせて作ったかのように、
ぴったり収まっていくのが奇跡的だった。
今日組み立てた3m5cmの棚もこの場所にぴったり収まった。
素晴らしい。
WAX加工20足お預かり中
今、WAX加工のためにお預かりしている登山靴は
20足ほどになっている。
それは、この春、4月~5月にデビュー予定で
2月から3月にご購入されてWAX加工依頼を
されたお客様分なのだ。
ヌバックレザーの登山靴を購入される場合は
WAX加工日数3~5週間を考慮していただければと思う。
弊店でお預かりをした場合、約5週間、ご自身で持ち帰り
加工をされたとしても、3週間以上はかかるためである。
いずれにせよ、もうすぐ春だ。
新BC穂高は、店ではなく校舎とよぶことにした。
BC穂高登山学校では、登山靴のフィッティングをはじめ
グレゴリー大型パックのフィッティングやテント講習など
登山教室でも、必ず学ぶことをテーマにお買い物をしていただく
仕組みにしている。
新校舎では、今まで以上に登山について学べる環境を整えて
いきたいと思う。
今期からの登山教室は、新校舎となります。
今日は、教室の黒板(ガラスのホワイトボード)の取り付けと
照明の取り付け作業を完了した。
これで、4月8日から始まる登山教室がこの教室で行えるようになった。
吹き抜けの天井が気持ちいいこの教室での講座はいまから
楽しみである。
動画教室も今後は、この教室で撮影することになるんだなぁ。
久しぶりに加藤さんがやって来た。
何年ぶりだろう?
10年まえにオープンしたばかりの頃から
BC穂高をご利用いただき、冬の燕岳 登山教室ツアーにも
ご参加されたこともある。
最近は、登山をされる時間もなく、お腹も出てきた。
お仕事で、静岡に出張され、その帰りに長野方面に来られ
『紅ほっぺ』静岡の大粒のいちごをたくさんお土産にいただいた。
10年まえからずっと変化し続けているBC穂高の
最新バージョンをご覧になられ、驚いていた。
昔のBC穂高もよかったけど、新しいBC穂高も気に入っていただけたようだ。