登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


10.2017


< ほたか日記 トップへ戻る >



10月28日(土)


『 登山教室 懸垂下降 講習 』










今年最終の懸垂下降教室を開催した。

今年は登山教室のときに限って天候が悪く
とくに岩場の講習は、ほとんどが雨で流れた。

今日も午後から雨予報で、明日も雨予報。

明日も、補助ロープ&岩場講習なんだけど・・・

雨かな?






10月26日(木)


『 足が痛い登山靴のご相談 フィッティング 』






足が痛いご相談で多いスカルパの靴 痛い箇所・・・「かかと」「親指と小指」




イタリアのスカルパのマウンテニアリングブーツで足が痛い
というご相談は、ここ数年定番化している。

ヨーロッパアルプス4000m級のロッククライミング
ナイフリッジの雪面を歩くために設計されたこれらの靴は

日本の縦走登山には不向き。

だけど、『大人の事情』で日本では、普通の登山靴ろとして
販売され続けている。

メーカーもショップも売れるからいいや。

という感じで、登山の目的に合わない方にも薦められている。

クライミング時に踵がおさまるように設計された踵の前傾が
踵が痛くなる理由である。

下りでは、この前傾が、足首を支点に足が前に押し出され
爪先が当たる。

爪先の形状も、クライミング時に岩場を登りやすいように
タイトなシェープになっている。


お客さまの足型も少し幅広で、横幅を合わせるために1cm以上
大きいサイズを選ばれているのも靴擦れの原因となっている。







中国やベトナムなどコストをかけずに生産されていく靴 痛い箇所・・・「つま先の折れ曲がる部分」





この靴の痛い箇所は爪先の曲がる部分が
足に刺さるように食い込んできて痛い。

という。

 

解決するには、正しい登山靴を

履くことが一番。

 

もちろん、このモンベルの靴はアウトドアシューズで
登山靴ではない。

登山での足の動きに最適な動きをする構造に
作られているわけではないので、痛くなっても仕方がない。

のである。


お客さまには登山をはじめられたばかりなので

徐々に経験を積みながら、北アルプスも挑戦して
いただきたい。

お客さまには,LOWA TAHOEをフィッティング

これで、快適に登山を楽しんでいただけるだろう。







10月25日(水)


『 太田の道具紹介シリーズ#4 わかん 』













10月24日(火)


『 冬山用の登山靴フィッティングはじまりました 』














10月22日(日)


『 太田の道具 #2 GPS 』













10月21日(土)


『 靴を見れば、履いている人の歩き方がわかる? 』













10月19日(木)


『 太田が使っている道具紹介 #1 動画はじめました 』













10月18日(水)


『 MAVIC PROを充電とファームアップデート 』










登山教室や山での空撮に使う予定で
半年ほど前に購入したDJIのMAVICを久しぶりに
起動した。

すると、ファームウエアのアップデートが必要に
なっていて、充電をしながらアップデートを開始

アップデートは、iPhoneのアプリから本体と
コントローラーの両方をアップデートするようだ。

アップデート後に少し飛ばしてみた。

まだ、このドローンの性能や特性を熟知していないので
飛ばすといってもおっかなびっくり飛ばしているだけ。

もっと操作の練習をしなければ、なかなか山にも持っていけない。

最近では、こういった無人飛行機を山岳救助に使えないか?

という実験や検証やれ訓練が行われていきている。

ぼくも、そういった観点でドローンを知ろうと思い
練習用にMAVICを購入した。

機体はいろんなセンサーで制御され、安定感は抜群。

だけど、あくまで飛行機なので、風や摩擦など
パラグライダーにも似た動きをする。

パラグライダーは自分が飛行しているので、体でその動きを
感じながら微妙なコントロールができるけど

ラジコンは風や動きは視界でしかわからず

そこが難しい。

ように思う。



10月17日(火)


『 冬登山靴のフィッティングはじめました 』










まだ、一部入荷という状況ではあるけど
メインのバイスホルンが入荷して
男女のサイズがそろったため

冬登山靴のフィッティング受付を開始した。

例年、11月~12月にフィッティングのお客様が
殺到する。

年内には、サイズ切れもあるんだけど

今年の冬は、輸入元の変更で、現在のイワタニさんでも
初のFWで、どのくらい見込んで在庫されているか?

は不明。

BC穂高では、例年並みに確保はしているけど

いつも足りない分は、輸入元のメーカーさんのフリー在庫に
頼っている。

今季は、どうなるか?

