登山靴と山岳テント専門店 バックカントリー穂高


4.2024


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4月30日(火)


今年初のパラグライダースクール臨時スタッフ



朝から雨が降ったり止んだりのお天気

風もくるくる回っていて定まらいけど
体験コースのエリアは何とか向かい風。

雨雲レーダーとにらめっこしながらも
午前の部と午後の部の両方しっかり
体験コースはできました。

初めてのパラグライダーにチャレンジは
わけわからず慌ててしまうけど
中には、落ち着いて操作ができる方がうまくいく。


体験コースは、センスのある方を見つけて
この世界に引き込んでいくのがイントラのお仕事。

今日も、センスのある若者が何人もご参加されたが
はたして、その魅力を伝えられただろうか?


あと、ぼくのYoutubeをご視聴されている若い男性の方が
体験コースを受けられ、帰り際に「YOUTUBE見ています。」
と声をかけていただいた。

パラグライダーでも時々声をかけていただくことがあり
世界は狭いことを実感する。














4月28日(日)


BC穂高 登山教室 ④岩登り教室



今年初の盗っ人岩での講習である。

岩場はとくに変わりないので一安心。
自然の中なので冬を越したり、大雨などが
降るといつ地形が変わったりするかわからない。

支点のボルトなどを確認して、ロープをセットして
講習開始。

今日は岩登り講習なので、トップロープで
ひとりずつ、岩場を登って下りてくる。

課題は、1回目はフリースタイルで登っていただき
2回目のチャレンジの時に課題を発表する。

この課題を意識して登り下りすることでバランス感覚が
全く変わる。

もし岩を登っている時に足を滑らせた時にも
バランスを崩さずに安定しているかが重要で

山で滑落してしまう人の多くは、この課題が
できていないことが原因の一つ。




























4月27日(土)


BC穂高 登山教室 ③ロープワーク教室



4月入校の8名のうち3回目の科目であるロープワーク教室に
ご参加されたのは6名でおふたりは7月のロープワークに
ご参加予定になっている。

登山教室の基礎講座は、参加者の皆さんのご都合で日程を
それぞれの科目の開催日に合わせていただく仕組みになっている。



まずは、教室でカラビナやスリングなどの強度や構造や使い方など
一通りの知識を頭にいれていただき、次に4種類のロープの結び方
そのあとはテラスに出てロープのセットの仕方などを実践。

あまり詰め込みすぎてもおもしろくないので、とにかく最初は
ロープを触って慣れること。

今日の課題は皆さん合格。

あしたは、④科目の盗っ人岩での岩場の課題である。


















登山教室で使用するエマージェンシーセット






ロープの結び方の練習








4月26日(金)


ギアのチェック



ぼくの今の課題は、木登り。

昨年からパラグライダーの大会のレスキュー担当で
お手伝いをさせていただいているが木登りのギアについては
今まであまり馴染みがなく翻弄してしまっている。

パラグライダー界では飛んでいる人が木に引っかかることを
「ツリーランディング」、略して「ツリラン」という。

今まで、20年以上、山でのレスキュー訓練や岩場での訓練など
せいぜい水が流れる沢を渡渉する訓練などいっぱい受けてきたが
木登りは全くやっていなかった。

むかし、伊豆高原の大室山でイントラを目指していたころ
ツリーランといえばランディング場周りの杉や松の林で
倉庫には梯子が用意されていて、枝の足がかりまでは梯子を
使っていた。

とはいえ、山には全く木がないエリアだったのでツリーラン
でレスキューが必要なことは年に1度あるかないか。

なので、30mの木をスリングを使って登り、人とグライダーを
回収するという経験も訓練も受けていなかったため練習が必要なのだ。

ロープワークやほとんどの作業は山も同じなのでできるけど
斜めの木をスリングとアブミで登るのにどんなギアが適しているかも
いろいろ買ってみて試している状況である。

今日は、木登りの練習のときに、ダイナミックデイジーを
どう使えるか試してみた。

パラグライダー界では、ダイニーマのデイジーを木に巻いて
アブミをかけて登るのが主流になってるんだけど、クライミング界では
あまりデイジーチェーンを信用していない。

いろいろやってみよ。ということで
ダイナミックデイジーはどうか?