なので、必要な方は早めにフィッティングに来てください。



10月16日(月)


『 LOWAの靴 』










ぼくの普段履きの靴は、LOWAを履いている。

レネゲードのローカットとこのハドソンを今は愛用し
ピントの靴は棚に飾ってある。

このハドソンは、昨年には廃版となり、BC穂高でものこりの
在庫もわずかとなった。

いい靴だから、再販してほしいな。



10月15日(日)


登山教室 岩場教室 なんとか曇りで開催








今年は、登山教室といえば、雨が降る。

今日の岩場講習も、数日前からお天気は雨予報だった。

昨日も午後3時から雨になり、今日も一日雨の予報だった。


が、昨日は夕方も曇り空で雨が降らず、今朝も降らなかった。


どんよりした空模様ではあるが開催決定。

雨が降ってきたらその時の状況で講習途中でも
中止になるかもしれないことを皆さんにお伝えして
現地に移動する。

今回の参加は5名。できるだけスムーズに講習を進めていく。

おかげで、いつもより1時間ほど早く講習は終了することができた。

片付けはじめたころ、ぽつぽつ振り出した雨は、車に戻ったころ
本降りとなった。







いつものように、講習終了後、参加の皆さんと
そばタイム。

もう季節は、新そば。

今年の登山教室も1カ月ほどで終了する。

時がたつのは早いなぁ。




穂高駅ちかくの碌山美術館向かいの寿久喜(すずき)さん新そばの大ざる



10月14日(土)




ドイツからLOWA社の社長さんが来る



ドイツからLOWAカンパニーの
ヴェルナー・リートマン社長と

アジアセールスマネージャーの
マティアス・プロイッゼルさんが

日本の視察中に

BC穂高をご訪問された。






世界的に見ても、こんな田舎の森の中で
ギャラリーをフィッティングルームとして
LOWAブランドを紹介している

ショップは珍しい。

と思う。

どんな反応を示されるのか?

興味はあったが、

それよりなにより、せっかく日本でしかも
長野にお越しいただいたので
有意義な視察になるように

数カ月前からイワタニプリムスさんと
打ち合わせをしていた。








BC穂高にどんなお客様がどんな
悩みをかかえていてご来店されるのか。


日本の足の特徴と登山事情と
それに適した登山靴とは?


というようなことを伝えるのが
今日のぼくの役割だと思い

ご質問に答えさせていただいた。









LOWAの社長さんに私のサイズは?

と聞かれ、サイズを測ってフィッティング

ぼくが、持ってきた靴のサイズを聞かれ

『エイトハーフ』

と答えると、おーっけい。

と満面の笑顔。

ぼくは内心、ほっとした。









1時間ほどフィッティングルームで

お話しをしてつぎに

テラスに移動して、会食ランチ。









社長さんたちはお寿司も好きだということで
テラスでの初会食ランチはお寿司をご用意した。









お食事中も、靴のお話しや日本のお話しで
楽しい時間を過ごさせていただいた。


セッティングいただいたイワタニプリムスの
加藤社長をはじめスタッフの方々にも
感謝いたします。


ぼくがドイツのLOWA工場に行けば
いちから登山靴を作らせていただけるという。

次は、ドイツへ行きたいと思います。







□◇□ お知らせ □◇□


日本全国地形図ソフト TOPOがもらえるキャンペーン
30台限定です。

最新のTOPOV4(通常18360円→0円)には

昭文社 山と高原の地図 全52冊の登山データを収録しました。

登山道・コースタイム・危険個所・山小屋・テント場・水場・植生・お花畑
など、GPSマップに収録

単3電池2本で、駆動時間 16時間

登山には欠かせない装備です。

1年で今だけお得です。

















10月9日(月)



BC穂高は、7年ほどまえからクレジットカードの
取り扱いを止めた。

オープン当時からクレジットカードの取り扱いをしていたため
CATと呼ばれるクレジット決済端末は今もある。

現時点でも使えるようにはなっているが、お引っ越し後は
通信ケーブルをレジまで引っ張っていないため現実的に
使えない状況である。

で、?