そりゃぁ、伸びるからダメだった。













4月25日(木)


普通救命講習受講








JHFのライセンス申請のために必要なので普通救命講習を
長野市内の中央消防署で受講した。

ほんとうは、1月20日に受講する予定になっていたけど
急遽当日にココヘリの捜索が入り講習をキャンセル
して遭難者救出に対応した。

今回は、何事もおこらぬよう祈っていたが今日は何もおこらず
無事に受講ができた。

内容は主にAEDで救急隊が到着するまでの9分間に
現場に居合わせた人ができる救命活動が目的である。

もし、呼吸していなく心肺停止した状態の人が倒れていた場合
2分以内に胸骨圧迫をはじめ、AEDで電気ショックを与えた場合と
対応しなかった場合では、生存率や社会復帰に大きな差がある。

ということである。

もし、そういった現場に居合わせた場合

敏速な行動が重要である。

今は登山教室中のAED携帯を準備した方が良いと思う。




















4月24日(水)


シーズンはじめの儀式



今シーズンもよろしくという気持ちで
ぼくのタホーたちをメンテナンス。

冬の間、だいぶ乾燥していたので
WAXを少し塗って布で磨く作業。

今シーズンもよろしくね!

という気持ちでしっかり磨いた。













4月23日(火)


ソール交換の登山靴発送



ソール交換でお預かりした登山靴が20足ほど戻ってきた。

以前、違うソールが付けられて
戻ってきていることに気が付かず
そのままお客様にお送りしたことがある。

それ以降、すべての修理上がり品の状態を
目視確認してから発送している。

やはり、新品のソールは気持ちがいい。

動画は、エマージェンシーセットのご紹介です。
よかったらご覧いただきご参考になれば幸いです。














4月22日(月)


ロープのセンターマーキング



朝から雨のいち日

レスキューと登山教室用のロープを入れ替えするため
8本のロープのセンターにロープ専用のマーカーで
印を付ける作業をした。

狭い店内で50mのロープを伸ばしてキンクを
解く作業は、なかなか大変。

1本オレンジのロープは100mで50mに太い印
25mに細めの印を入れた。

真っ黒のロープ以外はすべてセンターのマークを
付けてロープバッグに収納。

新しいロープは気持ちがいい。




















4月21日(日)




ずいぶん前にお店でいちど開いてそのまま
倉庫に眠っていたモンベルのステラリッジ1型 旧モデル。


パラグライダー楽しいよCHのカワナミさんがX-ALPSに向けて
キャンプ体験をされるということでこのテントのことを思い出した。

今日、倉庫から持ってきて店内で張って状態を確認する
とくに劣化もなくまだまだ気持ちよく使えそうだ。

練習にはいいかなと思い提供させていただくことにした。

張り綱とペグが見当たらなかったので
3mmの張り綱をセットさせていただき
ペグも20本つけてお送りした。

あとは、テント初めてということらしいので
とりあえず、取り扱い方法と注意事項を
iPhoneで撮影して過去のテントの動画をくっつけて
公開した。

カワナミさんの目標に届け~。








《 本日のフィッティング 》

山形県から女性のAさんがご予約にてご来店。
TAHOE PRO2 レディスをご購入



4月20日(土)


富士見パノラマスタートアップセミナー



富士見パノラマパラグライダースクールで開催の
シーズンはじめのスタートアップセミナーに参加

講習性の方向けに木に引っかかった時の脱出訓練と
レスキューパラシュートの開傘練習を実施された。

ぼくは、講習を少しお手伝いして、木登り練習と
ギアチェック。

今日は、セルフビレー用に昔使っていたメトリウスの
イージーデイジーを持ってきて使ってみた。

やはり使いやすい。















4月19日(金)


スマホの電源と飛行機モード



中央アルプスでほぼ同時に3名の方が遭難して
行方不明になった。

おふたりは、ココヘリを携帯しているため
捜索開始から翌日にはだいたいの位置が特定された。

しかし、ピンポイントでの位置を特定して
発見に至るまでは2週間以上かかった。

天候や現場の状況で地上班がピンポイントを
絞るのに時間がかかってしまうことがある。

もっと早く位置を特定するためには、携帯電話の
電波で位置共有をしていただくことも重要。

スマホのアプリで、位置共有を常にONにするには
スマホのバッテリーに余裕がないと無理なので

モバイルバッテリーに余裕をもって登山していただくことを
おすすめします。

という動画を公開。












4月18日(木)


体力トレーニング



生坂スカイスポーツ公園でトレーニング。

パラグライダーで飛んで200m下のランディングに降り
グライダーを背負ってテイクオフまで歩いて登ること2回。

登りは、少し負荷をかけて25分以内を目指す。

ほどよく心拍トレーニングになり、太ももはピクピクしている。














4月17日(水)