なぜ?クレジット決済を止めたのかというと

クレジット決済には、お店とお客様との間に
最低でも2社以上の金融関連会社が割って入ることになる。

お客さまはクレジット会社との信用契約で
クレジットカードを発行してもらっている。


クレジットカードは偽造や限度額オーバーなど
不正に使用されないかを審査会社が瞬時に
承認という形で決済する。

その信用会社では、コンピューターが数秒で電話回線を使い
手続きをするが、決済後も不正で使われていないか
人力を使って対応する仕組みになっている。

お客さまと、弊店との間にクレジット会社が入ることで
いろいろ面倒な事務手続きとそのコストにかかる手数料が
お店側にかかってくる。

まず、それが第一の理由。


第二の理由としては、

7年ほど前に海外からオンラインショップに大量の注文がきて
偽装クレジットカードによる決済が承認され、商品をだまし取られる
という事件が発生した。

オンラインショップでも、クレジットカード利用時に
クレジット決済の承認するシステムは同じである。

クレジット会社や審査会社のセキュリティーをパスして
何件もの詐欺注文が殺到したのが大きなきっかけである。

誤って、商品を渡しても、責任は店舗持ちで、警察も手をこまねいている。

そして、カードを持つ個人には補償があり不正利用されても
カード会社が解決してくれる。

しかし、店舗側が被害にあった場合はまったく補償は無い。

というのが、クレジットカード会社と取扱店の契約となっているのが
問題で、ショップは被害にあっても戻ってこない。

それが、今の日本におけるクレジット会社と店舗側の契約になっている。

その事件があり、弊店も被害を受けたのがきっかけで
クレジット会社への不信感から、現金決済のみにした。


当時の詐欺注文にはこんな特徴があった。

1、名前が変な日本人の名前でカタカナ

例、 アーリサ ミユーキとか他何パターンかあり

2、外国で発行された銀行系のクレジットカード

例、みずほとか三井とか

3、一度にたくさんの注文

例、スントの時計を3つとか、GPSを2つとか

4、送り先が私書箱

例、東京などの私書箱住所で電話は出ない。

5、何度も承認を失敗し、たまに成功する

連続で違った場所(偽装IPアドレス)から承認依頼を連発




オンラインショップでは、注文時に必ず、氏名や送り先住所や電話番号など
記入しないと注文ができないので、あやしい場合はクレジット会社に問い合わせ
なければならず、面倒な作業である。

ただ、この一連の詐欺事件は、送り先をしてしなければならなく商品を受け取らないと
完了しないが、足がつかないように送り先の指定をする
には限界があり、詐欺事件は、発生から数カ月で消滅した。

問題は、クレジット承認にはまだ不備があること。

ただ、店頭での決済については、個人情報を提示する必要がないし
クレジット承認はまだまだ完ぺきではない。

クレジット取り扱い手数料は店舗負担で弊店では年間200万円ほど
カード会社に支払っていても、セキュリティーは甘く
店舗側に被害の補償はまったく無いという現実。


それが、単純に現金のみの取り扱いにした理由である。

現金決済がシンプルで無駄なくお客様サービスに
集中ができる。


ただ、クレジット決済は扱っていないことを告知はしていても
クレジットでお支払いを予定されて、お客様がご来店され
フィッティング後の精算時にお客さまは現金の持ち合わせがなく

困った状態になることがたまにある。

その場合は、後日お振込みいただくことで商品は取り置いた
状態でお帰りになられるが、そのご、振込確認や発送業務や
お客さまには輸送費が発生してしまう。

なにより、精算時に気まずい空気になるのがよくない。

以前は、駅前で近くに銀行やATMのあるコンビニも
あったので、現金をご用意いただくことが容易に可能だったけど

 

いまは、山の中に引っ越したためコンビニも少々遠い。

まあ、例外に対応するためにはクレジット決済もできるようにしておく
必要もあるかな?

と思う、今日このごろだ。






10月8日(日)




LOWAブランドを日本で扱う輸入代理店が2016年で
タカダ貿易さんからイワタニプリムスさんに移行された。

2017年は、輸入元はイワタニさんだけど、LOWAの修理は
タカダ貿易さんが引き続き対応されている。

2018年以降は完全にイワタニさんに引き継がれ、修理も
イワタニさんが一括する。

現在2017年の10月。

その修理やソール交換の以降のため、年内のソール交換や修理の
受付を終了した。

お客さまにはご迷惑かもしれないが、イワタニさんで
2018年から修理やソール交換を万全の態勢でお受けできるよう
準備が進められているそうだ。

来週末にドイツLOWA社から社長さんが弊店をご訪問される。

そのときに、LOWAの日本での今後についていろいろお話を
お聞きしたいと思う。もちろん通訳さん頼みだけど・・・















10月7日(土)




三重県からご来店されたお客さまは登山靴のフィッティングが
目的でご来店された。

今まで履いてきた靴は、スカルパの靴でかかととつま先が
ときどき痛いという。

弊店に来られるお客様なのなかで足が痛い
ご相談の登山靴ワースト3が、スカルパ、モンベル、キャラバンである。

お客さまはスカルパの靴をご持参された。

スカルパの場合、まず踵の角度がクライミング用に
設計されているため前傾がつよい。

日本の登山道は、基本的にまっすぐ立って登っていく場合が99%なので
その前傾が必要な場所は少ない。

その前傾が原因でじつは下りでつま先を痛めてしまう場合がある。

登山の登りで踵を靴擦れし、下りでは爪先を痛める人はそういったケース
の方が多いのだ。















10月6日(金)




うちの子は、今まで辛いモノは食べてこなかった。

小2のあゆみちゃんも辛いカレーは食べれない。

今日、はじめてご近所のカレー屋さん「ぶたのしっぽ」に
行ってみた。

さて、あゆみちゃんは、メニューの中から何が食べれるのか?