パソコンを新調



いまのぼくの仕事の大半は、情報配信なので
パソコンやスマホが重要な設備である。

今使っているパソコンは、お店では2020年製の
DELLのXPSノートパソコン2台

自宅では19年製のXPSのディスクトップパソコン
の3台で仕事をしている。

動画の編集は主にディスクトップのパソコンを使う
ことが多いけど、最近動画編集がカクついて作業が
しにくくなっていた。

3月にオーダーしたXPSディスクトップパソコンが
ようやく届いたためさっそく初期設定をする。

主なデータはクラウドや外付けHDDに保存しているため
移行が簡単。

4Kの10分の動画を19年製では書き出しに
1時間かかっていたのが、24年製では5分で
書き出せるようになった。

4K動画の編集も動きがスムーズ。

これでかなり作業効率があがるかな。






4月16日(火)


安全なテイクオフのために・・・



3月の初旬に宇都宮で開催された
イベントで扇澤さんがセミナーを担当される
ということで、撮影班として参加させていただいた。

扇澤さんは、ぼくがパラグライダーを始めたころの
パラグライダー競技会のトップ選手で、憧れの選手だった。

今でもパラグライダーの技術や知識や経験は日本一。

何とか、そのノウハウを映像で残したいと思い
扇澤さんに話して、撮影の承諾をいただき、今まで5~6本の
YOUTUBE用の動画を撮影と編集をさせていただいた。

その動画は、扇澤さんが所属するアエロタクトの
公式チャンネルで公開され、日本中のフライヤーの
指南書になっていると思う。

3月~4月は長期セミナー参加や遭難事故対応など
落ち着いて編集作業ができていなかった。

少し落ち着いたのもあり、ようやく火が付き
1週間ほど前から編集作業をはじめようやく公開された。

ドローンの映像は、寒風山の小野寺さんからデータを
いただき、この動画に盛り込ませていただいた。

小野寺さんもぼくが講習性のころからのトップ選手で
なんだか憧れの選手に囲まれ幸せだ。












4月15日(月)


2月3月の冬山での山岳遭難事故



2月と3月に中央アルプスや戸隠の西岳P1尾根で発生した
連続山岳遭難事故は、全員滑落事故で一時5名の方が行方不明となった。

発見収容まで早くて2週間後、いまだ発見されていない方もいる。

冬山では、ココヘリを携帯していも天候や状況により
山岳救助隊が現場に近づけないケースも多く、雪がかぶると
さらに捜索は難航する。

6月以降春の雪解けで捜索できればいいが、深く雪に埋もれている場合は
9月10月まで待つというケースもある。

10月にはまた雪が降り始める季節に入るために、そのタイミングを
逃すと、また来年まで捜索できないことになってしまう。

雪山とはそういう場所なのだ。












4月14日(日)


メールでの登山靴サイズのお問い合わせ



お問い合わせフォームから登山靴のサイズについての
お問い合わせを別の方から2件届いた。

おひとり目は、現在シリオの28.0を履いているが
アルパインエキスパート2だとUK10.5でよいか?

というお問い合わせ。

もうおふたり目は、TAHOEを購入したいけどインターネットで
どのサイズを選べばいいのか?

というお問い合わせ。

おひとり目は、足のサイズを計測しないと何とも言えないけど
シリオの28.0で丁度良ければ、実寸が27.5以下だと思われる。

27.5cmだとすると幅広の場合はUK10.0
4E以下ならばUK9.5でいいと思う。

おふたりの方には、できればご来店してほしい旨と
ご来店できなければ、下記の動画を参考に足のサイズを
計測してほしい旨のご返信をした。












4月13日(土)


登山靴のオンラインフィッティング



コロナの時に編み出した登山靴のオンラインフィッティング

Iさんには、足のサイズを計測していただき、今まで履いていた
TAHOE1のUK9.0で感想としては少し緩いということなので
提案させていただいたTAHOE2のサイズはUK8.5or9.0

数日前にその両方のサイズを試し履きサービス(2足お送りする)にて
ご注文いただき、お送りした。

そのIさんから、試し履きしてみて、UK8.5で丁度いいという。

オンラインフィッティングは、ぼくとの顔を合わせない電話やメールの
微妙なやり取りの中で、お客様とどう意思の疎通ができるかがポイントである。









ずぼらセット


弊店で、LOWAのTAHOEをフィッティングして
購入されるお客様の中には、ほんと稀に

「めんどうな手入れをしたくない!」

という方がいらっしゃる。

ぼく「じゃあ、何もしなくていいですよ。
靴底が減ったらまた靴を買い変えに来てください」


と親切に説明する。

すると、それもめんどうなようで

「簡単な手入れだけ教えてください」

と頼まれた。

弊店では、そんなご婦人のために
「ずぼらセット」という商品をご用意している。

マニュアルの冊子もどうせ見もしないだろうから

ずぼらセットの方には、ぼくの手書きの4コマ漫画





4月12日(金)




インソールに足をのせて
かかとを合わせて
このくらいが、ベストフィット













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