それだけが今日の課題である。

注文するメニューはすべてあゆみちゃん対策から決めた。

「チキン唐揚げ丼」
「カツカレー ご飯とカレー別盛り」
「安曇野ビーフカレー」

この中からあゆみちゃんが食べるもの以外をぼくとゆかちゃんが
食べるという作戦である。

まず最初にチキン唐揚げ丼がテーブルに届いた。


あゆみちゃん、ちらっとどんぶりを見た。

まずはスルー。

つぎに、カレールーを分けていただいたカツとご飯ののったお皿
とルーの入った器が届いた。

あゆみちゃん、うなずいて、かつカレーを受け入れた。

カレールーは、やはり少し辛いらしく、ルーを少なめに
ご飯に付けて完食した。














10月5日(木)





ここにも枯れた松が3本。

2本は細くて高さも15mほどで何とか倒せた。

おまけに雑木や伸びた雑草を切ってすっきりした。

あと一本は、背が高すぎて、おそらく20m以上あり
倒すのには危険が伴うためここはプロに任せたほうがいいとおもう。

次は、裏の雑木林を間伐する予定。












10月4日(水)





足が痛いという男性のお客様がご来店された。

足が痛いのはスカルパのクライミングブーツ

いつものよくみる靴である。

足が痛い原因は、つま先の形状と材質にあり
履なじんでくると痛くなってしまうケースである。


お客様の足型は、やや幅広の26.5cm

足が痛い靴のサイズはUK8.0である。

LOWAだとぴったりサイズだけど、スカルパは
つま先が窮屈なので、それを回避するために1サイズ大きく
履かないとつま先が痛くなる。

お客さまは、幅広のLOWA TIBET WXLでUK8.0
でフィッティング。

これから上高地に向かい今日はよ徳澤でキャンプされ
あす、涸沢へ登られるご予定で、購入されたTIBETを履いていかれる
ということなので、WAXの1回目だけ塗ってあげた。













10月3日(火)










先日、駐車場脇の立ち枯れの赤松の木がお隣のお庭に
自然に倒れてしまった。

幸い、お隣の何もない場所に倒れたため、とくに被害はなかった。


まだ、枯れた木が何本かあるため、それを倒す作業をはじめた。

まずは、雑木も含め倒れる危険のありそうな木を伐採していく。

中には20m以上の木もあるがとりあえず自分たちでできるところから
危険な木はプロのきこりさんに相談する予定。





10月2日(月)




足がどうしても痛いという女性のお客様がご来店された。

その方は先日、所属されている山岳会のグループで燕岳に
登った時、足が痛くて辛い思いをされたそうだ。

それ以前も、何回かくるぶしの後ろ側が痛かったり
小指が痛かったり、その時によって痛い場所が違う。

この靴の方ではくるぶしの後ろが痛い方はいままで何名か
ご来店されている。

原因は、かかと部分に保護のために貼られた黒いゴムなのか
これが硬くちょうどこの黒い部分の角にくるぶしが当たるというケース。

今日のお客様の











10月1日(日)




今日のフィッティングは満席。

クラブツーリズムという旅行会社の登山教室に参加されている
というお客様がフィッティングのためにご来店された。

そのお客様は、LOWA TAHOEを愛用されている。

先日、その登山教室に参加されたとき、契約ガイドさんから

「その靴はだめです。」

「かかとにコバが付いた底が硬い登山靴を購入してください。」


と言われたそうだ。

その登山教室は1年間のコースで、地図読みから里山を登り
最後は北岳(一般ルート)を登るという。

バリエーションやクライミングはしないのになぜ?

とお客さまも疑問をもたれているが、もう参加されているので
いちおう用意しなければならない。

ということで、アルパインプロををフィッティングした。

TAHOEでダメな一般登山道て?どこだろう?

と不思議な出来事があったが、大手旅行会社なので、また変な常識が
広まりそうで不安。













< ほたか日記 トップへ戻る > | < 次の月へ >